2022年4月10日日曜日

2022.04.10 わが友に贈る

◇今週のことば
壮年・男子が団結して
活力みなぎる座談会を!
一人一人が尊き主役だ。
太陽の女性部と共々に
五月三日へ賢者の前進!
2022年4月10日

最蓮房御返事 P1342
『何れの辺に付いても予が如く諸宗の謗法を責め彼等をして捨邪帰正せしめ給いて順次に三仏座を並べたもう常寂光土に詣りて釈迦多宝の御宝前に於て我等無始より已来師弟の契約有りけるか無かりけるか又釈尊の御使として来つて化し給へるかさぞと仰せを蒙つてこそ我が心にも知られ候はんずれ、何様にもはげませ給へはげませ給へ。』

【通解】
いずれにしても、日蓮と同じように、諸宗の謗法を責め、彼らを、邪法を捨てて正法に帰依させて、順次に三仏が座を並べられているように常寂光土に詣でて、釈迦・多宝の御前で「私達は無始以来、師弟の約束があったのでしょうか。なかったのでしょうか。また、釈尊のお使いとして来て、化導してくださったのでしょうか」と尋ねたときに、「そのとおりである」との仰せを受けてこそ、自身の心も納得されるであろう。なんとしても励まれるがよい、励まれるがよい。

名字の言 胸が熱くなる旋律——「希望の絆」コンサート 2022年4月10日
昭和40年代、テレビでは昔懐かしいメロディーでつづる歌番組が数多く放送された。その楽曲がはやった当時の世相を伝える映像とともに紹介する内容で、どれも高視聴率だったという▼流行歌でなくとも、旋律を聴くと、大切な思い出がよみがえり、胸が熱くなる——。一人一人に、そうした"懐メロ"ともいえる音楽があるのではないだろうか▼昨日、大船渡文化会館で行われた「『希望の絆』コンサート」で、東北の歌「青葉の誓い」が力強く鳴り響いた。東日本大震災以降、とりわけ東北の同志が口ずさんでは勇気を湧かせ、前進の力にしてきた歌である。この日は2年ぶりの東北訪問となった音楽隊「創価グロリア吹奏楽団」が演奏した▼同コンサートの開催は、3月16日付の本紙で発表された。ところがその晩、大きな地震が東北を襲った。その影響で新幹線などの交通網が寸断された。翌日、音楽隊から東北の同志に連絡が。「何としても行きます!」——"希望の絆"が一段と強まった。そして関係者の努力が実り、開催が実現した▼あすで大震災から11年1カ月。学会歌は来し方を懐かしむだけでなく、今に燃え、未来への活力とする調べである。決意の歌声と共に、同志は復興を目指し、前へ進む。

寸鉄 2022年4月10日
会長の思想継ぐ青年部が築く連帯は平和の原動力—教授。対話の渦、今こそ
悩んではじめて信心が分かる。偉大な人になる—恩師。若人よ題目で勝て
奈良女性部の日。万葉の都照らす太陽のスクラム 友の心に励ましの春光を
関西創価小学校開校から40年。宝の王子王女達よ勇気の翼を広げ羽ばたけ
昨年、ネット中傷で検挙353件—警察。言葉の暴力は社会悪。皆で根絶

☆桂冠詩人は詠う 勇気の舞 凱歌の行進� 第6回 神奈川の友へ
◇勝利の栄冠は我らに!
神奈川には
品格がある。
そして
皆に好かれ
庶民の大声と
笑い声が聞こえる街!

わが神奈川の友は
順風が嵐になろうとも
その巨大な信念は
絶望することを知らない。

常に心が崩れ果てていく
窒息しそうな時代に入っても
わが友は力強い。
そして
信念の深い叫びをもって
生き生きと
道を拓いていく。

卑しき計り知れぬ
人間性のなき畜生のような
唾棄すべき茨の道があっても
我らの希望と勇気の胸は
さらに膨らむ。

ある同志は
海外の友がいる彼方を目指し
また ある同志は
寒さも暑さも忘れ
来る日も来る日も
烈風が吹くような速さで
わが愛する
神奈川広布の天地に
舞い降りる。

一日の戦いが終わって
すべてのものが眠っても
我らの眠りは
豪奢と静けさを
呼吸しながら
楽しく休む。

辛抱強い我が友!
苦悩に打ち勝つ
精神の王者の我が友!
暗黒を引き裂く
無限の力を持つ我が友!
不吉で陰険な策略を
辛抱強く打ち破る我が友!

