2022年4月27日水曜日

2022.04.27 わが友に贈る

新しい自分をつくるには
新しい挑戦が必要だ。
人の成長に限りはない。
ゆえに失敗を恐れず
大胆に! 朗らかに!

撰時抄 P292
『正法の強敵と申すは悪王悪臣よりも外道魔王よりも破戒の僧侶よりも、持戒有智の大僧の中に大謗法の人あるべし』

【通解】
正法の強敵というのは、悪王や悪臣よりも、外道や魔王よりも、また破戒の僧侶よりも、戒律を持ち智者といわれる高僧の中に大謗法の人がいるのである。

名字の言 廃虚の中から立ち上がった沖縄の"喜劇の女王" 2022年4月27日
桜前線が日本列島を北上していく時季、沖縄を彩るのは「デイゴ」。鮮やかな深紅の県花だ。新年度を行き交う人々を見守るように、街路や校庭で枝を広げる▼この花の名を冠した劇団「でいご座」を旗揚げし、戦後の復興に尽くした沖縄芝居役者の仲田幸子さん。小学生の頃、児童をはじめ多くの県民が犠牲になった沖縄戦を命からがら生き延びた▼戦後、仲田さんの生きる力になったのは、同じく廃虚の中から立ち上がる人々の姿だった。「あんたは生かされているんだよ」との言葉が、どれほど支えになったか。"皆のおかげで今がある。「命どぅ宝(命こそ宝)」と心から思った"——そう語る仲田さんは、88歳の現在も"喜劇の女王"として希望を送り続ける▼「身命の儀、どの宝物よりも大切に存じ保養いたすべく候」とは琉球王国の哲人指導者・蔡温の言葉。生命尊厳を根底に農作業を助け合い、後世に豊かな森林を残した先人たちの支え合う心は、琉球の歴史に刻まれ、現代にも息づいている▼強靱な根と柔らかな幹をもつデイゴの花言葉の一つは「生命力」。漢字で書く「梯梧」の「梧」には「支える」との意味もある。暗雲に覆われた世情の今、平和を願い、励まし支え合う心を足元から広げたい。

寸鉄 2022年4月27日
「一句をも人にかたらん人は如来の使い」御書。広布の勇者に無量の福徳(新1721・全1448)
妙法の生活は「変毒為薬」—牧口先生。勇敢に苦難に挑め。題目の力は無限
学会員の励ましは地域に根差して他者の心潤す—マレーシア博士。足元から対話拡大
子どもの"ネットいじめ"5年で2倍。家でも気配りを。小さな合図逃さず
黄金週間の行事等が続々再開と。感染予防対策は油断なく。有意義な時を

〈社説〉 2022・4・27 間もなく大型連休スタート
◇無事故で、有意義な活用を
コロナ禍のもとで3度目のゴールデンウイークが、間もなく始まる。ワクチン接種の広がりや感染対策への努力等により、大型連休での旅行需要は回復傾向にある。
コロナ前には及ばないが、去年のゴールデンウイークと比べ、今年は国内旅行に出掛ける人が70%近く増える見通しだ(大手旅行会社のまとめ)。車での外出も増加と予測され、高速道路混雑のピークは、場所によってはコロナ感染拡大前と同程度の渋滞見込みとなっている。
"新しい生活様式"とともに、旅行の選択肢にも変化が生まれている。最近ではマイクロツーリズム(自宅からおよそ1時間圏内の地元や近隣への観光)も浸透。その上で、まとまった休日でしかできない経験は、心身共にリフレッシュすることができるだろう。
もちろん、連休での行動が今後の感染状況を左右する可能性は否めない。日頃から行っているマスクの着用や手洗い、手指の消毒を励行するとともに、旅行先には、できる限り少人数で行くなどの心掛けを忘れないようにしたい。もし旅行中に体調が悪くなれば、行程を変更する決断も求められる。せっかくの予定だからと固執せず、「無理をしない」を肝に銘じ、無事故で過ごしたい。
先日、本紙読者の投稿には、43年ぶりに友と再会したドラマがつづられ、コロナ不況による経済苦や病苦を語る友に、自らの体験を通し激励する姿が記されていた。誰もが不安を感じることが多い時代だからこそ、心を通わせる交流がどれほど大切か。また、ビデオ通話の普及で、出歩かなくとも、互いの姿を見ながら交流できる機会も増えた。
身体論を研究する東京工業大学の伊藤亜紗教授は、個別の状況が見えづらい社会において、接する人の声を聞くことの大切さを訴える。「耳を傾けることによって、私たちは自分の思い込みから自由になり、想定していなかった関わりの可能性が見えてきます」(『ポストコロナの生命哲学』集英社新書)と。相手の状況を聞く中で"こういう人だろう"という先入観が覆る。共通の趣味が見つかったり、発見があったり、新たなつながりが生まれることもある。
人と人との心の交流は、豊かな時間と喜びをもたらしてくれる。さあ、旧知の友や新たな友人と有意義な語らいを!

