2012年11月30日金曜日

2012.11.30 わが友に贈る

人材王国の信越よ!
山を越え、谷を超え
波濤を越えて勝利へ!
人間革命の天地に
正義の旗を打ち立てよ!

弥三郎殿御返事 P1450
『心あらん人人は我等が為にと思食すべし、若し恩を知り心有る人人は二当らん杖には一は替わるべき事ぞかし、さこそ無からめ還って怨をなしなんどせらるる事は心得ず候』

◇希望の明日へ
友情を広げることが平和を広げることである−−。これが、数学者でもあった戸田先生から受け継いだ、私の信条である。総じて、政治には矛盾が、宗教には裏表が、経済の世界には格差がある。しかし、友情は平等である。普遍であり、永遠である。
平5・6・9

☆100文字の幸福抄
価値ある仕事は、みずみずしい創造力から生まれる。
創造の泉がかれてしまえば、
惰性になり、進歩の喜びもない。
絶えず自身を向上させ、
新たな発想を現実のものとしていく
豊かな創造力こそ、
生涯にわたる幸福への鍵となる。

☆未来対話−−君と歩む勝利の道 第8回「秀才とは親孝行の人なり」
◇報恩は究極の幸福の軌道
──1年の締めくくりの12月、未来部のメンバーは、各自の目標に向けて元気に前進しています。

池田名誉会長 この1年の全員の奮闘を、私は心から讃えたい。
とともに、何かと気ぜわしい年末です。交通事故や火災に注意をお願いします。
受験生のメンバーをはじめ、みんなの健康・無事故と大勝利を、毎日、祈っています。
日本では12月を「師走」と呼んでいます。私の恩師・戸田城聖先生は、ユーモアをまじえて、皆に語られていました。
「師走といって、文字通り、"師も走って"いるのだよ。皆さんも多忙だと思うが、私も走っている。広宣流布のために、ひとつ頑張ってくれ」
皆さんのお父さん、お母さんは、地域に幸せを広げるため、世界を平和にするために、一生懸命、走り回ってくださっている。誰よりも尊い"仏の使い"であり、誰よりも立派な"国の宝"です。どんなに感謝してもしきれません。
皆さんは、この偉大なる父母を大切にし、親孝行を頼みます。

──池田先生から、いつも「親孝行」の大切さを教えていただいています。
ですから、忙しい親の手伝いを心掛けたり、家族で過ごす正月には「親孝行」をしようと決意したりしているメンバーもいます。

名誉会長 その気持ちをお父さん、お母さんが知ったら、涙を流すほど喜ぶよ。疲れや悩みも吹き飛び、お年玉だって余計にあげたいと思う。親というのは、そういうものです。
私は、高等部の皆さんに「秀才と 親孝行は 一致かな」と詠んで贈ったことがあります。
親孝行は、人間性の芸術です。
親孝行は、究極の幸福の道です。
親孝行は、世界平和の礎です。

──メンバーから、「親孝行をしたいと思っているのですが、何をすればいいのか分かりません」という質問も寄せられています。

名誉会長 仏法では、親孝行に三つの段階があると説きます。
第1に、親に衣食などをプレゼントすること。
第2に、親の思いに従うこと。それぞれ、大事な親孝行です。
そのうえで、第3の最高の親孝行とは、妙法の力で、親の生命を永遠に救っていくことであると、教えています。
つまり、皆さんが大宇宙の法則である題目を唱え、信心を根本に立派な人に育つことが、何よりの親孝行になるのです。
ですから、今は大いに学び鍛え、やがて多くの友を幸福へとリードし、社会に世界に貢献していくことです。
わが子が「あなたのお子さんのおかげで」と皆から感謝されるような人になってくれる。それは親にとって、何ものにも代え難い喜びであり、誇りです。子育ての苦労が報われたと感じるものです。
君自身の成長が、あなた自身の栄光が、一番の親孝行なんです。
親子の関係というのは、ずっと続く。いつまでたっても、親は親、子は子です。たとえ亡くなっても、生命はつながっている。
ゆえに、親孝行とは、一生涯の目標といってよい。じっくり焦らずに、自分自身を磨いていくことです。
その意味から、今回は、フィリピンの若き大英雄ホセ・リサールの言葉を皆さんに贈りたい。
「子どもが両親に表せる最高の敬意とは、誠実な人となり、社会から尊敬される人になることである」と。

2012.11.29 わが友に贈る

黄金柱の壮年部よ
断じて負けるな!
仏の異名は「勝利者」。
苦難に打ち勝ち
汝自身の歴史を刻め!

同一鹹味御書 P1447
『百味の肴膳を調ふといへども一つの鹹の味なければ大王の膳とならず、山海の珍物も鹹なければ気味なし、大海に八の不思議あり』

◇希望の明日へ
一度結んだ友情は絶対に裏切らない。その人が大変になればなるほど守りぬいていく。これが人間性である。私の生き方でもある。信頼を"裏切る"のは、自分で自分の人間性を裏切っているのである。人間以下の人生となってしまう。信条の違い、立場の違いを超えて、真の人間として、人格と人格で結ばれていくその友情は人生の宝である。
平5・4・8

☆100文字の幸福抄
いつも余裕のない、
暗い顔をしていたのでは、
周囲の元気もなくなってしまう。
そこからは希望も、活力も生まれてこない。
笑顔の人は強い。
正しい人生を歩んでいる人には、
晴れ晴れとした明るさがある。

☆御書とともにNo.096 日々の積み重ねが大事
『つゆつもりて河どなる・河つもりて大海となる・塵つもりて山となる・山かさなりて須弥山となれリ・小事つもりて大事となる』(衆生心身御書、P1595)

◇通解
露が集まって河となり、河が集まって大海となるように、塵が積もって山となり、山が重なって須弥山となるように、小事が積もって大事となるのである。

◇同志への指針
地球を包む母なる大海原も、小さな滴の集まりである。万人が仰ぎ見る王者の大山もまた、塵の集まりである。一日一日の積み重ねが、大事業を成す王道だ。
人が見ようが見まいが、一歩また一歩と前進する。一人また一人と対話する。その結集が時代を変える。たゆまぬ民衆の行進こそが、歴史を動かすのだ。

2012年11月28日水曜日

2012.11.28 わが友に贈る

風雪を越えゆく
あまりにも崇高な
大東北の同志よ!
新生の希望の道を
共々に開こう!

佐渡御書 P958
『我今度の御勘気は世間の失一分もなし偏に先業の重罪を今生に消して後生の三悪を脱れんずるなるべし』

◇希望の明日へ
友情を広げるために大切なことは、平等の対話である。対話で大切なことは、まず謙虚に相手に学ぶことである。傲慢であっては、人も国も、友人ができないのは当然であろう。
平5・3・25

☆100文字の幸福抄
「笑う」という言葉は、
古くは「咲う」とも書いたという。
笑顔は、人間が咲かせることのできる花である。
お金があってもなくても、
家族にも、友人にも、
惜しみなく贈ることのできる
幸せの花が笑顔である。

☆御書とともにNo.095 信心根本に道を開け
『なにの兵法よりも法華経の兵法をもちひ給うべし、「諸余怨敵・皆悉擢滅」の金言むなしかるべからず、兵法剣形の大事も此の妙法より出でたり、ふかく信心をとリ給へ、あへて臆病にては叶うべからず候』(四条金吾殿御返事、P1192)

◇通解
どのような兵法よりも、法華経の兵法を用いていきなさい。「あらゆる怨敵は、皆ことごとく滅びる」(法華経薬王品第23)との金言は、決して空しいはずがない。兵法や剣術の真髄も、この妙法から出たものである。深く信心を起こしなさい。決して臆病であっては叶わないのである。

◇同志への指針
いついかなる時も、勇敢に「法華経の兵法」で道を開く。これが、大聖人直結の学会精神である。ゆえに、どんな戦いも強盛なる祈りから始めるのだ。
妙法には、一切の魔を打ち破る大功力がある。諸天善神を揺り動かし、十界のあらゆる衆生を味方に変えていくことができる。
この最高の兵法も、臆病では役に立たない。どこまでも「勇気」だ。我らは勇気ある信心で、すべてを勝ち開いていくのだ。

2012年11月27日火曜日

2012.11.27 わが友に贈る

励ましは勝利の力。
陰で頑張っている人
悩みや病気を抱えた人
一人一人に光を当て
喜びと勇気を送るのだ。

一念三千法門 P415
『此の娑婆世界は耳根得道の国なり以前に申す如く当知身土と云云、一切衆生の身に百界千如三千世間を納むる謂を明が故に是を耳に触るる一切衆生は功徳を得る衆生なり』

◇希望の明日へ
人間としての友愛は、立場も国籍も民族も、宗教さえ超えて人を結ぶ。信頼できる友人をもつことは人生の至福である。世界各国にいる親友こそ、私のかけがえのない誇りであり、宝物である。人と人の心が結ばれるところから、価値あるドラマは始まる。
平4・1・22

☆100文字の幸福抄
朝の勝利は一日の勝利だ。
一日の勝利の積み重ねは、
人生の勝利につながっていく。
清々しい一日の出発こそ、
充実の人生の秘訣である。
きょう一日をどのような一目と輝かせるか。
自分自身の朝の心が、その光となる。

☆希望の大空へ〜わが愛する王子王女に贈る〜第8回 時間は宝
そうは言っても、「やりたくないことはできないよ」という人もいるでしょう。
そんな、みなさんに、きょうは、とっておきの方法を教えましょう!
それは、自分の夢や目標を、紙に書き出すことです。言葉には、ふしぎな力があります。書いた言葉が、君を、あなたを、自分の夢や目標に導いてくれるのです。
最近の研究でも、書くことによって、脳かしげきされ、"がんばろう!"という気持ちがわいてくることがわかっています。
紙に書いたら、題目を唱えましょう。
日蓮大聖人は『南無妙法蓮華経は、ライオンがほえるようなものです』(P1124、意味)とおおせです。題目は、百獣の王・ライオンのおたけびのように、何ものにも負けない、一番強い力なのです。
題目を唱えれば、夢や目標を"必ず実現してみせるぞ!"という、師子王の勇気がわいてきます。
そして決意したら、行動しましょう。
行動する時にも、できれば、みなさんにためしてほしいことがあります。
それは、きょうの「勝利メモ」を作ることです。
むずかしいことではありません。
まず、きょう1日のあいだに、「やりたいこと」「やらなければならないこと」を書き出します。それに「順番」と「時間」を決めれば、できあがりです。
この「勝利メモ」を見れば、「今、何をする時間なのか」が、はっきりします。できたことには、しるしをつけてください。これを、毎日、くり返します。
作るのがむずかしかったら、お父さん、お母さんや、未来部担当の方たちに、相談してみてください。だんだん、自分でできるようになります。
創価学会には、「決めて、祈って、行動する」という「勝利のリズム」があります。みなさんのお父さんやお母さん、先ぱいの人たちも、このリズムで、自身の目標に挑戦し、勝ち越えてきました。
みなさんも、「決めて、祈って、行動する」を合言葉に、1日また1日、大勝利の青春を歩んでいっていただきたいのです。

1日24時間は、だれにも平等です。
しかし、大切に使えば、1日を1週間分にも、1年を10年分にもできる。私は、そう決心して生きてきました。若いころは病弱で、医者から「30歳まで生きられない」と言われた体でした。だからこそ、時間を惜しんで学び、働き、戦いました。
仏法では、『一日の命は、宇宙の全財宝を集めた以上の宝です』(P986、意味)と説かれます。
時間は命です。かけがえのない宝です。
時間を大切にする人は、命を大切にする人です。
命を大切にする人は、平和を築く人です。
「使命」とは、「命を使う」と書きます。
だれのために、何のために、時間を使うのか──。
私は、学会の同志のために、世界を平和にするために、真剣勝負で命を使ってきました。
そんな私の願いは、みなさんが、じゅうじつした「時間」をつくって、成長してくれることです。みなさんが、勝ったと言える一年一年を前進してくれることです。
そして、いつの日か、お父さん、お母さんのために、世界の人の幸福と平和のために、その大切な「時間」を使って、がんばってほしいのです。
未来に生きるみなさん方のために、私はこれからの「時間」のすべてを使っていく決心です。みなさんのためならば、何も惜しくはありません。
お日さまのしずむ時間が日に日に早くなり、寒さもいよいよ厳しくなってきました。大切な大切な未来部の全員の健康を、私と妻は、毎日毎日、祈りぬいています。
どうか、一人ももれなく健康・無事故で、楽しいお正月をむかえてください。
来年も、いつしよに、朗らかに、語らいの時間をつくりましょう!
(2012.12.1 少年少女きぼう新聞掲載)

2012年11月26日月曜日

2012.11.26 わが友に贈る

深く信頼する
大九州の勇者よ
新たな栄光の山を登れ!
先駆の火の国に
王者の勝鬨を!

