2011年8月16日火曜日

2011.08.16 わが友に贈る

挑戦、努力の人には
だれ人もかなわない。
根本は題目だ!
絶対勝つと決めて
万全の準備を!

報恩抄 P329
日蓮が慈悲曠大ならば南無妙法蓮華経は万年の外未来までもながるべし

◇希望の明日へ
第六天の魔王とは、人の心を操り、自分の思い通りに支配しようとする魔性の働きである。いっさいの衆生は、この魔王の働きに左右されて、絶え間ない苦悩の境涯をさまようことになる。その悪しき流転をとどめる道は何か。それは、末法の真実の法華経、すなわち御本尊への強き信心しかない。御本尊を持ち、広布に邁進する学会員は、すべてが尊い仏子である。仏の子を、三世十方の仏・菩薩、諸天善神が守らないはずがない。その諸仏の威光を恐れて、魔王すら仏子を敬い供養するのである。

▽お盆で賑わう学会の墓園。広布の同志の唱題は最高の追善。生死不二の楽土
▽「相構えて父母の恩を報ずべし」。自らが広布の人材に。これ最大の孝行

☆我らの勝利の大道No.54 青年学会の希望の黎明
戦後の復興期、戸田城聖先生のもと、私は少年誌の若き編集長として、懸命に奔走していた。
「子どもたちの心に夢と希望を!」との私の熱願に応えて、日本を代表する大作家や画家の方々が執筆を快諾し、入魂の連載をしてくださった。
後に大長編『徳川家康』で一世を風師した山岡荘八先生、"昭和の大詩人"と謳われた西條八十先生などとともに、「銭形平次」の人気作家・野村胡堂先生も、その一人である。
武蔵野にある野村先生のご自宅にお邪魔した折、少年時代の思い出を伺ったことも忘れ難い。
野村先生は、岩手県で生まれ育った。子どもの頃、火災で家が全焼し、それはそれは大変だったそうだ。
この家屋の再建のため、親身に応援してくれたのが、近隣や村の人びとであった。助け合いのありがたさである。
その現場に来ていた畳屋の職人は、野村少年のことを気にかけ、作業の合間に、東北に伝わる昔話を、生き生きと面白く語り聞かせてくれた。
それが、少年の心の深い滋養となり、後に大作家として、不屈の庶民の英雄を自在に描き出す源泉になったのだ。
今、東北の被災地で、わが健気な未来部の友は、進んで復興の手伝いに汗を流しながら、創価家族の息吹の中で、たくましく成長してくれている。
座談会で、信心の先輩方が語る体験談も、若き命に尊く染み通っているに違いない。広布の総仕上げを担い立つ逸材が、二陣、三陣と躍り出る未来を、私は深く確信してやまない。
「人間は非常の際は非常の力が出るものだ、命がけとなると、世界の全人類も動かせるものだ」とは、野村先生の一文であった。
青春の生命は、運命の試練さえも偉大な飛躍のバネにできる。それを支え、勇気づけていく地域社会の「教育力」が今ほど求められている時はあるまい。
難問が山積する時代にあって、人を励まし、人を育てる創価のスクラムこそ、希望の指標なのである。

人材の
 城を築けと
  青葉城
 恩師の叫びは
  燃え立ちそびえむ