人材王国の信越よ!
山を越え、谷を超え
波濤を越えて勝利へ!
人間革命の天地に
正義の旗を打ち立てよ!
弥三郎殿御返事 P1450
『心あらん人人は我等が為にと思食すべし、若し恩を知り心有る人人は二当らん杖には一は替わるべき事ぞかし、さこそ無からめ還って怨をなしなんどせらるる事は心得ず候』
◇希望の明日へ
友情を広げることが平和を広げることである−−。これが、数学者でもあった戸田先生から受け継いだ、私の信条である。総じて、政治には矛盾が、宗教には裏表が、経済の世界には格差がある。しかし、友情は平等である。普遍であり、永遠である。
平5・6・9
☆100文字の幸福抄
価値ある仕事は、みずみずしい創造力から生まれる。
創造の泉がかれてしまえば、
惰性になり、進歩の喜びもない。
絶えず自身を向上させ、
新たな発想を現実のものとしていく
豊かな創造力こそ、
生涯にわたる幸福への鍵となる。
☆未来対話−−君と歩む勝利の道 第8回「秀才とは親孝行の人なり」
◇報恩は究極の幸福の軌道
──1年の締めくくりの12月、未来部のメンバーは、各自の目標に向けて元気に前進しています。
池田名誉会長 この1年の全員の奮闘を、私は心から讃えたい。
とともに、何かと気ぜわしい年末です。交通事故や火災に注意をお願いします。
受験生のメンバーをはじめ、みんなの健康・無事故と大勝利を、毎日、祈っています。
日本では12月を「師走」と呼んでいます。私の恩師・戸田城聖先生は、ユーモアをまじえて、皆に語られていました。
「師走といって、文字通り、"師も走って"いるのだよ。皆さんも多忙だと思うが、私も走っている。広宣流布のために、ひとつ頑張ってくれ」
皆さんのお父さん、お母さんは、地域に幸せを広げるため、世界を平和にするために、一生懸命、走り回ってくださっている。誰よりも尊い"仏の使い"であり、誰よりも立派な"国の宝"です。どんなに感謝してもしきれません。
皆さんは、この偉大なる父母を大切にし、親孝行を頼みます。
──池田先生から、いつも「親孝行」の大切さを教えていただいています。
ですから、忙しい親の手伝いを心掛けたり、家族で過ごす正月には「親孝行」をしようと決意したりしているメンバーもいます。
名誉会長 その気持ちをお父さん、お母さんが知ったら、涙を流すほど喜ぶよ。疲れや悩みも吹き飛び、お年玉だって余計にあげたいと思う。親というのは、そういうものです。
私は、高等部の皆さんに「秀才と 親孝行は 一致かな」と詠んで贈ったことがあります。
親孝行は、人間性の芸術です。
親孝行は、究極の幸福の道です。
親孝行は、世界平和の礎です。
──メンバーから、「親孝行をしたいと思っているのですが、何をすればいいのか分かりません」という質問も寄せられています。
名誉会長 仏法では、親孝行に三つの段階があると説きます。
第1に、親に衣食などをプレゼントすること。
第2に、親の思いに従うこと。それぞれ、大事な親孝行です。
そのうえで、第3の最高の親孝行とは、妙法の力で、親の生命を永遠に救っていくことであると、教えています。
つまり、皆さんが大宇宙の法則である題目を唱え、信心を根本に立派な人に育つことが、何よりの親孝行になるのです。
ですから、今は大いに学び鍛え、やがて多くの友を幸福へとリードし、社会に世界に貢献していくことです。
わが子が「あなたのお子さんのおかげで」と皆から感謝されるような人になってくれる。それは親にとって、何ものにも代え難い喜びであり、誇りです。子育ての苦労が報われたと感じるものです。
君自身の成長が、あなた自身の栄光が、一番の親孝行なんです。
親子の関係というのは、ずっと続く。いつまでたっても、親は親、子は子です。たとえ亡くなっても、生命はつながっている。
ゆえに、親孝行とは、一生涯の目標といってよい。じっくり焦らずに、自分自身を磨いていくことです。
その意味から、今回は、フィリピンの若き大英雄ホセ・リサールの言葉を皆さんに贈りたい。
「子どもが両親に表せる最高の敬意とは、誠実な人となり、社会から尊敬される人になることである」と。