2021年5月17日月曜日

2021.05.17 わが友に贈る

◇今週のことば
さあ、躍動の座談会だ。
「志有らん人人は
互に之を語れ」
苦楽を分かち合い
共に勝ち進む大力を!
2021年5月17日

常楽我浄御書 P1301
『仏は一人なり外道は多勢なりしかども外道はありのごとし仏は竜のごとく師子王のごとくましませしかばこそせめかたせ給いぬ』

【通解】
仏は一人であり、外道は多勢であったけれども、外道は蟻のようなものであり、仏は竜のようで、また師子王のようであられたので、責め勝たれたのである。

名字の言 沖縄の瓦が赤いのはなぜ? 2021年5月17日
首里城のように沖縄の瓦が赤いのは、素材の「クチャ」に秘密がある。「クチャ」は沖縄特有の泥岩。元は灰色だが乾燥させて焼くと鮮やかな赤に変わる。含まれる鉄分が熱で変化するからだ▼赤瓦は美しいだけではない。夏の暑い日には熱を逃がして室内を涼しくし、耐久性も高く台風に強い。素材本来の特性で、沖縄の人々の暮らしを支えてきた▼2年前の首里城の火災に胸を痛め、復興に携わりたいと、赤瓦職人を目指す女子部員がいる。灼熱の作業場や力仕事にも、体力をつけ、慣れてきた。だが、寡黙な職人の世界で、自分は必要とされているのか悩む時期があった▼そんな中、2度の手術で病を乗り越えた女子部員の体験を聞いた。苦難を使命に変え、励ましを送る姿に感動した彼女は、祈りを根本に職場での声掛けと聞く努力を重ねた。誠実な振る舞いは信頼を生んだ。自身の錬磨に加え、新しい人のサポートも担った。葛藤と挑戦は続くが、職人の道への志は揺るがない▼御聖訓に「煩悩の淤泥の中に真如の仏あり」(御書740ページ)と。仏とは苦難という炎で、鉄を真っ赤に熱するような精神の戦いを続ける人のことだ。たゆみなき前進から、本来備わる無限の可能性が色鮮やかに輝きだす。

寸鉄 2021年5月17日
「人を救い、世を救ってこそ宗教だ」牧口先生。立正安国の大道を胸張り
常勝不敗の荒川が決起。感激の同志と共に進め!東京凱歌の新たな一頁を
できないと言う人からは何一つ生まれぬ—夫人。今できる挑戦を粘り強く
世界高血圧デー。塩分の過剰摂取が最大の因と。「食は命」とバランス考え
良い人間関係のある人は幸福で健康—調査。支え励まし合う学会の絆は宝

☆四季の励まし 母の笑顔よ咲き薫れ 2021年5月9日
◇池田先生の言葉
母の愛は、
あまりにも深い。
その母を苦しめ、
悲しませ、
子どもの未来を
奪い去っていく、
戦争をはじめ、
あらゆる暴力に、
私たちは断じて反対する。
世界の平和、
人類の幸福といっても、
母を大切にし、
心から感謝するところから
始まる。

賢き母!
いかなる子どもをも、
泣きながら
慈愛で包みゆく、
仏のごとき母の境涯よ!
この尊極なる母を、
誰もが最敬礼して、
最大に敬い、
報いていくべきである。

最も深い悲しみから
立ち上がった人は、
最も深い哲学を学んだ、
最も深い慈悲の人だ。
最も大きな苦しみを
乗り越えた人は、
最も大きな境涯を開き、
最も大きな幸福を
広げゆく人だ。
この人間革命の体験を
友に語り、分かち合う、
母たちの行動が
幸福と平和と勝利の道を
創り開くのである。

母の祈りは無敵だ。
母の慈愛は海より深い。
母の笑顔は、
いかなる闇も
照らし晴らす太陽だ。

これからも、
創価の母たちの
「誠実」と「根性」と
「賢さ」と「忍耐強さ」が
ある限り、
いよいよ広宣流布の勝利の
大輪が咲き薫っていくに
違いない。

さあ「今日も元気で」!
いよいよ朗らかに、
いよいよ生き生きと、
いよいよ若々しく、
全世界の
福智の女性と手を携え、
人類の幸福の未来のために
「平和の文化」の大光を、
さらに赫々と放ちゆこう!

【写真説明】赤に紫、ピンクのカーネーション。バラやコチョウランなども彩りを添えている。2007年(平成19年)4月、池田大作先生が都内でシャッターを切った。
♪母よ あなたは なんと不思議な 豊富な力を もっているのか——先生が作詞した「母」の歌は本年、誕生から45周年を迎える。家事や育児、仕事にと、目まぐるしい毎日を送りながら、家族のため、地域のため、世界の平和のために駆ける使命の母たち。その尊き献身ありて、人間主義のスクラムは192カ国・地域に広がった。
きょう9日は「母の日」。生命を守り育む全ての母に感謝の花束をささげたい。

☆御書カフェ 華陽姉妹の語らい 殿の御事をば・ひまなく法華経・釈迦仏・日天に申すなり其の故は法華経の命を継ぐ人なればと思うなり 2021年5月9日
◇御文
『殿の御事をば・ひまなく法華経・釈迦仏・日天に申すなり其の故は法華経の命を継ぐ人なればと思うなり』(四条金吾殿御返事、1169ページ)

◇通解
(四条金吾のことを)絶えず法華経・釈迦仏・日天に祈っている。なぜなら、あなたこそ法華経の命を継ぐ人だと思うからである。

◇教えて
「人材育成」で大事なことは何ですか?

◇池田先生の指導
後輩を自分以上の人材に、そして二陣三陣と続く後継の友の道を、広々と開いてみせる——この深き祈りと励ましが人材を育むのである。
そのためには、まず、先輩やリーダーが自ら労苦の汗を流すことだ。人びとに尽くし、勇気と希望を広げる人材の手本を自分が示す以外にない。生まれ変わった決意で、自身の人間革命に挑戦しゆくのだ。(2019・12・2付、「随筆『人間革命』光あれ」)
◇ ◆ ◇
日蓮大聖人は、門下の悩みを「我身一身」のこととされ、試練に打ち勝つ励ましを贈ってくださった。"ここまでやってくださるのか"と、こまやかに具体的に手を打たれた。(中略)
どうか先輩は、後輩が「よし、やろう!」と立ち上がるまで、面倒をみていただきたい。(2014・3・19付、「創価新報」掲載の「勝利の人間学」)