立ち上がる時は
「いつか」ではない。
「今、この瞬間」だ!
"決意即行動"で
偉大な自分史を綴ろう!
経王殿御返事 P1124
『日蓮守護たる処の御本尊をしたため参らせ候事も師子王にをとるべからず、経に云く「師子奮迅之力」とは是なり』
【通解】
日蓮が、あなた方を守る御本尊を書きあらわしているのも、師子王に劣るものではない。法華経の湧出品第十五に「師子奮迅の力」とあるのはこのことである。
名字の言 病魔を乗り越えた婦人の確信 2020年11月11日
紅葉の秋にも、凜と咲く花がある。通勤途中、鮮やかな大輪の菊が目に飛び込んできた▼御書に「菊は草の後に仙草と見へて候」(1095ページ)と。秋になって他の草が枯れた後に咲く菊は「仙草」(妙なる草)と呼ばれた。この御文に続いて「世の中が乱れている時にこそ聖人と愚人は明らかになる」(同ページ、通解)と。試練の時に人間の真価は光る▼先日、病魔を勝ち越えた婦人から連絡を頂いた。10年前から病気で体の自由が利かなくなり、会合に行きたくても行けない。それでも御本尊を抱き締め、「1ミリでも前へ!」と進んできた。「病でも悪いことばかりではありません。元気で生きていることは大功徳。毎朝、生命あることへの感謝のお題目でスタートします。今日という日があることを当たり前と思わない自分になりました」。婦人の声は晴れやかだった▼「青春」の詩で知られるサムエル・ウルマンはうたう。「輝く陽光と/永遠の昼のみでは/大地の緑は/しぼみ衰える」「涙の水がなければ/歳月を通じて/心の奥底は/希望のつぼみを閉じる」(人生航路の贈物、作山宗久訳)▼冬の訪れを告げる木枯らし1号も既に吹いた。秋の花は、試練の冬に挑みゆく友にエールを送っているように見える。菊の花言葉は「高貴」である。(川)
寸鉄 2020年11月11日
会長の心継ぐ創価の青年こそ時代を導く力—学者君よ人類結ぶ使命を胸に
愛媛の日。師子の信心を共々に!麗しきスクラムで四国広布を堂々と牽引
「人生、行き詰まった時が勝負だぞ!」戸田先生。「必ず勝つ」との祈り強く
医師が免疫力維持で心掛ける事、1位はバランスの良い食事。我らも工夫
コロナの中、介護・福祉に携わる友に感謝!皆様は幸齢社会の光。介護の日
〈社説〉 2020・11・11 きょう「介護の日」
◇携わる全ての人にエールを
きょう11日は「介護の日」。厚生労働省は「介護について理解と認識を深め、介護従事者、介護サービス利用者及び介護家族を支援する」ことを目的の一つとして、この日を制定した。
「介護保険制度」が始まって、今年で20年となる。制度初年度の平成12年度当時、被保険者となる65歳以上の高齢者数は約2240万人で、要介護(要支援)認定者は約247万人であった。
それが直近の報告(暫定数)では、それぞれ約3570万人、約660万人に増加。制度開始時から、介護業界をとりまく状況は大きく変わっている。
介護に従事する職員数も増え、平成29年度の推計は約190万人に上るが、「人手不足」と回答した施設・事業所は35%を超えている(厚労省ホームページなど参照)。
介護への関わり方は、人それぞれである。仕事として、家族として、そして受ける立場として——。
超高齢社会の日本で、その立場を問わず、介護に関わる人が増えていくことは間違いない。いな、誰もが皆、当事者となるのだ。
本紙「介護」のページにも、数々の体験談、苦労話が寄せられている。
どのような関わり方であっても、介護の現場での悩みは尽きることがない。多くが目の前の一人を支えることに精いっぱいであり、そんな献身の姿が日々増え続ける時代を迎えている。
新型コロナウイルス感染拡大で、「在宅介護」「施設介護」にかかわらず、介護現場は一変した。
新型コロナは、高齢者が重症化しやすい。デイサービスなど「通所介護」を中心に、感染リスクを考慮した事業者が休業に踏み切る動きが拡大。
そのため従来のサービスを受けられず、高齢者が心身の機能を低下させるケースも増えている。
