2013年5月25日土曜日

2013.05.25 わが友に贈る

祈りなき行動は
空転と停滞の因!
朗々と題目を唱え
みなぎる生命力で
大胆に動き語れ!

法蓮抄 P1044
『戯論に一言継母の継子をほむるが如く心ざしなくとも末代の法華経の行者を讃め供養せん功徳は彼の三業相応の信心にて一劫が間生身の仏を供養し奉るには百千万億倍すぐべし』

◇希望の明日へ
女性は心清ければ天なる存在である。ダンテの『神曲』全巻の執筆が、一人の若き女性に導かれたものであることを思うとき、女性の力の偉大さを思わずにはいられない。私の願いとしては、恋愛をするならば、できれば、そのことで「大いなる創造への精神力」がわき出るような、互いに高め合うようなものであってほしい。
平3・6・29

☆女性に贈ることば 五月二十五日
「もったいない」この日本の母の"知恵の代名詞"ともいうべき言葉が、環境問題を打開する道として、世界に希望を広げている。
どんなものも無駄にしないという慈しみの心ーこの「母の心」 が、命を尊ぶ心、他者を思いやる心を育むからだ。

☆今日のことば 五月二十五日
純粋な愛情は美しい。しかし、愚かと、もろさも、そこには同居している。そのために、愛情をふみにじられて、不幸に泣く女性のいかに多いことか。あなたは、そうした不幸の人であってはならぬ。

☆学園抄 第3回 大宇宙のロマン
「月が美しい時なので、寮生、下宿生と月見ができるといいね」
関西校への創立者の提案で、83年(同58年)9月22日の開催が決まった。
だが前夜は雨が降った。
当日の朝。グラウンドには多くの生徒がいた。誰に言われるともなく、雑巾で水を吸い取った。
午後。乾いたグラウンドで、まず「交野秋の夕べ」が始まった。
コーラスや楽器の演奏などに続き、全校生徒参加のじゃんけん大会。回数を重ねるたび、どよめきが大きくなる。創立者が勝ち続けているのだ。
決勝。高校の女子生徒と創立者が向かい合う。
じゃん、けん、ぽん!
あいこだった。皆の声が漏れる。両手を組む仕草で"次の手"を考える創立者の姿に、笑いが起きた。
いざ、勝負。
じゃん、けん、ぽん!
勝つだのは、学園生。残念そうに体を大きく動かす創立者。飾らない振る舞いが若い心に焼き付いた。
夜。ススキやハギの生け垣、かがり火が囲む「月見の宴」。琴と虫の音が静かに響く。
漆黒の空に溶け込んでいた山の輪郭が、ぼんやり浮き出てくる。山の向こうで、うっすら白い光が、だんだん強くなってきた。
その瞬間、創立者の拍手。十六夜の月が、ついに山の端から姿を見せた。
行く手にあった群雲は二つに分かれ、その間を月が進んでいく。
飛行機がゆっくり、月の輪の中を飛んでいった。
雲が月にかかれば「乙女が恥ずかしげに顔を隠しているようたね」と創立者。
「あの月のように福々しく、英知を輝かせていける人に!」
「10年に1度、50年に1度の月を出してくれて、ありがとう!」
優しい月光が"学園家族"の一夜を照らした。
関西校は昨年、月面を観察するNASAの「ムーンカム」にも参加した。

2012年5月21日の朝、全国が日食に沸いた。東京・創価中学校でも生徒たちが空を見上げた。
7時31分。
「来た来たっ!」
「つながった!」
月を包み込んだ太陽がりング状になり、金環が出現。興奮の声が上がる。
国内で次の金環食は2030年の北海道。東京なら2312年4月8日。345期生が入学する春だ。
遥かな未来に思いを巡らせ、生徒たちは考えた。
"3世紀前の学園生"がどんな姿だったのか記録を保存しよう−−。
皆で制作した映像には、校内で観察する様子とともに、この金環日食に寄せた創立者の言葉を残した。
「地上の金星たる、わが学園生の鮮烈な命の輝きに思いを馳せる時、私の心は躍る」
いつも創立者と進もう!
未来の後輩に向けた学園生のメッセージである。