皆それぞれに
果たすべき使命がある。
互いの違いを認め
尊敬し合うことが
異体同心の第一歩だ。
経王殿御返事 P1124
『つるぎなんどもすすまざる人のためには用る事なし、法華経の剣は信心のけなげなる人こそ用る事なれ鬼にかなぼうたるべし』
【通解】
剣なども、進まない人のためには何の役にも立たない。法華経(御本尊)の剣は、信心の強い人が用いてこそ、役に立つ。まさに鬼に金棒である。
名字の言 米国の友人とオンライン座談会に参加した女子部員 2020年9月22日
昨年、アメリカの大学を卒業した女子部員。留学中、人種差別の現実を目の当たりにした。以来、それまで無関係と思っていた差別問題は「自分ごと」になった。だからこそ、今回の黒人差別問題に対して無力な自分が嫌になり、悶々とする日々が続いていた▼そんな中、大学時代の友人の、米国で黒人として生きる苦しみと不安を知る。2年ぶりに連絡を取り、オンライン座談会に一緒に参加。友人は「とても楽しかった。私の地域でもSGIの活動に参加してみたい」と▼コロナ禍での人の接し方に悩んでいた女子部員は、この体験が契機となり、「どこにいても、誰とでもつながれる!」と前向きに。今、目前の世界青年部総会を目指し、オンラインを活用しながら友好を広げる▼この話を聞いた時、オンラインに消極的だった自分を顧みた。これまでの生活スタイルを変えることは、ともすればためらう部分もあるが、「できない」という"限界の壁"は所詮、自身が心の中につくったもの。その壁を壊せば、新しい世界が待っている。人間革命の勝利のドラマが始まる▼学会伝統の座談会が、にぎやかに開かれている。オンライン座談会やステイホーム座談会など、知恵と工夫が光る。学会創立90周年の「11・18」への出発である。(側)
寸鉄 2020年9月22日
「青年を呼ぶのは青年」恩師。勇気は必ず伝播。圧倒的な対話拡大今こそ
栃木・那須総県の日。師弟共戦の広布の理想郷を!模範の人材城を築きゆけ
「賢者はよろこび愚者は退く」御書。苦難は信心の試金石。師子の心で!
読書はストレスを軽減、数分でも効果あり—研究読書の秋。開く習慣から
長距離の運転時は時間に余裕もち。小まめな休憩必ず。無事故こそ勝利だ
☆心に御書を 第74回 妙法は絶対の安心を約束
〈御文〉
『故聖霊・最後臨終に南無妙法蓮華経と・となへさせ給いしかば、一生乃至無始の悪業変じて仏の種となり給う、煩悩即菩提・生死即涅槃・即身成仏と申す法門なり、かかる人のえんの夫妻にならせ給へば又女人成仏も疑なかるべし』(妙法尼御前御返事、1405ページ)
〈通解〉
亡くなられた聖霊(=夫)は、最後臨終のときに南無妙法蓮華経と唱えられたのですから、一生また無始以来の悪業は変じて仏の種となるのです。これが煩悩即菩提・生死即涅槃・即身成仏という法門です。貴女は、このような人と縁あって夫婦となられたのですから、また女人成仏も疑いないでしょう。
〈池田先生が贈る指針〉
最愛の伴侶を看取った女性への激励である。信心を貫いた故人の凱歌の生命を讃えられ、後継の家族の成仏も間違いないと断言されている。
どんな宿命も「仏の種」と変えられる妙法だ。ゆえに何があっても、たじろぐことはない。別れの悲しみも寂しさも題目で包み、安心と希望と福徳の軌道を永遠に共に上昇するのだ。
☆対話のツボ 【問い】「世界の平和」を祈っていても、実感が湧きません。
たしかに、「世界の平和」のような、大きな目標は"わが事"として捉えにくく、なかなか実感が湧かないかもしれません。むしろ、明日や来週に迫った自分の目標のような、眼前のことの方が祈りやすいといえます。
日蓮大聖人は、「立正安国論」で「自身の安泰を願うなら、あなたはまず社会全体の静穏を祈るべきである」(御書31ページ、通解)とつづられました。
池田先生は、この御文を拝し「自分だけの幸福や安全もなければ、他人だけの不幸や危険もない」と語っています。この思いで、地域や社会の平和を真剣に祈り、善の連帯を広げてきました。
それが、大聖人から創価学会が受け継いだ立正安国の精神です。
世界平和といっても、自分自身が地域や社会の平和を祈り、仏道修行に励みながら「眼前の一人」を大切にすることが一歩であるといえます。
SGIが世界中に広がったのは、池田先生が「眼前の一人」を包み込むように励まし、大切にしてきたからです。
その「一人」が信心に励み、宿命転換のドラマを演じながら、周囲に励ましと希望を送っていく。そうして、一人からまた一人へと世界中の国々に"地涌の陣列"が広がっていったのです。
大きな目標である「世界の平和」は、日々の勤行・唱題の中で真剣に祈りながら、目の前の一人を大切にすることで、着実に広がっていくのです。