「誠実」「真剣」が
相手の心を動かす。
人格光る振る舞いで
わが地区・わが地域に
信頼の輪を広げよう!
三世諸仏総勘文教相廃立 P563
『此の八万法蔵を我が心中に孕み持ち懐き持ちたり我が身中の心を以て仏と法と浄土とを我が身より外に思い願い求むるを迷いとは云うなり』
【通解】
この八万法蔵を我が心のなかにはらみ、懐き持っているのである。それなのに我が身中の心で、仏と法と浄土とを我が身より外にあると思い、外に願い求めていくのを迷いというのである。
名字の言 「月下美人」を育てる多宝の婦人の「秘めた情熱」 2020年9月18日
心に刻む御聖訓に「法華経を信ずる人は冬のごとし冬は必ず春となる」(御書1253ページ)を挙げる友は多い。四季は一般に「春夏秋冬」の順で並べるが、"信心の四季"は冬が出発点ともいえよう▼試練の冬に仏法と出合い、宿命を転換して勝利の春を開く。その歓喜と一層の決意で鍛えの夏を送り、人生の集大成を功徳が豊かに実る錦秋で飾る——多くの多宝会の友の人生に、信心の軌道を真っすぐに進む偉大さを実感する。長寿の方に敬意を表する「敬老の日」が9月なのも偶然ではないように思う▼ある多宝の婦人は入会以来56年間、自宅を広布の会場に提供してきた。ここを巣立った友から"心の母"と慕われる。婦人は長年、月下美人を栽培している。ある時、婦人の育てた花を見る機会があった池田先生が、カメラに収めた。後に「自然との対話」写真展を彩る1枚として各地を巡回した▼婦人は鉢花だけでなく、"広布の人材の花"も咲かせた。手押し車で地域を歩く中、出会った人に対話を広げ、多くの弘教を実らせてきた▼月下美人の花言葉の一つは「秘めた情熱」。純白の美しい花は夏から秋にかけて咲く。人々に尽くすことを喜びとし、地道に信心根本で生きる婦人。その姿は気品あふれる花と重なって見える。(代)
寸鉄 2020年9月18日
さあ「世界青年部総会」へ後継の奮闘を皆で応援!"次の10年"開く第一歩に
「少しも傾かざるを王」御書。若師子よ誓い貫き富士のごとき自己を築け
心の交流こそ人間が生涯を懸けるに値する仕事—文豪。宝の友情結ぶ好機
100歳以上が初の8万人超で過去最多。豊富な経験と知恵光る"幸齢社会"を
世界の「海岸漂着ごみ」、プラごみが最多。地球環境を守る行動、足元から
〈社説〉 2020・9・18 21日、韓国初訪問30周年
◇師の心を胸に、"希望の存在"へ
「未聞の試練の中、皆さんは『誰も置き去りにしない』との思いで、さまざまな工夫を凝らし、日々、励まし合い、共に苦難を勝ち越えてこられました」
9月6日、池田大作先生は韓国SGIの本部幹部会へのメッセージで、コロナ禍にあって、試練に立ち向かう韓国の同志を励ました。
広布躍進を続ける韓国SGIだが、「反国家的、反民族的な団体」として布教が禁止された時期があった。それは、かつての日本の植民地支配から生じた誤解に基づくものであった。そのなかで韓国の同志は、「冬は必ず春となる」(御書1253ページ)と励まし合いながら、日蓮大聖人の仏法をもって世界の平和と人類の幸福を目指すものであることを、地域の友人に訴え続けた。さらに、自分たちが実際に何をし、どれだけ社会貢献できたかが学会の正しさの証明になると考え、社会奉仕活動に取り組んでいった。
メンバーの努力が少しずつ実を結び始めた1990年(平成2年)9月21日、池田先生は、東京富士美術館所蔵「西洋絵画名品展」の開幕式に出席するため、韓国を初訪問した。席上、先生は、韓国は日本にとって、「文化大恩の国」であり、「ご恩返しの一分となれば」とあいさつ。その模様は大きく報道され、先生の誠実な言動は、韓国における"日本観"そのものを改める契機となった。
この訪問は、メンバーの勇気の光源となり、新しい出発の原点となった。「良き市民たれ」と、先生が示してきた指針に立ち返り、どこまでも誠実に、「国土大清掃運動」や「良書贈呈運動」など、多彩な社会貢献の運動を展開していったのである。
御書に、「智者とは世間の法より外に仏法を行ず、世間の治世の法を能く能く心へて候を智者とは申すなり」(1466ページ)と仰せのように、社会に貢献し、活躍していく人が「智者」であり、真の仏法者なのである。
韓国の同志の地道な努力は、政府等から幾度となく顕彰されるようになり、今や、韓国SGIは、社会になくてはならない"希望の存在"となった。
98年(同10年)5月、初めて韓国SGIの本部を訪問した池田先生は訴えた。
「社会に奉仕し、人間性を広げていく。21世紀の仏法ルネサンスは、韓国から始まっています」「全世界が皆さまを賛嘆しています!」
韓国の同志の奮闘は、誠実なる社会貢献の行動のなかに、信頼の種子がまかれ、広宣流布の見事な開花があることを教えている。私たちも友のため、地域のため、社会のために、新しい歩みを開始したい。
☆四季の励まし わが地域に幸福の花園を! 2020年9月13日
【写真の説明】赤やピンク、黄色……。色鮮やかに咲き薫るヒャクニチソウが、目に飛び込んでくる。その向こうには、愛らしいコスモスが、一足早い秋の到来を告げていた。2007年(平成19年)8月、池田大作先生が、長野でシャッターを切った。
間もなく、"創価家族"の笑顔の花が咲く「座談会の週」が始まる。新型コロナウイルスの感染防止に細心の注意を払いつつ、オンラインなども活用しながら、地域の状況に合わせた形で、心通うひとときを刻んでいきたい。
ヒャクニチソウの花言葉は「絆」である。さあ、励ましの絆を一段と強めながら、わが地域に"幸福と友情の大輪"を広げていこう。
◇池田先生の言葉
地域に根を張り、
人々のために
尽くすことが、
どれほど偉大なことか。
地道な活動が、
深き信頼を築いていく。
わが地域を、
希望輝く理想郷へと
変革する力となる。
地域のために尽力を続ける
各地の友の功労を、
最大に讃えたい。
「孤独」に
なってはいけない。
人を「孤独」に
してもいけない。
悩みに寄り添って、
その苦しい「心音」に
耳を傾けてあげなければ。
そうすることによって、
実は自分自身が
癒やされていくのだ。
人を受け入れ、
励ますことによって、
自分の心が励まされ、
開かれていくのである。
仏法には
「身土不二」とある。
自身と国土、
人間と地域とは
一体であると教えている。
学会員の笑顔が
弾けるところ、
地域が明るくならない
はずがない。
妙法の栄えるところ、
その地域が
繁栄しないはずがない。
否、そうしていくことが、
仏法者の使命である。
大事なのは「心」だ。
広布に戦う「魂」だ。
自分が変われば
周囲が変わる。
周囲が変われば
世界が変わる。
「心の一法」のあり方で、
全てを変えていくことが
できるのだ。
広宣流布といっても、
現実の生活を
離れてはありえない。
自身の宿命を転換し、
わが家庭に、わが地域に
幸福の花園を築いていく。
さらには社会を、
よりよい方向へと
変えていく。
これが
私たちの広宣流布の
運動なのである。