妙法曼陀羅供養事 P1306
『されば此の良薬を持たん女人等をば此の四人の大菩薩前後左右に立そひて此の女人たたせ給へば此の大菩薩も立たせ給ふ乃至此の女人道を行く時は此の菩薩も道を行き給ふ』

◇今週のことば
真実に勝る雄弁なし。
我らの信念の行動を
胸を張って語れ!
混迷の社会に
創価の人間主義の光を!
2012年11月26日

◇希望の明日へ
変わらぬ友情は、いかなる宝よりも尊い。そして、策や利害ではなく、友情を結び、友情を大切にする人生こそ光り輝く人生である。学会の同志は人間としての友情で結ばれている。また世間的な友情よりも、もう一歩深い絆で結ばれた"三世の同志"である。これ以上、麗しい人間性の世界はない。これ以上、美しき、真心の世界は絶対にない。
平3・10・10

☆100文字の幸福抄
朝顔は、朝一番を笑顔で出発する。
昨日までがどうであれ、クヨクヨしない。
今朝は、生まれ変わった新しい心で、
思う存分、悔いなく生き切ろう!
このきっぱりとした朝顔の姿が、
庶民から愛された
魅力の一つかもしれない。

☆希望の大空へ〜わが愛する王子王女に贈る〜第8回 時間は宝
もうすぐ2012年が終わり、2013年が始まります。
私にとって、この一年、新しい、そしてすばらしい語らいがありました。それは、この「きぼう新聞」で、毎月、みなさんと進めてきた、心と心の対話です。来年も、もっともっと語り合つていきましよう!
みなさんは、どんな一年でしたか?
新しい友だちができた人、楽しい思い出がたくさんできた人もいるでしょう。
なかには、友だちとけんかをしたり、勉強でつまずいたり、つらい思いをした人もいるかもしれません。
でも、心配いりません。「終わり良けれぱ、すべて良し」という言葉があります。
終わりが良ければ、その一年を、全部、良い年にすることができ、希望に燃えて、次の年へ良いスタートがきれるからです。
だから、これまでがどうあれ、くよくよせず、「よし、この12月を、がんばろう!」と決意して挑戦すれば、いいんです。
すべては「今から」「これから」「きょうから」始まるのです。前へ前へ、朗らかに粘り強く進んでいけば、失敗したことだって、次の成功につなげることができる。
「今」をがんばれば、「過去」さえも光らせ、「未来」をいくらでも開いていける。
大切なのは、「今は何をする時なのか」と考えて、それをやりきることなのです。

みなさんの中には、「雪山の寒苦鳥」の物語を聞いたり、読んだりした人もいるでしょう。古くから伝わる仏教のお話です。
──昔、インドの雪深い山に、寒苦鳥と呼ばれる鳥が暮らしていました。
雪山の夜はそれはそれは寒くて、寒苦鳥は「寒くて死にそうだよ」「夜が明けたら、さっそく巣を作ろう」と鳴いていました。
しかし、夜が明け、お日さまが出ると、あたたかくなり、寒苦鳥は巣を作るという「やるべきこと」を忘れて、遊び続けてしまいました。すると、また夜になって、寒くて、つらくて鳴きました。
こうして寒苦鳥は、夜は寒さに苦しみ、昼は遊び続ける日々をくり返しました。そして、とうとう巣を作ることなく、さびしく一生を終えてしまったというのです。
楽しい時間は、なぜか、あっという間にすぎるのに、つらい時間はとても長く感じるものです。みなさんも、やらなければならない課題をほったらかしにして、大変な思いをしたことがありませんか。
私も、夏休みの図工の宿題を忘れたまま新学期をむかえ、苦しい思いをしたことがあります。今でも思い出します。
人は、だれでも、苦手なことがあります。やりたくない時も、あるでしょう。
きらいなことや苦手なことを後回しにするのは、ちょっと楽なように見えます。でも、じつは、後回しにすればするほど、気分が重くなり、めんどうになります。
巣を作るべき時に作らず、遊んでしまった寒苦鳥のように、後になって苦しまねばなりません。
勉強や宿題は、するべき時にしてしまえば、後の時間を、伸び伸びとやりたいことに使えます。そのほうが、価値的ではないでしょうか。
もちろん、遊びや休みの時間も必要です。
「今は勉強だ!」「今は本を読もう!」「今は遊ぼう!」「今はゆっくりしよう!」と、時間帯を自分なりに決めて使うことです。そうやって時間を大切にしていけば、楽しい、じゅうじつした時間を、何倍にも増やすことができます。

◎きょうから「100文字の幸福抄」がスタート、乞うご期待!(^^)!

2012年11月25日日曜日

2012.11.25 わが友に贈る

「今」の決意が
「未来」を開く。
さあ信心で立て!
「まことの時」は
自ら創り出すものだ。

佐渡御書 P958
『日蓮も又かくせめらるるも先業なきにあらず不軽品に云く「其罪畢已」等云云、不軽菩薩の無量の謗法の者に罵詈打擲せられしも先業の所感なるべし』

◇希望の明日へ
人間の生命力を強めるもの。それは希望であり確信である。そして、励ましとともに、具体的な目標をもてるよう配慮していくことが、どれほど大きな力を引き出すことになるか。そのことは各人が経験上、よくご存じの通りであろう。
昭63・11・11

☆南米ボリビアで広布50周年の青年文化祭へのメッセージ
祈りに祈り抜いて、一人一人が自らの人間革命に挑みながら、良き市民として粘り強く信頼を勝ち取り、勇敢なる対話を広げてきた50年を心から讃えた。
そして「日蓮大聖人は、まず一人が立ち上がり、その一人から二人へ、三人へと、地道に着実に伝え広げていくことが、未来永遠の広宣流布の方程式であると、教えてくださっております」と強調。
一対一の対話こそ、最も確かで、崩れざる平和と幸福の人間の連帯を築きゆく方途である。「栄光の2013年へ、共々に励まし合い、一人一人が悔いなき勝利の人生を飾ってください」と呼び掛け、メッセージを結んだ。

2012.11.24 わが友に贈る

堅塁・大中部よ
日本の中心から
民衆の凱歌をあげよ!
誓願の「この道」を
忍耐と執念で突き進め!

兄弟抄 P1083
『過去の謗法の罪を滅せんとて邪見の父母にせめられさせ給う、又法華経の行者をあだむ国主にあへり経文明明たり経文赫赫たり、我身は過去に謗法の者なりける事疑い給うことなかれ』

◇希望の明日へ
若い時の夢、若い時の希望を手放すな、とは戸田先生の指針である。この両者を手放しては、人間としてはなんの意味もない。どこまでも夢と希望をもち続け、そのすべてを実現していく−−ここに人生と信仰の、すばらしき"ロマン"があるからである。
昭63・9・17

☆アメリカ創価大学第12回学生祭への創立者のメッセージ
◇「創価」とは不屈と勇気の精神
わが宝の中の宝である、アメリカ創価大学生の皆さん!
麗しき友情と建学の息吹みなぎる第12回「学生祭」の開催、誠におめでとうございます!
アメリカ創価大学は、旭日の如き大発展を続けてくれております。世界の多くの識者や教育界のかたがた方々からの感嘆の声、絶賛の声が、私のところにも、毎日のように届いています。
皆さん方が、また卒業した先輩たちが、「わが大学を世界一に!」との気概とスクラムで、真剣に粘り強く奮闘してくれていることを、私は最大の喜びと感謝の念を持って、見守り続けております。

皆さんが、学生祭の日に選んだ「11月18日」は、82年前、世界恐慌の嵐の時代に、創価教育が出発した原点の日です。
そしてまた68年前、戦禍の只中で、創価教育の創始者・牧口常三郎先生が平和のために戦い抜き、獄中で逝去された日であります。
まさしく命を賭して、人類の平和と共生を願い、「創価」の旗を高らかに掲げ抜いてこられた創立の父が、このSUAの英才たちの集いをどれほど喜んでくださるか。
私は胸が熱くなるのであります。
今日は、「創価」という命題について、第1に「たくましき不屈の探究心」、第2に「恐れなき師子王の勇気」、第3に「開かれた世界市民の精神」という3点から、簡潔にメッセージを送らせていただきます。

第1に、創価とは、たくましき不屈の探究心なり、と申し上げたい。
牧口先生は、少年時代から、貧窮のゆえに、思うように学校に通えない中、苦学を重ね、学んで学んで学び抜いて、教育者になりました。その歩みは「学ばずは卑し」「学は光」という信念に貫かれております。
戦時中は、人間性を抑圧する軍部政府と戦い、投獄されました。
その獄中にあっても、「独房で思索ができて、かえって良かった」と自身の境遇を悠然と笑い飛ばされながら、王者の如く信念を貫き通されたのであります。
ご家族に送られた最後の手紙には「カントの哲学を精読している」と綴られております。まさに逝去の直前まで、向学の志を燃やし続け、平和への精神闘争を貫かれたのであります。
人間の善性を信頼し、無限の可能性を輝かせゆく大いなる挑戦に、創価の心があります。
そのために、いかなる境遇にあろうとも、たくましき不屈の探究心を燃え上がらせて学び続ける。そこから、尽きることなく価値創造の光が放たれることを確認し合いたいのであります。

第2に申し上げたいことは、創価とは、恐れなき師子王の勇気なりということであります。
牧口先生は常々、「消極的な善良に甘んぜず、進んで積極的な善行を敢然となし得る気概の勇者でなければならない」と語っておりました。
第二次世界大戦中、軍国日本の悪名高き特高警察の監視下にありながら、平和と正義の主張を叫び切っていったことも、よく知られております。私の妻も、少女時代、実家での座談会で、牧口先生が刑事の居丈高な制止にも怯まず、悠々と、堂々と確信の対話を続けていかれた雄姿を命に刻みつけた一人であります。
この牧口先生の師子王の勇気を脈々と受け継いでいくのが、創価後継の若獅子たち、すなわち、皆さんであります。
私の大好きなアメリカの詩人ロングフェローは詠いました。
「大いなる人々の生涯は教えてくれる、
われらも生涯を気高くなして、
この世を去る時、時間の砂浜に
足跡を残していけることを」
「われら、奮起して励もう、
いかなる運命にも勇気をもって。
絶えず成し遂げ、絶えず追い求め、
刻苦してあとは待つことを学ぼう」(亀井俊介訳「人生讃歌」)
「一人の幸福」から「万人の幸福」へ、価値を創造し続ける限りなき闘争に立ち上がったのが、創価であります。その大闘争の未来を担い立つ誉れの皆さんは、あえて勇んで試練に立ち向かいながら、何ものにも負けぬ師子王の魂を鍛え上げていただきたいのであります。

最後に、創価とは、開かれた世界市民の精神なりと申し上げたい。
牧口先生が不二の弟子・戸田城聖先生と発刊された『創価教育学体系』は、開かれた世界市民の精神の結晶であり、そのスケールは「思想の交響楽」とも言われております。
27年半に及ぶ獄中闘争を耐え抜いた、人道の闘士マンデラ大統領の言葉が、私には、牧口先生の信条と響き合って迫ってきます。
「精神という武器はダイナミックなものです」
「強固な壁の後ろに閉じ込めることができるのは、私の肉体だけなのです。私は依然としてコスモポリタン的な考えを持っています。心の中では、ハヤブサのように自由なのです」(長田雅子訳ネルソン・マンデラ 私自身との対話』)
精神の自由の大きさも、人間の英知や思想の輝きも、環境や条件では決まらない。
逆境にあるほど、自身を磨き、自身の無限の尊厳性を輝かせながら、人類の勝利へ、新たな価値を創造できるのであります。

ともあれ、皆さんが学生愛唱歌「平和の大道」の中で高らかに歌うように、現在の一歩一歩の足跡が、未来の人類を照らし、勇気を送る平和の大道となります。
いかなる困難があろうとも、頭を上げて、「私の創価の生き方」を朗らかに貫く皆さんの姿が、千年の時を超えて輝きを放つ「希望の光」となることは間違いありません。
私は妻と共に、皆さんの健康と幸福を真剣に祈り、見守っております。
結びに、わがアメリカ創価大学生に栄光あれ、勝利あれ!──と申し上げ、メッセージといたします。
本日は、歴史的な学生祭の開催、本当におめでとう!

2012年11月23日金曜日

2012.11.23 わが友に贈る

安全運転の休日を!
交通事故は起こさない。
絶対に巻き込まれない。
強き祈りを根本に
大充実の一日一日に!

