2009年10月27日火曜日

2009.10.27 わが友に贈る

「陰徳」あれば
「陽報」は燦然!
広布の労苦は
三世永遠にわたる
幸福の本因だ。

法華初心成仏抄 P557
我が己心の妙法蓮華経を本尊とあがめ奉りて我が己心中の仏性・南無妙法蓮華経とよびよばれて顕れ給う処を仏とは云うなり、譬えば篭の中の鳥なけば空とぶ鳥のよばれて集まるが如し、空とぶ鳥の集まれば篭の中の鳥も出でんとするが如し口に妙法をよび奉れば我が身の仏性もよばれて必ず顕れ給ふ

◇希望の明日へ
もしも中心者に野心があったり、嫉妬や独りよがりの感情で互いに反目したり、伸が悪かったりすれば、その組織はまことに不安定なものとなり、皆が自信をもって前進できなくなる。これほど恐ろしいことはない。

☆御書と師弟 妙の三義
妙と申す事は開と云う事なり
妙とは具の義なり
 具とは円満の義なり

妙とは蘇生の義なり
 蘇生と申すはよみがへる義なり


人間の生命は、計り知れない不思議な力を持っています。
仏法は、万人に具わる偉大な仏の力用を引き出す大法です。

私は広宣流布の闘士として、誰もが持つ生命それ自体の偉大な力を触発し、地球上に幸福と平和の花を咲かせゆくことを願って、行動してきました。
35年前の1974年(昭和49年)9月、私が初めてロシア(旧ソ連)を訪問したとき、「宗教否定の国になぜ行くのか」と問われました。私は、「そこには同じ人間がいるからです」と即答しました。
同じ人間として、わかり合えないはずはない。友情を結べないはずがない。
これが、仏法の人間主義に生き抜く私の信念であり、結論です。平和への道も、人類の発展も、一切は人間に始まり人間に帰着するからです。

「妙の三義」は、大聖人が「法華経題目抄」で示された甚深の法門に基づきます。
万人を成仏に導く法華経の題目──南無妙法蓮華経の「妙」の字に込められた功力を、①開く義②具足・円満の義③蘇生の義、という意義に集約なされたものです。

第一に、大聖人は『妙と申す事は開と云う事なり』(P943)と仰せである。
「開く」義とは、法華経こそが諸経の蔵を開く鍵である──すなわち、仏教の大目的である一切衆生の成仏の道を開く唯一の経典であると明かしています。
妙法には、九界の現実の人間生命に秘められた仏界という胸中の宝蔵を開き、万人の生命に伸び伸びと躍動させていく力があるのです。

第二に、『妙とは具の義なり具とは円満の義なり』(P944)であります。
「具足・円満」の義とは、法華経の題目は「根源の一法」であり、あらゆる価値、あらゆる功徳が、完全に収まっていることを明かしています。
譬えば大海の一萩の水に一切の河の水を納め』『秋冬枯れたる草木の春夏の日に値うて枝葉・華菓・出来するが如し』(P944)と仰せのように、「妙」の一字には、あらゆる法と功徳が円満に具わり、漲っている。

そして第三に、『妙とは蘇生の義なり蘇生と申すはよみがへる義なり』(P947)です。
これは、いかなる衆生をも蘇生させ、成仏させることができるという妙法の無量無辺の功力を説いたものです。
爾前の経々では、二乗などは、成仏の種を炒ってしまったようなもので、仏になれないと差別されていた。しかし妙法は、権経で「死せる者」とされていた人々の種も蘇らせ、広々と成仏の境涯へ導くことができるのです。