2011年8月29日月曜日

2011.08.29 わが友に贈る

朝の請願の祈りが
一日の勝利を決める。
白馬が駆けるような
朗々たる勤行・唱題で
爽やかに出発しよう!

日女御前御返事 P1247
何に況や父母国王に百千万億倍まされる世間の師をや、何に況や出世間の師をや、何に況や法華経の御師をや

◇今週のことば
「心の財 第一なり」
広布に走る功徳は
無量無辺である。
朗らかに忍耐強く
「心の財」を積みゆけ!
2011年08月29日

◇希望の明日へ
何事にも先駆的な戦いは非難を浴びるものだ。しかし、そのなかでこそ偉大なる価値が証明されていくのである。学会員は、広宣流布という未聞にして最高の正義と価値を日々に証明しておられる、この世でもっとも尊い方々である。それゆえに少々の苦難や試練に負け、愚痴をこぼしたり、批判して退転するような愚かな人になっては断じてならない。

☆質問004 私は、本を読むおもしろさが、わかりません
「読む楽しさ」を知るのは人生の宝物
テレビとマンガだけでは「想像力」が衰えてしまう

「本を読む楽しさ」を知らないということは、人生の巨大な損失です。こんな不幸なことはない。
いっぱいの宝物に囲まれながら、その価値を知らないために、貧しい暮らしをしている人のようだ。

自分の経験だけだと「1人分の人生」だが、本を読むことで、無数の人の経験や知識や、ドラマを学ぶことができる。
一生の「心の友だち」もできる。もう死んでしまった大偉人や大文豪と「会話」もできる。
「本の発明」は、人類の歴史の中で、最大の発明の一つです。
この発明品の「使い方」「楽しみ方」を覚えたら、もう人生は、最大の武器を手に入れたようなものだ。
本は知識をくれる。
本は感動をくれる。
本は勇気をくれる。
本は思いやりをくれる。

本を読む習慣さえ身につけておけば、その人の道に「希望」が消えることはないのです。

テレビやマンガは、はじめから映像や絵がある。だから、みんなが自分で努力しなくても、そのままイメージができる。
だけど、本は活字だけ。もう見てるだけで眠くなったり、息苦しくなっちゃうという人もいる。
でも、少し慣れてくれば、活字の一つ一つが、生きもののように、姿を変える。黒いだけの文字が、緑の樹々になり、赤や黄の花壇になり、純白の雪の結晶になり、青い海にもなる。
音だって聞こえてくる。生まれたばかりの赤ちゃんの感動的な産声も、悪と戦う勇者の叫び声も、ベートーヴェンの名曲の調べも。
それが本です。「想像力」の力です。「活字を読む」ことによって、「想像力」が、どんどん鍛えられていくのです。

人間が人間らしく生きるために、何か大切か。私は、「想像力が絶対に大切だ」と思う。
コンピューターだって、「こんなものがほしい!」と思った人の頭と心の中から生まれたのです。
想像力こそが、人間を進歩させてきた。想像力は、創造力です。

別に、机に向かって読むだけが「読書」じゃない。ちょっとした時間に読んだものが、案外、心に残っているものです。
だから、まず「いつも本をもち歩く」ことでしょう。ポケットやカバンに入れるとか、肌身離さない。読まなくてもいいから、とにかくもっている。

夏休みには、「わが家の朝の10分間読書」をやってもいいかもしれないね。お母さんもいっしょに。
ともかく、みなさんは若い。頭と心の柔らかな今こそ、思うぞんぶんに、本を読んでもらいたい。
本の世界は「第2の宇宙」です。その広大な世界を、自由自在に旅行できる人になってください!
(『希望対話』から)

☆随筆 我らの勝利の大道No.56 三世の生命の旅路
愛する人を失う悲しみと向き合うことは、真の哲学の探求者となり、より深く、より強く、偉大な人生を歩むことだ。
本年は、中国の人民の父・周恩来総理が逝去されて三十五年である。総理亡き後、その遺志を受け継いで戦い抜かれた郵穎超夫人は語っておられた。
「生きている者は耐え忍び、さらに強靭に生きていかなくてはなりません。
私たちの革命精神は衰退してはいけないのです」

"亡き人の分まで"と勇気をもって立ち上がる時、人間は最も強靭になる。
"アメリカ赤十字の母"と敬愛されるクララ・バートンは、戦傷者や災害被災者など、苦しむ人びとのために献身の生涯を送った。九十歳で亡くなる直前、彼女はベッドから体を起こそうとしながら叫んだ。
「さあ、出発です!」
人生は生涯、闘争である。
荘厳な夕日が明日の快晴を告げるように、崇高な使命に生き抜いた同志の死は、臨終正念の勝利の総仕上げであり、次の新たな使命への旅立ちであることを、私たちは知っている。
だから悲しみの根底にも強さがある。
「御義口伝」には、『生死を見て厭離(えんり)するを迷と云い』『本有の生死と知見するを悟と云い』(P754)と仰せである。
私たちは、生死不二の成仏の根本法を持っている。
生も歓喜、死も歓喜』である。ゆえに病気であれ、災害であれ、広宣流布に戦った人が、「心の財」を崩されるわけがない。
『心を壊(やぶ)る能わず』(P65)である。