前進を阻む「壁」は
自身の胸中にある。
真剣な祈りを力にして
諦めや苦手意識を克服し
新たな自分史を!
如来滅後五五百歳始観心本尊抄 P246
『釈尊の因行果徳の二法は妙法蓮華経の五字に具足す我等此の五字を受持すれば自然に彼の因果の功徳を譲り与え給う』
【通解】
釈尊の因行と果徳の二法は、ことごとく妙法蓮華経の五字に具足している。われらがこの五字を受持すれば自然に彼の因果の功徳を譲り与え給うたのである。
名字の言 婦人の支えとなった娘の言葉 2021年5月23日
昔話の「桃太郎」と「かぐや姫」に生みの親は登場しない。ある婦人が、この二つの物語を幼い娘に読んだ時、「ママはいないの?」と聞かれた。困った末に「でも、優しいおじいさんとおばあさんに会えたから」と答えると、娘は言った。「あたしはママの子どもになりたくて生まれてきたの」▼婦人は夫を病で亡くし、一人で娘を育ててきた。つらく、寂しかった気持ちが、わが子の言葉で一変した。"娘と親子になれたことに感謝し、信心で、もっと幸せになる"と▼日興遺誡置文に「我等宿縁深厚なるに依って幸に此の経に遇い奉ることを得」(御書1617ページ)と。私たちが今世で信心に巡り合ったのは決して偶然ではない。まして、妙法で結ばれた親子の縁は、過去・現在・未来の三世にわたる絆だ▼池田先生は未来部の友に語っている。「親子の縁は不思議であり、深い意味がある。みんな、偉大な使命を果たさんがために、自分の親を選んで生まれてきたんだ」▼あの日の"幼い娘"は、後に幸せな結婚をした。先の婦人から先日、「初孫が生まれました」とうれしい便りが来た。「親から子 子から孫への 広布旅」とは東北女性部の合言葉。信心を生きる力にして、世代をつなぐ幸の旅路は続く。
寸鉄 2021年5月23日
一切の耳に物をきかせん—御書。対話こそ学会の魂。一本の電話も好機と
墨田の同志が師子奮迅。本陣の空に勝利の旗を!庶民の王国の本領示す時
「誰かのために」との心がやる気の向上に—研究。快活な人生は広布の道に
防災地図で災害リスクを確認—これ命守る一歩。大雨等の備えへ意識持ち
漏洩した暗証番号、最多は「123456」。依然と多い安易さ。甘く見ず
☆不二の旅 第9回 池田先生と総東京�
◇広布の本陣に師弟の凱歌を
池田先生が各方面の友に贈ったスピーチや指針を、各地での激励の写真と共に掲載する「不二の旅」。第9回は総東京�を紹介する。
・池田先生の筆による東京の歌「ああ感激の同志あり」の扁額から(一部)。本陣を舞台に広布に走る地涌の友が無事安穏の日々であるよう、大東京が永遠なる勝利の都であるよう祈り願い、先生は歌詞を紡いだ。師の万感の期待に応えゆく、創価の凱歌の歴史を! 同歌を胸に響かせながら、感激の同志は異体同心の団結で不滅の歴史を築く
・新宿の同志との記念撮影会。これが、1・15「新宿の日」の淵源となった(1972年1月15日、新宿区内で)
・品川・目黒合同の創価ルネサンス文化音楽祭。威風堂々と学会歌を指揮(1991年11月、大田池田文化会館で)
・「墨田の日」記念幹部会で、"難攻不落の「永遠の墨田」の構築を!"と呼び掛けた(1991年12月、墨田文化会館で)
・1980年3月、落成直後の江東文化会館でピアノを演奏。後に贈った長編詩で、江東の友を"無名の広布の英雄"とたたえた
・1985年3月、町田文化会館を訪問。代表幹部会で"町田の勝利が日本の夜明け"と語った
・東大和文化会館(当時)を初訪問。村山圏(同)の幹部会に出席し、同志、運営役員らと記念撮影。励ましを重ねた(1983年1月)
◇総東京の友に贈った指針
大聖人は、ここ東京の天地で、御生涯の総仕上げをされた。
大聖人の御一代の弘法は、「立正安国論に始まり、立正安国論に終わる」と言われる。
妙法を掲げ、平和と安穏の社会を築き上げていくのが、私たちの戦いである。
東京は、永遠に「広宣流布の本陣」である。
本陣として、「立正安国」の大闘争を勝ち抜かねばならない使命と宿命がある。責任があり、名誉がある。
有名な『平家物語』には、源平の決戦に臨む、若き源義経の心意気が謳われている。
「戦いはひたすらただ攻めに攻めて勝つのが心地よいものだ」(『平家物語』11、杉本圭三郎訳注、講談社)と。
戦いは、強く攻め抜くことだ。全力を集中させてこそ勝利はある。戦いの根本姿勢は、徹して攻めることである。
この義経の心意気は、学会精神にも通じる。
「攻めに攻めて痛快に勝ちまくる」——私たちも、この心で進みたい。
妙法は、自身の生命の底から、最高の勇気、最強の生命力である「仏の生命」をわき立たせる。
仏が不幸になることはない。また、仏が敗北することもない。
どんな悪世でも、どんな環境でも、どんな苦難が襲いかかっても、断固として一切を「変毒為薬」することができる。
変毒為薬を可能にする"導火線"は、「信心」であり、「師弟の薫陶」であり、「同志の励まし」である。
大聖人は、大東京の団結の鑑であった池上兄弟へ仰せである。「たとえ、どんな煩わしいことがあっても、夢だと思って、ただ法華経のことだけを考えていきなさい」(御書1088ページ、通解)
私たちも、この心で、あらゆる難を乗り越えて、広宣流布へ、まっしぐらに進みたい。
"これ以上ない"という最高の人生を、そして、「充実」と「価値」と「勝利」の、偉大にして朗らかな創価の道を、ともどもに、勇敢に進もう。
(第44回本部幹部会・東京総会<2004年12月>でのスピーチから抜粋)