女性の意見を大切に!
これが学会の伝統だ。
女性を尊重すれば
家庭も組織も
永続的に発展する
四条金吾殿御返事 P1143
『遊楽とは我等が色心依正ともに一念三千自受用身の仏にあらずや、法華経を持ち奉るより外に遊楽はなし』
◇希望の明日へ
豊かになれば、地位を得れば、そして権力を握れば、人間は知らない間に人間としての基本を見失う。そこから、崩壊が始まる。すべては人間から出発している。仏法では一念三千と説くが、人間の心、一念で決まる。そのわずかな狂いも、後には一国をも左右する。特に指導者の一念が決定的である。
▽「世界池田華陽会の日」華の如く太陽の如く。朗らかに師弟勝利の門開け
▽全国の「新聞長」の奮闘に感謝!創価の正義を広げる言論闘士に福徳燦然
☆随筆 我らの勝利の大道No.47 青年の新たな陣列
南米アルゼンチンの青年たちも、この五月三日を、堂々たる前進と拡大で飾ってくれた。
記念の幹部会には、私が対談集を発刊したエスキペル博士ご夫妻はじめ多くの来賓も出席くださった。
エスキベル博士は、東日本大震災へのお見舞いとともに、「創価の青年たちがいる限り、未来は明るい。さらに素晴らしい日本を、希望に満ちた世界を、必ずや築き上げてくれると確信してやみません」と呼びかけてくださったのである。
会合では、「青年よ広布の山を登れ」の大合唱や、アルゼンチン音楽隊・鼓笛隊の友による。"大楠公"などの演奏も披露された。
♪青葉茂れる桜井の……
この曲に託された父から子への後継の誓い、そして師弟の魂を、全世界の青年が受け継いでくれている。
戸田先生は、どれほど喜ばれるであろうか。
◇
先生が大好きであられた"大楠公"の詩は、明治時代の著名な国文学者・落合直文の傑作である。
現在の宮城県気仙沼市の出身であり、今年は生誕百五十周年に当たっている。生家は、仙台藩伊達家の筆頭家老の名門であった。
"大楠公"の詩には、後継ぎの若武者が生きて生き抜き、一日も早く成長して大業を果たしゆくことを願ってやまぬ、厳父の心があふれている。
次のような場面もある。
──父・正成は子・正行に一振りの刀を、今世の形見として授ける。そして粛然と言い渡す。
「行けよ正行故郷へ老いたる母の待ちまさん」
父から子へ、使命の太刀は渡る。その子は、郷里の母を護り、時を待ち、力をつける。そして、偉大な母のもとから、必ず立ち上がるのだ!
父子の誓いの劇は、また母子の正義の劇でもある。
"大楠公"の詩の底流には、「父の恩、母の愛」への思いが流れ通っていたに違いない。
──心に故郷を抱き、父母を思えば、いかなる労苦にも耐えられる。生き抜く勇気が湧いてくる。
この名詩を詠んだ落合直文の故郷──東北の天地でも、今、多くの青年が、父の心を受け継ぎ、母の心を護り抜いて、勇敢に忍耐強く奮闘してくれている。
救援・復興に尊き金の汗を流す青年たちと、私の心も一体である。