休業に伴い、家族が介護の負担増に直面したり、「感染させてはいけない」と慎重なあまり十分にケアできなくなったりする事例もある。
施設介護においても、面会を制限・中止するなど、家族も従事者も、断腸の思いで感染防止に努める。
介護に携わる全ての立場が困難を抱え、「介護崩壊」という言葉がささやかれるほどだ。
そんな中でも、介護に携わる人々は、この難局を乗り越えようと諦めず、必死に奮闘している。それは、目の前にいる人の尊厳なる「生きようとする力」を介護する姿にほかならない。
池田先生は、「真心で尽くし、人格を最大に尊重していくという点で、介護は『人生の聖業』といえる」と語っている。
コロナ禍の危機にあって、不屈の精神で聖業に携わる、全ての人に感謝とエールを送りたい。
☆心に御書を 第86回 障魔は勝利の道を進む証し
〈御文〉
『此の法門を申すには必ず魔出来すべし魔競はずは正法と知るべからず』(兄弟抄、1087ページ)
〈通解〉
この法門を説くと、必ず魔が現れるのである。魔が競い起こらなかったならば、その法が正法であると考えてはならない。
〈池田先生が贈る指針〉
「門家の明鏡」と拝する御文である。正しいからこそ魔が競い起こる。
池上兄弟が2度の勘当を勝ち越えたように、病気の再発など打ち続く苦境は、「絶対的幸福」という大眺望の境涯を開く試練なのである。
障魔の出来は逆転勝利を約束している。この大確信で「難を乗り越える信心」「絶対勝利の信心」を朗らかに貫くのだ!
☆中央会議での原田会長の指導(要旨) 2020年11月2日
◇「一人立つ」決意で次の10年を開こう
◇対話拡大と訪問激励を幹部率先で
一、いよいよ、90周年の「創立の月」を迎えました。新型コロナウイルスという未曽有の試練の中を、励まし合い、工夫しながら、広布を前へ前へと進めていただき、本当にありがとうございます。
池田先生は、創立90周年記念号となった「大白蓮華」11月号の巻頭言で、「わが婦人部の『まこと』の信心あればこそ、創立九十周年の誉れの凱歌があることを忘れまい」と、なかでも婦人部の強盛な信心を最大にたたえてくださいました。婦人部の皆さまの強き祈りと温かな励ましに、重ねて御礼を申し上げます。
これまでも先生は、"創立の精神とは「一人立つ」精神である"と常々、教えてくださいました。広宣流布大誓堂の「広宣流布誓願の碑」には、「11・18」の意義が明確に刻まれています。
「一九三〇年十一月十八日——宿縁深厚なる師弟によりて創価学会は誕生せり」「師の不惜身命の精神を継ぎ、第三代会長として我は立ちたり」
「二〇一三年十一月十八日——先師の魂魄を留め、恩師が広宣流布の指揮を執りたるここ原点の地・信濃町に、第三代の発願し命名せる『広宣流布大誓堂』は建立されたり」
「日蓮大聖人に直結し創価三代に連なる宝友が異体同心の団結で、末法万年にわたる『広宣流布』即『世界平和』の潮流をいよいよ高めゆかんことを、ここに強く念願するものなり」と。
創立90周年の佳節に当たり、私たちは改めて、師弟の精神で一人立たれ、世界広布をこれほどまでに開いてくださった池田先生に、深く感謝をささげたい。
そして、先生が「勝負の時」と言われた新たな10年、師匠の念願のままに、「広宣流布」即「世界平和」の潮流を高くするのは、池田門下の私である——この「一人立つ」決意で、創立100周年へスタートを切ってまいりたい。
◇勇んで語らいへ
一、明年の活動の第1に「希望の語らい——『私の対話拡大』で立正安国の勝利劇を!」と掲げられた通り、次なる10年を開く活動のポイントは「対話拡大」です。
池田先生は、先日の各部代表者会議の折、「開かれた対話」で自ら信頼と連帯を広げてきたことを述懐されるとともに、"民衆の悲嘆を止める仏法の智慧が、今一重深く強く求められる時代が来た""地域と社会の広宣流布、立正安国という勝利の現証を威風堂々と示し切っていこう"と呼び掛けられました。
このコロナ禍にあって、創価学会の「利他の精神」「絆の強さ」「ネットワークの力」を、識者も高く評価しています。さらに明年は、自他共の幸福の道を示す聖教新聞も創刊70周年を迎えます。
