2011年6月22日水曜日

2011.06.22 わが友に贈る

各地で大雨
冠水・土砂崩れなど
危険な場所に注意!
配達も無事故第一で。
安全と健康を祈る!

四条金吾殿御返事 P1136
大難来れども憶持不忘の人は希なるなり、受くるはやすく持つはかたしさる間成仏は持つにあり

◇希望の明日へ
みずみずしい求道心−−そこに仏法の源流があり、信心の原点がある。また創価学会の大道がある。"求道の人"は、いつも若々しい。喜びをもっている。すがすがしい。謙虚に自分を見つめ、謙虚に自分をつくりあげている。だから、偉大な自分ができあがる。いつまでも生き生きと、どこまでも求道の人生を進んでいく−−この人が本物の仏法者であり、創価学会の同志である


☆青年たちよ!もっと夢を持て(2005.03.16 千葉日報)
私と妻の大切な友人にローザ・パークスさんと言う女性がいる。二月の四日で九十二歳になられた。パークスさんは、アフリカ系アメリカ人。若き日から、理不尽な人種差別と戦い抜いてこられた「人権の闘志」である。かつて、アメリカ南部の町では、レストランも、待合室も、バスの座席も、映画を観るのも、子供達の水飲み場さえも「白人用と黒人用」に分けられ、黒人はいつも一段下に置かれてきたのである。抗議をすれば、袋叩きにあう事も珍しくなかった。「お前なんか、何をやっても無駄さ」「どうせ、出来っこない」「逆らうと、ためにならいぞ」どこへ行ってもやる気を奪われ、劣等感を抱かせられる現実ばかりであった。しかし、パークスさんは、お母さんが常に励ましてくれたと言う。「人間は苦しみに甘んじなければならないと言う法律はないんだよ。自尊心を持ちなさい。人から尊敬される人間になりなさい。そして、人を尊敬していきなさい」
この母から学んだ勇気と誇りを胸に、パークスさんは信念の道を進んだ。一九五五年の十二月、仕事からの帰り道の事である。バスで「白人に座席を譲れ」と強要された彼女は、毅然として拒否した。待っていたのは不当な逮捕である。
しかし彼女は怯まないその勇気に続けと、町全体でバスのボイコット運動が起こった。抗議の波は、盟友キング博士らを先頭に25万人が参加した「ワシントン大行進」へと広がっていった。そして、遂に差別撤廃を勝ち取る日を迎えたのである特別な人ではない。デパートの店員をしていた平凡な女性である。だが、その勇敢なる一人の「ノー」の一言が人々の心を変え、世界を揺り動かしたのだ。パークスさんは、私に語っておられた。「私達は、人種差別はきっと無くなると信じていました。そして、必ず、そうなると望んだが為に、現実に変化を起こす事が出来たのです」
心の力は無限大である。世界は広く大きい宇宙は更に広く大きい。しかし人間の心は、更に広くて大きいのだ。人に何と言われようと「必ず自分は出来るんだ!」と信じる事である。「決意のあるところ道あり」。勇気を出して、自分が変われば周りも変わる。全てが変わる。勝利の道は、必ず開かれる。