2022年4月29日金曜日

2022.04.29 わが友に贈る

交通事故に厳重注意!
ながら運転や速度超過等
一瞬の油断を排そう!
安全第一の祈りと行動で
有意義な一日一日を!

椎地四郎殿御書 P1448
『末法には法華経の行者必ず出来すべし、但し大難来りなば強盛の信心弥弥悦びをなすべし、火に薪をくわへんにさかんなる事なかるべしや』

【通解】
末法には法華経の行者が必ず出現する。ただし大難が起こったならば、強盛の信心で、いよいよ喜んでいくのである。火に薪を加えれば、燃え盛らないことがあろうか。

名字の言 「人生の名匠」になるために 2022年4月29日
「あなたにとって仕事とは?」。作家・木内昇氏が伝統芸能や工芸の第一人者に質問すると、その多くが「わからない」と答えた▼道を究めようとするほど、先が見えなくなる。だから名匠たちは努力を重ね、本質を見定めようと目を凝らす。「それはきっと、『すぐにわかる』ような薄っぺらい場所ではなく、奥行きある世界に自分が身を置いている証なのだ」と氏は記した(『ベスト・エッセイ2014』光村図書)▼信心の世界にも通じよう。仏とは凡夫とかけ離れた色相荘厳の存在ではなく、自身を見つめ、苦悩しながらも戦い続ける存在である▼ある壮年リーダーは訪問・激励に歩くたびに"相手に寄り添えているか"自問してきた。変化は8年前。がんを患い、胃を全摘出した。試練を経験した彼は退院後、今まで以上に共感と誠意をもって話に耳を傾け、相手の状況に心を配った。「このやまいは仏の御はからいか」(新1963・全1480)との仏法の奥深さを知ることができたという▼哲人ソクラテスは「自己の無知を自覚した者」こそ「最も知恵がある」と結論した。信心に"これでいい"という到達点はない。わが生命をたゆまず鍛え磨きゆく人が「人生の名匠」「幸福の賢者」となる。

寸鉄 2022年4月29日
世界の大学等からの名誉学術称号400に。比類なき平和・文化・教育への貢献
"黄金週間"がスタート。友と会い、対話を深める好機。宝の日々を綴ろう
東京・大田の日。師弟源流の地から拡大の烽火を!広布の本陣の使命は勝利
感謝の気持ちは幸福感をもたらす—米研究。知恩・報恩の心が人生を豊かに
感染症対策、若者の接種加速が重要。重症化予防にも効果と。賢明に判断

☆韓国・忠北大学で名誉教育学博士号授与式 池田先生への名誉学術称号が400に
【清州】韓国・国立忠北大学から、創価大学創立者の池田大作先生に「名誉教育学博士号」が贈られた。
授与式は28日午前11時から、清州市の同大学講堂で盛大に挙行され、金銖甲総長、全達英大学院長、創価大学の鈴木学長らが列席した。
祝辞に立った金総長は、池田先生が多彩な民衆運動の展開を通して、世界平和と人権の促進に多大な貢献を果たしたと強調。創価学園、創価大学をはじめ、各国・各地に教育機関を設立したことに言及し、人類社会に寄与する世界市民の育成・輩出に長年にわたって尽力してきたと称賛した。そして、その比類なき功績をたたえるために、「名誉教育学博士号」の授与に至ったと経緯を述べた。
学位記は創大の鈴木学長に代理授与され、同学長が池田先生の謝辞を代読した。これで世界の大学・学術機関から、池田先生に贈られた名誉学術称号は「400」となった。

☆ONE GOSHO この一節とともに! 「立正安世界」へ対話を 2022年4月24日
◇御文
『汝、すべからく一身の安堵を思わば、まず四表の静謐を祷るべきものか。』(新44・全31)

◇通解
自身の安心を考えるなら、あなたはまず社会全体の静穏を祈ることが必要ではないのか。

◇背景
「立正安国論」は、文応元年(1260年)7月16日、日蓮大聖人が39歳の時、当時の実質的な最高権力者・北条時頼に提出された「国主諫暁の書」である。
御執筆当時は、大地震、大風、洪水等の自然災害が相次ぎ、疫病や飢饉のために、多くの人命が失われた。
中でも、正嘉元年(1257年)8月に鎌倉一帯を襲った「正嘉の大地震」が、本書の執筆を決意する、直接の動機となったとされる。
本書は、天災や飢饉、疫病に苦しむ現状を嘆く「客」と、その解決の道を示そうとする「主人」との、「問答形式」で記されている。
大聖人は、不幸の根本原因は人々が正法に背き、悪法を信じていることにあるとし、災難の元凶として、法然の専修念仏を厳しく破折される。そして、速やかに妙法に帰依するように促されている。