聖人御難事 P1189
『仏の大難には及ぶか勝れたるか其は知らず、竜樹天親天台伝教は余に肩を並べがたし』

◇希望の明日へ
ブラジルには「希望は、一番最後に死ぬ」という言葉がある。「希望は最後まで消えない」とも言い換えることができよう。つまり、いかなる絶体絶命のピンチにあっても、最後の最後まで希望はある。断じてあきらめてはならない。胸中にある希望は無量である。それを失わない人は強い。何があっても"希望の火"を燃やし続けてこそ、道は開けてくる。青年は、一人ももれなく、その栄光と勝利の人生を歩んでいただきたいい。
昭63・5・5

☆東京支部長会への名誉会長のメッセージ
全学会の勝利を開く誉れの東京支部長会、誠に御苦労様!
わが支部長、わが婦人部長が、皆、元気で、意気軒昂であり、こんな嬉しいことはありません。いつもいつも、ありがとう!
戦いは「旗頭」で決まる。戸田先生もよく「いざという時に、旗を掲げて先がけする人が、一番偉いのだ」と言われた。その名誉ある旗頭こそ、支部長であり、婦人部長であります。
これから小説『新・人問革命』で綴っていきますが、昭和五十三年、広布第二章の挑戦を、私は新しい「支部制」から開始しました。その「法旗(法の旗)」を、私と共に真っ先に掲げてくれたのも、大東京の支部長・婦人部長であります。
それから三十五年。私は、今日ここに勇み集った、不思議な使命と宿縁の皆さん方、一人一人に「師弟の旗」を手渡す心で、一切を見守っております。創価の勝ち戦を託します。
日蓮大聖人は、けなげなる千日尼に仰せになられました。
『一人の師子王が吼えれば、百の子たちも皆、力を得て立ち上がる。そして諸の獣は皆、頭が七分に割れて退散する』と。
どうか、今こそ、この大聖人に直結の学会精神、すなわち「師子王の心」を取り出して、思う存分の名指揮を頼みます。
題目の師子吼が轟く、我らの広宣流布の大闘争に連なれば、必ず福徳が湧く。境涯が開ける。宿命が転換できる。ゆえに、尊き同志を励まし、一人でも多くの友と仏縁を結び、仲良く朗らかに、新たな歴史を創る民衆の大行進を開始しよう!
師子の東京が総立ちとなって、大切な大切な一日一日、
極楽百年の修行にも優る大功徳を積みながら、勝利の旗を高らかに、断固として打ち立てようではないか!
愛する大東京の全支部、全地区、全ブロックの隅々(すみずみ)にまで届けと、私は妻と共に題目を送り続けます。
記念に「晴れ晴れと 使命の君に 必勝旗(必勝の旗)」と贈り、私のメッセージといたします。風邪をひかないように!
ニO一二年十一月十九日

☆各部代表者会議へのメッセージ
名誉会長は、『各各師子王の心を取り出して・いかに人をどすともをづる事なかれ、師子王は百獣にをぢず・師子の子・又かくのごとし、彼等は野干のほうるなり日蓮が一門は師子の吼るなり』(P1190)との御聖訓を拝読。
我らは師子である。
師子は恐れない。
師子は攻める。
師子は叫ぶ。
師子は速い。
師子は勢いがある。
師子に油断はない。
師子は絶対に勝つ。
今こそ「師子王の心」を取り出して、勇気凛々と、わが人生の勝利へと前進していただきたいと念願した。
また名誉会長は、広宣流布へと行動すれば、功徳は大きく広がっていく。「全てが偉大なる人間革命の劇なり」と確信して、強く、賢く、朗らかに走り抜いていこうと力説。全同志が思う存分、頑健な仏の大生命力を発揮し切っていけるよう祈り、一切を見守っていると呼び掛けた。

2012年11月22日木曜日

2012.11.22 わが友に贈る

地涌の使命の誉れ高き
中国方面の友よ
勇敢に一人立て!
わが人生の最高峰へ
祈り、叫び、走りゆけ!

王舎城事 P1138
『法華経の敵となりし人をば梵天帝釈日月四天罰し給いて皆人にみこりさせ給へと申しつけて候』

◇希望の明日へ
青春とは、希望の異名でもある。ゆえに、青年だけが、青春なのではない。四十代であれ、五十代、六十代であれ、未来への希望があるかぎり、"永遠の青春"にあるといってよい。
昭63・1・15

☆名誉会長と共に 今日も広布へ No.040 晴れ晴れと宿命転換の大闘争を
全同志のお陰で、創立記念日から新たな出発をすることができた。牧口先生も、戸田先生も、さぞかしお喜びでしょう。本当にありがとう!
広宣流布のため、思う存分に戦える。これほど偉大な人生はない。これほどめ晴れ舞台はない。そう決めて戦えば、功徳は無量無辺だ。
大変だろうけれども、全て皆が宿命を転換し、仏になるための今世の仏道修行です。
悪世末法において、一人でも多くの衆生と仏縁を結び、この娑婆世界を三変土田していくための大闘争です。これ以上の正義の行動はない。
御聖訓には、『結句は勝負を決せざらん外は此の災難止み難かるべし』(P998)と明確に仰せである。断じて新たな歴史を開こう!
「法華経の将軍学」を知る一人一人である。その誇りと大確信をもって、題目を唱え抜いて、鉄の団結で、皆、頑張れ!

常に、今が大事だ。常に、前へ前へと進むことだ。
そして常に、決意を新たにすることだ。
時を逃さず、「自分が新しい波を起こす!」と立ち上がるのだ。何かあっても前向きに、強気でいくのだ。どんどん友に希望を送るのだ。「私まで励ましてくれた」──それが勢いになっていく。
何事も執念をもって、執念を持続させることだ。
どんなに厚い壁でも、「必ず乗り越える」「必ず打ち勝つ」──その執念が大事だ。
「もういいだろう」「ここまで、やったんだから」と思ってはいけない。
信心で乗り越えられないものは、何一つない。だから、しっかり祈るのだ。
祈りから、全ては始まる。

2012年11月21日水曜日

2012.11.21 わが友に贈る

一日一日が宝!
間断なき挑戦が
栄光の道を開く。
「今日も勝った」と
完全燃焼の日々を!

聖人御難事 P1190
『我等現には此の大難に値うとも後生は仏になりなん、設えば灸治のごとし当時はいたけれども後の薬なればいたくていたからず』

◇希望の明日へ
苦難のなかにも希望はある。いな苦難に鍛えられてこそ、初めて希望はその真実の強さを発揮する。"鍛え"なき希望は、単なる夢想にすぎない。大難の嵐にも、私はひとりすべてを耐え、ことごとく打ち勝った。私は、苦難を喜んでいた−−。望んでいたといってよい。それは何より、これによって若き後継の青年たちの信心が鍛えられ、成長することを期待したからである。そして、風雨をしのぎ、時をかせぎながら、一つまた一つ、青年の心に敷き不屈の"希望"を育んでいった。その営々たる陰の作業に気づいた人は少ない。世間の浅薄な眼にも、まったく映らなかったかもしれない。しかし、学会の庭、広布の庭で育った、青春の"希望の翼"は、やがて必ず、二十一世紀の大空を堂々と飛翔していってくれることを確信している。
昭63・1・9

☆勝利の人間学第20回 今こそ人材の流れを
◇人の長所を見つける
人材とは、見つけて、育てるものである。励まして、伸ばすものである。
皆、尊い地涌の菩薩である。その人の長所を見つけ、褒めていくのだ。その人の持ち味を、広宣流布のために生かしてもらうのだ。
リーダーは、自分の小さな尺度で人を評価してはならない。まして、好き嫌いなどの感情に左右されてはならない。自分と気の合う人間だけを大事にしていたら、本当に力ある人材は育たないからだ。
牧口先生は、人材を育てることは「砂の中から金を探すようなもの」と言われていた。
学会は、戦いの中で黄金の人材の流れを創ってきた。実戦こそ、最高の人材の育成だ。

◇副役職の友に光を
副役職の友は、「異体同心」の要である。
大事なのは、「何をなすべきか」との使命を明確にすることだ。副役職の友が具体的に責任を果たし、元気いっぱいに活躍してくれれば、組織はいくらでも伸びていく。
後輩が正役職に就く場合もあろう。その時は、後輩である中心者を、大きな深い「信心」の心でしっかりと支えていただきたい。
正と副が心を合わせて、「広宣流布の力を与えてください」と御本尊に祈っていくのだ。尊敬し合い、協力し合えば、勝利の歯車は力強く回転する。喜びも功徳も広がる。

◇指導は相手の側に立って
日蓮大聖人は、青年・南条時光に『人がものを教えるというのは、車が重かったとしても油を塗ることによって回り、船を水に浮かべて行きやすくするように教えるのである』(P1574、通解)と語られた。
リーダーは、この人には今、どう励まし、何をしてあげれば希望と勇気をもって前進できるのかと考え、手を打っていくのだ。
一方的に指導しても、価値を生まない。耳を傾け、一緒に祈り、心を開き、心をつかむ。
皆が最大に力を出し切っていけるように、誇りと大確信をもって朗らかに進めるように、心を砕いていくのが仏法の指導者である。

◎きょうから希望の明日へはその題名の通り"希望"です!(^^)!

2012年11月20日火曜日

2012.11.20 わが友に贈る

愛する創価の青年よ
希望の一番星と光れ!
勇敢に大胆に
開拓精神を燃やせ!
前進、前進、前進だ。

御義口伝巻上 P710
『煩悩の薪を焼いて菩提の慧火現前するなり』

◇希望の明日へ
恩師・戸田先生は、いっさいを青年に託された。そして晩年には"俺はもう、全部お前に教えた。今度は、お前が俺に教えてくれ"とまで言われていた。偉大な先生であられた−−。今もまた青年が立つ時である。青年が責任を担って大活躍すべき時である。そうでなければ新しい時代を開くことはできない。青年でいっさいが決まるのである。
平5・11・2

☆創価学園 創立者・池田名誉会長が卒業予定者に指針
◇中学・高校卒業生へ
私と学園生の心は、
いつも一緒だ。
今日も、
勇気に燃えて一歩前へ!
朗らかに、へこたれず、
勝利の旗を振れ!

◇小学校卒業生へ
使命と才能をもった君よ!
明るく、ねばり強く、
学びゆけ!
君の勝利を世界が待っている。

◇幼稚園卒園生へ
大好きな太陽の王子・王女よ!
学びの道を ほがらかに!

2012年11月19日月曜日

2012.11.19 わが友に贈る

満々たる生命力で
皆を元気に。
「さあ、進もう!」と
同志が奮い立つ
万感の励ましを送れ!

草木成仏口決 P1339
『一念三千の法門をふりすすぎたてたるは大曼荼羅なり、当世の習いそこないの学者ゆめにもしらざる法門なり』

◇今週のことば
広布の大闘争こそ
宿命転換のチャンスだ。
弾ける題目の勢いで
打って出よう!
汝自身の歴史を創れ!
2012年11月19日

◇希望の明日へ
大いなる理想に生きる−−そこに青年の証がある。そして偉大なる人生とは"青年の心"で一生を生き抜くところにある。
平5・8・21

☆我らの勝利の大道No.089 「創立」の原点に誓う
◇大聖業を誇り高く
牧口先生は断言された。
「大目的が確立してこそ中目的、小目的が明確になり、その方法もうまれる」
我らには、「広宣流布」「一生成仏」という究極の大目的がある。これほど、強く正しく、意義ある生命の軌道は絶対にない。
私が交友を結んだ、世界的な細菌学者のルネ・デュボス博士が引かれていた寓話を思い出す。
──ある時、レンガ運びをしている三人がいた。彼らに通行人が尋ねた。「何をしているんだい」
一人目が答えた。
「石運びだよ」
次に二人目は、「壁を積んでいるのさ」と。
そして三人目は、誇らかに答えた。「聖堂を建ててるんだ」と。
見た目は同じ作業をしていても、何と大きな心の広がりを持てることか。
言われたことを、ただ、やるだけではない。表面的な目標として理解するだけでもない。その本質をとらえ、遠大な自らの理想として成し遂げていくのだ。
広宣流布は、一人ひとりが我が生命に幸福の宮殿を築さながら、人類が夢見た人間共和の「永遠の都」を建設しゆく大聖業である。
現実の仕事や眼前の戦いには、誠実に緻密に精確に挑み、心には宇宙大のロマンを光らせていくのだ。
さあ、「創立の月」から、目を見張る勢いで大前進を開始しよう! 新たな人間革命の劇の幕開けだ!
私自身も、大いなる総仕上げに、いやまして戦い抜く決心である。
広布史上に燦然と輝きわたる大勝利劇で、世界中の同志と共に、創価の万歳を轟かせようではないか!


湧き出ずる
 勝利の力
  師弟城

2012年11月18日日曜日

2012.11.18 わが友に贈る

創価の旗を
高らかに掲げよ!
我らは「日本の柱」なり。
いざや前進!
新たな時代を開け!

