◇今週のことば
創価の女性の月・6月。
「能く衆生の闇を滅す」
世界一の太陽の連帯だ。
明るく賢く朗らかに
対話の陽光を友の心へ!
2021年5月31日
顕仏未来記 P507
『仏教に依つて悪道に堕する者は大地微塵よりも多く正法を行じて仏道を得る者は爪上の土よりも少きなり』
【通解】
仏教によって三悪道に堕ちる者は大地微塵よりも多く、正法を修行して成仏する者は、爪の上の土よりも少ない。
名字の言 至誠は必ず相手に通じる 2021年5月31日
「日本資本主義の父」と評される渋沢栄一氏は、約500もの会社設立に携わったという。その生涯の特徴の一つに、伊藤博文や五代友厚など、「幅広い人脈」が挙げられる▼渋沢は81歳の時、ワシントンでの会議にオブザーバーとして参加。その折、ニューヨークでの昼食会に招待された。だが、先約が入っていた。招待状の持参者は諦めかけたが、渋沢は時間を空けることを約束。彼の誠意に、招待者は胸打たれた▼人と交流する上で最も大切なことは——渋沢は強調する。「如何に無口なところ、いわゆる交際下手な人でも、至誠をもって交われば、心は必ず相手に通ぜぬということはない」(『渋沢栄一伝』ミネルヴァ書房)▼学会の前進も「誠実」を根本としてきた。脳梗塞を患ったある婦人のもとに、池田先生から懐中電灯と笛が届いた。婦人は、師が早期回復を願い、学会活動で夜道を歩く時に懐中電灯で足元を照らし、何かあれば笛で助けを呼べるように、との真心だと感じた。退院した婦人は生涯、広布一筋に駆けた▼この婦人だけではない。全国、全世界に先生の励ましで立ち上がった友がいる。無数のドラマに刻まれているのは、縁する人に誠実を尽くし抜くという人間外交の真髄である。
寸鉄 2021年5月31日
学会の励まし運動は社会の進むべき道標—博士。分断時代。心結ぶ声更に
練馬が立てば東京が動く—これが黄金の方程式。凱歌への大旋風を堂々と
「異体同心なればかちぬ」御書。我らには団結あり。連携密に皆が勇躍前進!
湿度高いと脱水に気付きにくい—医師。梅雨入りの時期。まめに水分補給
小学生の交通事故、下校時に多し。交差点の左右確認等、家庭で注意喚起
☆御書の旭光を 第30回 「転重軽受」を確信し前へ
【御文】
『今生に正法を行ずる功徳・強盛なれば未来の大苦をまねきこして少苦に値うなり』(兄弟抄、1083ページ)
【通解】
現在世に正法を行ずる功徳が大きいので、未来世に受けるはずの大苦を現在に招き起こして、少苦として受けているのである。
【池田先生が贈る指針】
御本仏・日蓮大聖人は「転重軽受(重きを転じて軽く受く)」という、究極の希望の法門を明かしてくださった。
勇気ある信心に立てばいかなる宿命も、永遠の幸福境涯を築くための試練となる。艱難に臆さず題目の師子吼で挑み抜いて、命に宿る重苦も、ぱっと消し去るのだ。
病魔と闘う宝友に、偉大な使命の凱歌あれ!
☆大学校生とナットクTALK テーマ:苦労と成長
登場人物
中村区男子部大学校団長 20歳の時に入会。情熱に燃える新進気鋭のリーダー。34歳。
山崎ニュー・リーダー 男子部大学校4期生として入校した23歳。駆け出しの営業マン。
Qこのままで十分ですが……
A苦難に負けない自分を築こう
山崎ニュー・リーダー 先週の会合で本部長の信仰体験を聞き、とても感動しました。でも、かなりの苦労を乗り越えたことは、すごいなと思う半面、僕は苦労をしてまで成長したいとは思えないんです。苦労するくらいなら、このままでも十分というか……。
中村区男子部大学校団長 山崎くんの周りには上昇志向みなぎるアツい先輩が多いからね(笑い)。苦労したくないという気持ちはよく分かるよ。僕も入会した時、「人生を勝っていけるよ!」と教えられて信心を始めたから、うまくいかなくて苦労するたびに、心の中で「聞いていたのと違う」って愚痴をこぼしていたよ(笑い)。
山崎 どんなことがあったんですか?
中村 以前の職場で仕事をようやく覚えた頃、異動してきた上司から、到底できないような大きな仕事を任されてさ。仕事量が劇的に増えて、毎日忙しくて、逃げたくなるほどプレッシャーを感じていた。何もかも嫌になった時、男子部の先輩から「受け身になってるんじゃない?」って、本質を突かれたんだ。
山崎 受け身、ですか?
中村 そう。その時、先輩が小説『新・人間革命』の一節を紹介してくれたんだ。「何事も受け身で、人に言われて動いていれば、つまらないし、勢いも出ない」「同じ動きをしているように見えても、能動か、受動かによって、心の燃焼度、充実度は、全く異なる」って。当時の僕はまさに「受け身の生き方」で、すべてが苦労に思え、苦痛に感じていた。でも、「自分で選んだことだ」と考えるようになってからは、大変な状況は変わらないけど、充実感が湧いてきたんだ。
山崎 確かに「やらされてる」と思うと、全てがつらく感じてしまう気がします。
中村 池田先生は、「小さな子どもが、大きな荷物を背負って、遠い峠を上下するのなら、これはかわいそうなかぎりです。ところが、体を鍛えた青年ならば、同じ荷物を背負っても平気です。峠の景色を悠々と楽しみながら行けるでしょう」との戸田先生の指導を通し、生命力が強くなればどんなことも楽しめるとも教えてくださっている。
山崎 苦労を楽しめるようになったら無敵ですね!
中村 もちろん、過酷な職場環境が問題なら、無理をするのは良くないと思う。その上で、生き方として苦労を避け続けていけば、いつか避けようのない壁に直面した時、乗り越えられないよね。だからこそ、大学校の活動を通して、強い自分自身を築いていこうよ!
山崎 頑張ってみます!