友情は何よりも尊い。
持続の対話を重ねながら
平和の大連帯を築こう!
結び広げた仏縁は
最極の宝珠と光り輝く。
一生成仏抄 P383
『都て一代八万の聖教三世十方の諸仏菩薩も我が心の外に有りとはゆめゆめ思ふべからず、然れば仏教を習ふといへども心性を観ぜざれば全く生死を離るる事なきなり』
【通解】
あらゆる仏教の教えも、そしてそこに説かれるすべての仏や菩薩も、自分の生命のほかにある特別なものであるとは、けっして考えてはなりません。そうであるから、いくら仏教を習うといっても、自分の生命に仏界がそなわっていることを信じなければ、生老病死という人生の苦悩からのがれることはできません。
名字の言 100歳の壮年部員が戦争体験を語るようになった理由 2020年9月30日
「歳を重ねても、何かすることがなければいけない」——障がい児の日本初の教育施設「しいのみ学園」を創設した故・�地三郎氏の言葉だ▼氏は95歳になってから、長寿の秘訣や障がい児教育の感動を伝える講演活動を始めた。時には周囲から"そんな年齢で講演なんて大変ですね"と言われることもあったという。しかし、講演で出会った人々の笑顔が、自身の生きる活力になったと述べている(『106歳を越えて、私がいま伝えたいこと』こう書房)▼島根に100歳の壮年部員がいる。第2次世界大戦後、シベリアに3年間、抑留された。飢餓、極寒の中の重労働。地獄を見た。仲間は次々と息絶えた。帰国後、その過酷な経験を決して口にすることはなかった▼80歳の時、参加した座談会で池田先生の平和闘争を知った。命懸けで中国や、自分を抑留したソ連とも友好を結び、小説『人間革命』『新・人間革命』の執筆を通して、平和を訴え続けてきた行動に、壮年は心から感動した▼壮年は、小・中・高校で戦争体験を語るようになった。真剣なまなざしで、話を聴く児童・生徒に接するたび、決意を固くする。「戦争ほど、悲惨なものはない」——この『人間革命』の一節を、自分の心の叫びを、命の限り訴え続けていく、と。(子)
寸鉄 2020年9月30日
学会青年部の瞳には未来への情熱がある—博士。創立100周年へ誓いの船出
「口に妙法をよび奉れば我が身の仏性もよばれ」御書。己磨く根本は題目
人間が人間に与える力は無限だ—作家。電話一本、一瞬の出会いも真剣勝負
ウイルス付き不審メール急増。添付文書開くと感染。見知らぬ相手は警戒
自転車の違反行為、最多は信号無視。背景に車両意識の薄さと。規則厳守
☆心に御書を 第75回 進もう!地涌の青年と共に
〈御文〉
『金はやけば弥色まさり剣はとげば弥利くなる・法華経の功徳はほむれば弥功徳まさる、二十八品は正き事はわずかなり讃むる言こそ多く候へと思食すべし』(妙密上人御消息、1241ページ)
〈通解〉
金は、焼けばいよいよ色が良くなり、剣は、研げばいよいよ、よく切れるようになる。法華経の功徳をたたえるならば、ますます功徳が勝っていく。法華経28品は、法理そのものを説くところはわずかである。それをたたえる言葉こそ多くあるということを心得ていきなさい。
〈池田先生が贈る指針〉
万人に具わる仏性を信じ、輝かせる。この太陽の仏法を掲げ、世界へ踏み出して60星霜。
御書の通り、眼前の一人を誠実に敬い励ます対話から、壮大な世界広宣流布が広がった。
今、地涌の若人が澎湃と躍り出る不思議な時である。試練の時代に挑む奮闘を、最大に尊敬し、賞讃したい。皆で「弥功徳まさる」の実証を!