2020年11月22日日曜日

2020.11.22 わが友に贈る

体験を語り合えば
歓喜の波動が広がる。
日々の地道な実践や
桜梅桃李の挑戦に
皆で温かな拍手を!

主師親御書 P386
『我等衆生無始曠劫より已来妙法蓮華経の如意宝珠を片時も相離れざれども無明の酒にたぼらかされて衣の裏にかけたりとしらずして少きを得て足りぬと思ひぬ』

【通解】
我ら衆生は、かぎりない昔から妙法蓮華経の如意宝珠を片時も離れなかったが、無明の酒にたぼらかされて、衣の裏に繋けてあったのを知らずに、少しばかりの利益を得て、十分であると思っていた。

名字の言 看護師メアリー・シーコールの生き方 2020年11月22日
クリミア戦争の折、ナイチンゲールが不眠不休で傷病兵を看護したことは、よく知られている。この時、戦地で看護に尽くした黒人の女性がいる。メアリー・シーコールである▼負傷や感染症に苦しむ兵士を支えようと、戦地行きを志願。だが彼女は、肌の色で拒絶された。それでも自費で戦地へ赴き、敵味方関係なく、多くの傷病兵の看護に当たった。1881年の逝去時は「タイムズ」紙などに追悼記事が掲載された▼彼女は、自らを戦地に駆り立てたのは「無私の精神によるもの」と述べている。没後100年を経て、その功績に、イギリスで再評価の機運が高まっていく。2016年には、記念像が建立された(『メアリー・シーコール自伝』飯田武郎訳、彩流社)▼現在のコロナ禍でも、患者に懸命に尽くす看護師の方々がいる。感染の危険と背中合わせの中、不安を抱え、苦しんでいる人に手を差し伸べる。その献身と使命感に、心からの感謝と敬意をささげたい▼仏法では、仏の慈悲の行為を「抜苦与楽(苦を抜き楽を与える)」と説く。仏道修行とは、苦悩する目の前の一人に寄り添い、心の絆を結ぶことに尽きる。「励ましの輪」を広げることが、今の危機を乗り越える力になると信じ、価値創造の挑戦を重ねたい。(将)

寸鉄 2020年11月22日
問題をはね返して伸びていくのが青年—戸田先生広布の新しき歴史を開け
山形支部の結成60周年。今こそ幸の理想郷構築へ—励ましの対話を今日も
「善を成す為には渾身の力を傾倒せねば」英雄。出会い一つも真剣勝負で
がんの10年生存率が改善—調査。早期発見・治療へ検診が大切。過信は禁物
いい夫婦の日。配偶者に言われたい言葉、1位はありがとうと。自分から

☆創価学園「英知の日」への池田先生のメッセージ
◇学びの大海原を進め! 希望の未来を発明せよ
「創価教育」90周年を勝ち飾る11・18「学園創立記念日」、そして伝統光る「英知の日」、誠におめでとう!
偉大な教育者であられた牧口先生と戸田先生は、創価の学びやから「平和」と「人道」の地球を創る正義の世界市民が陸続と躍り出ることを夢見ておられました。今、わが学園生が、コロナ禍の猛威に直面しながらも、互いに励まし、支え合って、勉学や読書の高き「英知の峰」に挑む奮闘を、両先生もどれほど喜ばれていることでしょうか。みんな、よく頑張ってくれている。本当にありがとう!
今日は、愛する皆さんに一点、「学びの大海原をたくましく進め! 大いなる希望の未来を発明せよ!」と申し上げたい。
私が忘れ得ぬ語らいをした、世界的な医学・細菌学者のルネ・デュボス博士は、感染症をはじめ人類を苦しめる病を克服するために、不滅の探究と行動を貫いた知性の闘士です。創価教育にも深い信頼を寄せてくださった一人であります。
博士は、「未来を発明する力は人類の特権である」(長野敬・中村美子訳『人間への選択』紀伊國屋書店)と語られました。いうなれば、世界にどのような変化や逆境があろうとも、人間はその試練に立ち向かうことによって、それまで眠っていた可能性を発揮して、新たな未来を発明することができるという希望の宣言です。
博士は、その原動力は「学習」、つまり学ぶことであると強調されていました。それも受け身の学習ではなく、積極果敢に、創造的に学び続ける努力であります。まさしく、学園生の皆さんが思うにまかせぬ日々にあって創意工夫して学び、忍耐強く積み重ねていく努力からこそ、無限の価値創造の知恵と力が生まれるのです。
牧口先生は、長い間、人々が往来できなかった大海原を、互いに往来できる道に変えたのは、「羅針盤の発見」「冒険家の胆力(恐れない勇気)」「蒸気船の発明」などの力であると洞察されていました。
学園生には「何のため」という羅針盤と「負けじ魂」という勇気がある。さらに「深き友情」という前進のエンジンがあります。
どうか、不安の霧も、苦難の波浪も突き抜けて、たくましく朗らかに学び進んでください。そして、何ものにも負けない地球民族の「平和と希望の新航路」を切り開いていただきたいのであります。
不二の命である一人一人の健康と成長を、毎日毎日、真剣に祈っています(大拍手)。