2020年10月27日火曜日

2020.10.27 わが友に贈る

仏法を実践する人に
越えられない壁はない。
「さあこれからだ」と
日々の目標を明確に
勇気凜々と挑戦を!

顕謗法抄 P447
『若し仏此の地獄の苦を具に説かせ給はば人聴いて血をはいて死すべき故にくわしく仏説き給はずとみへたり』

【通解】
もし仏がこの地獄の苦しみをつぶさに説かれたならば、人はこれを聞いて血をはいて死ぬだろうから、仏はくわしく説かれなかったと思われる。

名字の言 きょうから読書週間。読みたい本を探し出す方法 2020年10月27日
ある著者の本を読んで面白いと思い、その人の著作を次々に読み進める。一橋大学名誉教授の野口悠紀雄氏は、これを「読書の連鎖過程」と呼ぶ。「読みたい本を探し出す方法として有効」であると▼実際、氏は『ジョゼフ・フーシェ』でツヴァイクの魅力に引き込まれ、『人類の星の時間』『マゼラン』『マリー・アントワネット』を一気に読み進めたという▼氏は「望めば古典を読んだり聞いたりすることが、簡単にできます」とも。かつて印刷の費用は高く、庶民が本を手にすることは難しかった。だが現代は、書店や図書館に足を運べば、たくさんの本が出迎えてくれる。インターネットを使えば、家にいながら本が買えるし、電子書籍で読むこともできる。「これは、考えてみれば素晴らしいことです」(『だから古典は面白い』幻冬舎新書)▼ドイツの哲学者ショーペンハウアーは「さまざまな本から知恵をくみとった人は、旅行案内書をいく冊も読んで、ある土地に精通した人のようなもの」(斎藤忍随訳)とつづった。本を開けば、世界中に出掛けられる。時代を超えて偉人と語り合うこともできる▼コロナ禍にあって、読書は最も手軽な移動手段ともいえよう。時間を工夫し、"良書に触れる秋"としたい。きょうから「読書週間」。(銘)

寸鉄 2020年10月27日
「心みに法華経の信心を立てて御らむあるべし」御書。題目で試練に挑め
滋賀青年部の日。君達が次の十年の主役!常勝の闘魂燃やし拡大の先駆を
目的は手段を生む—牧口先生。広布への祈り定め最高の智慧と作戦で前進
文字・活字文化の日。読書は人間精神を陶冶。暇を見つけまず一頁でも挑戦
口の衰えは全身の老化に通ず。話す事も有効と。学会活動は健康長寿の道

☆心に御書を 第82回 苦難の時こそ成長の好機
〈御文〉
法華経の行者は久遠長寿の如来なり、修行の枝をきられ・まげられん事疑なかるべし(四条金吾殿御返事、1136ページ)

〈通解〉
(松は万年の樹齢を持つゆえに、長年の風雪に鍛えられ、枝を曲げられる<見事な枝振りとなっていく>。同じように)法華経の行者は久遠長寿の如来である。修行の枝を切られ、曲げられることは疑いない。

◇池田先生が贈る指針
なぜ法華経の行者に苦難が続くのか。「久遠長寿の如来」だからだ。試練を越えてこそ、永遠に崩れぬ仏の大境涯を、いよいよ強く築ける。
荒れ狂う社会で妙法を持ち通すことは、信念の究極である。その人を仏天は歓喜し守る。
わが社会部・専門部をはじめ創価の世雄よ、不屈の祈りで、嵐に揺るがぬ大樹と聳え立て!

☆11月度の拝読御書「異体同心事」など
◇信心の団結こそ原動力 
11月度の拝読御書は「異体同心事」と「南条殿御返事(白麦御書)」の2編。「異体同心事」は執筆の年月や宛先などは定かではないが、本抄の前半では熱原に不穏な動きが出てきた、文永年間の末から建治年間にかけて、駿河の門下に対して、激励されていると推察される。

座談会では「日蓮が一類は異体同心なれば人人すくなく候へども大事を成じて・一定法華経ひろまりなんと覚へ候」(御書1463ページ)等を研さん。誓願の祈りを根本に、広宣流布という大目的に心を合わせる中で、一人一人の持てる力が遺憾なく発揮されることを確認する。

研修教材では「御心ざしは麦にはあらず金なり・金にはあらず法華経の文字なり」(同1541ページ)を拝読。広布への志を貫けば、無量の功徳に包まれていくことを学ぶ。

【座談会】「日本国の人人は多人なれども〜此の一門も又かくのごとし」(御書1463ページ5行目〜7行目)

【研修教材】「迦葉尊者の麦のはん(飯)は〜此のむぎをば仏のたね(種)とこそ御らん候らめ」(同1541ページ10行目〜14行目)