2020年11月23日月曜日

2020.11.23 わが友に贈る

「心にふかき・
えうじんあるべし」
健康第一、絶対無事故で
充実の一年を勝ち飾れ!
「信心即生活」なれば。

松野殿女房御返事 P1395
『法華経は初は信ずる様なれども後遂る事かたし、譬へば水の風にうごき花の色の露に移るが如し、何として今までは持たせ給うぞ是偏へに前生の功力の上釈迦仏の護り給うか、たのもししたのもしし』

【通解】
法華経は初めは信じるようであっても、最後まで信心を貫きとおすことはむずかしい。たとえば、水が風によって動き、花の色が露によって移ろうようなものである。それにもかかわらず、あなたは、どうして今日まで信心を持ち続けてこられたのであろうか。これはひとえに、前世において積まれた功徳の上に、釈迦仏があなたを守られているからであろうか。頼もしいことである。頼もしいことである。

名字の言 皆、"使命の人""宝の人" 2020年11月23日
「この子は、わが家のヒーローなんです!」。ある夫妻が、障がいのある息子さんを明るく紹介してくださった。聞けば、大変なこともたくさんあったという。突発的な多動、激しい感情の起伏……。途方に暮れた日もあった▼だが、親子で一緒に座談会に行くと、疲れや迷いが吹き飛んだ。地区の同志が大歓迎してくれた。いつも皆が最初に声を掛けてくれたのは、夫妻にではない。なかなか言葉が理解できないわが子に対して。「よく来てくれたね。おばちゃんも頑張るよ!」「抜群の笑顔やん。おっちゃん、元気になったで!」と▼同志に囲まれ、Vサインするわが子を見て、夫妻は確信した。"この子は、守られ、支えられるだけの存在なんかじゃない。笑顔一つで人を勇気づける、励ましのヒーローなんだ"▼福祉の世界で、「ホモ・クーランス(ケアするヒト)」という言葉が注目されている。"人間は一人では生きていけない""他者からケアされ、他者をケアしながら生きていく"という概念。万人に通じる真理だろう▼病気やハンディを負うなど、苦難のただ中にある人も、生き抜く姿そのもので人を励ましていける。皆、"使命の人""宝の人"——それを心の底から実感させてくれる創価家族の絆の尊さを、改めて思う。(誠)

寸鉄 2020年11月23日
法華経を「口に唱ふれば其の口即仏」御書。妙法を持ち行じゆく功徳は絶対
東京・品川の日。創価源流の誉れ高き人材城!次の10年へ広宣拡大の先陣を
江戸川の日。希望と勝利の民衆の大行進を!信心の横綱は常に強く無敵だ
音読は脳機能を活性化。新聞や学会指導の朗読も有効。継続が大きな力に
社会貢献の意欲がある人は幸福度が高いと。利他の精神こそ人生充実の鍵

〈社説〉 2020・11・23 きょう「いいふみ(文)の日」
◇手紙に友への思いを込めて
毎月23日は「ふみ(文)の日」。1979年、郵政省(当時)が、「2=ふ」「3=み」との語呂に合わせて定めた。なかでも、きょう11月23日は、「いいふみ(文)の日」ともいわれている。
私たちは今、新型コロナウイルス感染症の拡大という未曽有の事態の中にいる。これまで、当たり前のように友と会い、励まし合ってきたことが、どれほど、互いの支えになっていたことか——実感している人も多いだろう。
緊急事態宣言下にあった5月3日、本紙で「笑い文字」を紹介した。丸みを帯びた文字に、満面の笑みがあふれる筆文字には、多くの反響が寄せられた。笑い文字を書いて購読者に届けてくれた配達員の方や、「"笑顔の花咲く笑い文字"のはがきは、励ましのツール(手段)」との声も。たとえ人と会うことができなくても、SNSやメール、電話などで、友とつながり、励ましを送り合ってきた人も多いのではないか。中には、手紙やはがきで久しぶりに筆を執ったという人もいることだろう。
手紙文化振興協会代表理事のむらかみかずこ氏は、手紙は手書きすることで、相手の記憶に残り、"自分のために手間をかけて"との「喜びが、好意や信頼に変わる」と指摘。そして、SNSやメールのコミュニケーションが盛んになったことで、手紙は「連絡を取り合う手段」から「気持ちを伝える手段」へと役割が変わったと語っている。
根治的治療法のない病を患う東京のある男子部員は、いつ悪化するか分からない不安と恐怖を、いつも心の隅に抱えていた。
彼には、気持ちが弱った時に見返す手紙がある。それは、結婚前にもらった妻からの手紙。そこには「一生懸命に支えるから」と。何度、読み返しても変わらない一文だが、読むたびに、強く励まされるという。
御書に「文字は是一切衆生の色心不二の質なり」(380ページ)と。池田大作先生は「文字があってこそ色心ともに宝の価値を見いだしていける。民衆を救う文字には『仏の命』そのものが込められている」と指導されている。友を思う心を文字に託す——そうした手紙やはがき、メールは、それだけで、友を笑顔にすることができよう。
「新しい生活様式」「巣ごもり生活」といった言葉が使われ、社会にさまざまな変化が起こる中、創価学会が励ましの団体であることに変わりはない。
漠然とした不安に包まれた「ウィズコロナ」の時代だが、そうした時だからこそ、友に思いをはせ、手紙や年賀状等に気持ちを込めてみてはどうだろうか。

☆心に御書を 第89回 蘇生と勇気の座談会
〈御文〉
『法華経を持つ者は必ず皆仏なり仏を毀りては罪を得るなり。加様に心得て唱うる題目の功徳は釈尊の御功徳と等しかるべし』(松野殿御返事、1382ページ)

〈通解〉
(法華経を持つ者は、互いに尊敬すべきである。その理由は)法華経を持つ者は必ず皆、仏であり、仏をそしれば罪を得るのは当然だからである。このように心得て唱える題目の功徳は、釈尊の唱える題目の功徳と等しいのである。

〈池田先生が贈る指針〉
妙法の平等大慧の世界が我らの座談会だ。仏と仏の会座である。互いに敬い、励まし合う対話から蘇生と勇気が広がる。
牧口先生は、変毒為薬の尊き体験談をダイヤモンドに譬えられた。語らうほどに功徳は輝きを増す。ここに、人類が希求する生命尊厳と人間尊敬の連帯がある。
この希望と歓喜の光を一段と内外の友に!