御義口伝巻上 P725
『今日蓮等の類い南無妙法蓮華経と信受領納する故に無上宝聚不求自得の大宝珠を得るなり』

◇希望の明日へ
一流の人格は友情を徹底して大切にし、信義を重んじる。また、そうした友情を深め、広げゆくなかにこそ、新しい歴史の扉が開かれていく。その意味で、学会員は深き人格の人であってほしい。底の浅い人物にだけはなってもらいたくない。ヨーロッパのことわざに「ほえる犬は弱い」、また同じ意味で「深き流れは音をたてない」とある。口先だけでなく、心に深き誠を秘めて、敢然と信念の行動に生きてほしいと念願している。
平2・3・23

☆我らの勝利の大道No.089 「創立」の原点に誓う
◇創価の父の大確信
創立日
 諸天に護られ
  晴れやかに
 同志の城は
  栄光燦たり

十一月は、地域部、専門部をはじめ、各部・各地域の記念日も多い。
二日に「創価班の日」、五日に「男子部の日」、十二日に「女子部の日」を迎えた後継の友も、勢いよく記念日を飾ってくれた。
「四国の日」「東京婦人部の日」「山口女性の日」、そして「支部結成の日」や「県の日」を飾る、青森、長崎、山形、岩手、栃木、奈良、静岡、宮城など、各地の目覚ましい躍進も頼もしい限りだ。
十一月十八日は「創立の日」であるとともに、初代会長・牧口常三郎先生が、大法のゆえに獄死された「殉教の日」である。
『但生涯本より思い切て候今に翻返ること無く其の上又違恨無し諸の悪人は又善知識なり』(P962)
この御聖訓の通り、決然と、そして悠然と、戦い抜かれた「不惜身命」「死身弘法」の大英雄が、我らの創立の父であられる。
牧口先生は獄中でも悠々と書き記されていた。
「何処でも、信仰が第一です」「何の不安もない。必ず『変毒為薬(毒を変じて薬と為す)』となると存じます」と。
この牧口先生に唯一人、獄中まで感謝を込めてお供された第二代会長・戸田城聖先生は叫ばれた。
「牧口会長のあの確信を想起せよ。絶対の確信に立たれていたではないか」と。
「創立の日」を、私は、関西(一九七六年、八一年、九七年)、中部(七四年、九五年)等でも同志と迎え、学会精神を共に命に刻んできた。
昭和五十四年(一九七九年)の創立記念日は、神奈川文化会館で、私は、鎌倉など縁深き共戦の友と大いに語り合った。
「信心は、詮ずるところは確信です。自信です。希望です。何かあっても、確信、自信、そして希望を生み出し、燃え続ける人が本当の信仰者なのです」と。
私たちが妙法に巡り合えだのは、ひとえに、身命を賭した創価の師弟の大闘争があればこそである。
ゆえに、いついかなる時も、我らは、一切の原点である「創立の精神」に立ち返りながら、迷いも恐れもなく、広宣流布の大誓願に燃えて打って出ていくのだ。
「勇猛精進し給え!」とは、牧口先生か常に青年に贈られた師子吼である。

「変化の突風が吹く時、防壁を立てる人もいれば、風車を創る人もいる」と、ブラジルの大作家ベリッシモは語った。
いかなる変化にも決してたじろがない。怯まない。人びとのため、社会のため、その変化から、大胆に勇敢に、そして聡明に、新たな価値を創造していく。
これが、三代の師弟を貫く「創価」の生き方である。
この九月、創価大学にお迎えしたブラジルのドン・ボスコ大学のアウメイダ理事長も、激動の時代に、幾多の苦難に挑み、自ら大学を創立された。
理事長の信念は明快だ。
まず、「やるからには『自分のできることは達成するまでやること』」。
また、「何かができないことを他人のせいにせず、『自分には何かできるか』を求めていくこと」。
アウメイダ理事長ご夫妻も、行動のバイタリティーに溢れる創大生や創価教育同窓の友との出会いを、心から喜ばれていた。
大切なのは「人材」を育て、「未来」を創ることだ。
ブラジルの文豪アシスは「『時』において、過ぎ去った一分は、関係ない。
来る次の一分こそが、大事なのだ」と語った。
いつも、本当の勝負は「これから」なのである。

◇寸鉄より
栄光の創立記念日。全民衆の幸福のために!創価の師弟は威風堂々と邁進
「名を揚るか名をくだすかなり」。「まことの時」は今だ。青年よ攻め捲れ
個人会場提供者の皆様に感謝。家族・近隣への配慮こそ。宝処を真心で荘厳

2012.11.17 わが友に贈る

いよいよの信心で
誇りも高く進め!
民衆の時代を開く
前人未到の大遠征だ。
強き一念で奮い立て!

南条殿御返事 P1578
『釈迦仏は我を無量の珍宝を以て億劫の間供養せんよりは末代の法華経の行者を一日なりとも供養せん功徳は百千万億倍過ぐべしとこそ説かせ給いて候』

◇希望の明日へ
友情は、偉大な力をもっている。個人の人生においても然り、また国家においても同様である。日本の進路も、世界に真の友人をつくっていくという姿勢が根本になければ、未来は危うい。反対に、友情の門さえ大きく開けば、そのあとから多くの課題も解決の糸口が見いだされる。
平2・3・8

☆我らの勝利の大道No.089 「創立」の原点に誓う
◇広布の大願へ 勇猛精進で!
大輪の
 菊花満開
  創価かな

十一月十八日「創立の日」を迎える学会本部は今、全国の同志から届けられた菊の花で輝いている。
東京の足立、山梨、茨城の土浦・筑波、京都の友らが丹精込めた菊花が眩い。山科王朝グループの創作屏風も華やかだ。
さらに大阪の泉州総県、また、文化本部の「菊花グループ」等の方々からの真心の大輪も香しい。
日蓮大聖人は仰せになられた。
『菊は草の後に仙草と見へて候、代のおさまれるには賢人見えず代の乱れたるにこそ聖人愚人は顕れ候へ』(P1095)
他の草が秋になって枯れても、菊は咲いているため「仙草」(妙なる草の意)と呼ばれた。同じように、"世の中が乱れている時にこそ、聖人と愚人は明らかになる"と示されている。
試練の時にこそ、人間の真価は光る。ゆえに、苦難にも胸を張り、朗らかに自分らしく開花しゆくのだ。

菊で思い出すのは、昭和五十三年(一九七八年)の「創立の月」、私が大阪・泉佐野市の泉州文化会館を初訪問した時のことである。
この折、会館は千二百鉢を超す菊に彩られていた。わが同志が、一年前から育ててくださったものだ。
どんな時も、寄り添う。温かく、粘り強く励まし続ける。菊作りの労作業は、人材育成にも通じようか。
美事な菊花は、今や地域の名物ともなっている。
この泉州をはじめ大関西の人材城からは、先輩方の熱い激励に包まれ、「負けたらあかん」との常勝の心を継ぐニューパワーの青年が陸続と育っている。
先日、泉州の天地には、新たな宝城・高石文化会館も堂々と誕生した。
わが愛する関西の同志の菊花満開の笑顔が、私には何よりの喜びである。

◇偉大な母に感謝!
泉州文化会館で、妻と共に、一人のご婦人と語り合ったことも懐かしい。
その方は、若くして夫を亡くされ、女手一つで三人のお子さんを育ててこられた。夫が営んでいた会社を継ぎ、自らが社長に就いた。仕事や育児に加え、広布の活動も、一歩も引かずに頑張っておられた。
偉大な母の奮闘を聞き、私は、すぐさま提案した。
「明日、ご主人の法要を行いましょう」
翌日、会館に集ってこられたお子さんに、私は、「日本一のお母さんだよ」と心から讃えた。
人類の幸福といっても、母を大切にすることから始まる。母を大切にする社会は、必ず勝ち栄えていく。
今、ご長男は会社を継ぎ、立派に親孝行の道を歩まれ、錦宝会(多宝会)となられた母も、ますます意気軒昂で、地域広布のために歩かれていると伺っている。
大聖人は、病と闘う富木尼を励まして言われた。
『末法の今の女性が、法華経を信受して、寿命を延ばすことは、秋に稲が実り、冬に菊の花が咲くようなもので、誰が驚くでしょうか』(P985、通解)と。
いかなる宿命も必ずや転換し、人生の四季を「常楽我浄」という生命の実りと彩りで最高に充実させていくために、妙法はあるのだ。
大聖人は、『願わくは、日天、月天よ、尼御前の命に代わって助けられよ』(P978、通解)とまで強く祈られていた。
この御本仏のお心を深く拝し、私と妻も、わが久遠の創価家族の皆様方のご健康とご長寿を、ひたぶるに祈る日々である。
ともあれ、日本、いな世界には、「清浄」「高潔」との菊の花言葉の如き、尊い広布の母が無数におられる。だからこそ、学会は強い。
私たちは、気高き婦人部に心から感謝を捧げたい。

2012年11月16日金曜日

2012.11.16 わが友に贈る

「畏れ無きこと
師子王の如く」
仏法の魂は「勇気」!
さあ喜び勇んで
広宣流布の大理想へ!

四条金吾殿御消息 P1113
『難にあう所ごとに仏土なるべきか、娑婆世界の中には日本国・日本国の中には相模の国・相模の国の中には片瀬・片瀬の中には竜口に日蓮が命をとどめをく事は法華経の御故なれば寂光土ともいうべきか』

◇希望の明日へ
異なる文化に育った青年たちが、闊達に交流しあい、友情を深め、人間としての絆を結びあっていく−−ここに、人類の明るい未来がある。新たな教育の役割がある。私が創価大学を創立した一つの目的でもあった。
平2・2・16

☆第7回池田思想国際シンポジウムのメッセージ「教育で創造性を開花」
◇先人の志を継ぎ青年の交流を
第三に、多元文化の融合によって、「永遠友好の金の橋」を継承していきたいということであります。
上海で人生の総仕上げをなされた文豪・魯迅先生が、前世紀の初頭、日本の仙台医学専門学校(現・東北大学医学部)に留学し、恩師・藤野先生と心温まる交流をされた歴史を、今この時に、改めて想起するのは、私一人ではないでしょう。
その同時代、魯迅先生も学んだ日本の弘文学院で教壇に立った創価教育の創始者・牧口常三郎先生と、貴国の留学生だちとの心通う交流も胸に迫ります。
当時、浙江省からの留学生が発刊していた月刊誌「浙江潮」には、2号続けて魯迅先生の小説・翻訳とともに、牧口先生の『人生地理学』の抄訳を掲載していたのであります。
誠に不思議な縁であります。
魯迅先生は、激動の時代、「子どもを救え」(竹内好訳『魯迅選集第1巻』)と叫ばれ、文学と教育に奔走し、大中国の精神革命に全身全霊を捧げられました。
牧口先生は、日本が軍国主義へと傾斜していく時代、"子どもを幸福にするための教育を"と訴えて、やがては軍部権力の弾圧によって獄死しました。
この偉大な先人たちの志を受け継ぐ思いで、私は、これまで日本と中国の青年の交流の道を開いてまいりました。

◇未来のために
今回のシンポジウムには、アメリカの友人たちも出席してくれております。
かつて、革命前夜の中国の各地で、200回を超える講演を行い、青年だちと創造的なコミュニケーションを重ねた、教育者のデューイ博士の言葉を、私は皆様方と深く共有したいのであります。
「私たちの責任は、受け継いだ遺産としての価値を守り、伝え、改善し、大きくすることである。そして、後に続く人たちが、私たちが受け継いだ時よりも、さらに確かなかたちで、その価値を受け継ぎ、さらに多くの人びとの間で、豊かに分かち合えるようにすることである」
「戦乱」と「分断」に苦しみ抜いた20世紀に生を受けた一人として、私は、21世紀を担う青年たちに、「平和」と「共生」の金の橋を断じて託していきたいと決意し、戦い続けてまいりました。

貴・上海師範大学の題字を認められた文豪・郭沫若先生は、日本で「青年は人類の文化を促す原動力である」(劉徳有著、村山孚訳『郭沫若・日本の旅』)と述べられました。
日本と中国、そして世界の青年たちが力を合わせて、新たな人類の平和の文化を創造しゆく未来のために、皆様方とご一緒に、命の限り、行動を貫いていくことをお誓いし、私のメッセージとさせていただきます。

2012年11月15日木曜日

2012.11.15 わが友に贈る

信心は絶対勝利の力。
乗り越えられない
壁など何一つない!
広布と人生の最高峰へ
まず祈りから出発だ!

四条金吾殿御返事 P1186
『李広将軍と申せしつはものは虎に母を食れて虎に似たる石を射しかば其の矢羽ぶくらまでせめぬ、後に石と見ては立つ事なし、後には石虎将軍と申しき』

◇希望の明日へ
小さな自分の殻に閉じこもった生命−−そこには、躍動がない。真の創造も喜びもない。ゆえに生きた知性の深まりも、価値ある行動の広がりもないであろう。ところが一歩、人間への行動を起こす。友と会い、語る。一緒に悩み、考える。すると心中には、かぎりない慈しみと知恵がわく。それが思い切った実践となっていく。いつしか生命は、ダイナミックに回転を始める。友情が、生命にみずみずしい触発を与えていくのだ。
平2・1・21

☆第7回池田思想国際シンポジウムのメッセージ「教育で創造性を開花」
◇教育で平和の種子を植える
第二に確認し今いたいことは、多元文化の融合を通して、「生命尊厳」の連帯を拡大するという点であります。
私は、中国教育学会の指導者であられる顧明遠会長と、3年にわたる対話を重ね、共に対談集『平和の架け橋−−人間教育を語る』を発刊いたしました。
顧会長は、国際会議の席上、21世紀に入ってから人類が遭遇している危機は、いわゆる「文明の衝突」の理論では、その原因を明らかにはできず、ましてや危機を回避することはできないと鋭く指摘しながら、論じられております。
「人類は、文化は多元的であり、相互に受容し合い、相互に意思疎通を図り、相互に理解し合うものであってこそ、共存できることを認識しなければなりません」と。
そして、「教育はコミュニケーションと理解の絶好の方途であり、平和の種子なのです」と結論されておりました。
私も、全面的に賛同いたします。
教育は、人間の生命という最も普遍的な次元に光を当てております。ゆえに、そこには多元的な文化を包括して、それぞれの多様性を尊重しながら、青年の成長と連帯のために生かしていける地平がおのずから開かれているのであります。
それは、いかなる差異も超えた「生命の尊厳」という根源の大地であります。

貴国で漢訳された大乗仏典の精髄「法華経」の見宝塔品では、地球規模の、巨大にして、金・銀・瑠璃・真珠などの七宝で荘厳された宝塔が出現します。それは、何を表象しているか。
貴国そして日本の仏法探究の洞察によれば、この宝塔とは、無上の生命の尊厳を表し、さらに宝塔を彩る七宝とは、人間完成のために必要な七つの要素「聞」「信」「戒」「定」「進」「捨」「慚」を表していると説いております。
敷衍して申し上げるならば−−
「聞」は、正しい真理を聞いていく求道心。他者の言説に耳を傾けること。
「信」は、生命の尊厳を信じ、人間への信頼を決して手放さないこと。
「戒」は、自分を律すること。倫理性を重んずること。
「定」は、心を定め、何ものにも紛動されないこと。
「進」は、たゆみなき精進、努力。
「捨」は、煩悩に執着しないこと。偏見や差別にとらわれないこと。
「慚」は、謙虚に自身を見つめ、反省し、向上を続けること−−であります。
ここには、それぞれの文化が、多彩な表現で強調している「人間としての振る舞い」が端的に集約されているといってもよいでありましょう。人間性こそ、この世の第一の宝であるという価値観であります。
私には、深い出会いを結ばせていただいた、人民の大指導者・周恩来総理と、人民の母・�穎超先生の人間性に満ち溢れた尊容が彷彿として蘇ってくるのであります。
いずれにしても人類は、「生命の尊厳」を根底として、多様な学識も科学技術も、一切を自他共の幸福、社会の発展、世界の平和のために生かし合いながら、山積する地球的問題群に力を合わせて挑んでいくべき段階に入っているといってよいでありましょう。

2012年11月14日水曜日

2012.11.14 わが友に贈る

皆が人材!
全員が主役!
心を合わせれば
力は倍加する。
共に使命の舞を!

