まず行動だ!
動いた分だけ
心が軽くなる。
さあ飛び出そう!
報恩抄 P329
『極楽百年の修行は穢土の一日の功徳に及ばず、正像二千年の弘通は末法の一時に劣るか』
◇希望の明日へ
人ではない。全部、自分で決まる。こうした信念と努力の人は、決して人をうらやまない。自分自身に生きている。それが勝利者の共通点である。
平3・11・2
☆我らの勝利の大道No.71 勝利のリズムで前進
森羅万象に、さまざまな妙なるリズムがある。
音楽のリズムはもちろん、正確なる天体の運行のリズムも、春夏秋冬という四季のリズムもある。
本年、没後百五十年を迎えるアメリカの哲人ソローは、生生流転しゆく大自然の営みから、確かな蘇生のリズムを感じ取っていた。
ソローは記している。
「眠りについたときよりも高い生活に向かって目覚めるのでないとしたら、その日一日──仮に一日と呼ぶ価値があるとして──からは多くを期待することはできない」
日々、太陽とともに新たな活力を溺らせ、昨日より今日、今日より明日へと、自身の生命を向上させ、貢献していきたい。これは、多くの先哲が志向し、探究してやまなかった人生の極致である。
御聖訓には、『日月天の四天下をめぐり給うは仏法の力なり』(P1146)と説かれる。
まさしく大宇宙を動かしゆく本源のリズムこそ、南無妙法蓮華経なのである。
『妙とは蘇生の義なり蘇生と申すはよみがへる義なり』(P947)と仰せの如く、題目の音律を響かせゆくところ、大宇宙のリズムに合致しながら、無限の生命力を自他共に蘇らせていけるのだ。
この「南無妙法蓮華経」の題目を、非暴力の大英雄マハトマ・ガンジーも、自らの道場の祈りに取り入れていたことは有名である。以前、インド文化国際アカデミーのロケッシュ・チャンドラ理事長から頂戴した書簡に、綴られていた。
「ガンジーは『南無妙法蓮華経』が、人間に内在する宇宙大の力の究極の表現であり、宇宙の至高の音律が奏でる生命そのものであることを覚知していました」と。
この言葉は、創価大学で開催中の「法華経──平和と共生のメッセージ」展でも紹介されている。
私たちは、一日一日、大宇宙の最極の生命の軌道に則って、勇猛精進している。そして、内なる大宇宙の可能性を開花させながら、自他共の幸福の大道を世界へと広げていくのだ。