2020年10月14日水曜日

2020.10.14 わが友に贈る

わが人生の主役は自分!
最後は必ず幸せになると
決まっている劇なのだ。
絶対勝利の信心を確信し
一日一日を名優の如く!

御義口伝巻下 P781
『此の品の時最上第一の相伝あり、釈尊八箇年の法華経を八字に留めて末代の衆生に譲り給うなり八字とは当起遠迎当如敬仏の文なり』

【通解】
この品(法華経普賢品)の時に、最上第一の相伝がある。釈尊が八年にわたって説いた法華経を八字に留めて、末代の世の人々に譲り与えられたのである。
その八字とは「当起遠迎当如敬仏」の文である。

名字の言 学会創立90周年を寿ぐように咲き誇る香峯子蘭 2020年10月14日
沖縄研修道場の"香峯子蘭"が開花し、学会創立90周年を寿ぐように咲き誇っている。2007年、シンガポール国立植物園が池田香峯子夫人の"平和への貢献"をたたえ、命名した新種の蘭。その後、海を越え、同道場でも育まれてきた▼栽培には当初から困難が伴った。気温、湿度、養分や水分の調整、害虫や病気との闘い。栽培に携わった人たちは試行錯誤を重ね、細心の注意を払いながら育ててきた。その苦労が実り、香峯子蘭は見事な花を付けている▼若き日の池田先生ご夫妻は、立ち寄った夜店で蘭を買い、自宅で大切に育てた。増えた蘭は株分けし、同志や友人のもとへ。先生はその真情を「『そのご家庭に幸福が根づくように』との願いを託した」とつづった。当時の蘭は、その真心とともに子株、孫株、ひ孫株と世代を超えて受け継がれ、幸のドラマを見守り続けている▼香峯子蘭が属する「デンドロビューム」の花言葉は「真心」「思いやり」である。苦労し、心を込めた分、花は立派に育つ。それは人も同じだ▼御書に「人は善根をなせば必ずさかう」(1562ページ)と。友を思う真心は、自他共に"幸福の花"を咲かせるための養分となる。その積み重ねによって、色とりどりの"人材の花園"は広がっていく。(礼)

寸鉄 2020年10月14日
21世紀はアフリカの世紀—会長の宣言60年。平和の師子は希望大陸に陸続
ささやかな努力も続ければ世界が変わる—博士。一人への励ましを今日も
創価とは価値創造。会合も短時間で充実の内容に—創立の月へ勢いを加速
利他的な人は過酷な環境下でも心が折れにくい—研究。共々に広布へ前進
高齢者の低栄養は認知症リスク高めると。食は命つなぐ基本。聡明に工夫

〈社説〉 2020・10・14 漫画「はなさん」が連載100回
◇苦難の中でも笑える強さを
本紙に連載中の漫画「続・花の三丁目地区 はなさん」が、10月13日付で100回を数えた。スタートは2014年の5月。「創価新報」で30年以上続いた漫画「花の三丁目地区」が終わり、男子部のリーダーだった主人公の矢島マコトが同部を卒業。続編の「はなさん」では、壮年部に移行した彼が、地区部長として広布に走る姿をコミカルに描いている。
第1話では、青木地区婦人部長から、部員宅を覚えること、威張らないことなど手ほどきを受ける矢島地区部長。部員の健康状態はもちろんペットの癖までも頭に入れている婦人部のこまやかさに舌を巻く。前任の地区部長から"相伝"された「婦人部を大事に」との言葉の意味をかみ締め、黄金柱としての戦いを始めた。
以来、後継の友の育成に汗を流し、家庭でも夫、父親として奮闘。婦人部、男女青年部、未来部の個性豊かなキャラクターと共に、悲喜こもごもの人情ドラマを演じてきた。最近では、コロナ禍で苦闘する青年部や、世界青年部総会の参加を後押しする婦人部の涙ぐましい努力を取り上げるなど、タイムリーな話題で物語が展開していく。
掲載後には「"あるある!"と笑い、時に涙しながら読んでいます」「まるで私のことが描かれているみたい」など、毎回多数の声が寄せられる。
その中のある壮年は、矢島地区部長が雨の中、男子部員と共に部員宅を訪ね、手紙を書き残すシーンを読み、学会活動から離れていた過去の自分を思い出したという。1人暮らしの壮年宅に地域の友が何度も足を運び、手紙を置いていった。その振る舞いに"こんな自分を心配してくれる人がいる"と胸がいっぱいになったという。現在は活動を再開し、訪問先の同志と会えなくても、直筆のメモを置いてくるそうだ。
作者のまっとふくしま氏は、そうした多くの読者に感謝しつつ、「はなさん」への思いをこう述べている。「学会の方々は大変な状況の中でも笑える強さを持っています。地道に生きる庶民の、そうしたかっこよさを今後も描いていきたい」
同漫画が長年愛され続けているのは、単に笑いを届けているだけでなく、友のため、地域のために尽くす全国の同志の声を代弁しているからだろう。
「信仰の大地に根を張った庶民の力は強い。我が創価学会の強みは、無名の庶民が題目を唱え、連帯し、広宣流布の大願に進んでいるところにある」と池田先生は語る。
世界の平和も地域の安穏も、勇気を奮い、目の前の一人のために行動することから始まる。その真実を、「はなさん」はこれからも伝え続けていく。

☆心に御書を 第80回 地球を包む誓願の祈り
〈御文〉
『大悪は大善の来るべき瑞相なり、一閻浮提うちみだすならば閻浮提内広令流布はよも疑い候はじ』(減劫御書、1467ページ)

〈通解〉
大悪は大善が来る前兆である。一閻浮提(全世界)が打ち乱れるなら、「閻浮提の内に広く流布せしめる」との経文通りになることは、よもや疑いあるまい。

◇池田先生が贈る指針
御本仏は、一切衆生が仏性という最極の生命を涌現する道を開いてくださった。どんな難も乗り越える信心である。その実証こそ、創価家族の「人間革命」だ。
一国も世界も、大悪を大善へ転ずるのが、一閻浮提広布である。地涌の若人の連帯は五大州に広がった。誓願の祈りで地球を包み、人類の「宿命転換」へ前進だ!

