2011年5月13日金曜日

2011.05.13 わが友に贈る

新時代を開くのは
覚めた民衆の
勇気の声だ!
執念の祈りと対話で
さあ王者の大行進を!


四条金吾殿御返事 P1192
いよいよ強盛に大信力をいだし給へ、我が運命つきて諸天守護なしとうらむる事あるべからず

◇希望の明日へ
自分をつくるのは、結局、自分である。その自分とは、せんじつめれば一念である。一念とは、具体的には祈りに集約される。地涌の勇士としての"誓願の祈り"こそ、自己をかぎりなく向上させ、活躍させ、完成させていく原動力である。誓願−−。尊き使命のわが人生、何を誓い、何を願って生きるか。その奥底の一念通りに、一生は展開する。他のだれのせいでもない。だれの責任にする必要もない。大聖人は「自体顕照」(P1055)と仰せである。妙法の光は、わが本然の姿を照らし、顕してくれる。輝かせてくれる。この"わが生命に生ききる"人生ほど、幸福な人生はないのである。

☆随筆 我らの勝利の大道No.46「師弟共戦の5月3日」
◆続ける、繰り返す
この歴史については、英雄ナポレオンの子孫であるナポレオン公とも、私は語り合った。とくに経済人として、重大な変化の起点となった、ジャン・モネ氏(欧州石炭鉄鋼共同体の初代委員長)に光を当てた。
モネ氏は言った。
「物事の流れ」を変えるには、何よりもまず「人々の気持ちを変えなければならない」と。
しかし言葉だけでは変わらない。彼は断言した。
「現実にこれを変えるには、深くて実があり、即時の劇的行動が必要である」
大胆にして具体的に的を射る行動──これである。
そして「続ける、繰り返す」──モネ氏は自身の労苦の人生を貫く行動原理を、こう要約している。
含蓄深い哲学である。
行動を起こしたら続けることだ。何度でも繰り返し、あきらめず徹して挑み抜いていくことだ。歴史上、この単純にして確固たる信念を持たずに、偉大な事業が成されたことは何一つとしてないだろう。
戸田先生は会長就任式で、「広宣流布」という民衆平和の大事業の遂行を、大空に翻る大旗のように明確に掲げられた。
すなわち、広宣流布は「一対一の膝づめの対話」で成し遂げられると訴えられたのである。
どこまでも目の前の一人と向き合い、誠実な、親身な、粘り強い対話を積み重ねていくことだ。
「続ける、繰り返す」
──そこに広宣流布の王道もある。
私も、あの恩師の会長就任式に、折伏を実らせて臨んだ。そして師匠の誓願に呼応して、さらに勇躍、友人との仏法対話を広げていった。
躊躇していれば、何も変わらない。
「善事を行ふに遠慮は無用」とは、東北出身で、ジャン・モネ氏と一緒に国際連盟の事務局次長として貢献した新渡戸稲造博士の信条であった。
さあ、対話だ。
友と会うのだ。
友と語るのだ。
友を励ますのだ!