皆が人材!
全員が主役!
心を合わせれば
力は倍加する。
共に使命の舞を!
兄弟抄 P1081
『此の世界は第六天の魔王の所領なり一切衆生は無始已来彼の魔王の眷属なり、六道の中に二十五有と申すろうをかまへて一切衆生を入るるのみならず妻子と申すほだしをうち父母主君と申すあみをそらにはり貪瞋癡の酒をのませて仏性の本心をたぼらかす、但あくのさかなのみをすすめて三悪道の大地に伏臥せしむ、たまたま善の心あれば障碍をなす』
◇希望の明日へ
互いを思いやる友愛の絆ほど、人生にあって麗しいものはない。いわんや「一閻浮提広宣流布」という大ロマンを共有する創価学会の絆は、三世にわたり永遠である。妙法の友は生々世々、尊き同志として、広布の大便命に進んでいける。学会には、いかなる時も、心から励ましあえる同志がいる。ある意味で、それは、親兄弟よりも強い絆でさえある場合がある。人間として、これ以上の幸せはないし、またこれ以上の安心もない。妙法に生きる同志の契りこそ、かけがえのない"人生の宝"であり"財産"である。また仏子を守り励ましゆく妙法の同志は、三世十方の仏菩薩、諸天の働きにも通ずるのである。これほど尊く、ありがたい存在と行動はないのである。
平1・3・22
☆池田大作 名言100選 世界市民
地球の運命が一つになった時代に求められる人間像こそ、
開かれた心で人類益のために行動する「世界市民」である。
「グローバル社会」には、「人間のグローバル化」
「民衆のグローバル化」「心のグローバル化」
が必須条件である。
☆第7回池田思想国際シンポジウムのメッセージ「教育で創造性を開花」
広々と世界に開かれた貴・上海師範大学は、今回のシンポジウムのテーマ「多元文化の融合下における現代教育」を論じ合うのに、まことにふさわしい舞台であります。
ここでは私なりに、このテーマに関し、
第一に、青年の創造性を薫発
第二に、生命尊厳の連帯を拡大
第三に、永遠友好の金の橋を継承
−−という三つの視点から、所感を申し述べさせていただきます。
◇他の文化を尊重 心を開いて学ぶ
第一に、多元文化の融合を「青年の創造性」を薫発する力にしていくという点であります。
貴大学のキャンパスに像が立つ大教育者・陶行知先生は、"世界的であれ"と促されつつ、展望されておりました。
「あらゆるところが生活の場であり、われわれが自分自身を教育する場である。有意義な生活をおくろうがため、われわれの生活力は必ず、学校の門を、地域の門を、そして国境の門をうちひらくであろう」(斎藤秋男著『陶行知生活教育理論の形成』)と。
含蓄の深い洞察であります。
「生きること」は、即「学ぶこと」であり、「生活の現場」を、即「成長の道場」としていくなかに、人間教育の芸術があるといっても、決して過言ではないでありましょう。
特に、青年が自らの可能性を開花させていく上では、自らと異なるものと出あい、そこから積極果敢に学びとっていくことが、絶対に不可欠であります。
多元文化との出あいが日常の中にも浸透してきた現代にあって、それを、いかにして若き生命の創造力の薫発へと聡明に連動させていくか。ここに、教育の一つの挑戦があるといえましょう。
その意味において、青年が世界の第一級の文化にふれる機会をつくることが、極めて重要であると、私は思っております。
日中国交正常化40周年の本年、私どもの民主音楽協会が招聘した「陝西省歌舞劇院」の公演は、日本全国39都市で大好評を博しました。「長安の月」と題された唐代楽舞詩は、19歳で日本から中国に渡った遣唐留学生・阿倍仲麻呂が、長安の都で芸術文化を学んでいく青春を謳い上げております。
唐の大詩人・王維は、阿倍仲麻呂と国を超えた友情を結びました。胸襟を開いた魂と魂、文化と文化の交流によって、偉大な創造性が花開いていくことを、古の先人たちは示してくれております。
また昨年から本年にかけて、東京富士美術館の企画による「北京・故宮博物院展」は、日本全国で100万人を超す人々が鑑賞いたしました。
あの東日本大震災の後、海外からの多くの展覧会が中止されるなか、故宮博物院の先生方は、苦難に直面する日本の人々の励みになればと、展覧会を実現してくださったのです。その真心が、どれほどありかたかったか、計り知れません。
故宮博物院の創設に尽力された、上海ゆかりの蔡元培先生は語られました。
「純粋な美育は、私達が感情を陶冶し、高尚で純潔な習慣を身につけ、自分と他人は別だという観念、己を利して人を損なう観念を徐々になくす手助けとなります。美は普遍的であり、自他を区別する観念が入り込む余地はありません」(長尾十三二監修、石川啓二・大塚豊著訳『中国の近代化と教育』)と。
世界の多彩な良質の文化を学ぶことは、他者に共感を広げ、自分の境涯を高く大きくすることです。生命の偉大な創造性に目を開くことです。他の文化に心を閉ざして孤立してしまえば、自らの力も伸ばせません。
多元文化の啓発を受けゆく現代の青年たちが、「従藍而青」という貴国の人間教育の原理のごとく、いやまして創造力を発揮してくれるであろうことを、私は信じてやまないのであります。
◎「池田大作 名言100選」は本日で完結です!(^^)!