未来を開くのは
自らの意思と力だ。
過去や現実がどうであれ
真剣に今日を生きる人に
希望の明日は訪れる。
立正安国論 P18
『仏法実に隠没せば鬚髪爪皆長く諸法も亦忘失せん』
【通解】
仏法が本当に消え失せてしまったので、出家者の髭・髪・爪は皆長く伸び、様々な教えもまた忘れ去られてしまった。
名字の言 刀匠・川崎晶平氏のモットーは「最新作が最高傑作」 2020年11月1日
「千年の後にもぼくの作品は他に紛れぬものであるという信念とプライドを持って進む」とは、川崎晶平氏の言葉。新作日本刀・刀職技術展覧会で3度の最高賞に輝くなど、現代を代表する刀匠の一人だ▼日本刀には平安・鎌倉から幕末まで、歴史に名を刻む名刀がある。それら名工の作を"ライバル"として、素材の配合を工夫し温度を見極め、鉄をたたくタイミングを計るなど、日々の探究を怠らない。その中でも「晶平」の銘を切って世に出す作品は、年間で10振りほどだという▼一方で氏は、現代刀の魅力を発信しようと、人気アニメとのコラボ、海外での実演や他の作家との合作などにも挑戦する。「心が瑞々しい感性を失い成長が止まることは、作家にとって最も憂うべきこと」と語る氏のモットーは「最新作が最高傑作」である(『テノウチ、ムネノウチ』双葉社)▼大きな目標に向かって、たゆまず挑戦を重ねる。現状に安住せず、自らを磨き続ける。名匠の言葉にうなずくばかりである▼日蓮大聖人は「法華経の剣は信心のけなげなる人こそ用る事なれ」(御書1124ページ)と。あらゆる苦難を打ち破る無敵の剣が妙法だ。その力用は、勇気を奮い起こして前進する"挑戦の心"に光り輝く。強き祈りで、きょうも向上の一日に。(誼)
寸鉄 2020年11月1日
さあ創立90周年の11月!一人一人の勝利が創価の勝利。「私の拡大」で祝賀
東京・八王子の日。多彩な人材輝く世界の本陣。広布の新潮流をここから
口先ばかりではなく行動する人が必要だ—大統領足取り軽く会って語ろう
良好な人間関係築く一歩は相手を知ること—精神科医。幹部は聞き上手に
年賀はがき販売開始。一葉の便りは心結ぶ契機。コロナの今こそ賢く活用
〈社説〉 2020・11・1 あすは「創価班の日」
◇「勝利」こそ後継の旗印と
あす2日は「創価班の日」。1976年11月2日、それまでの「輸送班」を発展的に解消し、学会の各種行事の運営を担う、新たな男子部の人材育成グループとして出発した。
「『創価班』で受けた教育、訓練をもとに、日々の生活のなかで、それを、さらに自分のものとし、社会にあって、大いに力を発揮できるようにしていくべきだ」——発足後、真に力ある人材を育成する組織構築を目指し、真剣に語り合う青年たちの様子を、池田先生は小説『新・人間革命』第24巻「厳護」の章に書きとどめている。
新出発から44年。師匠直結の薫陶を受けた数多くの人材は、混迷を極めるコロナ禍にあっても"希望の灯"となり、社会を、そして友を照らしている。
「創価班という自負があるから、"俺は負けられない"と踏ん張って戦える」と語る信越のメンバー。昨夏、独立・起業し、金融システムの開発・販売とコンサルティングを始めた。
信心で必ず実証を示すと誓い、今年初めには弘教も実らせた。着実に顧客を増やす中で、直面したコロナ禍。予定していた契約が全て白紙になった。焦りが募ったが"ここが正念場"と御本尊に向かった。
「後輩に信心の範を示すのが、創価班の伝統。それを多くの先輩の姿から学びました」。真剣に祈り、新たな営業先の開拓に挑んだ。
その結果、今ではコロナ禍前を上回る業績に。苦闘の中で活路を開き、大きく境涯を開くことができた。
