2020年9月21日月曜日

2020.09.21 わが友に贈る

◇今週のことば
多宝の尊き父母、万歳!
「年は・わかうなり
福はかさなり候べし」
妙法と共に凱歌の人生を
創価と共に幸齢社会を!
2020年9月21日

聖愚問答抄下 P500
『此の妙法蓮華経を信仰し奉る一行に功徳として来らざる事なく善根として動かざる事なし、譬ば網の目無量なれども一つの大綱を引くに動かざる目もなく衣の糸筋巨多なれども一角を取るに糸筋として来らざることなきが如し』

【通解】
この妙法蓮華経を信仰し奉る一つの行いに、いかなる功徳も集まってこないものはなく、いかなる善根も動かないものはない。
たとえば、網の目は無量であっても一つの大綱を引けば動かない目はなく、衣の糸筋は多くあっても一角を引けば、糸筋としてたぐられてこないものはないとうようなものである。

名字の言 漫才師・内海桂子さんの人生哲学 2020年9月21日
年をとってから最後の一花を咲かせることを「老いの入舞」という。漫才師の故・内海桂子さんは、「私の人生はまさにそのとおり」と振り返っている▼16歳で初舞台を踏み、名コンビ「内海桂子・好江」が誕生したのは70年前。世代を超えて多くの人から愛された。その人気に安住することなく、50歳を過ぎて絵を描き始め、個展を開催。87歳で始めたツイッターでは、本年4月まで約10年にわたり、毎日"つぶやき"続けた▼彼女の人生哲学は「ねじ巻き人生」。貧乏のため、9歳から働きに出た。稼ぎの半分は実家に、残りを三味線や踊りの月謝に充てたという。「私はことあるごとに自分でねじを巻き、転んでも起き上がってきました」「くよくよしていたって始まらないし、明けない夜はありません」(『人生は七転び八起き』飛鳥新社)▼人間の真実の美しさは、心の輝きにある。自分自身と戦う中で、磨き鍛えられた人格の光彩は、年を重ねれば重ねるほど、まばゆい輝きを放っていく。苦難や試練に負けない「不屈の心」という土壌に、自分らしい「花」は咲き薫る▼学会には、「心の宝」を積み重ねる、数多くの多宝会の友がいる。地域に希望の種をまき、自他共の幸福の花を咲かせる先輩方の生き方に真摯に学びたい。(銘)

寸鉄 2020年9月21日
現代こそ自他共の幸福に尽くす仏法の慈悲が必要—識者。わが振舞で拡大
感染防止で新しい座談会の形。語らえば心は通う。巧みな智慧で団結固く!
青年は闘争の中で自己を鍛えよ—周総理。時は今。一日一日、悔いなく前進
国連・国際平和デー。争いの世界では大流行は克服できぬ。調和の思潮更に
20代以下で大麻検挙増—多くが誘われてと。甘く見るな!人生破滅の因だ