兄弟抄 P1081
『此の世界は第六天の魔王の所領なり一切衆生は無始已来彼の魔王の眷属なり、六道の中に二十五有と申すろうをかまへて一切衆生を入るるのみならず妻子と申すほだしをうち父母主君と申すあみをそらにはり貪瞋癡の酒をのませて仏性の本心をたぼらかす、但あくのさかなのみをすすめて三悪道の大地に伏臥せしむ、たまたま善の心あれば障碍をなす』

◇希望の明日へ
互いを思いやる友愛の絆ほど、人生にあって麗しいものはない。いわんや「一閻浮提広宣流布」という大ロマンを共有する創価学会の絆は、三世にわたり永遠である。妙法の友は生々世々、尊き同志として、広布の大便命に進んでいける。学会には、いかなる時も、心から励ましあえる同志がいる。ある意味で、それは、親兄弟よりも強い絆でさえある場合がある。人間として、これ以上の幸せはないし、またこれ以上の安心もない。妙法に生きる同志の契りこそ、かけがえのない"人生の宝"であり"財産"である。また仏子を守り励ましゆく妙法の同志は、三世十方の仏菩薩、諸天の働きにも通ずるのである。これほど尊く、ありがたい存在と行動はないのである。
平1・3・22

☆池田大作 名言100選 世界市民
地球の運命が一つになった時代に求められる人間像こそ、
開かれた心で人類益のために行動する「世界市民」である。
「グローバル社会」には、「人間のグローバル化」
「民衆のグローバル化」「心のグローバル化」
が必須条件である。

☆第7回池田思想国際シンポジウムのメッセージ「教育で創造性を開花」
広々と世界に開かれた貴・上海師範大学は、今回のシンポジウムのテーマ「多元文化の融合下における現代教育」を論じ合うのに、まことにふさわしい舞台であります。
ここでは私なりに、このテーマに関し、
第一に、青年の創造性を薫発
第二に、生命尊厳の連帯を拡大
第三に、永遠友好の金の橋を継承
−−という三つの視点から、所感を申し述べさせていただきます。

◇他の文化を尊重 心を開いて学ぶ
第一に、多元文化の融合を「青年の創造性」を薫発する力にしていくという点であります。
貴大学のキャンパスに像が立つ大教育者・陶行知先生は、"世界的であれ"と促されつつ、展望されておりました。
「あらゆるところが生活の場であり、われわれが自分自身を教育する場である。有意義な生活をおくろうがため、われわれの生活力は必ず、学校の門を、地域の門を、そして国境の門をうちひらくであろう」(斎藤秋男著『陶行知生活教育理論の形成』)と。
含蓄の深い洞察であります。
「生きること」は、即「学ぶこと」であり、「生活の現場」を、即「成長の道場」としていくなかに、人間教育の芸術があるといっても、決して過言ではないでありましょう。
特に、青年が自らの可能性を開花させていく上では、自らと異なるものと出あい、そこから積極果敢に学びとっていくことが、絶対に不可欠であります。
多元文化との出あいが日常の中にも浸透してきた現代にあって、それを、いかにして若き生命の創造力の薫発へと聡明に連動させていくか。ここに、教育の一つの挑戦があるといえましょう。
その意味において、青年が世界の第一級の文化にふれる機会をつくることが、極めて重要であると、私は思っております。

日中国交正常化40周年の本年、私どもの民主音楽協会が招聘した「陝西省歌舞劇院」の公演は、日本全国39都市で大好評を博しました。「長安の月」と題された唐代楽舞詩は、19歳で日本から中国に渡った遣唐留学生・阿倍仲麻呂が、長安の都で芸術文化を学んでいく青春を謳い上げております。
唐の大詩人・王維は、阿倍仲麻呂と国を超えた友情を結びました。胸襟を開いた魂と魂、文化と文化の交流によって、偉大な創造性が花開いていくことを、古の先人たちは示してくれております。
また昨年から本年にかけて、東京富士美術館の企画による「北京・故宮博物院展」は、日本全国で100万人を超す人々が鑑賞いたしました。
あの東日本大震災の後、海外からの多くの展覧会が中止されるなか、故宮博物院の先生方は、苦難に直面する日本の人々の励みになればと、展覧会を実現してくださったのです。その真心が、どれほどありかたかったか、計り知れません。

故宮博物院の創設に尽力された、上海ゆかりの蔡元培先生は語られました。
「純粋な美育は、私達が感情を陶冶し、高尚で純潔な習慣を身につけ、自分と他人は別だという観念、己を利して人を損なう観念を徐々になくす手助けとなります。美は普遍的であり、自他を区別する観念が入り込む余地はありません」(長尾十三二監修、石川啓二・大塚豊著訳『中国の近代化と教育』)と。
世界の多彩な良質の文化を学ぶことは、他者に共感を広げ、自分の境涯を高く大きくすることです。生命の偉大な創造性に目を開くことです。他の文化に心を閉ざして孤立してしまえば、自らの力も伸ばせません。
多元文化の啓発を受けゆく現代の青年たちが、「従藍而青」という貴国の人間教育の原理のごとく、いやまして創造力を発揮してくれるであろうことを、私は信じてやまないのであります。

◎「池田大作 名言100選」は本日で完結です!(^^)!

2012年11月13日火曜日

2012.11.13 わが友に贈る

信心とは無限の成長!
一日一日が前進だ。
自分自身に勝ち
栄光の創立記念日へ
黄金の歴史を綴れ!

佐渡御書 P957
『おごれる者は強敵に値ておそるる心出来するなり例せば修羅のおごり帝釈にせめられて無熱池の蓮の中に小身と成て隠れしが如し』

◇希望の明日へ
友情に生きぬく人は尊い。それは誠実の証であり、高き人格の表れである。反対に、時の流れ、時代の変化とともに友を忘れ、信義を失っていく人ほど卑しい心はない。国を超え、民族を超えて友情と信義を重んずる−−ここにこそ、万代の友好は花開いていくと確信する。
平1・11・12

☆池田大作 名言100選 民主主義
戦前の軍国の日本は、
民衆一人一人が意見をもつことが許されず、
戦争の暴走を食い止めることができなかった。
民主主義は、制度の問題だけではない。
民主主義を支える民衆が自らを高めていく努力が不可欠である。

☆勝利の人間学第19回 皆が元気に! 一歩前進の会合を
皆が元気に!
一歩前進の会合を

◇中心者は満々たる生命力で
創価学会の会合は、広宣流布を推進する仏の会座であり、地涌の菩薩の集いである。
恩師・戸田先生は、どんな小さな会合も、いいかげんにしなかった。常に真剣だった。
「この会合に集った人から、すべて始まるのである。この会合から勝っていくのである」と、全身全霊を注がれた。
「来てよかった!」と参加者が喜べるように、中心者は真剣に祈り、万全の準備で臨むのだ。「さあ、戦おう!」と、皆が奮い立つように、満々たる生命力で励ますのだ。
それが、一歩前進の力になる。
新しい時代を開く勢いとなる。

◇ありのまま誠実に語ろう
人前で話すのが苦手という人もいるだろう。でも、無理をして、言葉巧みに、うまく話そうとする必要はない。
御書には『言と云うは心の思いを響かして声を顕す』(P563)と仰せである。
大事なことは、相手に伝えたい「心の思い」を、誠心誠意、響かせていくことだ。
気取りなどいらない。ありのままでいい。自分らしく誠実に、広布への大情熱を語る。飾らず率直に、゛自らの体験を語るのだ。
そして皆の心を軽くし、勇気を贈るのだ。
「それなら、自分にもできる」と思えれば、一人一人が自信を持って力を発揮できる。

◇「納得」が行動を生む
創立の父・牧口先生以来、学会は「皆が納得できる」対話で、団結を築いてきた。
押しつけや無理強いでは、人は動かない。
「そうだ! その通りだ!」という心の共鳴から、自発の行動が生まれる。
リーダーは、皆がすっきりと戦えるよう、「分かりやすく」「明確に」、かつ「具体的に」対話を進めていただきたい。
そのためには、題目を唱えて「以信代慧(信を以って慧に代う)」の智慧を出すこどだ。皆の英知を引き出し、結集していくことだ。
自発能動の連帯を、どれだけつくれるか──ここで決まる。広布の勝利の要諦がある。

2012年11月12日月曜日

2012.11.12 わが友に贈る

新聞休刊日

乙御前御消息 P1220
『日蓮をば日本国の上一人より下万民に至るまで一人もなくあやまたんとせしかども今までかうて候事は一人なれども心のつよき故なるべしとおぼすべし』

◇今週のことば
栄光の「11・18」を
全世界の友と祝賀!
「勇猛精進」こそ
我らの「創立の魂」だ。
広布拡大に勇み立て!
2012年11月11日

◇希望の明日へ
人格と人格、魂と魂で結ばれた絆というものは、どんな嵐にも、揺らぐことはない。いかなる試練の峰、苦難の坂にあっても、互いを固く結び合い、支え合いながら、時とともに強固なものとなっていく。まさに、真実の友情こそ、人生の最高の宝である。反対に、順境の時は、麗しい絆で結ばれているように思えても、いざ、逆境となると態度が豹変し、冷淡となってしまう関係もある。まことにさびしいかぎりである。特に、確固たる自分というものをもたなければ日本人は、世界のなかで、深い信頼と友誼の心を分かち合うことができないのではないかと、私は危惧している。
平1・1・16

☆池田大作 名言100選 マスコミと言論
言論は力である。しかし、
それは善悪に通じる力である。
正義を守る"盾"にも、悪を断ち切る"剣"
にもなれば、人を傷つける"凶器"にもなる。
ゆえに、言論人のモラルと責任は、人一倍、重い。

☆御書とともにNo.094 一切を包み込む大境涯
『願くは我を損ずる国主等をば最初に之を導かん、我を扶くる弟子等をば釈尊に之を申さん、我を生める父母等には未だ死せざる已前に此の大善を進めん』(顕仏未来記、P509)

◇通解
願わくは自分を迫害する国主等を最初に化導してあげよう。自分を助ける弟子等のことを釈尊に申し上げよう。また自分を生んでくださった父母等には、今生のうちにこの南無妙法蓮華経の大善をすすめよう。

◇同志への指針
佐渡流罪の只中の御聖訓である。
身は命に及ぶ迫害を受けようとも、心は一切衆生を慈しみ、全世界をも包み込む。これが御本仏の大境涯であられる。
我らも仏弟子として、いかなる境遇にあろうとも、心は絶対に負けない。どんなに苦しくとも、妙法を唱え抜き、広布に進み抜くのだ。
その大功徳は、わが父母や縁ある人々に必ず伝わり広がる。地域・社会も厳然と正しくリードしていくのだ。

2012年11月11日日曜日

2012.11.11 わが友に贈る

青年ならば
広宣流布の大理想に
挑む気概を持て。
撓まず恐れず
果敢に突き進め!