明年で創価班歴20年となる青年リーダーは昨年、父親をがんで亡くした。家業の石材店の事業継続をどうするか、悩みに悩んだ。唱題を重ね、会社を継いだが、今年上半期の売り上げは前年比の50%減。
先行きの見えない重圧の中、自らを奮い立たせ、同志を励ますために開いた創価班指導集に心が揺さぶられた。
「『創価』とは『勝利』の異名なり。ゆえに、その名を冠した『創価班』は、いずこにあっても、いかなる時にあっても、『勝利』が宿命づけられている」
"勝利を師に届けるのが創価班の使命"と決め、悩める友に仏法を語った。少しずつだが、仕事も軌道に乗り始めた。
「"青年時代は陰の労苦に徹せよ"——『創価班1期生』を生涯の誇りにしていた父の言葉がよみがえりました」。創価班魂に貫かれた父子の心で、どんな険路も勇敢に突き進むことができた。
試練の寒風にも、創価班の友は凜然と一人立つ。この誇り高き精神は、今や全世界へと広がった。
師は創価班の友に詠み贈った。「勝利こそ/わが後継の/旗印/君よ掲げよ/師弟の大城に」。いかなる苦難も前進のばねとして、人生凱歌の旗を打ち立てたい。
☆大白蓮華巻頭言2020年11月号 母と子の福光歓喜の鐘を
「法華経を信ずる人は冬のごとし」(P1253)
我らの創立の父・牧ロ先生は、あえて厳冬の如き大難を一身に受け切って、「冬は必ず春となる」(同P)という福光歓喜の鐘を後継の弟子に打つ鳴らしてくださった。
この殉教の先師が線を引き大切にされた一節がある。
「正法を護らんと欲せば彼の貧女の恒河に在って子を愛念がするが為に身命を捨つるが如くせよ」(P233)
これは「開目抄」で引用された「涅槃経」の文である。
幼子をかかえ、病も飢えも寒さも耐えて流浪した果てに、ガンジス河の源流に呑み込まれてしまった悲劇の母がいた。しかし最後の最後まで、わが子を慈しみ抱きしめ抜いた慈悲の一念によって大福運の境涯を勝ち開いた。ここに正法を護り抜く鑑があると示されているのだ。
日蓮大聖人は、この説話を踏まえつつ仰せになられた。
「我並びに我が弟子・諸難ありとも。疑う心なくば自然に仏界にいたるべし」(P234)
牧ロ先生が命を賭して貫き通された、この大精神を、戸田先生と共に受け継いだのが、創価の婦人部である。
妙法を信じ、「私にもあなたにも、何ものにも負けない仏の生命がある」と言い切って、広宣流布ひとすじに走る尊き"如説修行の女人"たちである。
御書の通り打ち続く三障四魔・三類の強敵にも、毅然として「疑う心なく」、師弟の道をまっしぐらに進む。愛する家族を、同志を、宝友を、そして学会を断じて護りに護ると祈り戦う。わが婦人部の「まこと」の信心あればこそ、創立90周年の誉れの凱歌があることを忘れまい。
今なお世界も、難民の家族など母子の涙は尽きない。創価の女性が生命尊厳の哲理を掲げて、人間尊敬の振る舞いで築いてきた「平和の文化」が、いよいよ大切だ。
「一人も置き去りにしない」との慈愛に満ち溢れた、最も強く賢く温かき「桜梅桃李」の人華のスクラムで、母と子の福光歓喜の笑顔を広げゆこう!「最も苦しい冬が必ず最も幸せな春になる」と希望の光を贈りながら。
負けるなと
慈母の祈りの
励ましに
断じて捧げむ
勝利の華冠を
〈2020 学会史メモリアル〉11月
◎11・3「創価文化の日」
人間文化の創造を目指し、学会では「文化の日」の11月3日を「創価文化の日」と定めている。
◎11・5「男子部の日」
