師弟の絆ほど
美しいものはない!
自らの信念の道を
朗らかに勝ち進め!
撰時抄 P283
『漢土日本に智慧すぐれ才能いみじき聖人は度度ありしかどもいまだ日蓮ほど法華経のかたうどして国土に強敵多くまうけたる者なきなり、まづ眼前の事をもつて日蓮は閻浮提第一の者としるべし』
◇今週のことば
希望のファミリー勤行会。
「今」の励ましの種が
「未来」に大きく花開く。
人材を発掘し
人材の城を創り上げよ!
2012年04月02日
◇希望の明日へ
これからの人類のためにも、世界のためにも、仏法を基調とした「平和」「文化」「教育」の運動を、さらに広げていく以外にない。その後継を、私は未来部に託したい。二十一世紀は、まざれもなく、諸君の時代である。その意味を込め、五月五日を、「後継者の日」と意義づけさせていただいた。"未来からの使者"未来部は、学会だけでなく、世界にとっても、かけがえのない存在である。私は"広布の宝"と思っている。ゆえに決して、子ども扱いはしない。一人の人間として、その人格を最大に尊重している。
平2・5・5
☆若き君へ 新時代の主役に語る「人間を結べ!つながりは力」
──東北学生部が昨年夏、東北6県の学生を対象に行った震災意識調査の結果が反響を呼びました。それによると、「何のために働くのか」との問いに、震災前は「お金を得るため」「生活の安定のため」などと考えていた人が43%を超えていました。震災後では「人のため」「社会貢献のため」という答えの方が多くなり、約22%から35%超へと格段に増えています。
名誉会長 自分のことだけではなく、人のために、何か社会のためになるように働きたい──人や社会との「つながり」を大切にしていこうと、多くの青年が考えるようになったといえるでしょう。私は、新たな青年文化の台頭を予感します。
それだけに、これまでにもまして、人間主義の仏法が求められる時代が到来していると思う。
なぜ、東北の同志は、自分が大変なのに、人のために尽くせるのか──それは、日頃から「法のため」「人のため」「社会のため」という、立正安国の精神を心に刻み、実践してきたからです。
「何のために生きるのか」──その問いに明確に答えて、「人間の絆」を蘇生させていけるのが、日蓮大聖人の仏法です。
──青年が今、陸続と学会に入会しているのも、「何のため」という問いに、確かな答えがあるからだと思います。
名誉会長 その通りだね。
自分のことばかりに汲々としていると、何を、どうしたらいいかは、なかなか見えてこない。しかし発想を変えて、「人のために、社会のために、今、何ができるか」と考えれば、やるべきことがはっきり見えてくる。
御書には、『人のために明かりを灯せば、自分の前も明るくなる』(P1598、通解)と示されています。
目の前の苦しんでいる一人の人に手を差し伸べ、世の中で困っていることを解決するために、具体的な一歩を踏み出す。その中で、自分の夢も、進むべき人生の道も見えてくる。何より心が決まる。
人は「他人を支えている」ようで、実は「支えられている」のです。「人を助ける」ことで「自分が助けられる」のです。これは、仏教が展開する縁起的な世界観に通じるものといえよしょう。
ロシアの文豪トルストイも、「この人生における疑う余地のないただひとつの幸福は、他人のために生きることである」と言っています。