良書との出あいが
精神を高めゆく!
古今の名著に挑む
大成長の夏を!
さじき女房御返事 P1231
『この功徳は父母祖父母乃至無辺の衆生にもをよぼしてん、ましてわがいとをしとをもふをとこは申すに及ばずと、おぼしめすべし、おぼしめすべし』
◇希望の明日へ
信心は、魔との戦いである。信心が弱まれば必ず、魔は勢いを増す。ひいては信心を破られてしまう。外から襲いくる魔と戦うことは、そのまま自身の内なる魔との戦いなのである。それなくして広布の前進も、自身の一生成仏もない。魔との戦いを失った信心は、結局、観念論に陥ってしまうし、御聖訓通りの仏道修行とはいえない。妙法の世界にあって、誉れの人、偉大な人とはだれか。それは信心強き人である。勇猛の心で魔と戦う人である。成仏は立場や格好で決まるものではない。信心が強いか弱いか、広宣流布への一念が深いか浅いかで決まる。ここに仏法の厳しさ因果律がある。
☆随筆 我らの勝利の大道No.53 未来部・躍進の夏
私が深く交流を結ぶ、イタリアの名門パレルモ大学は、地中海の最大の島シチリア島にある。
一九〇八年、シチリア島は大地震に襲われた。七歳の時に、その惨禍に直面した少年がいる。しかも彼は、震災直後、壊滅的な被害を受けた都市メッシーナに、父親の仕事の関係で、同じ島内から移り住む。
大きな苦難の淵から、懸命に復興へ立ち上がるメッシーナの人びとのなかで、少年は、一生涯の友情を結び、英知を磨き抜きながら、自らの使命に目覚めていったという。
そして少年は、二十世紀イタリアを代表する世界的な詩人へ成長したのだ。
「わたしは唱う民衆の歌を」と──。
故郷の島の大震災から半世紀を経た一九五九年、ノーベル文学賞に輝いたクアジーモドである。
この人間主義の大詩人が大切に抱きしめていた言葉がある。
それは、「どんなに長い夜も必ず明ける」という劇作家シェークスピアの蓄深い一節であった。
わが未来部の友よ!
君たちこそ、一家にあっても、地域社会にあっても、世界にあっても、希望と輝く太陽である。
どんな深い暗闇に覆われても、君たちの笑顔があれば、一切は明るく変わる。
愛する君だちよ!
題目を朗々と唱えながら、わが生命の勇気と勝利の太陽を、赫々と昇らせてくれ給え!
使命ある
尊き君の
人生は
希望にあふれて
不滅なるかな