◇解説
日蓮大聖人の生涯にわたる行動は、「立正安国論に始まり、立正安国論に終わる」といわれる。本書の提出を機に幕府などからの迫害が本格化。また、御入滅の直前に最後に講義されたのも本書であったと伝わる。
題号の「立正安国」とは、「正を立て、国を安んず」と読む。「立正」とは、人々の心に正法を確立すること。
つまり、生命尊厳の哲理である、仏法の人間主義の思想を、民衆一人一人の胸中に打ち立て、社会の基本原理としていくことである。
その実践があってこそ「安国」という、社会の繁栄と平和を築くことが可能となるのだ。
大聖人は、この立正安国の実現に全力を注ぎながら、その精神を、未来にわたって門下に継承させる人生を歩まれたといえる。
本書が「問答形式」でつづられていることからも、末法の民衆の幸福と安穏の実現を願う御本仏の大慈悲と、どこまでも対話を重視されたお心を拝することができる。
謗法にとらわれていた「客」が、道理と誠実を尽くす「主人」との語らいによって、妙法に帰依することを誓う——。十問九答の問答には、相手の心を開かせ、真実へ導く"対話の極意"が示されている。
今回の拝読御文は、経典で説かれた「七難」のうち、まだ起こっていない、自界叛逆難(内乱)と他国侵逼難(他国からの侵略)が競い起こってくることを、大聖人が予言・警告される結論の箇所である。
「一身の安堵」とは、自分自身の不安のない生活・境涯のことであり、「四表」とは東西南北を指し、「静謐」とは安穏、平和を意味する。
つまり、自身の安泰を願うのであれば、世界の平和、自分を取り巻く社会の平穏を祈るべきであると教えられているのだ。
自分だけの幸福もなければ、他人だけの不幸もない——。この一節は、為政者への諫暁であるとともに、仏法を実践する一人一人が胸に刻むべき、永遠の指標でもある。
私たちの日々の学会活動は、一人一人が生命境涯を変革し、自身の幸福境涯を開くとともに、社会全体の変革をも成し遂げ、安穏と平和を築いていくことを目指している。
学会員はどの地域にあっても、より良い社会の建設に尽くそうと努力している。そして、悩める友がいれば駆け付け、寄り添い、励ましを送ってきた。
今や、大聖人の御精神に連なる"立正安国の連帯"は地球を包み、全世界の同志が「四表の静謐」を祈るという時代が到来している。
池田先生はつづっている。
「我らは、広布と人生の祈りを一つ一つ成就し、断固、社会と世界の大難を変毒為薬していくのだ。地上から"悲惨"の二字をなくしたいと願われた恩師の心を継いで、立正安世界を祈り開いていくのだ!」
きょうの行動が、自分の未来を開く。地道な一人への対話が、世界の平和につながっていく。今こそ、私たち男子部が、「立正安世界」を祈り、大きく対話を広げるべき時である。
爽やかな5月の空に、友好の虹を懸けていきたい。

☆大学校生とナットクTALK 政治参加 2022年4月24日
テーマ:政治参加
男子部大学校生からの質問に答える連載「大学校生とナットクTALK」。今回のテーマは「政治参加」。中村団長が、長内ニュー・リーダーの疑問に答えます。

登場人物
中村区男子部大学校団長 20歳の時に入会。情熱に燃える新進気鋭のリーダー。35歳。
長内ニュー・リーダー 男子部大学校5期生として新たな一歩を踏み出した23歳。

Q.何で政治に関わるの?
A.社会をより良くしていくため
中村区男子部大学校団長 長内君、大学校に入って積極的に頑張っているね! 男子部の活動には慣れたかな?

長内ニュー・リーダー はい、先輩がたくさん声を掛けてくれて、楽しいです。そういえばこの間、先輩が政治参加について熱く語っていました。実は正直あまり興味がなくて、身近な人が政治について話しているのが不思議な感じがしました。どうして宗教団体である創価学会が、政治に関わっているんですか?

中村 いい質問だね。日蓮大聖人が著された「立正安国論」を知っているかな?

長内 名前だけは……。

中村 大聖人は、その中で積極的に社会と関わっていく精神を示されているよ。仏法者は、自分の幸福を求めるのであれば、社会の繁栄を祈り、その実現のために積極的に行動すべきであることを示されているんだ。

長内 なんとなく"宗教と社会は別なもの"というイメージでした。

中村 大聖人は、「国家の安危は政道の直否に在り」(新854・全170)とも仰せになっているんだ。人々が幸福になっていく上で、政治が正しく行われているかどうかが大きな影響を持つことを教えられている。

長内 政治の場で決まったことが、僕たちの生活に影響するってことですね。

中村 だから戸田先生は、「青年は心して政治を監視せよ」という遺訓を残されている。政治を注視し、声を上げ、より良い方向へ導いていくことが大切だと思うんだ。民衆の幸福を実現しようとすれば、国民の生活に大きく関わる政治から、目を背けることはできない。池田先生も、大衆を基盤とした政党の出現の必要性を感じられて、公明政治連盟、後の公明党を創立されたんだ。

長内 そういうことだったんですね。

中村 池田先生は、このように教えてくださっている。
「私たちは、仏法を奉ずる信仰者でありますが、同時に社会人であり、国民として政治に参画し、一国の行方を担う責任があります」
国際情勢の変化やコロナ禍で大変な中、僕たちが今いる場所で何ができるのかを、自ら問い続けることが大切だと思うんだ。

長内 本当にそうですね。視野が広がった気がします。

中村 学会の支援活動の歴史は、政治に対する国民の意識を高め、国民の手に政治を取り戻してきた歴史ともいえる。一人一人に社会変革の主体者としての自覚を促してきたのが、学会の対話運動なんだ。その誇りを胸に、理解を広げる対話に、一緒に挑戦しよう!