宿命転換を
祈ることが
わが身の福運だ。
深き感謝の人生を
崇峻天皇御書 P1173
『中務三郎左衛門尉は主の御ためにも仏法の御ためにも世間の心ねもよかりけり・よかりけりと鎌倉の人人の口にうたはれ給へ』
◇希望の明日へ
組織にあって、互いを向上させゆく建設的意見はもちろん大切である。しかし、いたずらに感情に流され相手を傷つけるような言動は、厳に慎まなければならない。それは団結を乱すばかりか、魔の跳梁を許し、和合僧を破壊することに通ずるからである。
☆御書と師弟 妙の三義
★誠意、誠意、誠意で
祈って祈って祈り抜く。走って走って走り抜く。誠意、誠意、誠意を尽くしていく。新しい人材を育て伸ばしながら、新しい広宣流布の拡大を、私と一緒に開こうではありませんか。
もちろん、長い人生ですから、決して順風満帆な時だけではない。会社の倒産や突然のリストラ、農漁業では凶作や不漁の時もある。さらに病気や災害、不慮の事故など、「もう駄目だ!」と思うような絶体絶命の苦境に直面することもあるかもしれません。
しかし、妙法は「蘇生」の力です。『苦をば苦とさとり』と仰せのごとく、一切を御本尊に訴え、師子吼の題目を唱え抜いていくならば、わが生命の仏の力用が発動し、断じて勝ち越えていける。それだけの広大無辺の力が妙法には具わっている。宇宙をも包みこむ大境涯を開き、無数の諸天善神を動かせるのです。
仏法には無駄がない。仏眼・法眼で見れば、信心の途上でぶつかる苦悩や課題は全部、意味がある。祈り、戦い、負けずに進んでいけば、あとで振り返ったとき、一番良い方向に進んでいたことがわかります。
恩師は私に「大ちゃん、人生は悩まねばならぬ。悩んではじめて、信心もわかる、偉大な人になるのだ」と言われました。
最強無敵の妙法の利剣を持つ私たちは、不幸を幸福に、宿命を使命に変えることができる。
「苦しみはどんな苦しみでも、必ずわれわれに益するものである」とは、大文豪トルストイの至言です。
どんな苦難でも来い! さあ、宿命転換の時だ。大境涯を開くチャンスだ──そう腹を決めた人は、一切を幸福への原動力に変えていけるのです。
信心とは、永久に「蘇生」であり、永遠に「復活」の道だからであります。
戸田先生は青年に語られた。
「妙法を受持して、絶望の淵から美事に立ち上がって、生きがいをもって蘇生した学会員が、どれほど多くいることか。
学会は考えれば考えるほど、不思議な団体です。使命を持った教団です。この学会と縁を結んだ諸君も、誠に不思議な青年と言わなくてはならない」
どうか、信心を貫く皆様方の生命そのものが「開く」「円満・具足」「蘇生」という「妙の三義」の当体であることを、強く深く確信して、広宣流布の先頭を進み抜いてください。