2020年9月19日土曜日

2020.09.19 わが友に贈る

一人を大切にする心こそ
座談会に脈打つ精神だ。
皆が元気になるように
豊かな知恵と創意工夫で
広布の扉を開きゆこう!

四条金吾殿御返事 P1169
『仏法と申すは道理なり道理と申すは主に勝つ物なり』

【通解】
仏法というのは道理をもととしています。道理というものは主君の持つ権力にも必ず勝てるのです。

名字の言 先が見えない日々を「明るい方へ」 2020年9月19日
「明るい方へ/明るい方へ。/一つの葉でも/陽の洩るとこへ。/籔かげの草は」「明るい方へ/明るい方へ。/一分もひろく/日の射すとこへ。/都会に住む子等は」。この詩は、童謡詩人・金子みすゞさんの作品「明るい方へ」である(『金子みすゞ童謡全集』JULA出版局)▼先が見えない日々だからこそ、一人一人が胸中に希望という太陽を昇らせたい。コロナ禍の社会を「明るい方へ」導くと信じて▼75年前、原爆が投下された広島は一面、焼け野原となった。3日後の8月9日、全線不通だった路面電車が一部区間で運転を再開する。「死に絶えた街に電車が"動いた"のです。これが希望となりました。人は希望なしに生きてはいけません」と被爆者▼9年前の東日本大震災直後、津波で古里を失った被災者の叫びを忘れない。「全部、流された。多くの人が亡くなった。葬儀に着る喪服、何より希望がほしい」。電話がつながった首都圏に住む身内が「必要なものは何か」と聞いた時の言葉である▼希望は人生の光であり、再生の原動力になる。「心は工なる画師」(心は名画家のごとく、つくり出せないものはない)と仏典にあるように、わが心から希望は生まれる。限りない心の力を最大に引き出すのが信仰にほかならない。(川)

寸鉄 2020年9月19日
「法華経を持つ者は必ず成仏し候」御書。試練にも師子王の心取り出し進め
御本尊中心の団結ほど、固く美しいものはない—恩師。まず祈りから出発
イヤホンの長時間使用で外耳炎の恐れ。在宅勤務で増。休憩小まめに賢く
人を結び、社会を変える為に若者の力必要—国連総長。皆が変革の主役に
国勢調査装う不審な訪問に注意。金銭や銀行情報等は調査外。鋭く見抜け

〈社説〉 2020・9・18 21日、韓国初訪問30周年
◇師の心を胸に、"希望の存在"へ
「未聞の試練の中、皆さんは『誰も置き去りにしない』との思いで、さまざまな工夫を凝らし、日々、励まし合い、共に苦難を勝ち越えてこられました」
9月6日、池田大作先生は韓国SGIの本部幹部会へのメッセージで、コロナ禍にあって、試練に立ち向かう韓国の同志を励ました。
広布躍進を続ける韓国SGIだが、「反国家的、反民族的な団体」として布教が禁止された時期があった。それは、かつての日本の植民地支配から生じた誤解に基づくものであった。そのなかで韓国の同志は、「冬は必ず春となる」(御書1253ページ)と励まし合いながら、日蓮大聖人の仏法をもって世界の平和と人類の幸福を目指すものであることを、地域の友人に訴え続けた。さらに、自分たちが実際に何をし、どれだけ社会貢献できたかが学会の正しさの証明になると考え、社会奉仕活動に取り組んでいった。
メンバーの努力が少しずつ実を結び始めた1990年(平成2年)9月21日、池田先生は、東京富士美術館所蔵「西洋絵画名品展」の開幕式に出席するため、韓国を初訪問した。席上、先生は、韓国は日本にとって、「文化大恩の国」であり、「ご恩返しの一分となれば」とあいさつ。その模様は大きく報道され、先生の誠実な言動は、韓国における"日本観"そのものを改める契機となった。
この訪問は、メンバーの勇気の光源となり、新しい出発の原点となった。「良き市民たれ」と、先生が示してきた指針に立ち返り、どこまでも誠実に、「国土大清掃運動」や「良書贈呈運動」など、多彩な社会貢献の運動を展開していったのである。
御書に、「智者とは世間の法より外に仏法を行ず、世間の治世の法を能く能く心へて候を智者とは申すなり」(1466ページ)と仰せのように、社会に貢献し、活躍していく人が「智者」であり、真の仏法者なのである。
韓国の同志の地道な努力は、政府等から幾度となく顕彰されるようになり、今や、韓国SGIは、社会になくてはならない"希望の存在"となった。
98年(同10年)5月、初めて韓国SGIの本部を訪問した池田先生は訴えた。
「社会に奉仕し、人間性を広げていく。21世紀の仏法ルネサンスは、韓国から始まっています」「全世界が皆さまを賛嘆しています!」
韓国の同志の奮闘は、誠実なる社会貢献の行動のなかに、信頼の種子がまかれ、広宣流布の見事な開花があることを教えている。私たちも友のため、地域のため、社会のために、新しい歩みを開始したい。