☆「5・3」の生命は絶対勝利の前進 原田会長を中心に各部代表者会議
第15回各部代表者会議が26日、原田会長を中心に、東京・信濃町の広宣会館(学会本部別館内)で行われた。
池田先生はメッセージを贈り、5月3日を前に、広宣の城を守り、同志に尽くす創価班、牙城会、白蓮グループ、また王城会、香城会をはじめ全てのリーダーの尊き献身に、心から感謝。「人の力をませば我がちからまさり」(新2150※新規収録)を拝し、広布に走る偉大な学会員一人一人を敬い、大切にすることが、一切の威光勢力の源泉であると訴えた。
次いで、4月28日の立宗770年に当たり、「御義口伝」の一節を拝読した。
「今、日蓮が唱うるところの南無妙法蓮華経は、末法一万年の衆生まで成仏せしむるなり」「妙法の大良薬をもって一切衆生の無明の大病を治せんこと疑いなきなり。これを思い遣る時んば満足なり」(新1004・全720)
先生は、この御本仏の遠大なる誓願を、そのまま我らの誓いとして、広宣流布の新たな勝ち戦を起こす日が、「5月3日」であると強調。
今再び、大聖人直伝のはち切れんばかりの大生命力を漲らせて、勇敢に立正安国の対話へ打って出よう! 大いなる仏縁を結び広げ、梵天・帝釈を揺り動かしながら、恩師が師子吼された「民衆万年の幸福」と「地球民族の平和」の確立という創価の使命を、断固として果たしゆこう!——と力説した。
最後に、5月3日の元初の生命は、永遠に「歓喜の中の大歓喜」であり、永遠に「万事を成ずる異体同心」であり、永遠に「絶対勝利の前進」であると述べ、"全リーダーが呼吸を合わせて進みゆけ!"と呼び掛けて、メッセージを結んだ。
原田会長は、師のもとで全同志と歌い上げる「勝利の凱歌」以上の喜びはないと強調。不可能の壁を打ち破る「信心」と「題目」で、仏の勢力を広げ、善の連帯を拡大しようと訴えた。
そして、世界を覆う権力悪を克服する根本の道は、立正安国の哲学を体する指導者を世に送ることであると述べ、大確信の対話で断じて勝利を開こうと望んだ。
長谷川理事長、谷川主任副会長、西方男子部長があいさつ。宮口総兵庫青年部長、有田総愛知男子部長が抱負を述べた。

☆桂冠詩人は詠う 勇気の舞 凱歌の行進� 第7回 福岡の友へ
◇先駆を担い 勝利の歴史を飾れ!
福岡!
おお
福岡の偉大なる友よ!

常に複雑に変化しゆく
時代と社会にあって
我らは
鮮やかな人間の眼を持ち
新しき世紀に
そして
新しき未来に向かって
新鮮な希望と
鉄のごとき信念を持って
胸を高ぶらせながら
先頭に立って歩む。

人々の先駆を
担いながら
勝利の歴史をつくる。

私に迫りくるものは
断じて勝利せよ! との
天の声である。
私を追ってくるものは
偉大なる自身の歴史を
創りゆけ! との
胸を裂く諸天の声である。

おお 福岡よ
偉大なる福岡の友よ!
煌めき輝く
崇高な精神を持った
大きな使命に生き抜く
わが友よ!

我らの同志の結合は
常に使命のために
運命を共にしてゆこうとする
あまりにも尊き
完璧なスクラムだ。

◆◇◆

我らは
勝つための人生である。
幸福になるための
人生である。
強く勝ち越え
この世に悔いもなく
誉れ高き
自身の大著を残し
戦い楽しんでいく人生だ。

おお
福岡よ!
夏の暑い日を
繰り返す日々であっても
その夏も
偉大な日々とする人たちよ!

人間として
最高の生活の技術を
知っている
名博士たる君たちよ!
そこには
常に健康な
最も価値ある
安全な無限の広場が
待っている。

人生は闘争だ!
人間は
絶えず戦いゆくものだ。
ゆえに至る所で勝利し
幸福になっていくことだ。

自らを
不断に変革させながら
天高く向上し
完璧な悔いない日没を
笑顔で見つめることだ。

福岡よ!
わが人生の前に
いかなる嵐があっても
断じて負けるな!

◆◇◆

我らは
先駆者である!
我らは
開拓者である!
我らは
哲学者である!
我らは
人間長者である!

火の国!
それは
使命ある人生を
深く
火の如き情熱をもって
生き抜く天地・福岡だ。

秘の国!
それは
わが生命に
無限の力を秘めたる
不思議なる国土・福岡だ。

飛の国!
それは
先駆を切って
アジアへ
そして全世界へ
平和の哲学を広げ
飛翔しゆく原点・福岡だ。