2011年7月6日水曜日

2011.07.06 わが友に贈る

時代が求める仏法を
語り抜く時は今。
正義の男子部よ!
師子奮迅の力で
対話の金字塔を築け!

四条金吾殿御返事 P1186
貴辺も又かくのごとく敵はねらふらめども法華経の御信心強盛なれば大難もかねて消え候か、是につけても能く能く御信心あるべし

◇希望の明日へ
成仏の境界を開くには、何があろうとも不退転の信心を貫く以外にはない。決意を持続し、正しい実践を貫くところに、信仰の実証が必ず現れるのである。つまり、末法における戒とは、妙法を持ちゆく強き信心の一念の中にある。いわば「信心即持戒」であり、"信仰の持続"こそ持戒である。反対に、信心なき化儀・形式には、何の益もない。

☆随筆 我らの勝利の大道No.49 人間世紀の母の曲
三月十一日、東日本大震災の大津波で、宮城県の気仙沼会館は二階まで浸水しだが、館内に避難された方々は幸い守られた。
震災から一週間、周囲を瓦陳に囲まれた会館の中に、水没を免れた一枚の写真額があったと伺った。
それは、"東北婦人部の花"である、コスモスの写真であった。
「コスモス」の語源は、「秩序」「飾り」「美しい」という意味のギリシャ語にあるという。花びらを行儀よく並べて凛と咲く様子から、そう呼ばれることになったようだ。
想像を絶する被災のなかにあっても、世界中が驚く気高さと秩序を示して見せた、偉大な東北人の「心の美」を思わせる。
一方で、コスモスは、台風などに見舞われても、倒された茎から根を出して、また立ち上がる強さを持つ花でもある。
「負げでたまっか!」を合言葉に苦難を越えゆく、健気な東北婦人部の皆様の姿そのものではないか。
どんな悲哀も胸中に包み込みながら、一切を笑顔に変えてきた「広布の母」の姿そのものではないか。
満天の星が輝く宇宙のことも「コスモス」といい、同じ語源を持っている。
私たちの生命も、また小宇宙(ミクロコスモス)である。一人ひとりが妙法という大宇宙(マクロコスモス)の妙なるリズムを響かせながら咲きゆく、希望のコスモスの花なのだ。
その中で、世界に普遍の平和と幸福の象徴が、母の笑顔の花である。
日蓮大聖人は、遠く離れた佐渡の千日尼に、こう仰せになられた。
我等は機土に候へども心は霊山に住べし、御面を見てはなにかせん心こそ大切に候へ』(P1316)
どんな臓土の現実にあろうと、妙法に生き抜く師弟は、最も美しく、最も正しい不二の心で、家庭に、地域に、社会に、希望の光を送り続けていける。
創価の母たちは、この世で一番深い「異体同心」の仲で、わが足元から幸福の花を爛漫と咲かせゆくのだ。そして、宇宙(コスモス)の花である太陽の如く、人類の平和の未来を照らしていくのである。