2020年10月2日金曜日

2020.10.02 わが友に贈る

一対一の励ましこそ
広布拡大の要諦だ。
感染予防に配慮しながら
創価家族の絆を強める
真心あふれる対話を!

諸法実相抄 P1360
『日蓮一人はじめは南無妙法蓮華経と唱へしが、二人三人百人と次第に唱へつたふるなり、未来も又しかるべし、是あに地涌の義に非ずや、剰へ広宣流布の時は日本一同に南無妙法蓮華経と唱へん事は大地を的とするなるべし』

【通解】
初めは日蓮一人が南無妙法蓮華経と唱えたが、二人・三人・百人と次第に唱え伝えたのである。未来もまた同じであろう。これこそ、まさしく、地涌の義ではないだろうか。そればかりか、広宣流布の時には、日本国一同に南無妙法蓮華経と唱えることは、大地を的として弓を射ることのように、確かなことであろう。

名字の言 創価の世界は「蘇生のオアシス」 2020年10月2日
絵本『葉っぱのフレディ』(レオ・バスカーリア作、童話屋)には、主人公である葉っぱのフレディの一生が、まるで人間の一生のように描かれている▼春は若葉を輝かせ、夏は木陰をつくって涼を与える。秋は紅葉で皆の目を楽しませ、冬は大地に返って新しい命を育てる力になる。人生には、その時々に美徳があることを、物語は示唆している▼ある会館で7カ月ぶりに開催された地区の座談会に参加した。マスクを着けて距離を保ちながらの集い。多宝会の婦人が語った。「戦争を経験し、学会で負けじ魂を磨いてきたんです。受け身になるどころか、スマホデビューして友人の数は今が一番!」。あどけない未来っ子も発表。「いっぱい祈って勉強して、コロナをやっつけるヒーローになる!」▼笑顔と決意に包まれた座談会に出席し、元気を頂いた。そして改めて実感した。"どんな人にも、人を支える力がある"と。年配者が奮闘する姿は若人に勇気を送り、子らの笑顔は大人の希望となる。一人一人、かけがえのない宝の存在である▼苦難の時代にあって、老若男女が励まし励まされながら活力を生み出す創価の世界は「蘇生のオアシス」。この連帯を地域社会に広げたい。知恵と工夫を凝らして、いよいよ行動に打って出る時である。(誠)

寸鉄 2020年10月2日
海外平和旅60周年。仏法史に輝く世界広布の偉業192カ国に師弟の陣列厳然
東京・町田の日。常に勝利を開くのが「特区」の使命新たな拡大の先駆を頼む
「今は謗ぜし人人も唱へ給うらん」御書。青年よ正義の言論で勝ちまくれ
国際非暴力デー。我らの武器は対話!民衆連帯こそ平和の砦。更に強固に
ガス点検など装う強盗が相次ぐ。ドアのガードやチェーンなど活用し撃退

〈社説〉 2020・10・2 きょう「世界平和の日」60周年
◇「地球民族の連帯」の拡大を
対立から融和へ、分断から統合へ——人類の悲願である恒久平和の実現のため、60年前のきょう、歴史に新たなページが刻まれた。10月2日は「世界平和の日」。池田先生が初めて海外訪問に出発した日である。
当時は東西冷戦の真っただ中。大国の指導者の相互不信は膨れ上がり、核兵器の開発・実験が加速していた。世界の行く末に暗雲が漂う中、先生は太平洋戦争の日米開戦の地・米ハワイから訪問をスタート。海外渡航が自由化される以前であり、飛行機やホテルなどが十分に整備されていない中、世界広布の道なき道を切り開いてきた。192カ国・地域に広がった創価学会の原点がそこにある。
現在、人類は「第2次世界大戦以来の最大の危機」(グテーレス国連事務総長)といわれる新型コロナウイルス感染症の大流行に直面している。人との接触や密集を避けるニューノーマル(新常態)への移行によって交流の機会が減り、社会的に孤立する人々が増えることなどが懸念されている。また、感染の拡大は自国優先の保護主義の台頭をもたらし、貿易摩擦に端を発した大国間の緊張は、国連総会でグテーレス氏が「新冷戦の回避」を訴えるほど深刻化している。
分断と対立が深まりつつある時代にあって、イスラエルの歴史学者ユヴァル・ノア・ハラリ氏は「最大の敵はウイルスではない」と。敵は互いを非難し合う「憎しみ、強欲さ、無知」といった「心の中にある悪魔」であると指摘する(『コロナ後の世界を語る』朝日新書)。一方、ローマクラブ共同会長のマンペラ・ランペレ博士は「この危機は人間の行動を抜本的に変える稀なチャンス」(本紙9月17日付)と語る。コロナ禍が心をもむしばもうとしている今こそ、一人一人の精神的変革を促す創価学会の人間革命運動が希求されているといえよう。
池田先生はこれまで54カ国・地域を訪問。国家や人種などの「差異へのこだわり」を克服する「開かれた対話」を貫き、平和の種をまき続けてきた。その世界広布のバトンを受け継ぐ青年たちによる「世界青年部総会」が先月27日に開催された。「先生 あなたの誓いを我らが果たします」との歌声を高らかに響かせ、あらゆる差異を超えて互いをたたえ合い、励まし合う青年の姿は、不安が渦巻く世界を照らす、希望の光明といえよう。
池田先生は総会に寄せたメッセージで「我らの青き地球を何としても『立正安国』、そして『立正安世界』の大歓喜の星に輝かせていきたい」と訴えた。困難をも飛躍に転じる変毒為薬の信心で、目の前の一人への励ましから「地球民族の連帯」を広げていきたい。

☆心に御書を 第76回 断じて病魔を打ち破れ!
〈御文〉
『法華経は閻浮提人病之良薬とこそとかれて候へ、閻浮の内の人は病の身なり法華経の薬あり、三事すでに相応しぬ一身いかでかたすからざるべき、但し御疑のわたり候はんをば力をよばず』(高橋入道殿御返事、1462ページ)

〈通解〉
法華経は「世界中の人の病の良薬」と説かれている。この世界の人々は病の身であるが、法華経の薬がある。病気回復のための三事(法華経の良薬、仏の願い、末法の法華経の行者)は、すでにそろっている。どうして、あなたが助からないわけがあろうか。ただし、あなたに法華経への疑いがあるなら、日蓮の力は及ばないのである。

〈池田先生が贈る指針〉
人類共通の「生老病死」の苦悩を打開する最極の大良薬こそ、妙法である。
正しく行ずる生命が、どれほど偉大な力を発揮できるか。病の友も医療を最大に生かしつつ、必ず変毒為薬していける。
「いかでかたすからざるべき」と大信力を奮い起こして、病魔を打ち破るのだ。
題目の師子吼で胸奥から元初の太陽を!