突然の豪雨に伴う
河川の増水や土砂崩れ等
思わぬ被害に警戒を!
避難経路の確認をはじめ
万が一の備えを怠らず!
妙密上人御消息 P1241
『法華経の第五の巻をもって日蓮が面を数箇度打ちたりしは日蓮は何とも思はずうれしくぞ侍りし、不軽品の如く身を責め勧持品の如く身に当つて貴し貴し』
【通解】
(以前、小輔房が)法華経の第五の巻をもって日蓮の顔を数度打ったとき、日蓮は何とも思わず、うれしかったのである。不軽品に説かれているように迫害を受け、また勧持品に説かれていることが我が身に起きることは、非常に貴いことである。
名字の言 横綱が涙した文豪の色紙 2021年5月20日
大相撲の名横綱・双葉山の69連勝は、今も破られていない。その連勝街道を突っ走っていた時のこと。後援者から食事に誘われた。そこに作家の吉川英治氏がいた。双葉山は「記念に色紙を」と頼んだ▼世間は連勝に沸いていた。だが、双葉山はただ一人、孤独の中で相撲と向き合っていた。頂に立つ者しか分からない境地。それを文豪は見抜き、色紙にこう書いた。「江戸中で一人寂しき勝相撲」。横綱は大粒の涙を流し、文豪に感謝した(『おもろい人やなあ』講談社)▼がんと闘う、ある壮年を先輩が励ましに来た。壮年には、小・中学、高校生の3人の子どもがいる。先輩にもがんの闘病経験があり、やはりその時、小さな子どもがいた。先輩には壮年の不安や葛藤が痛いほど分かった▼壮年の心に寄り添いつつ、先輩は懸命に励ました。一言一言が壮年の心に響いた。闘病は今も続くが、心は決して負けない。3人の子どもも御本尊に祈り、父にエールを送る。カヌー部に所属する長女は"お父さんに喜んでもらいたい"と、来月の関東大会に向けて練習に励む▼文豪のような才気はなくても、相手を思う誠意があれば友に寄り添える。自分の心を分かってくれる人がいる時、人は前を向くことができる。
寸鉄 2021年5月20日
「友の喜び友の歎き一つなり」御書。創価家族の絆強く。充実の座談会を
新宿よ強気で挑みゆけ。本陣から拡大の攻勢を!さあ自身の最高峰へ登攀
岩手「女性の日」「青年部の日」。対話の花爛漫と。民衆が輝く理想郷を必ず
新潟幸福女性の日30周年郷土照らす希望の太陽!励ましの光彩を隅々まで
「自転車でのあおり運転」に実刑。危険行為を撲滅。運転者は「車両」の意識で
〈社説〉 2021・5・20 ネット犯罪から大切な人を守る
◇賢明な判断で安全に活用を
スマートフォンのSMS(ショートメッセージサービス)で銀行を装い、「不正利用されているため再開手続きを」などと促し、偽サイトに誘導し個人情報を盗み取る「フィッシング詐欺」が多発している。民間団体フィッシング対策協議会によると、2020年に事業者などから寄せられた被害の報告件数は約22万件で、19年の4倍に急増したという。
また、新型コロナウイルス感染拡大に伴い、消費者の巣ごもり需要を見越して、インターネット上では巧妙な手口も。有名企業の公式サイトによく似た模倣サイトで商品を注文し、代金を払ってしまった——。このようなネット通販のトラブルも急増している。クレジットカード番号や自宅の住所、電話番号などの情報を盗み取られるケースも多発しているという。販売価格が大幅に割引されていたり、問い合わせ先が記載されていないサイトは注意が必要だ。
コロナ禍という社会的状況もあり、「直接会えなくなる分、知人とSNS(会員制交流サイト)で情報共有をしたい」ということから、幅広い世代に初めてスマートフォンを持った人がいるだろう。こうしたネット犯罪から大切な人を守るために、対策を改めて確認したい。
スマートフォンを使用する際に大切なことがある。まずOS(基本ソフト)とアプリは、常に最新の状態に更新することだ。古いままで更新していないと、セキュリティーが弱くなりサイバー攻撃の被害に遭うリスクが高くなるという。また、見慣れないアドレス等から送られてきたURLはすぐにクリックせず、原則として正規のサイトから接続しよう。画面ロックは必ず掛けておくことも忘れずに。
また、無線でインターネットをつなぐWi—Fiの使い方にも注意したい。有線でつなぐ必要がなく、場所を気にせず使うことが出来る便利さがあるものの、鍵マークの付いていない「フリーWi—Fi」の使用は控えたい。パスワード入力の必要が無く、誰でもアクセスができるため、情報漏えいの危険が高いためだ。
情報を素早く手に入れることができるようになり、便利になった分、その裏に潜む危険・トラブルを忘れがちだ。賢明な判断で自身と周囲を守り、安全にネットを活用していきたい。
☆「世界を照らす太陽の仏法」に学ぶ 第3回 地涌の義
◇諸法実相抄
『日蓮一人はじめは南無妙法蓮華経と唱へしが、二人・三人・百人と次第に唱へつたふるなり、未来も又しかるべし、是あに地涌の義に非ずや』(御書1360ページ9行目〜10行目)
◇池田先生の講義から
世界中、私が訪れた地域、また同志と妙法の種を蒔いてきた地域に今、地涌の大陣列が築かれています。いずこの国、いずこの地にあっても、必ず、広布の使命に召し出されて地涌の菩薩が躍り出ます。それが「一人はじめは南無妙法蓮華経と唱へし」との大聖人の大確信なのです。
◆◇◆
大胆に、誠実に、恐れることなく、正義を語り抜くことです。この地球を我らの対話で包むことこそ、大聖人の御遺命を担う、広宣流布の闘士の崇高なる使命です。
◆◇◆
私たちが今いる場所で重ねている対話は、自他共の人間革命を力強く促し、世界を変える原動力です。人と人とを結びつけ、人間の絆を強める働きが、不信と差別とを理解と信頼へと転換させていくのです。創価の同志が世界中で、日々、繰り広げゆく対話が、平和な世界の実現へ、水底の緩やかでありながら、確実な変革への流れを起こしているのです。
◆◇◆
「太陽の対話」「希望の対話」「青年の対話」が世界を照らします。私たちの対話は、人類の未来を開く究極の力です。どこまでも、地涌の勇者として、幸福の博士として、痛快なる劇を残していこうではありませんか!
