2012年11月9日金曜日

2012.11.09 わが友に贈る

広宣流布は外交戦。
感じよく迅速に
「さすが」と言われる
誠実な振る舞いを。
創価の全権大使たれ!

唱法華題目 P7
『悪知識と申すは甘くかたらひ詐り媚び言を巧にして愚癡の人の心を取つて善心を破るといふ事なり』

◇希望の明日へ
欲しいものがすぐ手に入るのが幸福ではない。悩みがないのが幸福なのではない。甘やかされては、卑しく、心の貧しい、わがままな人間になってしまう。たとえ今は苦しくとも、希望を見つめ、苦労の坂を一歩一歩、上っていく。少しずつ、自分の力で自分の夢を実現していく。その人こそ、本当の"深い喜び"を知る人である。また、ここに、人間としての美しい人生がある。
平4・5・21

☆池田大作 名言100選 高齢化社会
高齢者の知恵と経験は、現在と未来を豊かにする、
かけがいのない宝である。
高齢者を真に尊ぶ気風を確立することは、
社会の持続的な繁栄の基礎となる。

☆我らの勝利の大道No.087「地域広布の勇者」
◇庶民を強く賢明に
「いったい誰が、庶民を護るのか? それは、創価学会である!」
「庶民が強くなるとは、どういうことか? 学会が強くなることである!」
恩師がよく吐露されていた真情である。
いつの時代も、災害や世の乱れに最も苦しむのは庶民だ。庶民が強く賢くなり、連帯するために学会はある。
ゆえに、戸田先生は晩年、地域における学会の組織、すなわちブロック組織の充実に力を注がれた。
同じ地域で戦う「ブロック」という組織が力を持てば、同志間の連絡も早い。励まし合いも深まる。一人ひとりも強くなっていく。
地域に根を張ってこそ、「信心即生活」「仏法即社会」の勝利があり、「立正安国」の確かな実現もある。
五十五年前(昭和三十二年)、私は葛飾の総ブロック長に任命された。全国に地域広布の確固たるレールが敷かれたのも、師匠の先見からであった。
その直前、私は夏季ブロック指導で、荒川を担当した。短期間であったが、徹底して家庭指導に歩き、世帯の一割増を達成した。
先生に報告すると、我が意を得たりと、ブロック組織にさらに力を入れるため、私を葛飾の総ブロック長に任命されたのである。

◇祈って友の中へ!
では、地域に根差した組織の構築には、何がか必要か──私が葛飾で実践したのは、「強盛なる祈り」「温かな人間の交流」「師弟共戦」「勇気の信心」の四点であった。

第一の「強盛なる祈り」とは、白馬が天空を駆け、大宇宙をも動かしゆくような勤行・唱題である。それが勝利の源泉となる。
言うまでもなく、基本が大事である。どんなに頑張っても、基本が疎かでは、努力も空回りしてしまう。
訪問したお宅でも、私は「さあ、まず勤行をしましょう!『勤行に勝る指導なし』です」と、共に呼吸を合わせ、皆の生命の威光勢力を強めていった。
有名な御聖訓には、『強盛の大信力をいだして法華宗の四条金吾・四条金吾と鎌倉中の上下万人乃至日本国の一切衆生の口にうたはれ給へ』(P1118)と仰せである。
"断じて、わが地域の広布を成し遂げてみせる"との誓願に立って、強盛なる祈りから出発するのだ。

第二は「温かな人間の交流」である。私が葛飾で最も心を砕いたこと。それは一人ひとりと心を通わすことであった。
まず自分が立ち上がる。その一人がエンジンとなって、変革が始まる。これが広布拡大の永遠不変の方程式である。次に、そのエンジンの回転を組織の隅々に伝えていくことだ。それは団結の強化ともいえよう。
皆の心のギアをかみ合わせるのは、どこまでも一対一の個人指導であった。
学会は麗しい同志愛の世界である。私は、あらゆる機会を通し、同志と語り合った。会合の前後に一軒でも二軒でもと、家庭指導に回らせていただいたことも懐かしい。
部員が悩みを抱えているとの報告に、すぐに自転車に乗って駆けつけたこともあった。また、拠点に向かう途中に「そこまで来たので寄りました。何かありませんか」と、気さくに声を掛けたこともあっだ。
ある時には、こう語った。
「相手に思いやりのありったけをぶつけていくのです。精一杯、真心から励ましていくのです。それが、仏の振る舞いだよ」と。
人を育てようと思うなら、励ましの声を惜しんではならない。真心こそが友の心を動かすからだ。