古い友人を大切に。
新たな出会いを求めよ。
良き友との交わりで
わが心は磨かれる!
曾谷殿御返事 P1056
『何に法華経を信じ給うとも謗法あらば必ず地獄にをつべし』
◇希望の明日へ
当たり前の人生を、ただ無難に送るだけなら苦労はいらない。深き哲学もいらない。しかし、人間として生まれた、その”人間の証”をどう示しきっていくのか。自分でなければ生きられない、自分らしい”人生の証”を、どう最大に発揮しきっていくのか。生涯をかけて、その追求の実践を貴く人こそ偉大である。わが生命を極限まで燃やしきっていく、そうした生きざまのなかに、真の生きた哲学がある。
昭63・5・5
☆創価学園東京45回・関西40回へのメッセージ
第二に申し上げたいのは、「語学と読書のエンジンで世界の道を」ということです。
私は、わが愛する学園生の道を世界中に開いてきました。私が2度の講演を行ったアメリカのハーバード大学や、名誉博士号を授与いただいたイギリスのグラスゴー大学などの世界屈指の名門でも、今や学園出身者が学び、堂々と活躍してくれています。
皆さんは、これから世界の晴れ舞台に躍り出て、私に代わって、友情を広げ、人類の平和と共生に貢献していく大人材です。そのためにも、この充実した学園時代に、張り切って語学力を磨き、世界の良書を読破して、スケールの大きな心と頭脳を鍛え抜いていただきたいのです。
ワイマール・ゲーテ協会のオステン博士が、私との対談で強調されていた、ゲーテの信念があります。
それは、"人間は、人々を苦しみから救うために、自分自身の壁を越えて、学び成長する力を持っている"という信念であります。
わが学園生の皆さんが、希望に燃えて、じっくりと努力し、辛抱強く前進した分だけ、世界の未来を明るく照らせることを、誇り高く確信していってください。