(『人間革命の宗教』から)
小松恵子 北海道女性部長
◇歓喜の対話の花を満開に
長い冬を越え、北の大地に春が訪れました。次々と萌えいずる緑のように、三代城・北海道の各地には今、人材が躍動しています。
池田先生は、今回学ぶ「世界を照らす太陽の仏法」の中で、法華経涌出品で出現する無数の地涌の菩薩が、さらに無数の眷属を率いていたことを通して、「いずこの国、いずこの地にあっても、必ず、広布の使命に召し出されて地涌の菩薩が躍り出ます」と講義されています。
日蓮大聖人が「諸法実相抄」で示され、池田先生が証明された"一人から始まる"妙法流布の方程式を命に刻んでいきたいと思います。
◇使命に立ち上がる
わが家は師匠の励ましによって、宿命転換してくることができました。脊椎カリエスに苦しみ、一家で最初に信心した父は、1年で病を克服。その歓喜のままに家族を入会に導き、あの小樽問答に参加することができました。父はそのときの様子を、「司会の池田先生はすごかった!」とよく語ってくれました。
大学を卒業後、札幌創価幼稚園の教員として働きつつ、学会活動に奮闘していた頃、東京で先生とお会いする機会がありました。「今大事なのは、自分を鍛えることだよ。戦える時に全力で戦っておきなさい」との指導に、誓いを新たにし、弘教を実らせることができました。"時"を逃さずに、できることに真剣に取り組む大切さを知りました。
2017年、北海道婦人部長(当時)の任命を受け、とにかく全力で各地を駆け回りました。"これでいいのだろうか。自分一人に何ができるのだろうか"と不安になるたびに、題目に挑戦しました。
先生は講義の中で、「体裁や格好などではなく、地涌の使命に立ち上がった一人一人の強靱な生命、これこそが仏の慈悲と勇気の証です」と教えてくださっています。私は祈る中で、心のどこかで"リーダーとして何か特別なことをしなければいけない"と思い込んでいた自分に気付きました。会合で大勢の前で話をすることだけでなく、目の前の一人に寄り添い、励まし、決意を同じくしていくことこそが大事であることを見失っていたのです。
そして、同志と語らう中で、"師匠のため、宿命転換を懸けて戦われているお一人お一人の学会員は、一人ももれなく尊い地涌の菩薩なんだ""私も、同じ地涌の菩薩として、皆さんと共に、目の前の一人のための対話に徹すればいいんだ。そこから地涌の陣列は無限に広がっていくんだ!"と、心の底から腹が決まりました。北海道の同志から教えていただいた体験です。
◇歓喜の連鎖
本年は、池田先生が、「難攻不落の三代城」との指針を北海道に贈ってくださってから30周年です。この師の期待に応えようと、北海道の皆さんは、広布拡大に走っています。
岩見沢市のある支部女性部長は、病院の看護師長としてコロナ対策の最前線に立ちながら、時間をこじ開けて学会活動にも奮闘。聖教新聞の配達も担う彼女は、早朝に起床し、広大な農村地域を車で走り、"師匠からのお手紙"を同志のもとへ届けています。
本年、"支部の皆さんが大功徳を受けられるように"と、限界を破る広布拡大を決意。苦手に感じていた友人にも勇気を振り絞って対話に挑み、LINEグループを活用して、同志に励ましを送り続けました。
その姿に今度は地区の友が立ち上がりました。ある地区幹事は自らの対話の挑戦を毎日投稿。諦めずに挑み続け、17日目、友人が聖教新聞の購読を決意してくれたとの投稿に、皆が自分のことのように喜び、LINEグループは祝福の言葉であふれました。"次は自分が"と歓喜は連鎖し、支部として、かつてない友好拡大と購読推進を達成できたのです。彼女は喜び、「こんな時だからこそ、題目根本に一人一人とつながり、励ましを送ります」と語っています。
6月からは、初めて迎える6・18「北海道女性部の日」を記念し、「花華月間」がスタートします。広宣流布の拡大は、どこまでも目の前の一人との語らいから始まる——この確信を胸に、三代会長有縁の天地・北海道中に、対話の花を咲かせます!
本抄は、文永10年(1273年)5月、流罪地・佐渡で著され、最蓮房に与えられたお手紙とされる。「諸法実相」についての質問に対し、仏法の甚深の義を説かれている。また、門下一同に対し、大聖人と同意ならば地涌の菩薩であるとされ、一人から一人へと妙法を弘める広宣流布の根本原理を示されるとともに、広布は必ず達成できるとの確信を述べられる。最後に、信心強盛に行学の二道に励んでいくよう勧められている。