新聞休刊日
崇峻天皇御書 P1172
『常にむつばせ給へ、殿は腹悪き人にてよも用ひさせ給はじ、若しさるならば日蓮が祈りの力及びがたし』
【通解】
常に仲むつまじくしなさい。あなたは短気な性格であるから、(私がこう言っても)きっと用いられないであろう。もし、そうであるならば、日蓮の祈りの力も及ばぬことである。
☆第3代会長就任60周年記念 師弟凱歌の記憶 第14回「平和運動の原点 原水爆禁止宣言」
「核あるいは原子爆弾の実験禁止運動が、今、世界に起こっているが、私は、その奥に隠されているところの爪をもぎ取りたい」
台風一過の秋晴れの下、横浜・三ツ沢の競技場に、戸田城聖先生の大音声が響いた。
1957年(昭和32年)の9月8日、青年部の東日本体育大会の席上、5万人の参加者を前に、満を持して発表された「原水爆禁止宣言」である。
宣言は、こう続いた。「われわれ世界の民衆は、生存の権利をもっております。その権利をおびやかすものは、これ魔ものであり、サタンであり、怪物であります」
この時、広島・長崎に原爆が投下されてから12年。世界を東西に二分する冷戦下、大国は"核抑止論"を根拠に軍備拡張にしのぎを削っていた。核抑止論とは、核兵器を持つことによって相手国に恐怖を与え、攻撃をやめさせることができるとする"恐怖の均衡"の上に成り立つ悪魔的理論である。
戸田先生は、核軍拡競争の背後にある、その魔性の思想の"爪"をもぎ取るため、思索に思索を重ねた末に、愛用していた銀行の手帳に草稿をつづっていった。そして、人間の生存の権利を奪う核兵器を「絶対悪」と断じたのだ。
この前月には池田大作先生との語らいの中で、「なんとしても、原水爆の廃絶への道を開かねばならぬ。そこに創価学会の使命もあるんだよ」と述べている。
戸田先生は宣言で、原爆を用いるものは悪魔であるとの思想を世界に広めることが、全日本青年男女の使命であり、この宣言こそ「遺訓すべき第一のもの」と訴えた。
「原水爆禁止宣言」の発表から今年で63年。時代によらず、国やイデオロギーにもよらず、誰人も核兵器を持つことを許さないとの叫びは、一段と重く響く。生命の次元から核兵器の"悪魔性"を明らかにした宣言に、賛同の声はやまない。ノーベル平和賞受賞者のジョセフ・ロートブラット博士は道義的側面から核兵器を糾弾したことを高く評価し、戸田先生は「平和の英雄」であったと述べた。
恩師の厳たる師子吼を胸に、池田先生がリーダーシップを執り続けてきた創価の平和促進への行動は、たゆみなく水かさを増してきた。核兵器廃絶を求める青年の連帯は今、世界中に広がる。戸田先生の「原水爆禁止宣言」は、学会の平和運動の原点である。
【緊急連載】やってみようオンラインミーティング 「地区協議会」をLINEで開催する編
学会活動に役立つオンライン活用術を毎週土曜日付で紹介していきます。
「信濃町7番地地区」のN地区部長。ずっと協議会が開けず悩んでいた。高齢者も多い。ガラケーの人もいる。だけど、もう下半期。"ここは腹を決めるしかない"。
まずは、音声通話アプリLINEで「協議会」をやってみることにした。
※LINEに対応していないスマホ端末もあります。
●STEP1 まずは「地区協グループ」をつくった
★鉄則★
地区部長・婦人部長を中心に、参加者には事前に了解をもらう
【LINEアプリを開く】
�[ホーム]�[グループ]�[グループ作成]の順で押す
【「友だちを選択」画面】
�協議会に参加する人を選ぶ
�[次へ]を押す
【[プロフィール設定]画面】
�グループ名を入力
※「信濃町7番地地区 協議会メンバー」など分かりやすい名前に
�[作成]を押す
【協議会メンバーに連絡】
※招待された人には下記のメッセージが届きます。
�[参加]を押すように伝える
●STEP2 知らなかった通信量問題
★鉄則★
通信量・料金プランの確認を
LINE通話は無料だが、通信量が問題。「ビデオ通話」だと料金プランによっては、1回で1カ月の上限に達してしまうことも。ビデオ通話は顔が見える半面、家のプライベート空間も映り込んでしまう。顔見知りの協議会メンバーだけなら、思い切って「音声通話」でやるのがオススメ!
●STEP3 長くても40分。事前の準備がカギ
★鉄則★
資料は前もって。参加できない人にも配慮を
オンラインの会合は、短い時間でいかに内容を充実させられるかが勝負(長くても40分程度)。資料を事前に配布し、協議する内容も伝えておくなど万全の準備を!
※参加できない人への配慮も
●STEP4 いよいよ当日。音声通話でやってみた
★鉄則★
慣れていない人には前日までにテスト通話を
【会合直前】
※参加者には、「トーク」からグループを選び、開いておいてもらう
【主催者の操作】
�[無料通話ボタン]を押す
�[音声通話](またはビデオ通話)を押せば協議会がスタート!
【参加者の操作】
�グループを開いていれば、[参加]を押すだけで始まる
�[マイク]をオフにするとミュート(消音)にできる
�[スピーカー]をオンにすると、スピーカーとマイクで通話ができる
【終了時に注意】
�[×]を押さないと終わらない。※主催者は全員が退出するまで見届けよう!
★LINEで配慮したいプライバシー問題
初期設定のままだと、知らない人にIDで検索されたり、連絡先から勝手に友だちが追加されたりしてしまいます。下の設定をオフにすることをオススメします。
・IDによる友だち追加を許可
・友だち自動追加
・友だちへの追加を許可
★【エピソード】京都北総県"LINE地区協"で参加者増!?
京都の北、日本海に面する広大な地域の京都北総県では、「コロナ禍の新しい学会活動を」と"LINE地区協"の開催を呼び掛けてきた。
「どんな形でも、集い合えることが大事だと皆で確認しました」と河邊総県長。リーダーで何度も協議を重ねる中で、結論に至ったのが、LINEグループの音声通話による地区協議会。
顔見知りの地区協メンバーに限定すれば、音声だけで十分、心を通わすことができる。始めてみると、「顔が映らないから気軽」「音だけだから、以前より集中して聞いてる」など"LINE地区協"が一気に広がった。
普段は会合に間に合わない壮年も、仕事の帰り途中で参加。90歳の婦人も家族と一緒に。翌日、入院を控えた婦人部員は「みんなの声が聞けて、安心した」と。「地区で集まることの大切さを改めて感じます」と中田総県婦人部長。それでも参加できない人もいる。「一人も寂しい思いをさせない。感染対策をした上で、玄関先で会う一対一の励ましにも徹しています」と。