〈社説〉 2020・9・21 きょう「敬老の日」
◇心のつながり、笑顔で結ぼう
「新しい生活様式」が求められる今年は、聞き慣れない言葉をよく耳にする。例えば「オンライン帰省」。実家に帰らず、スマホやパソコン等で親や祖父母とのビデオ通話や、動画・写真のやりとりをすることだ。最初に政府が推奨したのは5月の大型連休前。「それを帰省というの?」と戸惑った人もいただろう。
だが、お盆を迎える頃には、多くの人に受け入れられていた。「高齢な人ほど重症化しやすい」といわれる新型コロナウイルス。新たな"帰省"の決断には、年老いた親や祖父母を案じる、かつてない「思いやり」もあったと拝察する。
家族社会学に詳しい、石井クンツ昌子名誉教授(お茶の水女子大学)は"親とのコミュニケーションにデジタル機器を使う人は、実際に帰省する頻度も多く、親孝行の気持ちが強い傾向にある"と、新しいつながりを前向きに捉える。
高齢者でも外出自粛を機に、通信アプリ「LINE」や会議アプリ「Zoom」などで、実際に会っているように会話を楽しみ始めた人も少なくない。
孤独にならないためにも「インターネットは、いまやシニアにとって必需品」と語るのは、シニアのためのネット教室を主宰する牧壮さん(一般社団法人アイオーシニアズジャパン代表理事)。本紙の「幸齢社会」で「コロナ禍にあって、シニアが人とのつながりを保ち続けるにはネットの活用が不可欠」と述べた。
もちろん、本人の状況や習慣によって交流するツール(手段)は異なるもの。ネット環境が整わない場合もある。電話も有効だし、時には一筆箋などを使って気持ちを伝えるのもいいだろう。堅苦しいルールがないので、目上の人にも気軽に書くことができる。
大事なのは心のつながりを結ぶこと。幸せは、人とのつながりの中で味わえることが、外出自粛でも身に染みた。その喜びの輪を自ら行動で広げてきたのが、幸福人生の達人である"多宝の友"だ。だから、広布の父母には当意即妙なユーモアがある。今夏、102歳の方から本紙記者に届いた暑中見舞いには、スイカの絵が描かれていた。お礼に電話すると「冷やしてから、よばれてください」と。粋な言葉に笑い合ったそうだ。
池田先生は、「笑いは健康の源です。すべてを良いほうへと考え、動かしていけば、人生は朗らかです。『喜び多き人生』こそ『健康人生』です」とつづる。
きょうは「敬老の日」。高齢の親族や人生の大先輩には、さまざまなツールで感謝と敬う気持ちが伝えられるだろう。その時、互いに笑顔を意識してみよう。きっと、困難な時代を乗り越えていく、大きな力となるに違いない。

☆四季の励まし あすは敬老の日——実り多き前進の日々に 2020年9月20日
【写真の説明】黄金色のススキが青空に映える。かなたで、雄々しき「不忘山」が見守っていた。1994年(平成6年)9月、池田大作先生が宮城・白石市の川原子ダムで撮影した。
不忘山を含む蔵王連峰の名峰は、平安の時代に「人忘れずの山」(古今和歌六帖)と歌われ、『枕草子』にも「忘れずの山」と記された。
池田先生は30年前、不忘山のふもとに開園した東北池田記念墓地公園を初訪問。この折、功労の友をたたえ、語った。「広布の城を築き、広げてくださった、妙法の同志の方々のことは、『不忘』の地の名のごとく、永遠に忘れてはならない」
あす21日は「敬老の日」。草創の同志への敬意と感謝を忘れず、共に実り多き前進の日々を送ろう。

◇池田先生の言葉
高齢者の知恵と経験は、
現在と未来を豊かにする、
かけがえのない宝である。
高齢者を真に尊ぶ気風を
確立することは、
社会の持続的な
繁栄の基礎となる。

高齢の方々には、
「尊敬」をもって
接することが大事だ。
長年、
家族と社会のために働いて
年をとったのだから、
周囲が「今こそ
恩返しをする時だ」と
思ってあげてほしい。
高齢者にとって、
孤独ほど生命力を
弱らせるものはない。
温かい愛情と心の絆、
そして楽しい会話が、
何よりの元気の素である。

守り合い、励まし合う
友がいる幸福——
それは、
年配になればなるほど、
ありがたさを
増していくにちがいない。
その「宝の友情」の
スクラムを、
学会は、地域に、社会に
広げているのである。

人のため、社会のため、
自分のために、
何かを為す。何かを創る。
何か貢献する。
そのために、生ある限り、
一生涯、
挑戦し抜いていく。
それでこそ
「充実の人生」である。

大切なのは
"自他共の満足"だ。
その追求のなかにこそ、
人生の輝きがあり、
だれもが真に安心して
幸福に暮らせる社会、
そして長命であることを
心の底から
寿ぐことができる
長寿社会を築く道がある。

共に広布に戦った同志は、
永遠に
私の胸から離れない。
君も私も、
人生の
ゴールデン・ステージを、
常楽我浄の妙法と共に、
朗らかに
勝ち進んでゆこう!