この無窮に通ずる
信念の道は
意義深き
荘厳な生命の躍動として
今日一日も
また快く飾る。
そこには
悔いのなき幸福の静寂が
結びついている。

◆◇◆

時は来た!
花は咲いた!
強く明るい
日差しに照らされながら
我々は
美しい香りの花々に囲まれ
完璧な勝利の響きと共に
凱旋の歌を歌っていくのだ。

私たちは勝ったのだ!
我らのこの勝利は
いかなる冷たい
烈風が吹き荒れても
微動だにもしない。
安楽にして
無限の魂を癒してくれる
大城なのである。

勝利の栄冠!
それは
我らであり
我が友である。

神奈川は強い!
常に高みに立ちて
険悪な情勢を
見下ろしながら
戦わんかな! という
躍動しゆく
強き信念は光る。

さあ 行こう!
さあ 行け!
さあ 軽やかな足どりで
連戦連勝の人生と
無数の花吹雪を浴びながら
今日も
青年 神奈川は勝つのだ!

我らには
一時の退屈の日もない。
この一生を
悔恨の暗夜を通りぬけて
真実の人生の
栄光の日々を飾るのだ。

願わくは 君よ
賢明なる権利を持ち
光輝ある人生の勝利者として
神奈川の天地に
その歴史を残し給え!

神奈川 万歳!
広宣流布の歴史輝く
神奈川 万歳!
わが偉大なる同志の
神奈川 万歳!

☆質問BOX 「発心」とは、どういう意味ですか?
◇答え
「発心」とは、「発菩提心」のことです。仏の最高の覚りを得ようと求め、仏道修行を貫くことを誓う心を発すことをいいます。
しかし、経典に"法華経を持つ人は必ず難に遭う"とある通り、信心を貫くことは簡単ではありません。
本紙の長期連載「きょうの発心」には、広布のリーダーが掲載されています。そこには、一人一人が胸に刻んでいる御書の一節と共に、苦難や宿命の嵐を勝ち越えた体験などがつづられています。
多くの人に共通するのは、行き詰まった時に"池田先生との誓い"や、"信心の原点"に立ち返っていることです。
日々、祈りを根本に、"きょうも発心"を重ねていくならば、どんな困難にも負けることはない——。1万4千回を超える連載は物語っています。

☆法華経に勝る兵法なし 千葉への指針から 第4回 「幹部の団結」を師は厳命
◇「幹部の団結」を師は厳命
戸田先生の折々のご指導から始めたい。
戸田先生のお話は、全部、私の胸に入っている。いつも厳しい先生であったが、「大作は、私の言うことを、よく覚えるな。忘れないな」と絶大な信頼を寄せてくださった。恩師の言葉は、今も光を放っている。
〈戸田先生の言葉〉
「どのような癖のある馬でも、また名馬でも、使う人によって変えられていくし、また変わってくるものである。ゆえに師は選ばなくてはならない」
師匠を選べ!——これが人生最重要の決断である。
「学会も強くなった。幹部も育った。今の学会は幹部の団結によってできたのだ。これからも心を合わせてやれ」
幹部の団結である。鮮やかな一筋の光のごとく、団結の足跡を刻んでいくのである。
派閥など断じてつくるな。それが恩師の厳命であった。
「現在の自分の環境に対して不平不満を抱く者は決して幸せにはなれない」
昔の学会は何もなかった。そこから、一人立ち上がっていったのだ。環境が悪ければ、自分が変えていけばよいのである。(2003年11月、神奈川・千葉合同協議会でのスピーチ、『池田大作全集』第95巻所収)

◇中心者は包容力で皆を生かせ
次に、乱世を勝ちゆくリーダーの姿勢を学びたい。
〈中国の三国時代、蜀の名宰相・諸葛孔明〉
「指導者には必ず、腹心(心から信頼できる者)、耳目(情報を知らせる者)、爪牙(身を守る者)がいる」
そして——腹心のいない指導者は、夜の闇をさ迷うようなものだ。情報のない指導者は、暗闇の中で身動きがとれない。勇敢に戦う者をもたない指導者は、亡んでしまう、と言うのである。(中略)
指導者は、孤独であっては戦えない。「君のためなら何だってするよ」と言われるような厚い信望を広げることだ。一人でいばって、包容力も、慈悲もない。苦楽をともにする友もいない。それでは指導者とは言えない。
指導者は、同志を大事にすべきだ。自分に意見を言ってくれる人を尊重することだ。
〈「四条金吾殿女房御返事」〉
「大将軍よはければ・したがうものも・かひなし、弓よはければ絃ゆるし・風ゆるければ波ちゐさきは自然の道理なり」(全1135・新1543)
——大将軍の心が弱ければ、従卒もふがいない。弓が弱ければ、絃もゆるい。風がゆるければ、波も小さい。これは当然の道理である——。
戦いは中心者の一念で決まる。何としても勝つ。この「執念」である。
〈「守護国家論」〉
「兵者を打つ刻に弱兵を先んずれば強敵倍力を得る」(全37・新380)
——兵を打つときに、こちらが弱い兵を先に向かわせると、強い敵は、ますます力を得る——。
だから、幹部が率先するのである。先頭に立って戦うのである。
戸田先生は、いつも、最も大変なところへ、「大作、行ってこい!」と私を派遣された。行くところ行くところで、私は歴史をつくってきた。(同)