御義口伝巻下 P762
『功徳とは六根清浄の果報なり、所詮今日蓮等の類い南無妙法蓮華経と唱え奉る者は六根清浄なり、されば妙法蓮華経の法の師と成つて大なる徳有るなり、功は幸と云う事なり又は悪を滅するを功と云い善を生ずるを徳と云うなり、功徳とは即身成仏なり又六根清浄なり』

◇希望の明日へ
世界の人々との友好も大事であるが、隣近所との友好はもっと大事である。友好・友情は、人生の宝というのが、私の信条である。ともすると学会は堅苦しく思われたり、地域の人々と心に垣根をつくっているとみられる誤解もある。しかし、普段着の姿で気軽に声をかけ、友好交流を心がけていくとき、思わぬところで互いの心が開かれ、理解を深めていけるものだ。信心をしていない人とは付き合わない、などといった狭量な心や、偏頗な感情は、人間的に"臆病"な心といってよい。心広々と、心温かであってこそ、信仰者の姿といえる。友好といっても、ただ店で買い物をするとか、贈り物をするといった形式的、表面的なことをいっているのではない。誠実の、真心の付き合い、交流が大事である。
昭63・3・28

☆池田大作 名言100選 アジアのなかの日本
日本はもっと、アジアに人々から信頼されるよう、
真剣に誠実に努力していかねばならない。
だからこそ、互いの文化の根底をなす思想や哲学に光を当て、
共に理解し合い、学び合っていく対話が重要である。

☆名誉会長と共に 今日も広布へ No.038 「創立の精神」とは「師弟の精神」
いよいよ、創立の月だ。
学会の「創立の精神」とは「師弟の精神」である。
牧口先生、戸田先生の不惜身命の大闘争の中に、永遠の学会精神が輝いている。
この精神を忘れれば、大切な和合のスクラムが、魔に分断されてしまう。
どこまでも、師弟不二の大道を歩み抜くのだ。
いかなる時も、私の心の中には、戸田先生がおられる。
壁にぶつかれば、「まだまだだ!」との厳しき叱咤が、雷鳴のごとく轟く。
渾身の力で勝ち抜いた時には、「よくやった!」と破顔一笑される先生がいる。
師弟とは、人間の究極の道である。わが胸に、正義と勇気の炎が燃えていなければ、貫くことはできない。

戸田先生は喝破された。
「自分の足元を固めた人が勝者となる。
自らの地域を盤石に築いた者が勝利者となる。
これが鉄則である。生き抜く人生の鉄則である」
新しい時代を開く、わが地域の戦いだ。勝利の勢いは、リーダーで決まる。
師弟の魂が燃え上がるところ、それが広布の本陣だ。リーダーは、尊き使命を果たし抜くことである。
リーダーは強くなければいけない。弱くてはいけない。
リーダーは責任がある。その姿を見て、皆、「戦おう!」と奮起する。停滞や油断など絶対にあってはならない。
御聖訓には『強敵を伏して始て力士をしる』(P957)と仰せである。
あえて試練を求め、試練に打ち勝ってこそ、常勝不敗の人材の大城は築かれるのだ。

◎きょうから希望の明日へは「友情」です!(^^)!

2012年11月10日土曜日

2012.11.10 わが友に贈る

動いた分だけ
語った分だけ
仏縁と境涯が広がる。
友のため自身のため
人間王者の大道を歩め!

上野殿御返事 P1561
『願くは此の功徳を以て普く一切に及ぼし我等と衆生と皆共に仏道を成ぜん』

◇希望の明日へ
信念に燃え、自信と希望があるかぎり、人は若々しく、生き生きとしている。その人こそ、真に生きた人、勝利を得た人、生命の勲章を得た人である。ここに、人生の究極もある。信心の究極もある。仏法の究極もある。私たちの正しさ信仰は、希望と確信の人生を生きる"根源の力"である。この力を知るゆえに、創価学会は、何ものも恐れない。"永遠の希望"に生きることができる。
平4・12・19

☆池田大作 名言100選 死刑を考える
死刑は国家権力による暴力の一つの
極限的あらわれである。
人為的に生命を奪う権利は、何人にも、
どのような理由によってもありえない。

☆我らの勝利の大道No.087「地域広布の勇者」
◇共戦そして勇気
第三は「師弟共戦」。
皆がそれぞれ、桜梅桃李の使命の分野で、師匠の構想の実現のために立ち上がっていくことである。
さらに、師と同じ決意に立ち、師の指導のままに戦いを起こし、師に応える最高の勝利の旗を打ち立てていくことだ。
師匠ならば、どう祈り、考え、行動するか──その一点を心の中心に置いて、師の指導をわが血肉とし、実践に移す戦いである。
私は、常にそうしてきた。
師と同じ心で戦えば、打つ手は必ず見えてくる。手を抜かず、妥協せず、ベストを尽くしていくことだ。

そして、第四に「勇気の信心」である。
動かなければ何も変わらない。信心とは「勇気」の異名である。一歩を踏み出す行動こそが、新しき広布の歴史を開くのだ。
私は葛飾の地で、最前線の一人ひとりが具体的な目標を掲げ、挑戦していけるように心掛けた。同じ思いに立ってくれた友は、大きく成長していった。
そして三年後の十二月、葛飾は三つの総ブロックへと発展し、堂々たる地域広布の基盤が固まったのだ。

ドイツの文豪ゲーテは、「全体の幸福」を築きゆく方途について、「自分自身の足元」から始めよと語っていた。汝自身の勝利を、全体の大きな幸福に結びつけていくのだ。そこに地に足の着いた軌道もある。
ともあれ、自分の足元から自他共の幸福の波を──そう深く誓願しての創価の陣列は、今や世界百九十二力国・地域へと拡大した。
一日、二十四時間。
一ヵ月、約七百二十時間。
今この瞬間も、地球のどこかで、地域の安穏を願い、我らの同志が勇気と励ましの対話を広げている。なんと麗しき民衆の平和の大連帯であろうか。ここに、「立正安国」という崩れざる幸福の大地がある。
なかんずく、どの地域にあっても、熟練の"多宝"の先輩方が後輩たちを慈しみながら、友好と信頼の輪を広げてくださっている。
心深き副役職の方々は、リーダーを支え、誠心誠意で広布の道を開かれている。町会やボランティアをはじめ地域活動で貢献している方々もおられる。
皆、我ら創価家族の尊き柱であり、要である。
オーストリアの元文部次官で声楽家のサイフェルトさんが、SGIの前進に、深く期待されていた。
「今、時代は人のつながりが希薄になり、自己中心的な思想が蔓延しています。こうした社会にあって、SGIの皆様は温かな心を持っておられる。水面に落とされた一滴の薬が、やがて表面を覆っていくように、必ずや創価の慈悲の哲学が世界に広がっていくでしょう」と。
今こそ、私たちが近隣との絆、地域の絆を再び結び直す時ではないだろうか。
さあ、わが同志よ、勇んで地域の中、友の中へ!
幸福勝利の大旗を、使命の天地に晴れ晴れと打ち立てよう!

偉大なる
 創価の友の
  陣列は
 あの地この地で
  勝利の乱舞を

2012年11月9日金曜日

2012.11.09 わが友に贈る

広宣流布は外交戦。
感じよく迅速に
「さすが」と言われる
誠実な振る舞いを。
創価の全権大使たれ!

唱法華題目 P7
『悪知識と申すは甘くかたらひ詐り媚び言を巧にして愚癡の人の心を取つて善心を破るといふ事なり』

◇希望の明日へ
欲しいものがすぐ手に入るのが幸福ではない。悩みがないのが幸福なのではない。甘やかされては、卑しく、心の貧しい、わがままな人間になってしまう。たとえ今は苦しくとも、希望を見つめ、苦労の坂を一歩一歩、上っていく。少しずつ、自分の力で自分の夢を実現していく。その人こそ、本当の"深い喜び"を知る人である。また、ここに、人間としての美しい人生がある。
平4・5・21

☆池田大作 名言100選 高齢化社会
高齢者の知恵と経験は、現在と未来を豊かにする、
かけがいのない宝である。
高齢者を真に尊ぶ気風を確立することは、
社会の持続的な繁栄の基礎となる。

☆我らの勝利の大道No.087「地域広布の勇者」
◇庶民を強く賢明に
「いったい誰が、庶民を護るのか? それは、創価学会である!」
「庶民が強くなるとは、どういうことか? 学会が強くなることである!」
恩師がよく吐露されていた真情である。
いつの時代も、災害や世の乱れに最も苦しむのは庶民だ。庶民が強く賢くなり、連帯するために学会はある。
ゆえに、戸田先生は晩年、地域における学会の組織、すなわちブロック組織の充実に力を注がれた。
同じ地域で戦う「ブロック」という組織が力を持てば、同志間の連絡も早い。励まし合いも深まる。一人ひとりも強くなっていく。
地域に根を張ってこそ、「信心即生活」「仏法即社会」の勝利があり、「立正安国」の確かな実現もある。
五十五年前(昭和三十二年)、私は葛飾の総ブロック長に任命された。全国に地域広布の確固たるレールが敷かれたのも、師匠の先見からであった。
その直前、私は夏季ブロック指導で、荒川を担当した。短期間であったが、徹底して家庭指導に歩き、世帯の一割増を達成した。
先生に報告すると、我が意を得たりと、ブロック組織にさらに力を入れるため、私を葛飾の総ブロック長に任命されたのである。

◇祈って友の中へ!
では、地域に根差した組織の構築には、何がか必要か──私が葛飾で実践したのは、「強盛なる祈り」「温かな人間の交流」「師弟共戦」「勇気の信心」の四点であった。

第一の「強盛なる祈り」とは、白馬が天空を駆け、大宇宙をも動かしゆくような勤行・唱題である。それが勝利の源泉となる。
言うまでもなく、基本が大事である。どんなに頑張っても、基本が疎かでは、努力も空回りしてしまう。
訪問したお宅でも、私は「さあ、まず勤行をしましょう!『勤行に勝る指導なし』です」と、共に呼吸を合わせ、皆の生命の威光勢力を強めていった。
有名な御聖訓には、『強盛の大信力をいだして法華宗の四条金吾・四条金吾と鎌倉中の上下万人乃至日本国の一切衆生の口にうたはれ給へ』(P1118)と仰せである。
"断じて、わが地域の広布を成し遂げてみせる"との誓願に立って、強盛なる祈りから出発するのだ。

第二は「温かな人間の交流」である。私が葛飾で最も心を砕いたこと。それは一人ひとりと心を通わすことであった。
まず自分が立ち上がる。その一人がエンジンとなって、変革が始まる。これが広布拡大の永遠不変の方程式である。次に、そのエンジンの回転を組織の隅々に伝えていくことだ。それは団結の強化ともいえよう。
皆の心のギアをかみ合わせるのは、どこまでも一対一の個人指導であった。
学会は麗しい同志愛の世界である。私は、あらゆる機会を通し、同志と語り合った。会合の前後に一軒でも二軒でもと、家庭指導に回らせていただいたことも懐かしい。
部員が悩みを抱えているとの報告に、すぐに自転車に乗って駆けつけたこともあった。また、拠点に向かう途中に「そこまで来たので寄りました。何かありませんか」と、気さくに声を掛けたこともあっだ。
ある時には、こう語った。
「相手に思いやりのありったけをぶつけていくのです。精一杯、真心から励ましていくのです。それが、仏の振る舞いだよ」と。
人を育てようと思うなら、励ましの声を惜しんではならない。真心こそが友の心を動かすからだ。

2012年11月8日木曜日

2012.11.08 わが友に贈る

地道に奮闘する
ヤング・ミセスの友に
感謝と励ましを!
貴女の太陽の輝きが
創価の未来を開く!

刑部左衛門尉女房御返事 P1400
『仏自身を責めて云く我則ち慳貪に堕ちなん此の事は為めて不可なり等云云』

◇希望の明日へ
自分さえいれば、何でも開いていくことができる。開いてみせる−−そうした不屈の人間の代表は信仰者である。信心にこそ"永遠の希望"がある。そして希望は労苦から生まれる。労苦を情しまぬ勇気と情熱から生まれる。ゆえに受け身と惰性は、希望の敵である。惰性に流されて生きることは、不幸へと自ら流れていくことになる。
平4・3・15

☆池田大作 名言100選 政治と権力
民衆を苦しめる社会の不条理と戦ってこそ、
政治家である。
その戦いがなければ政治屋である。
最も苦しんでいる人に、
救済の手を伸ばすことこそ、
政治の原点である。

☆我らの勝利の大道No.087「地域広布の勇者」
断固して
 いずこの地にあれ
  勝ち抜けや
 同志の絆と
  広布を忘れず

四十年前の昭和四十七年(一九七二年)、学会は、「地域の年」と高く掲げて大前進した。
最前線に勇気を与え、広布の波動を起こそう!
訪れた地域が、希望の天地と輝くように!
この一念で、私は、年頭から友の中へ飛び込んだ。
足立、新宿、荒川、千代田など本陣・東京の同志。全国では、本土復帰を控えた沖縄、また静岡、千葉、岐阜、福井、大阪、兵庫へ。さらに五月に行ったトインビー博士との対談を挟み、香川、高知、北海道、山形、秋田、岩手、福岡、鹿児島、宮崎、広島、島根、鳥取、滋賀、奈良へ……。
そこに生きる人と会い、徹して励ますことが、地域広布の大道を開くのだ。
鹿児島の霧島では、聖教新聞の地方版を担当する記者らと、ローカル紙の使命を語り合った。
「ローカル紙が強いのは、地元に密着しているからだ。これからは、永久に『地域の年』です。地域の独自性を汲み取り、ぴかっと光るものでいこう」
そして、「隣の人が、地方版だけは読みたいというものを作ってください」と労いの言葉を掛けた。
その紙面を支えてくださっている、わが聖教の誉れの通信員の方々にも、感謝は尽きない。
そもそも「ローカル」という言葉には、「特有の」という意味がある。いずこにも、その地にしかない特有の歴史があり、文化があり、誇りがある。哲学があ句、希望がある。
「地方」とは、その土地の無数の宝がちりばめられて輝く、「地宝」ともいえようか。わが郷土が宝土であり、そこで共に生きる隣人が宝の人となるのだ。
先般は、私も寄稿させていただいた東北六県の県紙のトップの方々を迎えて、"二十一世紀は東北の時代"とのテーマのもと、感動のフォーラムが行われた。
大震災から一年半──。日々、復興の現場に飛び込み、被災者に寄り添って、不撓不屈の魂の発信を貫いてこられた信念の言論城に、私たちは満腔の敬意と感謝を捧げたい。
仏法では、『心の一法より国土世間も出来する事なり』(P563)と説かれている。
いかなる絶望の淵にも断じて友を沈ませない。あまりにも強く優しく、温かく豊かな「東北の心」から、必ずや人類の未来を照らす理想郷が築かれゆくことを、私は祈り信じている。

2012年11月7日水曜日

2012.11.07 わが友に贈る

「御みやづかいを
法華経とをぼしめせ」
仕事が大変な時こそ
信頼を築くチャンスだ!
誠実な振る舞いで勝て!

