2011年7月29日金曜日

2011.07.29 わが友に贈る

「行学の二道を
はげみ候べし」
広布の闘争の中で
御書を学ぶことだ。
正義の宝剣を磨け!

持妙法華問答抄 P463
只須く汝仏にならんと思はば慢のはたほこをたをし忿りの杖をすてて偏に一乗に帰すべし、名聞名利は今生のかざり我慢偏執は後生のほだしなり

◇希望の明日へ
人の心の機微に敏感に、また柔軟に対応し、もっとも価値的な選択を行っていく知恵。それが大切である。以信代慧(信を以って慧に代う、と読む。智慧のない凡夫も、信心の修行によって、成仏への智慧を得ることができる)」と仏法では説く。その深義はともあれ、幸福には知恵が必要である。知識や学問は即幸福になるとはかぎらない。かえって、それらにとらわれ、幸せへの道を閉ざしてしまう場合さえある。知恵こそ、人間が幸福に生きていく最高の条件である。そのもっとも深い知恵が仏法であり、妙法への信心にすべて含まれている。ゆえに信仰者は、だれよりも知恵者でなければならない。

☆随筆 我らの勝利の大道No.52 青年学会の大生命力
さらにまた、広宣流布を大使命とする創価学会が、いかなる権力の魔性の迫害にも崩れぬ、金剛の基盤を固める大闘争であった。
この攻防戦の重大な意味を、私は知悉していた。
「あえて正視してこそ、はじめて果敢に考え、説き、行ない、事に当たれるのだ」とは、生誕百三十周年の魯迅の言葉だ。
民衆を苦しめる権力の魔性とは断じて戦い、正義を満天下に明らかにしていく覚悟が、獄中の青年の胸に燃えさかっていた。

佐渡御書には『師子王の如くなる心をもてる者必ず仏になるべし』(P957)と仰せである。
大聖人直結の創価学会であるゆえに、その「師子王の心」を持つ師弟を中心として、難攻不落の民衆の大城を築くことこそ、広宣流布の画竜点晴なのだ。
逮捕から二週間が経った七月十七日正午過ぎ、私は大阪拘置所から、不屈の若獅子となって出所した。
その夕刻、戸田先生と私が共に出席して、中之島の中央公会堂で行われた大阪大会には、突然の豪雨など物ともせず、「横暴な権力は許さない!」と、恐れなき庶民が大結集した。
創価の師弟には、師子王の勇気がある。
──いかに三類の強敵が出来するとも、最後は信心を貫き通した者が、正しい仏法が必ず勝つ!
青年が師子吼した常勝の大確信を、全同志が生命に刻んだ。「絶対勝利の信心」を不滅の学会精神として、相伝していったのだ。