2022年4月21日木曜日

2022.04.21 わが友に贈る

今なすべきことを
先送りせず進めよう!
その連続が未来を開く。
一日一日を大切に
価値創造の挑戦を!

乙御前御消息 P1222
『いかなる事も出来候はば是へ御わたりあるべし見奉らん山中にて共にうえ死にし候はん』

【通解】
どのような事でも起こったならば、この身延へおいでなさい。心からお迎えしましょう。山中でともに餓え死にしましょう。

名字の言 創価高校に合格した息子と勉強を支えた母 2022年4月21日
「人生に無駄はない」と語る学会員は多い。信心することで何事も前向きに捉えられるようになり、全ての経験が生かされるとの確信を得るからだろう▼今月、各地で行われた未来部の新入生歓迎の集い。東京のある区では母子のリレー体験が感動を広げた。息子は学業と部活動の両立に挑み抜き、念願の創価高校に合格した▼彼の勉強を支えたのは母だった。地区女性部長の彼女は、ピアニストとして奮闘する傍ら、息子が小学生の時から学習をサポート。中学入学後も共に学びを深めてきた。だがコロナ禍で生活は一変。自身に加え、デザイナーである夫も仕事が激減してしまう▼彼女は家計を守るため、就職を決意。わが子の勉強を見てきた経験を生かし、学会活動に励みながら、大手学習塾の講師の採用を勝ち取った。どんな状況でも前進の歩みを止めない。「"信心に無駄はない"と心から思います」——そう語る表情は確信に満ちていた▼苦しいことも楽しいことも、経験する全てに必ず意味がある。否、その意味を見いだし、「意味あるもの」にする。ここに宿命を使命に変える仏法者の生き方がある。それを示してくれる師匠がいて、応援してくれる同志がいる。我らの誇りであり、喜びである。

寸鉄 2022年4月21日
曖昧な的に放った矢が当たる訳はない—牧口先生 目標は明確に。祈り強く
「まいをもまいぬべし」御書。苦境を飛躍の因に。使命の舞台で勝利の舞を(新2145・全1300)
愛媛青年部の日。師子の陣列で拡大の突破口開け 立正安国の対話を勇んで
買い物カートからの子の転落事故が相次ぐ。注意表示を確認。未然に防止
早めに空調の試運転を—経産省。夏の修理は混み合うと。猛暑対策万全に

☆県長・県女性部長会での原田会長の指導 2022年4月16日
一、先月16日、宮城・福島を震度6強の地震が襲い、大きな被害をもたらしました。改めて被災された皆さまに心からお見舞いを申し上げるとともに、東北の同志の温かな励まし、復興・復旧への戦いに、感謝と敬意を表します。
最近は、各地で地震が頻発しています。日頃からの備え、防災の意識をより高めていきたいと思います。
また、ウクライナ情勢が深刻化・長期化しており、深い憂慮を禁じ得ません。即時停戦と部隊の撤退へ向け、関係諸国と国連のさらなる外交努力を強く念願するとともに、一刻も早い終息を一層、真剣に祈ってまいりたい。
学会は現在まで、難民・避難民の方々への支援に当たるUNHCR(国連難民高等弁務官事務所)、国連WFP(国連世界食糧計画)、ユニセフ(国連児童基金)をはじめ、国際協力NGOなど計5団体に寄付をしてきました。
私たちは、仏法者の社会的使命を一段と深く自覚し、世界の平和と全民衆の幸福をより強く祈念するとともに、混迷と困難の時代だからこそ、一人一人の足元から対話と励ましの力で幸の連帯を着実に広げ、広宣流布と立正安国への諸活動を進めていきたい。

◇「5・3」の魂は師弟
一、広布拡大の上げ潮のなか、いよいよ5・3「創価学会の日」を迎えます。
「5・3」を凱旋で飾り、新たな勝利へ出発する。これが創価躍進のリズムです。そして「5・3」を貫く魂は、どこまでも「師弟」の一点にあります。
かつて池田先生は、ご自身の戦いの「最大の勝因」を教えてくださいました。
「それは、ひと言で言うならば、いついかなる時も、わが心が師と共にあったことだ」
「"(戸田)先生ならば、どうされるか"を常に考えた。先生が今、私を見たら、何と言われるか? 胸を張って、ご覧いただける自分であるかどうか。私はいつも、そう己に問うてきた」と。
さらには「『仏法は勝負である。ゆえに、敗北は罪である。負ければ、先生の広宣流布の構想を頓挫させることになる。断じて負けてはならない。絶対に勝利の報告をするのだ』。その一心不乱の『祈り』が、力となり、智慧となった。その勇猛精進の『行動』が、活路を開き、諸天善神を動かした」とも教えてくださいました。
最大の勝因——それは「師弟」にあります。
師匠に胸を張って報告できる自分であるか。一心不乱の祈りはあるか。勇猛精進の行動はあるか——池田門下の弟子ならば、それを自らに問い続けながら、前進してまいりたい。
先生に勝利をお届けし、断じて喜んでいただく。この一念が定まれば、越えられない壁はありません。決意も新たに、「5・3」から勝利の夏へ怒濤の前進を開始しようではありませんか!(拍手)

