2020年11月28日土曜日

2020.11.28 わが友に贈る

仏縁を広げることが
自他共の幸福の直道だ。
智慧を湧き立たせ
自身の"交友録"を
朗らかにつづりゆこう!

御講聞書 P833
『法華経の行者は蓮華の泥水に染まざるが如し、但だ唯一大事の南無妙法蓮華経を弘通するを本とせり』

【通解】
法華経の行者は、蓮華が泥水に染まらず清らかな花を咲かせるように、ただ一大事の南無妙法蓮華経を弘通することを本としなさい。

名字の言 勝って兜の緒を締めよ 2020年11月28日
空手男子形で東京五輪の日本代表候補・喜友名諒選手の国際大会優勝回数19回が、過去最多としてギネス世界記録に認定された。この強さは、不断の努力によって築かれた▼喜友名選手は大学時代に国内を制したものの、世界では何度も優勝を阻まれた。悔しさをバネに、基本の突きや蹴りを追究し、演武の技術も磨くなど鍛錬を積み重ねた。2014年、世界選手権で念願の初優勝を果たす▼だが、その後の稽古で、師匠の佐久本嗣男氏は弟子のおごりに気付いた。「生活の全てを見直しなさい」と一喝し、道場の掃除などを行うよう命じた。師匠の厳愛の指導を胸に、心身を鍛え抜いた喜友名選手は、師匠の記録に並ぶ世界選手権3連覇を達成した▼負けた時に「勝ちの因」をつくることがある。一方で、勝った時に「負けの因」をつくることもある。目標を成就し、喜びに浸っていると、気付かない間に惰性に流されてしまう。それこそが、自身の心に紛然として競い起こる「魔」にほかならない▼小説『新・人間革命』第16巻「羽ばたき」の章に、「常勝の道を行く者は、『勝って兜の緒を締めよ』との言葉を、生命に刻むことだ」と。強盛な祈りで油断を排し、今日を勝ち、明日も勝つ。その連続勝利自体が、偉大な人生の記録となる。(首)

寸鉄 2020年11月28日
「妙法蓮華経の五字は悪変じて善となる」御書。確信の祈り勇気の行動で
信越婦人部「誓いの日」。創価の女性ありて希望は拡大。心結ぶ対話、今日も
魂の独立記念日。宗門は現代の"化石"の道辿る—教授。学会は世界に飛翔
空気が乾燥する季節。火災に注意を。火の元の点検しっかり。用心重ねて
冬季うつに注意。巣ごもりで悪化警戒—専門家。日光浴びる事など工夫を

☆創価池田女子大学入学式への池田先生ご夫妻のメッセージ 2020年11月23日
◇自身の可能性を無限に開き世界に平和・幸福・希望の花を
一、栄光の21期生の皆さん、ご入学、誠におめでとうございます。
世界的なコロナ禍の拡大という試練の中で、尊い向学の情熱を燃やして勇み集われた新入生の皆さん方に、私も妻も、最大の賞讃の拍手を送っております。
厳しい社会状況の中、深い深い志で、大切な宝のご息女を送り出されたご家族の方々にも、心からの感謝とお祝いを申し上げます。
「女性教育」「人間教育」の宝城たる創価池田女子大学の誕生から20年——。一段と目覚ましい発展を遂げる中、インドの輝く宝であり、人類の未来の希望である求道の若き乙女たちを迎えて、尊敬するクマナン議長、サムシャット学長はじめ、すべての教職員の皆さま方の喜びは、いかばかりでしょうか。

一、時代の闇が深ければ深いほど、輝きを放つのが、教育・文化の次元における魂の連帯であります。
私は、貴国インドの国父マハトマ・ガンジーとロシアの大文豪トルストイとの親交を思い起こします。その交友は、まさにトルストイが書き記した言葉さながらでありました。
すなわち、「過去、現在、未来に渡って、人間がその全生涯を賭けるに値する仕事がただ一つだけある。それは人々との愛による心の交流であり、彼らとのあいだに作り上げた障壁の打破である」(北御門二郎訳『文読む月日<中>』筑摩書房)と。
二人のやりとりは、書簡によるものであり、期間も1年余りでした。しかし、人類の不滅の友情と光っています。
たとえ直接会えなくとも、善き魂と魂は共鳴し、互いを高め合って、生命の光彩を限りなく増していきます。
皆さんには、不思議な縁で結ばれた学友がいます。素晴らしい姉妹がいます。そして、教育の聖業に全身全霊を注がれる先生方がいます。
いつでも、どこでも心は一つです。いかなる状況でも励まし合い、触発し合っていける。これが私たちの誇りです。私と妻も、その誉れあるスクラムに連ならせていただいております。
思いもかけぬ壁に直面することがあるかもしれません。しかし、マハトマは語られています。
「忍耐強く、そしてくよくよしないことだ。何があろうとも、朗らかに受け止めていくべきだ」
「あなたは、難事を成し遂げるために生まれてきたのだ」と。
どうか、自身の可能性を、無限に開きながら、地域に、社会に、世界に、平和と幸福の希望の花を咲き広げていってください。

一、終わりに、古代タミルの英知の箴言を贈り、メッセージとさせていただきます。
「蓮の[茎の]長さは水深に比例する。人の大きさは、心にあるもの[の大きさ]に比例する」(高橋孝信訳注『ティルックラル』平凡社)
私と妻は、皆さん一人一人が、日々健康で、最高に充実した、勝利の学生生活を送られますよう祈り、見守ってまいります。
どうか、お元気で!(大拍手)