一生成仏抄 P383
『都て一代八万の聖教三世十方の諸仏菩薩も我が心の外に有りとはゆめゆめ思ふべからず、然れば仏教を習ふといへども心性を観ぜざれば全く生死を離るる事なきなり』

◇希望の明日へ
どんなに苦しい悩みの生活であり、現実世界であっても、同志とともに、友と一緒に、妙法を唱え、広宣流布という無上道を進みゆく学会員の胸中には、永遠に希望の太陽が昇る。明るい青空が広がっている。未来への虹が輝いている。
平4・2・5

☆池田大作 名言100選 農業を考える
農業を大切にしない社会は、
生命を粗末にする野蛮な社会である。
その社会は、早晩、
あらゆる面で行き詰まる。

☆我らの勝利の大道No.087「地域広布の勇者」
◇自信を持って進め
わが郷土に誇りを持てる人は逞しく、朗らかだ。
私は各地で広布に尽くす同志たちに、自信を持ち、胸を張って地域の広宣流布を進めてほしいと、かねてから念願していた。四十五年前(昭和四十二年)、各方面に指針を示したのも、その思いからであった。
この年に発表された指針は次の通りである。
「新しき時代の開拓者たれ」(北海道)
「人材の牙城・東北たれ」
「全国の模範・東京たれ」
「広布の堅塁・中部たれ」
「常勝関西たれ」
「広布の新しき潮流たれ」(中国)
「楽土建設の革命児たれ」(四国)
「つねに先駆の九州たれ」
東京への指針には、「正義」の東海道、そして「完勝の電源地」関東も一体になった異体同心の大首都圏への期待が込められていた。
さらに後年、「人間革命の天地」信越、「誓願」の北陸の各県をはじめ、全国各地へ、さまざまな機会を通し、共戦の合言葉を贈らせていただいた。
沖縄には「世界で最初の広宣流布の地帯」との真情を抱き続けている。

御聖訓に曰く、『一切の草木は地より出生せり』『一切の仏法も又人によりて弘まるべし』(P465)と。
この大聖人のお心を身にあてて、自分の使命として「一人立つ」ところに、地域広布の出発点がある。
ゆえに、私は、わが同志と一人ひとり握手する思いで申し上げたい。
君よ、貴女よ、地域広布の勇者たれ!
今日も生き生きと「希望の種」「友情の種」「平和の種」を蒔き、爛漫と花を咲かせていくのだ!

不思議なる
 この世の使命の
  わが天地
 無量の功徳を
  心と国土に

2012.11.06 わが友に贈る

「誰か」ではない。
「自分」が一人立つ!
「いつか」ではない。
「今」ベストを尽くす!
これが勝利の方程式だ。

光日房御書 P931
『人のをやは悪人なれども子善人なればをやの罪ゆるす事あり、又子悪人なれども親善人なれば子の罪ゆるさるる事あり、されば故弥四郎殿は設い悪人なりともうめる母釈迦仏の御宝前にして昼夜なげきとぶらはば争か彼人うかばざるべき、いかにいわうや彼の人は法華経を信じたりしかばをやをみちびく身とぞなられて候らん』

◇希望の明日へ
「朝の来ない夜はない」とは、日本の文豪・吉川英治氏の言葉である。何があっても未来を信じ、時を待ち、時をつくり、自分自身の中から希望を生み出していくここに"行動者"の生き方、"勝者"の人生がある。
平3・8・7

☆池田大作 名言100選 人類の議会「国連」
"人類の議会"ともいうべき国連を支援していくことこそ、
もっとも現実的な平和への道である。

☆我らの勝利の大道No.087「地域広布の勇者」
◇「思いやり」の光を
この九月、百年を超す伝統を誇る、カナダの名門ゲルフ大学のサマーリー学長ご一行が創価大学、創価学園に来学してくださった。
「人びとの人生を変革し、生活の質を豊かに向上させる」とは、ゲルフ大学のモットーである。社会貢献の人材を育み、「世界で最も思いやりの深い大学」と表彰されてもいる。
サマーリー学長は、こう述べておられた。
「人類の偉大なる進歩と向上を考える時、それは決して戦争からもたらされるものではありません。他者に対する思いやりをもつ人びとの行動と相互作用によって、実現するのです」
学長にとって、教育者として最も嬉しかったことは何か──。
それは、以前は自己中心的で内向的たった学生が、学長と共に参加した社会貢献の活動をきっかけに、やがて、カナダを代表する大指導者へと成長していったことであるという。
学長は、その経験からあらためて学んだこととして、「輝こうとする人の力を決して過小評価しないこと」、さらに「人びとが自ら情熱の火を点すための手助けをする方法を見つけるため、努力をすること」を強調されていた。
誰人も、自分自身の人生を足元から照らし、わが生命をもっともっと輝かせていく光を秘めている。
その光を解き放っていくのが、身近な生活の中での励ましの対話である。
ゲルフ大学が聳え立つオンタリオ州の天地は、あの「大王者の滝」ナイアガラを擁する。
まさしく、滝の如く──「撓まず」「恐れず」「朗らかに」そして「堂々と」、カナダをはじめ世界百九十二力国・地域の同志は、希望と勇気の対話を貫かれている。その方々の代表として、私は、ゲルフ大学の名誉博士号を拝受させていただいた。
師弟は不二である。ゆえに、すべて光輝ある皆様方の子孫末代まで流れ伝わる英知の宝冠なのである。

2012年11月5日月曜日

2012.11.05 わが友に贈る

空気が乾燥する時期。
火災に厳重注意を!
可燃物を放置せず
火の元を点検せよ。
「前前の用心」で進め!

新池御書 P1443
『南無妙法蓮華経と他事なく唱へ申して候へば天然と三十二相八十種好を備うるなり、如我等無異と申して釈尊程の仏にやすやすと成り候なり』

◇今週のことば
決めて、祈って、動く。
これが勝利のリズムだ。
今日も決意に燃えて
題目の師子吼を響かせ
断固と不屈の旗を振れ!
2012年11月05日

◇希望の明日へ
心の窓を大きく開いて、希望の青空を仰いで生きる人生は美しい。いわんや信心の世界においては、希望「大」なれば実践「大」となり、福徳もまた「大」となる。
平3・7・5

☆池田大作 名言100選 核兵器の廃絶へ
核兵器の存在を抑止のための"必要悪"
としてきた「国益」優先思考から、
核兵器使用をいかなる理由があろうとも認めない
"絶対悪"の立場、「人間益」
を優先させる思考への脱却を図らなければならない。

☆我らの勝利の大道No.087「地域広布の勇者」
◇離島部の宝の同志
十月七日は「離島部の日」であった。この日を記念して、過日の本部幹部会には、わが島、わが地域の発展に尽くす離島部の代表が意気高く集われた。
また今回は、ニュージーランド、ニューカレドニア、ミクロネシア、パラオ、フィジー、タヒチ、パプアニューギニアという南太平洋の島々からオセアニアの代表メンバーも、はるばる海を越えて来日。皆、「我らも離島部!」との気概で、喜び勇んでおられた。
今や、世界大のスケールとなった「離島部の日」の淵源は、昭和五十三年(一九七八年)の離島本部の総会にある。
この時、私は、約百二十の島の広布の開拓者たちとお会いした。北海道の礼文島や利尻島、東京の伊豆大島、八丈島、兵庫の家島、広島の因島、愛媛の伯方島、香川の小豆島や直島、長崎の壱岐・対馬、鹿児島の沖永良部島、沖縄の久米島や石垣島、営古島などで奮闘する宝の同志である。
島は一つの国のようなものだ。それぞれに風習や文化も違う。人知れぬ苦労も多い。どれほどの思いで戦ってこられたか──島々から届く勝利の朗報に接すると、私の心は高鳴る。合掌せずにはいられない。
東日本大震災で津波被害を受けた宮城県気仙沼市の大島でも、わが同志が懸命に復興に走り、広布の先駆を切っておられる。
結婚を機に大島に渡ったある婦人は、「島外」の人とされて、とけ込めなかった。しかし、屈しなかった。
「自らの姿で創価学会を知ってもらおう」と、近隣に進んで声を掛け、着実に信頼を結んでいかれた。婦人会やボランティアクラブ、行政委員、小学校での読み聞かせと、地域活動にも献身的に取り組まれた。
今回の震災でも、苦しみや悲しみの淵にある友に寄り添い、心の復興へ励ましの光を送り続けている。
そんな健気な母が、誇り高く語っておられた。
「自分が住んでいる地域で、長生きできてよかったと、みんなが言えるようになってほしい。それが、私が大島にできる恩返しですから」──。
母が輝けば、周囲の暗闇も明るくなる。笑顔の花が一輪また一輪と咲き薫る。広布の道を進む母の祈りと行動は、必ず地域再生の大きな力になっていくのだ。
アメリカの人権の母と讃えられるエレノア・ルーズペルトは明言している。
「恐れるよりは希望をもつ方が、やらないよりはやる方が、より賢明なことは明らかである。それに、『そんなことできるわけがない』という人間からは何一つ生まれたためしがないということも、動かすことのできない事実なのである」
崇高な使命に燃え、わが愛する島に幸福の理想郷を築きゆく大切な同志を、私は心を込めて讃えたい。

妙法の
 音律響かせ
  朗らかに
 宝の島に
  三世の歴史を

思えば、新潟の佐渡島を私が初訪問したのは、昭和三十三年(一九五八年)の七月であった。逝去された戸田先生のお写真を携えての旅であった。
佐渡は、大聖人が命を賭して、正義の師子吼を放ち続けられた天地だ。
恩師亡き学会に"空中分解"等と悪口が渦巻く中、佐渡は新たな前進への「広布大遠征の起点」なりとの確信が、私にはあった。
この折、蓮祖ゆかりの塚原や一谷を案内してくださったご夫婦のことが、今でも忘れられない。
帰京してすぐ、私は葉書を認めてお送りした。
「阿仏房夫婦の如く、又四条金吾夫妻の如く、人の模範になる信心たれ」と。
その期待に応えてくださるように、ご夫妻は佐渡広布に歩み抜かれた。
有名な「佐渡御書」には、『鉄は炎打てば剣となる賢聖は罵詈して試みるなるべし』(P958)と仰せである。
この精神のままに、旧習の厚い壁に直面するたびに、一歩も退かず、島の安穏と発展を願って誠実に語り抜かれた。友に励ましを送る中で、自らの病苦や経済苦も克服し、地域から信頼され、慕われる模範のご夫妻となられたのである。
愛する離島部、さらに、誉れの農漁光部、地域部、団地部の皆様には、「阿仏房夫婦」「四条金吾夫妻」さながらの信心の王者が数多くおられる。
それは、私の最大の喜びであり、誇りである。

2012年11月4日日曜日

2012.11.04 わが友に贈る

会って語る!
それが平和の王道だ。
弾む声、弾む命で
友情を広げよう!
さあ勇気の一歩を。

妙一尼御前御消息 P1254
『大月輪の中か大日輪の中か天鏡をもつて妻子の身を浮べて十二時に御らんあるらん』

◇希望の明日へ
仏道修行は、一次元からいえば、「鍛えられた永遠の若さ」すなわち"不老"を自らの生命に固めていく修行といえよう。安易に現状に満足し、安住し、希望と挑戦の心を失ったら、その瞬間から人は老いる。創価学会には広宣流布という"無上の希望"がある。この大偉業に生き抜くかぎり、その人は永遠に若い。そしてさらに、三世に自在に遊戯しゆく"不死"の境涯をも開いていける。
平3・5・17

☆池田大作 名言100選 テロと暴力
あらゆるテロを絶対悪として断じて許さない。
人間の生命を奪う「殺」の行為は、
決して許してはならない。
いかなる正当化もありえない。

☆我らの勝利の大道No.087「地域広布の勇者」
◇使命の天地に 功徳の花よ咲け
「地を離れて人なく、人を離れて事なし」
明治維新の先覚者・吉田松陰は叫んだ。今から百六十年ほど前、東北へ遊学の旅に出た若き松陰は、地域研究にも関心が深かった。
──創価の父・牧口常三郎先生が大著『人生地理学』の結びに置かれたのが、この松陰の言葉である。
足元の地域から、すべては始まる。地域を学び、地域に根を張り、地域の人びととつながる。その地道な草の根の行動から、時代を変える大事業が生まれる。
日蓮大聖人は、流罪地の佐渡で綴られた。
『我らが住んで法華経を修行する場所は、どこであれ常寂光の都となる』(P1343、通解)
我らの仏法勝負の舞台は「どこが」遠くにあるのではない。今いる「ここ」が、師弟勝利の歴史を打ち立てる「寂光の都」となり、「仏国土」となるのだ。

2012年11月3日土曜日

2012.11.03 わが友に贈る

油断を排して
絶対無事故の日々を!
一言が大事だ。
声を掛け合い
互いの安全を守れ!