◇対話の旋風を 励ましに総力を
一、ここで、勝利を開くためのポイントを2点、確認したい。第1は、皆で「新しい拡大」「拡大の新記録」に挑戦しよう、という点です。
本年5月は、20世紀最大の歴史家・トインビー博士と池田先生の対談から50周年。その様子は小説『新・人間革命』第16巻「対話」の章に描かれています。
2年越しの対談を終える最終日、84歳だった博士は、45歳の池田先生に「人類の道を開くのは、対話しかありません」と語られた。そして、ご自身の友人の名前を書いたメモを渡され、「世界に対話の旋風を」と託された。まさに一つの対話の終わりは、新たな対話への出発でありました。以来、池田先生は「新しい友人」「友人の友人」へと交流を結ばれ、対話を通して広布の道を開かれました。
今こそ私たちも、先生の戦いを模範として、対話拡大に打って出たい。「古い友人」「これまでの人脈」を大事にしながら、一人一人が「新しい拡大」に、「拡大の新記録」に、果敢に挑戦してまいりたい。
日本中を戦いの舞台とすれば、友好は必ず広がります。待っているだけでは対話は始まらない。自ら声を掛けていく。皆の「勇気の一歩」が重なってこそ、立正安国の新たな歴史が開かれていきます。
かつて池田先生は、「祈りを込めた対話には、必ず強い強い仏の力がこもる」との戸田先生の言葉を引かれながら、「人間は必ず変わる。それを『どうせ話しても無駄だ』と決めつけてはいけない。決めつけは無慈悲に通じてしまう。これが不軽の精神なのです」と教えてくださいました。
どんなに非難されても、対話をやめない。それが不軽菩薩の戦いでした。そして、どんなに悪口を言われても、けなげに、誠実に対話を重ね、味方を広げてきた。それが現代の不軽菩薩ともいうべき創価学会の戦いです。
私たちは、対話に深い「祈り」を込めながら、全国を舞台に、皆で「対話の旋風」を巻き起こしていきたい。

◇心を動かす「声」で
一、第2のポイントは、「新しい人材」を増やしながら「総立ち」で前進しよう、という点です。
かつて池田先生は、大阪の戦いに参加した関西の同志の約半数が、入会半年にも満たない方々であったことを振り返られ、「この若い力、新しい力が燃え上がり、祈り、動き、無限の自らの力を連帯し合っていったからこそ、『"まさか"が実現』と日本中をあっと言わせた」とつづられました。
そして、人材育成の要諦を「第一に『会う』こと」「第二に、友と一緒に動き、一緒に戦うこと」とも教えてくださいました。
人材は「いない」のではない。「見えない」だけです。本気で祈れば、人材は出てくる。会いに動けば、人材を見つけることができる。今の時代は生活スタイルもさまざまです。コロナ禍での意識の違いもある。なかには体調や家族の状況から、思うように活動できていない方、また活動から遠ざかっている方もいらっしゃるでしょう。
だからこそ、祈りを重ね、智慧を出し合いながら、一人一人に寄り添い、一人一人の状況にあった激励に心を砕く。それを「総力戦」でやる以外にありません。まずは、陣頭指揮を執ってくださっている地区部長・地区女性部長、さらに地域や社会で対話を、組織で激励を広げてくださっている最前線のリーダーの皆さまを、最大にたたえてまいりたい。
とともに、たとえば地区であれば、地区部長・地区女性部長だけに激励をまかせるのではなく、担当幹部も地区に入り切って、自ら激励に動く。また正と副が連携を取り合う。その「総力戦の励まし」があってこそ、陣列は広がります。
場合によっては、電話のほうがいい場合もある。オンラインを活用できることもある。ともあれ大事なのは、励ましの「声」です。メールやSNSでの、単なる会合や日程の「連絡」だけでは、相手の心に響かない。「広布の陣列に参加し、福運をつけ、幸せになってもらいたい」。その真摯な思いを込めた、励ましの「声」こそが、友の心を動かします。
また、なかなか勇気が出ない。対話が思うように進まないこともある。だからこそ、「その挑戦がすごい!」「その勇気が素晴らしい!」とたたえ合っていけば、さらなる拡大の息吹が生まれ、勢いも生まれてきます。「新しい人材」を輩出しながら、「皆が総立ち」となるよう、励ましを広げていきたい。

一、小説『新・人間革命』には「あの"大阪の戦い"で大勝利を収めることができたのは、皆が真剣であったからです」とあります。「軍には大将軍を魂とす。大将軍おくしぬれば、歩兵臆病なり」(新1688・全1219)の御金言の通り、リーダーが真剣かどうか、本気かどうか、で勝負は決まります。
リーダー自らが対話で模範を示してこそ、皆も「新しい拡大」に挑み、勢いが出る。リーダー自らが同志のもとに足を運んでこそ、「新しい人材」が生まれ、陣列は強くなります。
さあ決意も新たに、全国の異体同心の団結で断固、完全勝利を成し遂げようではありませんか!