自分一人の幸せだけでなく、社会の安穏と繁栄を祈り、行動を起こしていく。自分が縁する人に声を掛け、希望と安心を与えていく。これこそが「地涌の使命」であり、「地涌の実践」です。創立の月・11月から、私たちは勇んで、対話拡大へと踏み出してまいりたい。
「ウィズコロナ時代の知恵」として青年部と医学者の会議でも語り合われていた通り、人と人のつながりの中で幸福感は強まり、人から人へと伝わっていきます。
大事なのは「相手につながろう」という行動であり、「相手を思う」心です。会ってうれしい人もいる。電話で声を聞きたい人もいる。手紙やSNS、オンラインのほうがいい場合もある。ともかく、「友情と仏縁を広げよう」という勇気の一歩から、ドラマは生まれる。そして、思いのこもった一言が、相手の心を動かしていきます。
また、年末年始は遠方の親戚や、ふだん交流できない友人などにも、親交を広げられるチャンスです。感染防止には十分、注意を払いつつ、交流を大きく広げる有意義な友好期間としてまいりたい。
なおコロナ禍にあっての会館使用の状況や、皆で勤行・唱題は行わないという原則を踏まえ、明年の新年勤行会については、各家庭で行うこととし、会館での新年勤行会は行いません。また広宣流布大誓堂での誓願勤行会も、明年2月までは行わないこととします。
池田先生のお誕生日である1月2日、そして3日には、昨年に続き、創価大学駅伝部が箱根路を駆け抜けます。こちらも楽しみにしながら、充実の年末年始友好期間としてまいりたい。
◇一人への励ましを
一、前回の全国方面長会議で、「学会を強くする根本は訪問激励である」ことを改めて確認し、強力に進めてきました。各地の皆さまの奮闘に、心から感謝申し上げます。
明年の活動の第2に、「希望の励まし——『私の訪問激励』でわが地区を勝利城に!」と掲げられた通り、今後も訪問激励の充実に努めたい。
明年は「大阪の戦い」から65周年でもあります。あの「まさかが実現」への出発は1956年1月4日、関西本部常住の「大法興隆所願成就」の御本尊への、池田先生の強き祈りからでした。そして、翌1月5日は徹底した個人指導をされました。この「強き祈り」と「一人への励まし」から、先生の初陣は勝利への回転を始めたのであります。
私たちも新たな10年の初陣に当たり、改めて「強盛なる祈り」と「一対一の個人指導・訪問激励」から出発してまいりたい。
リーダーが率先して日々、新たな広布史を刻む思いで、拡大と激励に動いていきたいと思います。
一、御金言に「釈迦仏は・我を無量の珍宝を以て億劫の間・供養せんよりは・末代の法華経の行者を一日なりとも供養せん功徳は百千万億倍・過ぐべしとこそ説かせ給いて候」(御書1578ページ)とある通り、仏意仏勅の教団である創価学会を守り、広布を進める財務の福徳は厳然です。
ましてコロナ禍で大変な経済状況の中での赤誠の供養が、大きな功徳を積むことは間違いありません。
真心込めて、広布部員証と記念品を丁寧にお渡ししながら、最大の励ましを送っていきたい。
一、毎月の座談会についても、皆で元気に集い合えた喜びの声が、陸続と届いています。会館に加え個人会場や個人宅で、座談会や協議会を行う所も増えてきました。
会場提供の功徳は、無量無辺です。私たちは、会場提供者の皆さまに、これまで以上に感謝し、これまで以上に配慮してまいりたい。
そして、「わが地区の座談会のなかにこそ、学会の実像がある」との指針通り、「信心の体験と確信に満ちているか」「参加者が増えているか」と、全地区が座談会の充実に取り組みながら、本年の総仕上げから明年の出発へ、勢いよく進んでまいりたい。
何より私たちの希望と勝利の源泉は、まさしく小説『新・人間革命』です。『新・人間革命』を学びながら、自身の人間革命に挑戦したい。
そして、皆が「私の対話拡大」「私の訪問激励」で広布を進める主体者としての決意に燃えて、100周年へ勇躍の前進を開始しようではありませんか。