佐渡御書 P957
『仏法は摂受折伏時によるべし譬えば世間の文武二道の如しされば昔の大聖は時によりて法を行ず』

◇希望の明日へ
誇り−−信心こそ最高の誇りである。最高の希望である。誇らかな信心の大光は、一家を、地域を、人生を、つねに温かく、そして正しく照らしきってくれる。
平3・3・9

☆池田大作 名言100選 環境問題
自然を破壊することはそのまま、
人間自身を破壊することに通じていく。

☆各部代表者会議(10月24日)
池田名誉会長はメッセージを寄せ、広布の大城を築き、支え、守りゆく皆様の功労は、あまりにも大きい。真面目に貫き通していけば、毎日、地味な繰り返しのようであっても、必ず、想像もつかない「所願満足」の人生の軌道に入ると強調。
「新しい前進が始まった!」と皆が目を見張るような息吹で、リーダーは力強く指揮を執ってもらいたい。生命の覇気を全組織に溺らせていくことが、突破口を開く一番のポイントであると訴えた。
また名誉会長は「私の人生は永遠に開拓です」と述べ、昭和31年10月から4ヵ月で約10倍の拡大を遂げた「山口開拓闘争」に言及。
その開拓の原動力は何であったか。一つはリーダーの満々たる活力である。「この天地で、広布の歴史を必ず刻んでみせる!」と題目を唱え抜いて戦いに臨み、その活力が波動を起こした。もう一つは、常に間断なく連携を取り合いながら、一人一人の同志を大きく包容し、こまやかに励まし抜いていくことであると振り返った。
さらに御書の『強盛の信心弥弥悦びをなすべし』(P1448)を拝し、喜び勇んで広布へ戦えば、全てが功徳に変わる。味方が増える。大勝利の人生を朗らかに生き抜き、天高く師弟の旗を、わが城に掲げたいと力説。
「青年部、頼むよ」「皆、風邪などひかないように」と呼び掛け、メッセージを結んだ。

◎きょう、誕生日のすべての人に「おめでとう!」

2012.11.02 わが友に贈る

日蓮仏法は
生命変革の原動力。
広布の道には
無限の成長がある!
無量の福徳が光る!

椎地四郎殿御書 P1448
『大海へ衆流入るされども大海は河の水を返す事ありや、法華大海の行者に諸河の水は大難の如く入れどもかへす事とがむる事なし、諸河の水入る事なくば大海あるべからず、大難なくば法華経の行者にはあらじ』

◇希望の明日へ
希望は、最高の健康法でもある。第一、タダでもある。希望とは、若さそのもの、命そのものである。この"生命力のもと"を生涯、、失わない人は幸福の王者である。
『主婦の友』平3・1月号

☆池田大作 名言100選 無力感、無関心
無関心は、心の死である。
他者の苦しみを見て見ぬ振りをすることによって、
自分の心の大切な何かを、
マヒさせ、死に至らしめているのだ。

☆名誉会長と共に 今日も広布へ No.037「真剣さと誠実さと闘魂を!」
今の一日一日が宝だ。健康第一、無事故第一で、信心ひとすじに進んでいきたい。
御書には『一生空しく過して万歳悔ゆること勿れ』(P970)と仰せである。
誉れある広布の将と立つならば、勇んで飛び回って皆を激励し、戦っていくことだ。
徹底的に、同志のために奔走していく。「只今臨終」との思いで、正義を叫び切る。
これが仏法の精神だ。
この熱烈な真剣さがあってこそ、苦しむ人を救える。皆を栄えさせることができる。
「いつか、誰かがやるだろう」「自分には関係ない」と思えば、本当の力は出ない。
「今できることを、自分がやるんだ」と題目を唱えていく時、最高の智慧がわく。
一切の勝負は、真剣さと誠実さと闘魂で決まるのだ。

私は、誰に会っても、「この人には二度と会えないかもしれない」と思って、魂院を留める思いで接してきた。
日本中、世界中を回って、友情の道を開いた。今、道を開いておけば、必ず青年が続く。その人が「ああ、ここまで足跡を留めてくれたのか」と励みに思うに違いない。そう信じて行動してきた。
だから勝った。だから平和の連帯を世界に広げることができた。何事であれ、勝利すれば、味方が増える。それが大きい力になるのだ。
悪世ゆえに、善人が迫害される。だから、善の「団結」が大事だ。互いの「応援」が大事になる。世界には、信義の人、良識の人、豊かな心を持つ人がいる。そのつながりを大切にすることである。
一人の人を大切に──これしかない。これに徹したところが勝つ。誠心誠意の積み重ねで広宣流布は進むのだ。
(2012.10.28 聖教新聞掲載)

◎PCのネットワークの調子が悪く、送信したのに送れませんでした!

2012年11月1日木曜日

2012.11.01 わが友に贈る

さあ誓願の11月!
栄光燦たる
師弟の劇の幕開けだ。
燃え上がる情熱で
広布の大金字塔を築け!

生死一大事血脈抄 P1337
『然れば久遠実成の釈尊と皆成仏道の法華経と我等衆生との三つ全く差別無しと解りて妙法蓮華経と唱え奉る処を生死一大事の血脈とは云うなり』

◇希望の明日へ
どんな状況にあっても、希望を手放さない。その人こそ、真の強き人である。不幸そのもののように思える境遇の中からも、幸福を生み出していける人である。
平3・1・15

☆池田大作 名言100選 知識と知恵
どんなに高度な知識を持っても、
それを人間の幸福のために生かす知恵がなければ、
知識は役に立たないばかりか、むしろ危険でさえある。

☆平成24年11月号大白蓮華巻頭言「『蘭室の友』のスクラムを」
今日もまた
 雄々しく生きなむ
  朗らかに
 人間帝王
  三世を見つめて

「太陽の如く、わが心は揺るぎなし。ゆえに、我もまた常に光り輝く!」──千年の昔、シルクロードの大詩人バラサグンは叫んだ。
日蓮仏法は、太陽の大法である。
我らは、来る日来る朝、朗々たる題目の音声と共に、わが生命に元初の旭日を昇らせ、人生と社会を赫々と照らしていくのだ。
思えば、「竜の口の法難」の折には、鎌倉・松葉ヶ谷の草庵に、幕府の数百人の兵士たちが襲いかかった。
しかし、日蓮大聖人は微動だにされない。『あらをもしろや平左衛門尉が・ものにくるうを見よ』と大高声で呵責され、正義と真実を悠然と語っていかれた。時にどっと笑いが沸き起こるほどであった。
竜の口の刑場でも師子王の厳然たる大光を放たれた。さらに、相模の依智まで護送した兵士たちまで労われた。その御振る舞いを目の当たりに拝し、彼らは次々に念仏を捨て去る誓いを立てたのである。
かの「立正安国論」では、皆が嘆き悲しむ「天下の災」や「国中の難」にいかに立ち向かうか、主人と客の同苦の対話が重ねられている。
そこから変革への結合を生み出す光が、『蘭室の友』の交わりである。すなわち、香り高い蘭の花のある部屋に入ると、その人まで香しく感化される。それと同じように、よき友との交流によって、正しき哲学と貢献の行動に目覚めることができる。
闇夜を破る暁光の如く、「立正安国」の大理想へ『蘭室の友』のスクラムを、民衆が立ち上がり、民衆に広げてきたのが、創価学会である。
皆、同じ乱世を生きる仲間である。
心の垣根をつくらず、胸襟を開いて、気さくに対話をしていくことが、どれほど大切か。
どの人の生命にも、必ず仏性が内在している。その仏性に、妙法を唱える「地涌の菩薩」の勇気と誠実の声が響かないわけがない。
師・戸田城聖先生は言われた。
「誰もが悩み多き衆生ではないか。かりに反発しても、命の奥底では、仏法を求めている。話をした以上、妙法と永遠の縁を結んだのだから、相手は必ず変わっていくんだよ」
この確信の対話で、尊き多宝の友は広布の原野を開拓してきたのだ。
あの昭和三十一年五月、大阪支部が一万一千百十一世帯の折伏を成し遂げた時、その一人として入会した淀川の母がおられた。
地域の広宣流布を願い続けた。この母の心を受け継ぎ、娘さんも悪口にも怯まず、ぬかるみの路地裏を走って法を弘めてきた。
私は、娘さんに「蓮池や 泥より出でたる 功徳かな」と句を贈った。宿命を使命に変え、今も友の功徳の花を咲かせておられる。
錦宝会の年代になった娘さんは笑顔で語られる。「臆してしまえば、魔が喜ぶだけです。会う人ごとに心で題目を唱え、味方に変えてきました。信心の大歓喜を、皆にどんどん伝えたいのです」と。
『蘭室の友』の連帯を創り広げる「仏縁の拡大」は、自他共に永遠にわたる「幸福の拡大」であり、「心の財の拡大」なのである。
我らの「創立の父」牧口常三郎先生は、戦時中、法難の牢獄にあっても桜色に紅潮された若々しい顔で、堂々と平和の仏法を語り抜かれた。
勇気凛々と祈り戦う行動にこそ、創価の太陽は輝くことを忘れまい。

悠然と
 広宣流布の
  大道を
 戦い勝ちゆく
  無辺の劇かな

2012.10.31 わが友に贈る

日々、一節でも
御書を拝そう!
仏法の英知は
生命の希望の太陽。
求道の心に勝利が!

上野殿御返事 P1560
『仏になるみちこれにをとるべからず、いををの竜門をのぼり地下の者のでんじやうへまいるがごとし。身子と申せし人は仏にならむとて六十劫が間菩薩の行をみてしかども、こらへかねて二乗の道に入りにき』

◇希望の明日へ
新しい決意は、新しい時代を開き、新しい希望を生む。
平3・1・6

☆池田大作 名言100選 拝金主義
現代人の精神世界を支配しつつあるのは、
端的にいって、拝金主義の風潮だといわざるを得ない。

☆希望の大空へ〜わが愛する王子王女に贈る〜第7回「良き出会いを結ぼう!」
学会の会合には、体験談があります。
体験談では、いろんな悩みを乗り越えてきた戦いと、勝利のドラマが語られます。
みな、何かあっても負けないで、題目を唱えて、強く明るく前進しようとしています。そして、がんばっている人を、みんなが、家族のように「大丈夫! いっしよに勝とうね!」「私たちも、祈るからね!」などと励ますのです。こんな、良き人たちの集まりは、ほかにはありません。
私か対談したアメリカの有名な歴史学者のハーディング博士も、SGIの座談会に参加し、感動されていました。
創価の励ましの世界に注目する博士は、語られています。
──つらい現実を変えるには、"私たちにはできるのだ"と励まし合うことが大切です。その一つの方法は、いろんな人の体験を聞くことです──と。
人と会い、体験を語り合う。学会の会合は「希望」と「勇気」をみなで分け合う集いです。だから、誰にも喜びがわくのです。
11月18日は、学会の創立記念日です。学会は、初代会長・牧口先生、2代会長・戸田城聖先生の時代から、こうした希望の集いを地道に粘り強く積み重ねてきました。
牧口先生が中心となった座談会は、一番苦しい戦争中の2年間でも240回以上、開催されたという記録があります。
私か戸田先生と初めてお会いしたのも、座談会です。私は、「正しい人生」を教えてくれる人を求めていました。信仰のむずかしいことはわかりませんでしたが、私の質問に、先生は誠実に答えてくださいました。
「この人なら」と、私は信じることができました。先生のもとで、先生と共に、広宣流布という平和と全人類の幸福を目指す、大運動に生きゆくことを決めたのです。
そして今、学会は世界192力国・地域に大発展し、24時間、この地球上のどこかで生き生きと座談会が行われています。

座談会で、少年少女部のみなさんが大活躍してくれていることも、たくさん、うかがっています。
みなさんは、気づいていますか? 参加している人たちが、笑顔でみなさんを見つめ、拍手を送り、喜んでいることを!
なぜなら、みなさん自身が「希望」だからです。みなさんと会うだけで、みなさんの姿を見るだけで、みなさんの元気な声を聞くだけで、人は心に「希望」を感じるのです。
座談会で、心に「希望」を受け取った人が家に帰れば、その人の家に「希望」が広がります。一つの家に「希望」が広がれぱ、地域や社会にも大きく広がっていくでしょう。
それは、やがて世界にも広がります。
そして、世界中の人が希望を持って生きることができれば、悲しみにも負けず、みんなが幸福で平和に暮らせるはずです。
良き人と、どれだけ出会いを重ねることができるか──これが、みなさんのこれからの偉大な使命の人生です。その出会いは、地球の未来をも明るく照らす光です。
この1ヵ月も、私は、大好きなみなさんと心の語らいを重ねながら、祈り、見守っています。
風邪などひかないように! お元気で!
(2012.11.1 少年少女きぼう新聞掲載)