皆がどうすれば
喜び安心するか。
勢いよく進めるか。
リーダーの真剣な一念が
勝利の突破口を開く!
松野殿御返事 P1384
『鎧を著たる兵者は多けれども戦に恐れをなさざるは少なきが如し』
【通解】
鎧を着た兵士は大勢いるが、いざ戦いになってみると、敵を恐れず勇敢に戦う武士が少ないようなものである。
名字の言 元アナウンサー・刈屋富士雄氏の"スポーツ取材の原点" 2020年9月2日
「伸身の新月面が描く放物線は、栄光への架け橋だ」——2004年、アテネ五輪の体操男子団体決勝。日本が28年ぶりに金メダルを獲得した際の、刈屋富士雄氏による名実況だ▼氏が"スポーツ取材の原点"と語るのは、ある高校野球部を取材した時のこと。その高校のグラウンドは、テニスコートが一面あるのみだった。守備練習のベースは、二つだけ。一塁手と二塁手のノックが終わると、今度は反対側から三塁手と遊撃手にノック。外野練習は、校舎の3階からボールを投げ入れる……▼氏は"こんな環境で練習する意味があるのか"と、監督に質問した。監督の答えは「いい環境を求めたらきりがない」。限られた条件の中で、何ができるかを一生懸命に考えれば、アイデアは次々と生まれてくる。「環境は有限だが発想は無限」と(『今こそ栄光への架け橋を』海竜社)▼境遇をどう捉えるかは、人によって千差万別だ。前向きに生き生きと仕事や勉学に励む人と、周囲への文句ばかり口にする人では、同じ場所にあっても生き方に大きな違いが生じる▼下半期が始まった。コロナ禍で、日常生活のさまざまな行動の制限が続くが、知恵と工夫で新たな挑戦を開始したい。一人一人の前進が、学会創立90周年の栄光への架け橋となる。(巍)
寸鉄 2020年9月2日
一生の全ての体験が生きるのが妙法の大功徳だ—戸田先生。今日も広布へ
本部幹部会が学会HPで配信。情報時代の新たな形。信心触発はどこでも
宿縁に催されて生を仏法流布の国土に受けたり—御書。勇み下半期を出発
新学期は精神が不安定になる子も。些細な変化を見逃さず。寄り添う心で
感染で注意すべきは飛沫—分科会専門家。マスク着用、咳エチケット励行
〈社説〉 2020・9・2 27日、世界青年部総会
◇遠大な師弟旅の出発
今月27日の世界青年部総会の開催まで1カ月を切った。
1960年10月2日、羽田の東京国際空港を出発した池田先生は、世界広布の第一歩をアメリカにしるし、これまでメンバー一人一人に、陰に陽に励ましを送ってきた。
今回の総会は、そうした師の励ましを受けて人間革命に挑戦し、宿命転換を遂げてきた各国・地域の同志の、さらにその後継の青年たちが主役である。
コロナ禍により、特定の会場で集まる会合ではなくなった。しかし、その一方で、世界中の青年たちが、会場の収容人数に制限されることなく、オンライン空間で一堂に会するという、かつてない規模の集いとなる。
総会への誓いは、今回誕生した世界青年部歌「Eternal Journey with Sensei!〜永遠の師弟旅〜」に表れている。
Sensei! Your vow is my vow
(先生 あなたの誓いを必ず果たします)
法華経の「在在諸仏土 常与師倶生」の経文を心に刻み、師匠と共に、三世永遠に広宣流布に生き抜く誓いを込めよう!——歌の完成に至るまで、各国・各地の青年部の有志は、オンライン会議で何度も意見を交換。「2020年を生きる我々青年は大変な危機に直面しているが、歌いながら無限の希望を湧かせていこう」「私たち青年部は、シンイチ・ヤマモトの自覚で前進したい!」等、意見交換の場はそのまま、各国青年部の誓いの場となった。
ある東京の男子部員は、発表された世界青年部歌を聞き、心から感動。"今こそ対話の時"と決意し、人間関係に悩む友人に真心の励ましを送り、友人は入会を決意した。
池田先生は「創立90周年から100周年への10年は、一人一人が『人間革命』の勝利の実証をいやまして打ち立て、いかなる『大悪』も『大善』に転じて、いよいよ人類の『宿命転換』を、断固として成し遂げていくべき勝負の時であります。来る『世界青年部総会』は、その遠大な師弟旅の希望の出発であります」と期待を寄せている。
世界青年部総会への出発に際しては、入念な準備が重要となる。既に総会の特設サイトが開設され、「インビテーションカード(招待状)」をダウンロードすることが可能だ。これらのツールを最大限に活用し、一人でも多くの青年に声を掛けていきたい。
そして、私たちにとって最も大切な準備とは「最高の祈り」である。師弟誓願の祈りを根本に、前進した姿で当日を迎えたい。
☆心に御書を 第69回 学生部よ尊き鍛えの夏を!
