2011年5月31日火曜日

2011.05.31 わが友に贈る

今日を勝つことだ!
自分に勝つことだ!
「信心即生活」の
絶えざる前進こそ
人生勝利の王道なり!

妙密上人御消息 P1241
又上一人より下万民に至るまで法華経の神力品の如く一同に南無妙法蓮華経と唱へ給ふ事もやあらんずらん、木はしづかならんと思へども風やまず春を留んと思へども夏となる


◇希望の明日へ
広宣流布のために自分を捧げるのか。自分のために広布を利用し、信心と学会を利用するのか。この"一念の差"は微妙である。ある意味でタッチの差である。しかし、その結果は大きく異なる。広布のため、正法のために−−との信心の一念は、諸天を大きく動かし、友の道をかぎりなく開いていく。自身の生命にも、三世永遠の福徳の軌道、確たる"レール"が築かれていく。

☆随筆 我らの勝利の大道No.47 「青年の新たな陣列」
正しき信仰は、自分だけではなく、家族も、友人も、縁する省属も、皆を幸福へとリードしていける究極の力である。
釈尊の時代に、純真に信仰に励むローヒニーという女性がいた。彼女の父は、仏法に無理解であった。
ある時、世間の悪口を挙げ、なぜ仏教徒になったのかと、娘を問い詰めた。
「おとうさん」と、聡明な娘ローヒニーは答えた。
「あなたは〈道の人〉たちのことを、わたしに尋ねてくださいました。わたしはあなたに、かれらの智慧と戒行と努力とをほめたたえましょう」
娘は、父の誤解を解きほぐすように〈道の人〉──釈尊と弟子たちの真実を、明快に語っていった。
「かれらは、働くことを欲し、怠けず、すぐれた活動をなし」「清らかな行ないをなし、三種の悪の根本を除き、あらゆる悪を捨てています」
「種々なる家から来て、また種々の国々から来ていますが、相互に親しんでいます……」
真剣な娘の話に、父は心を動かされていった。
「ああ、そなたは、われらのために、〔この〕家に生まれたのだ。そなたは、ブッダと真理の教えとにたいして信仰あり、修行者の集いにたいして熱烈な尊敬心をもっている……」
娘が。"おとうさん、信心しましょう!"と語りかけると、父は頷いた。
「わたしは、そのようにみごとなブッダと、真理の教えと、修行者のつどいとに帰依します」
──理解してもらうまで時間のかかる場合もある。しかし、娘の祈りと真心は必ず父に通ずる。父の心を変える時が必ず来る。
信仰のことで家族が争う必要はない。日頃の親孝行を心がけ、自分が成長する姿を見てもらって安心していただければよいのだ。
御聖訓には、『法華経を持つ人は父と母との恩を報ずるなり』(P1528)と仰せである。
わが華陽の乙女たちは、幸福の太陽である。
一家にあって、地域にあって、社会にあって、朗らかに女子部が立てば、そこから明るい希望の光が、燦々と輝き出るのだ。