2013年5月24日金曜日

2013.05.24 わが友に贈る

交通事故や ひったくり
荷物の置き忘れに注意!
多忙な中だからこそ
声を掛け合い
絶対無事故で進め!

妙心尼御前御返事 P1480
『ただいまに霊山にまいらせ給いなば日いでて十方をみるがごとくうれしく、とくしにぬるものかなとうちよろこび給い候はんずらん』

◇希望の明日へ
一女性の機転と、勇気ある行動によって、人々が救われた事例は、歴史上、枚挙にいとまがない。創価学会の広布の前進においても、一人の女性の存在が、どれほど大きな力となってきたことか。また、日蓮大聖人が松葉ヶ谷の法難にあわれた際、念仏僧らの襲撃を察知し、いち早く急を知らせたのは、女性の門下であったとも伝えられている。その助けで、大聖人は草庵から無事に難をのがれられている。
平3・5・17

☆女性に贈ることば 五月二十四日
コンプレックスは、あなたが強く生きていく力となる。すべてのコンプレックスが、あなたの力となる。
コンプレックスに苦しまなかった人は、繊細な心のメロディーがわからない。
コンプレックスで悩んだ分だけ、いじめられた分だけ、心のひだは深くなる。心の響きも豊かになり、人の心がわかる人間になれる。

☆今日のことば 五月二十四日
平凡なことであるが、およそ対話を抜きにして人間生活は考えられない。否、今日のような殺伐とした時代にあっては、対話こそが、人間の人間に対する不信感を、信頼感に一変させ、あらゆる隔絶を埋める、救いの手段といってよい。

☆学園抄 第3回 大宇宙のロマン
「宇宙飛行士の毛利さんからです!」
99年(平成11年)夏。関西校の電話が鳴った。スペースシャトル「エンデバー」で2度目の宇宙の旅を控える毛利衛氏だった。
アースカムは当初、シャトルのカメラを使い、参加はアメリカに限られていた。だが、氏がエンデバーに乗ることから、数校合同1チームの条件で日本に門戸を開放。その希望校を取材する電話である。
教員が応募理由を語る。創立者とジャストロウ博士の友情からウィルソン山天文台と交信してきた。その実績でNASAのグループ功績賞に輝いた。創立者の励ましで世界市民の意識を高める生徒……。
「そんな学校が日本にあったんですね!」
後日、結果発表。
日本からの正式参加は2チームに変更された。一つは3校合同。もう一つは関西創価学園の単独だった。

アースカムの開催は年に数回。関西校は今年4月で連続41回の参加となり、世界記録を更新した。
中学3年の男子生徒は、かつて撮った写真に胸を突かれた。一本の道からたくさんの線が垂直に伸び、魚の骨のように見えた。森林伐採の跡だった。
環境破壊は悪い。だが伐採で生計を立てる人がいるのも事実。そのなか自分たちにできることは何か。
創立者の「環境提言」が皆の指針になっている。
「具体的な行動に一歩踏み出すための『勇気』と『力』を与えること」
アースカムで学んだことを伝え、行動する「勇気」と「力」を広げよう−−。
各地で研究成果を発表。環境コンテスト等に応募。オープンキャンパスではクイズラリー形式で"未来の学園生"と学習する。
高校3年の女子生徒は、「池田先生が創立された関西校でアースカムに参加したい」と願い続け、入学。
「やってみて、自分の意識の小ささに気付き、視野が広がりました!」と、宇宙探査機のエンジニアの夢を膨らませている。
「この『宇宙からの眼』、この『地球を愛する心』、この『自然環境を守る決意』、この『人類一体の意識』が、皆さん方の一生の深き力となっていく」−−創立者の期待通り、卒業生は、工学をはじめ各分野、海外へ雄飛している。

◇不思議なる縁
創立者は時に、学園生と星や月を愛でてきた。
68年(昭和43年)12月21日の夕方、東京・創価学園(小平市)の栄光寮。創立者と会食が行われた。
話のスケールは大きい。
「世界人類のなかで、このように数百人が、一生で一番大事な時期を一緒に生活しているという深い縁は、不思議なものである」
創立者のもと寮生として学べる縁はどれだけ深いか−−皆の顔が引き締まる。
家族の病、アフリカの人種問題、一年の目標……。創立者は一人一人の報告や質問を聞き、励ます。生徒たちの表情が晴れる。
「寮歌をグラウンドで歌おう!」
創立者の呼び掛けで外に出た。日は落ちていた。冷気が肌を刺す。
「あの星は創価学園のマークに似ているな」
創立者が指した先は南西の空。金星が光を放つ。
「あれは学園の星だな」
澄んだ星空に、凛々しい歌声が広がっていった。