〈御文〉
『此の法華経は他経にもすぐれさせ給へば・多宝仏も証明し諸仏も舌を梵天につけ給う、一字一点も妄語は候まじきにや(上野殿御返事、1508ページ)』
〈通解〉
この法華経は他の経にもすぐれて真実を説いているので、多宝仏も真実であると証明を加え、諸仏も舌を梵天につけて証明されたのである。一字一点も妄語(偽りの言葉)があるはずがない。
〈池田先生が贈る指針〉
混迷の世は、確固たる哲学を持つ人材を切望している。人類最高峰の生命哲理を探究する青春が、いかに尊貴か。絶対勝利の力がここにある。
厳暑に負けない男女学生部の教学研鑽は、智勇兼備の指導者をつくる。
大仏法を学び行じ、民衆を蘇生せしめる人間革命の希望の光を!
新時代を創造する立正安国の英知の風を!
☆「8・24」を記念 原田会長を中心に各部代表者会議
世界広布新時代第77回の各部代表者会議が24日、池田大作先生の入信記念日、「聖教新聞創刊原点の日」70周年を記念して、原田会長を中心に東京・信濃町の広宣会館(学会本部別館内)で行われた。
池田先生はメッセージを贈り、「8・24」を迎えるに当たり、22日に恩師記念会館で、牧口・戸田両先生への報恩謝徳の勤行・唱題を行い、コロナ禍の克服と全国・全世界の無事安穏、全宝友の健康・幸福を懇ろに祈念したことを報告した。
併せて、"創刊原点の日"の意義を込め、尊き無冠の友(配達員)、販売店、新聞長、通信員をはじめ、聖教を支える全ての方々に感謝の題目を送り、聖教のいよいよの充実と発展を祈ったと述懐。「聖教の拡大」はそのまま「広宣流布の拡大」「立正安国の拡大」であると強調した。
◇"師弟の誉"の旗を掲げよ
次いで、恩師記念会館に、1983年5月に氷川の地で認めた書「師弟乃誉」が掛けられていたことに言及。この「師弟乃誉」こそ、入信した19歳の日から、高く掲げて走り抜いてきた生命最極の旗であると語った。
さらに、入信した73年前の8月24日も、最高気温35・3度の猛暑日だったと紹介。戸田先生の弟子として立ち上がり、一つ一つ試練を勝ち越え、一人一人、地涌の連帯を世界に広げてきたと述べ、「不二の君たちに『師弟乃誉』という旗を譲り託します」と訴えた。
最後に、奮闘する青年部に南条時光への御聖訓を贈りたいと述べ、「願くは我が弟子等・大願ををこせ」(御書1561ページ)、「をなじくは・かり(仮)にも法華経のゆへに命をすてよ、つゆ(露)を大海にあつらへ・ちり(塵)を大地にうづ(埋)むとをもへ」(同ページ)を拝読。学会創立90周年を飾る下半期へ、異体同心で月月・日日に、たゆまず前進しようと呼び掛け、メッセージを結んだ。
原田会長は、学会創立の日の淵源である『創価教育学体系』発刊に至る、牧口・戸田両先生の師弟不二の闘争に言及。師の大理想を実現せんとする一人の弟子の師子奮迅こそ創価三代の魂、広布発展の原動力であると強調し、創立90周年を圧倒的勝利で飾ろうと訴えた。また、長谷川理事長、谷川主任副会長があいさつした。
☆原田会長を中心に全国方面長会議
◇創立90周年を勝ち飾れ 「一人を大切に」「一人立つ信心で」
全国方面長会議が28日午前、原田会長、長谷川理事長、永石婦人部長らが出席し、方面長・方面婦人部長らとテレビ中継で結んで、東京・信濃町の学会本部別館で行われた。
ここでは、学会創立90周年の「11・18」を勝ち飾るための9、10月の活動を中心に協議した。
原田会長は、�私の広布前進、わが家の広布前進�一対一の励ましで人材の拡大�世界青年部総会を通して後継の育成、との活動の基調を確認。新型コロナウイルスの感染状況が予断を許さない中でも、「一人立つ」強き信心、「一人を大切にする」温かな励ましで前進しようと訴えた。
さらに、"いかなる事態になっても広布を進める"との強き一念で創意工夫を重ね、広布の拡大、本部幹部会の"結集"に挑みたいと力説。オンラインなどの新しい活動様式も取り入れながら、学会の生命線である座談会と励ましを推進しようと述べた。
また創立90周年の財務について、一人一人の宿命転換と大福徳の因となるよう祈り、絶対無事故で丁寧に進めていきたいと強調。池田先生の"創立90周年から100周年への10年は、人間革命の勝利の実証と人類の宿命転換を成し遂げていく勝負の時"とのご指導を心肝に染め、新たな時代を開く決意で立ち上がろうと呼び掛けた。
志賀青年部長は、「世界青年部歌」の誕生を報告し、世界青年部総会を大成功で飾る決意を語った。
併せて会議では、感染防止に万全を期すため、広宣流布大誓堂での誓願勤行会の再開を延期し、年内は行わないことも発表された。