顕仏未来記 P509
『浅きは易く深きは難しとは釈迦の所判なり浅きを去つて深きに就くは丈夫の心なり』
◇希望の明日へ
人生にあって師をもてることは幸せであり、大きな喜びである。師弟の深い結びつきは、他の人にはなかなか理解できないものだ。しかし、自らが決めた師弟の道は、それを人生の誇りとして貫き通すところに、人間としての美しさ、尊さがある。またそうでなければ師弟ともに不幸である。
☆マレーシア国立マラヤ大学「名誉人文学博士」学位授与式での池田名誉会長の謝辞
「創価」とは、「価値創造」の意義であります。すなわち、「生命の尊厳」を根本として、人間の幸福のため、社会の繁栄のため、世界の平和のために、自他共に価値を創造しゆく知性と人格の薫陶を開始したのであります。
わが創価教育の「価値創造」も、一人一人の多彩な生命を尊重し、個性豊かに光り輝かせていくところから出発しております。
それは先の大戦で、貴国をはじめアジアの民衆の尊き生命と多様な文化を蹂躙した日本の偏狭な国家主義とは、真っ向から対峙して正義を貫く闘争でありました。
牧口先生は弾圧にも屈せず、73歳で獄死を遂げております。ここに、私たちの不滅の原点があります。
「大学は、大学に行けなかった人のためにこそある」
これも、先師と恩師から託された教育理念であります。
人間の偉さは、持っている信念と行動で決まります。
大学の輝きは、卒業生の活躍と母校愛の深さで決まります。
世界の未来は、若きリーダーの熱と力で決まります。