わが地域の広布前進へ
「自他彼此の心なく
水魚の思を成して」
祈りを合わせよう。
団結こそ勝利の要諦だ!
三三蔵祈雨事 P1472
『すりはむどく(須梨槃特)は三箇年に十四字を暗にせざりしかども仏に成りぬ提婆は六万蔵を暗にして無間に堕ちぬ是れ偏に末代の今の世を表するなり、敢て人の上と思し食すべからず』
【通解】
須梨槃特は、3年で14字すら暗誦できなかったけれども、仏になった。提婆達多は、六万蔵を暗唱したけれども、無間地獄に堕ちた。
このことは、ひとえに末代の今の世のことを表しているのである。決して他人のことと思ってはならない。
名字の言 「見送り」でよみがえった恩師との思い出 2020年10月13日
ある取材相手から手紙が届いた。万年筆で力強く書かれた文字が目に飛び込んできた。「すてきな見送り・見守り ありがとうございました。我が師を思い出しました」▼東京の世界聖教会館でインタビュー取材を終えた後、相手の姿が見えなくなるまでカメラマンと一緒に見送った。このわずか数分にもならない行為に対する手紙だった。「きちんと見送ってくれている姿を見た時の喜びは、とても大きいものです」▼手紙には、その方の恩師との思い出がつづられていた。半世紀ほど前、大学生の頃、恩師と地下鉄に乗った。恩師は先に降りたがホームに残った。そして、自分の息子と同じ年齢の一学生に、姿が見えなくなるまで手を振って見送ってくれた。この時、「弟子にしていただこうと、感激と共に決めました」▼心を動かすのは心。策ではない。「ただ心こそ大切なれ」(御書1192ページ)であり、「心の底から出てこなくては、人の心に届かない」(ゲーテ著『ファウスト』、池内紀訳)からだ▼『老子』に「其の師を貴ばず、其の資を愛せざれば、智と雖も大いに迷わん」とある。自分の師を尊敬し、自分を助けてくれる人に心から感謝できる人生に行き詰まりはない。生涯、「師と共に」「同志と共に」進みたい。(側)
寸鉄 2020年10月13日
御書「見参してみづから申しひらかばや」。感染防止に留意し励ましに全力
山梨の日。人材城は富士の如く堂々。清新な決意で新たな拡大の歴史開け
徳こそ本当の財産—偉人地域のために汗流す我らは「心の財」積む大長者
信頼できる友がいる人ほど幸福度も高いと。友情結ぶ学会活動は幸の直道
レジ袋有料化で環境問題を意識—7割超。この心を行動へ。そして未来へ
☆「情熱の日」記念の集いへの池田先生のメッセージ 2020年10月8日
◇地球民族の明日照らす「勇気の太陽」と輝け!
東西の学園きょうだいが「ワンチーム」となって、美しい「青春の虹」をかけゆく「情熱の日」、誠におめでとう!
「学園魂」を燃やし、感染症対策やオンラインなど、創意工夫をしながら、新たな学びと鍛えに挑戦しゆく皆さん一人一人を、私は最大に讃えます。
今日は一点、「地球民族の明日を照らす勇気の太陽と輝け!」と申し上げたい。
今、わが学園生に世界中の知性が注目し、大いなる期待を寄せております。その最初の忘れ得ぬ一人が、50年前の10月、学園に来校し講演をしてくださった「ヨーロッパ統合の父」クーデンホーフ=カレルギー伯爵です。尊き父母の志を継ぎ、あのヒトラーの迫害にも屈せず、ヨーロッパ、そして世界の平和と連帯のために奔走し抜いた大情熱の勇者です。
伯爵は私との対談で、人類の未来は現在の青年たちが学び磨く「明敏な(賢く鋭い)頭脳」によって決定づけられると強調されていました。この伯爵が"学園生は本当に凜々しい。21世紀の指導者として世界平和を達成してくれることが楽しみでならない"と語られていたのです。当時、伯爵とお会いした先輩たちを先頭に、その通りの陣列となりました。
そして今、コロナ禍という試練にも負けない「従藍而青」の皆さんこそが、いやまして強く明るい「勇気の太陽」と輝き、世界の仲間とスクラムを組んで、地球民族の明日を照らしてくれることを、私は深く確信してやまないのです。
学園生は全員が「若獅子」です。若獅子の証しとは、目の前の課題にベストを尽くす勢い、友を励ます朗らかさ、たとえ悔しい谷底からでも這い上がってくる負けじ魂です。
さあ、「次代を担う」君たちよ、私と一緒に「いざ前進!」(大拍手)。