青年の特権だ。
さあ出発しよう!
勇気と信念の対話で
友の心に希望の種を!
四信五品抄 P342
『罰を以て徳を推するに我が門人等は福過十号疑い無き者なり』
◇希望の明日へ
体だけ頑健であれば良いというものではない。個人にあっても、自分のもっている能力、力を使い、生かしていくのは心である。心いかんでその人の能力も、良いほうに、有意義にと働いていく。その心の根本が"信心の心"である。これは広布の組織においても同様である。たとえ立派な組織があったとしても、それを動かす信心の心、魂がなければ、力は存分に発揮できない。その心とは、具体的には"指導者の一念"である。つまり"長の一念"で、その組織のすべては決まってしまうのである。
☆随筆 我らの勝利の大道No.47 「青年の新たな陣列」
中国の文化界のリーダーである高占祥先生(中華文化促進会主席)は、私との対談「地球を結ぶ文化力」で論じておられた。
「新たな時代の指導者として、最も重要なのは──
1.人材を求める心
2.人材を愛する徳
3.人材を用いる大胆さ
4.人材を育てる道理
5.人材を受け入れる度量
である」と。
どれだけの人材を育て、伸び伸びと力を発揮できる舞台を開いたか。そこに、進歩と発展への鍵があり、指導者の真価も現れる。
牧口常三郎先生が展望されていた「人道的競争」も、どれだけ平和と正義の人材を育成したか、その競争といってもよいのだ。
組織の人事の交代にあっても、これまで戦ってきた先輩は、登用された後輩たちの活躍を、わが喜びとし、誇りとしながら、共に向上と躍進へ、一段と加速していただきたい。