☆みんなで学ぶ創価の心 創価学会の組織って何のためにあるの? 2020年10月8日
今月11日は「未来部の日」。久しぶりに未来部の集い(オンラインを含む)を開催するという地域も少なくありません。そこで今回の「みんなで学ぶ創価の心」では、学会の組織が何のためにあるのかをあらためて学ぶため、池田先生の指針を紹介します。また、高等部員の声や「未来ジャーナル」アンケート企画の案内も掲載します。

【池田先生の指針から】世界平和の大目的に向かって
一つの大きな目標に向かって行動し、成長していくためには、それなりの組織が必要になってくるのは当然です。
創価学会は、「広宣流布」という大目標、すなわち仏法によって全人類を幸福にし、世界平和を築くという、崇高な大目的に向かって進む団体です。
その目標は、一人が頑張って達成できるものではない。社会のあらゆる立場で活躍する一人一人が団結し、組織をつくって初めて実現できるのです。

☆☆☆
創価学会は不思議な団体です。これほど清らかな、これほど裏表のない、これほど温かく、麗しい世界は、ほかには絶対にない。諸君は社会の醜さを知らないから、そのすごさがわからないかもしれない。しかし、私は断言しておきます。創価学会のような世界は、ほかにはありません。
諸君のお父さん、お母さんをはじめ、草創以来の先輩が、傲慢な人間にののしられ、バカにされながら、歯を食いしばって築いてきた「民衆の城」です。
批判する人がいる。では、批判する人が代わりに「絶対に幸福になる方法」を教えてくれるのか。そうではない。
そうではないと知った民衆が、「幸せになろうね!」と励ましあい、「不幸な人を救っていこう!」と団結して、できあがったのが創価学会です。

☆☆☆
組織には、さまざまな人がいる。だからこそ、刺激を受けて成長ができる。スポーツでも、一人で練習しているだけでは、自分の実力は、なかなかわからない。大勢の人のなかで、もまれてこそ成長がある。

☆☆☆
勉学は「何のため」にするのか。社会に貢献し、大勢の人を幸福にできる力をつけるためです。
信仰は「何のために」するのか。自分も幸福になり、人をも幸福にするためです。勉学で得た「力」を本当に人々のために使っていける原動力が信仰です。
だから、大学教授や弁護士になること自体が偉いのでない。そうなって、何をしたのか。どれだけ人を救ったのかだ。
大勢の人を励まし、幸福にした人が偉いのです。その意味で、広宣流布の組織で活躍している人こそ、最高に偉い。諸君のお父さん、お母さんが、いかなる有名人よりも、権力者よりも尊いのです。
「自分が縁した人は絶対に不幸にしない。必ず幸福にしてみせる!」。こういう決心で、働いてきた。諸君は、創価学会のこの「心」を忘れてはならない。(『青春対話』普及版第1巻)

【わたしの実践】
「希望」を広げるバイオリン奏者に
<神奈川県秦野市 古住奏さん(高校2年)>
僕の右目は、ほとんど見えません。「コーツ病」という病気のためです。
それでも僕は、小さい頃からバイオリンを習っています。中学生の時、自分の近況や決意を手紙に書いて池田先生に報告しました。すると「健康と成長を祈ります」とのご伝言をいただいたのです。その時、僕は「いつか池田先生や多くの学会員の方々に、自分の演奏を聞いていただきたい」という夢を持ちました。
昨年の秋、高等部の人材育成グループ「希望オーケストラ」に入団。自宅から都内の練習会場までは約1時間半の道のりです。右目が見えない中、楽器を背負って通うのは、とても神経を使いました。帰り道に大人の男性とぶつかってしまい、「邪魔だよ」と言われて、ショックを受けたこともあります。
負けずに頑張ってこられたのは、母の支えと、「希望オーケストラ」の仲間やスタッフの方々の励ましがあったからです。地元のバイオリン教室の先生にも、未来部活動との両立について背中を押していただき、感謝しかありません。
入団から1年——僕の夢がかないました。先月の世界青年部総会の特別企画に未来部代表として出演し、演奏を世界中に届けることができたのです。
今月4日には、待ちに待った「希望オーケストラ」の入団式が行われました。久しぶりにみんなと会えて本当にうれしかったです。「希望とは負けない人」との団の指針を胸に、世界の舞台で活躍できるバイオリン奏者を目指して、これからも成長し続けます。
未来ジャーナル「WEBアンケート」のお知らせ——全国の高等部員を対象に
未来部機関紙「未来ジャーナル」が、全国の男女高等部員を対象にWEBアンケートを実施している。期間は、きょう8日(木)から11月8日(日)まで。WEBアンケートはこちらから。
コロナ禍で環境の大きな変化を余儀なくされている高等部員たちの"本音"や、信心への思いを聞く内容となっている。
「コロナ禍の生活で、一番つらいことはなんですか」「受験や将来の夢に向かって、今、努力していることはありますか」「どんなことを祈っていますか」——ここに寄せられた声は、今後の「未来ジャーナル」の企画などで紹介される予定である。
コロナ禍になってから高等部の部長や副部長の任命を受けた友も少なくない。皆の思いを受け止めながら、創価家族が一体となってエールを送りたい。