2020年11月6日金曜日

2020.11.06 わが友に贈る

人々を結び 民衆を守る。
それが若き英知の使命!
男女学生部の友よ
正義と友情のスクラムを
世界中に広げゆこう!

新池御書 P1440
『始より終りまで弥信心をいたすべしさなくして後悔やあらんずらん、譬えば鎌倉より京へは十二日の道なり、それを十一日余り歩をはこびて今一日に成りて歩をさしをきては何として都の月をば詠め候べき』

【通解】
始めから終わりまでいよいよ信心をすべきである。そうでなければ後悔するであろう。例えば、 鎌倉から京都へは12日を要する道のりである。それを11日あまり歩いて、あと1日になって歩くのをやめてしまったならば、どうして都の月を眺めることができようか。

名字の言 "今が青春"――84歳の2人の婦人部員 2020年11月6日
84歳で定時制高校を卒業した2人の婦人部員がいる。沖縄戦を経て戦後の生活苦で進学を断念したものの、"もう一度学びたい"と81歳で入学。一人は皆勤賞と校長賞に、もう一人は体験発表大会で最優秀賞に輝いた▼婦人の一人は一時期、体調を崩して入院した。家族は退学も勧めたが、健康を回復し復学。海外で暮らす孫に会うために英会話にも取り組み、就労のための勉強も重ねた。"今が青春の真っただ中"と、2人は卒業後も学び続ける▼現代中国画の巨匠・方召麐画伯は、戦火に翻弄された上、若くして夫を亡くした。だが、師匠の励ましを胸に、悲しみを力に変え、8人の子を育てながら、再び書画の道へ。画業が世界的に認められた後も歩みを止めず、83歳になる年には、こう決意をつづった。「再攀高峯(再び高き峰へ登らん)」▼目標を達成し、さらに次の目標へ――その間断なき挑戦が人の魂を高みへと押し上げる。仏法では「化城即宝処」の法理を説く。化城は途上の目標、宝処は最高の幸福境涯を指す。試練や困難に負けず、それらを飛躍の糧とし、"人間としての完成"を目指す中に永遠の幸の軌道がある▼目標と挑戦を忘れない人は、いつまでも若々しい。わが人生の頂へ、きょうも勇気の一歩を踏み出そう。(首)

寸鉄 2020年11月6日
「鐘は強く打てば強く響く。御本尊も同じだ」恩師師子吼の題目が力の源泉
四国の日。志の国に輝く魁の勇者の大連帯。2030年へ勝利の暁鐘を!
「仏と申す事も我等の心の内に」御書。自他共の仏性信じ、励ましを拡大
発熱時は「かかりつけ医」等に電話相談を―厚労省"同時流行"への警戒強く
紛争による環境搾取防止の日。持続可能な未来は平和ありて。対話で結べ

第3代会長就任60周年記念 広布史アルバム 第11回 2001年11月12日
「本物」の弟子よ 立ち上がれ!
2001年11月12日、巣鴨の東京戸田記念講堂で開催された「11・18」を慶祝する本部幹部会。新世紀第1回の関西総会・北海道栄光総会、男子部・女子部結成50周年記念幹部会の意義を込めての集いでもあった。会場の後方には、初代会長・牧口常三郎先生と第2代会長・戸田城聖先生の肖像画が掲げられ、集った創価の同志を見守る

<11・18「創価学会創立記念日」――この日は、日本中、世界中で、広布をわが使命とする同志が、心新たに立ち上がる日である。
21世紀が開幕して最初の創立記念日を祝賀する本部幹部会。席上、池田先生は厳粛な師弟の精神について語った>

(吉田)松陰には本物の弟子がいた。使命の弟子がいた。高杉晋作、久坂玄瑞ら、そうそうたる弟子たちが師匠の「仇討ち」に総決起し、明治維新へと時代を大きく動かし、新しい日本をつくりあげていったのである。
広宣流布の前進にあっても、"本物の弟子"がいるかどうかが問題なのである。

私は、牧口先生、戸田先生の師弟の姿に、「人間の究極」「仏法の究極」「歴史の究極」を見る思いがする。戸田先生が「水滸会」の会合の折、こう言われたことが忘れられない。
「八畳一間から始まった松下村塾の松陰門下の手で明治維新は達成された。学会も、中核の青年がいれば、いな、一人の本物の弟子がいれば、広宣流布は断じてできる」と。
その「一人」とは、だれであったか。だれが戸田先生の教えのごとく、命がけで、世界にこの仏法を弘めてきたか。私は、"その一人こそ自分であった"との誇りと自負を持っている。
ゆえに、本物の弟子である私に続く人間こそ「本物」なのである。後世のために、あえて明確に言い残しておきたい。
どうか、青年部の諸君は、峻厳なる「創価の三代の師弟の魂」を、断じて受け継いでいってもらいたい。
その人こそ、「最終の勝利者」である。またそれこそが、創価学会が21世紀を勝ち抜いていく「根本の道」なのである。

<小説『新・人間革命』第30巻(下)「誓願」の章は、この本部幹部会の場面で幕を閉じる。先生はつづった
「さあ、共に出発しよう! 命ある限り戦おう! 第二の『七つの鐘』を高らかに打ち鳴らしながら、威風堂々と進むのだ」
学会創立90周年から100周年へ――師匠と共に、「新・人間革命の世紀」を創るドラマは続く>