1961年(昭和36年)11月5日、東京・国立競技場で第10回男子部総会を開催。54年(同29年)に第2代会長・戸田城聖先生が「国士訓」で青年部に呼び掛けた"精鋭10万人"の結集を実現させた。「国士訓」発表当時の男子部員数は1万人を超えたばかり。当時、青年部の室長だった池田大作先生の指揮のもと、怒濤の拡大を開始。同総会までに、男子部は35万人の陣容となった。
※参考資料=小説『新・人間革命』第5巻「勝利」
◎11・6「四国の日」
1987年(昭和62年)11月6日、池田先生が長編詩「青き天地 四国讃歌」を四国の友に贈ったことが淵源。
◎11・12「女子部の日」
1961年(昭和36年)11月12日、横浜・三ツ沢の競技場に、各地から8万5000人が集い、第9回女子部総会を開催。51年(同26年)、74人の参加者だった結成式から、女子部は、わずか10年で飛躍的な発展を遂げた。
※参考資料=『新・人間革命』第5巻「勝利」
◎11・15「地域部の日」
1987年(昭和62年)11月15日に行われた第1回総会を記念して制定。
◎11・16 戸田先生との創価大学設立の語らいから70周年
1950年(昭和25年)11月16日、戸田先生の事業が最大の苦境にあるなか、戸田先生が池田先生に創価大学設立の構想を語ってから70周年。
※参考資料=『新・人間革命』第15巻「創価大学」
◎11・18「創価学会創立記念日」
1930年(昭和5年)11月18日、初代会長の牧口常三郎先生は、戸田先生と共に『創価教育学体系』第1巻を発刊。発刊日の11月18日が、後に創価学会の創立記念日となった。本年で90周年。また、2013年(平成25年)の同日、池田先生の発願・命名により、「広宣流布大誓堂」が東京・信濃町に建立された。
※参考資料=『新・人間革命』第23巻「敢闘」、第27巻「正義」
◎11・28「魂の独立記念日」
創価の師弟を分断し、学会を破壊しようと陰謀を巡らせた宗門は、1991年(平成3年)11月28日付で、学会に「創価学会破門通告書」を送ってきた。その日は、広布の前進を妨げる宗門からの栄えある解放の日となり、世界宗教へ飛翔する学会の「魂の独立記念日」となった。
※参考資料=『新・人間革命』第16巻「羽ばたき」、第30巻〈下〉「誓願」
◆総本部の3施設 11月のお知らせ
総本部(東京・信濃町)の創価宝光会館、創価文化センター、総合案内センターの11月の運用の詳細は、次の通りです。新型コロナウイルス感染拡大防止のため、来館の際は�マスクの着用�入館時の手指アルコール消毒�入館時の検温をお願いします。入場制限等を行うことがありますので、ご了承ください。
詳しくは、総本部のホームページを、ご確認ください。
〈創価宝光会館〉…接遇センターに代わる新施設
【開館時間(11月13日<金>まで)】午前11時〜午後5時
【開館時間(11月14日<土>から)】午前10時〜午後7時半
※休館日はありません。
〈創価文化センター〉…展示会場・休憩会場
【開館時間(11月13日<金>まで)】午前11時〜午後5時(同4時半に受け付け終了)
【開館時間(11月14日<土>から)】午前10時〜午後5時(同4時半に受け付け終了)
※11月の休館日は、2日(月)、9日(月)、24日(火)、30日(月)です。
※ご来館の際は、同センター南口(JR信濃町駅・信濃平和会館側)をご利用ください。
〈総合案内センター〉…休憩会場
【開館時間(11月13日<金>まで)】午前9時半〜午後5時半
【開館時間(11月14日<土>から)】午前8時半〜午後7時
※休館日はありません。
なお、信濃平和会館、本部相談室は引き続き休館、休室となります。総本部の自由唱題会場は当面の間、閉鎖します。
11・18「創価学会創立記念日」の記念勤行会は開催しません。