☆学ぼう「黄金柱の誉れ」Q&A 第9回 苦難に挑むメンバーに
〈信心が破られないかぎり、負けない〉
人生に、乗り越えられない困難はない。打ち勝てない試練は、絶対にない。人間には、はかりしれない力が備わっている。大きな苦しみに耐え、勝利してこそ、偉大なる一生を生きることができるのだ。
いわんやわれわれには、無敵の信仰がある。信心が破られないかぎり、人生に負けることは、断じてない。
(『池田大作全集』第94巻、東京・東海道・東北代表協議会でのスピーチ)

〈勝つと決めて進もう〉
御本尊を持つ人は、決して行き詰まらない。妙法は、永遠の宇宙の法則だからである。それを持っているのだから、何があっても困らない! 絶対に負けない! この確信が信仰である。
それなのに、すぐに悲観し、弱気になるのは、信仰ではない。そういう「弱い心」だから、苦しんでしまう。永遠の大法則であるゆえに、勝つに決まっている! 幸福になるに決まっている! 楽しい人生になるに決まっている! そう"決めて"胸を張って進んでいただきたい。
妙法に「帰命」すれば、自分自身が大宇宙の仏の生命の中に入る。わが身が即、妙法の当体と輝き始める。この秘術を日蓮大聖人は教えてくださっているのである。
(『池田大作全集』第90巻、本部幹部会でのスピーチ)

〈行き詰まった時こそ「貫け!」〉
組織のこと、仕事のこと、人間関係のこと——当然、悩みや、行き詰まりはあるであろう。その時こそ、「貫け!」。前進を貫いて、自分で自分を勝利させる以外に道はない。
生きることが、何となくもの憂く感じられることもあるかもしれない。何かに「縛られている」ように感じる時。すべてが受け身になっている時。何となく迷いが感じられる時。その時こそ、受け身の一念を逆転させて、「さあ、この道を貫こう!」「きょうの使命を貫こう!」。こう決めていく時に、その一念のなかに、真実の「春」が到来する。花が咲いていく。
「貫く」。それは私どもでいえば、題目をあげていこう、一人また一人に語っていこうという実践である。冬から春へ——転換の具体的な道を知っている私どもは、幸せである。
(『池田大作全集』第86巻、本部幹部会でのスピーチ)

〈祈れば、千倍、万倍の力が〉
皆さまに、お題目を送ります。皆も祈っていただきたい。
「悪鬼入其身」の反対で、自身の生命に「梵天、帝釈、日天、月天よ、入りたまえ!」「全学会員に、わが地域のすべての同志の方々の生命に、梵天、帝釈、日天、月天よ、入りたまえ!」——こう祈れば、千倍、万倍の力が出る。これが生命変革の「祈り」である。「信仰」である。人間革命への"秘伝"である。
(『池田大作全集』第91巻、本部幹部会でのスピーチ)