人は喜び集まる。
仲良きところに
福運は広がる。
団結は無敵の力だ!
弥三郎殿御返事 P1450
『心あらん人人は我等が為にと思食すべし、若し恩を知り心有る人人は二当らん杖には一は替わるべき事ぞかし、さこそ無からめ還って怨をなしなんどせらるる事は心得ず候』
◇希望の明日へ
難に耐え、乗り越えて御本尊への信心を貫いていくなかに、成仏への道がどこまでも開かれていく。大宇宙を自在に遊戯しゆく「常楽我浄」の”我”を築くことができ、そこにのみ真実の”安楽”の境涯が確立される。ゆえに大聖人は、「難来るを以て安楽と意得可きなり」(P750)と仰せである。
☆質問005 クラブが忙しく、勉強に手がつきません
勉強とクラブを必ず両立すると決意を
「忙しいからできない」ではなく、「忙しいから集中する」
クラブでもいい、勉強でもいい、ボランティアでもいい、何かに「燃える」ことは、いいことだ。
「自分は、これを、やるんだ!」と、自分で決めて、それを、やり通してみることです。そうすれば、「自分は、やりきったんだ」という自信ができる。
一つのことに中途半端な人は、ほかのことにも中途半端になることが多い。
反対に、クラブをちゃんとできる人は、ほかのことも──勉強も、がんばれないわけがないと思う。
クラブでは、いろいろなことを学べる。
苦手なことにも挑戦する勇気。失敗しても、あきらめない粘り強さ。目標をめさして進んでいく持続力。かけがえのない友情を築くこともできる。体も鍛えられる。全部、あなたの『一生の財産」です。
クラブは、心と人格を鍛える「人間形成」の場であると思う。
勉強とクラブの両立で悩むことが多いと思う。
ある時は勉強にかたよったり、ある時はクラブにかたよったりする。
たとえば、自転車に乗る時も、初めは右側に転んだり、左側に倒れそうになったでしょう。でも、ハンドルさえ手放さないで、あきらめずに努力していけば、やがて、どちらにも倒れな
いで、バランスよく、前へ進めるようになった。
勉強とクラブも同じだ。
「必ず両立しよう!」と、まず決めることだ。
「それぞれの自分の目標を達成しよう!」と決意することだ。
そうすれば、「限られた時間に、どう、やりきろうか」と知恵がわく。「時間がないからこそ」集中してがんばることもできる。上手に気分転換したり、「今は、どっちに力を入れるべき時なのか」、自分で調整できるようになる。
「これがあるから、自分はできない」と言いわけしたって、だれもほめてくれない。なんの得もない。
「忙しいから、できない」のではなく、「忙しいから、集中してやる」と決めることだ。勉強をやるべき時は、パッと心を切り替えて、挑戦するのです。
また、クラブを引退したら、人の2倍、3倍、勉強しなさい。「クラブで強くなった」自分を証明してみせなさい。
クラブも勉強も、両方をやりきった人は、苦しんだ分だけ、深い、広い、味のある青春になっていく。そして、後輩にも、「やればできるんだ」という希望を贈っていけるはずです。
私も、いつも「1日を1週間分、10日分に使おう」という決心で生きてきた。
何だって、「とても無理だ」と、あきらめたら、その瞬間に「試合終了(ゲーム・オーバー)」です。苦しくとも、やりきった人は、思いもよらない「力」が出る。そして、後から振り返って、そのときがいちばん懐かしく、すばらしい思い出に変わるのです。
(『希望対話』から)
☆随筆 我らの勝利の大道No.56 三世の生命の旅路
戸田先生は昭和二十年の十一月十八日、殉教の師・牧口常三郎先生の一周忌法要を行われた。
これが、創価学会として最初の法要であった。
そして翌年、牧口先生の三回忌法要の席上、戸田先生は、誇り高く三世永遠の師弟の絆を語られた。
「あなたの慈悲の広大無辺は、私を牢獄まで連れていってくださいました。
そのおかげで、『在在諸仏土・常与師倶生』と、妙法蓮華経の一句を身をもって読み、その功徳で、地涌の菩薩の本事を知り、法華経の意味をかすかながらも身読することができました。なんたるしあわせでございましょうか」
この先師の祥月命日は、不思議にも、創価学会創立の日でもある。ゆえに私どもは毎月十八日に先師の追善を行うと同時に、「創立」の精神を確認し、年々歳々、広宣流布へ師弟の新たな出陣としてきたのだ。
この夏の最高協議会で、共々に心肝に染めた御聖訓がある。それは、三十五年前の「中部の日」(七月二十七日)に拝した「生死一大事血脈抄」の一節である。
『総じて日蓮が弟子檀那等・自他彼此の心なく水魚の思を成して異体同心にして南無妙法蓮華経と唱え奉る処を生死一大事の血脈とは云うなり、然も今日蓮が弘通する処の所詮是なり、若し然らば広宣流布の大願も叶うべき者か』(P1337)
この人間の世界にあって最も美しく、最も尊い絆が、師弟不二・異体同心で進む我らの広宣流布の陣列である。生死一大事の血脈は、ここにこそ流れ通うのだ。
さあ、団結だ!
励まし合いながら、前進だ!
自他共に常楽我浄の旅路を、大いなる勝利の翼で翔けゆこう!
にぎやかに
また にぎやかに
幸せに
生死の城は
三世に楽しき