2011年6月30日木曜日
2011.06.30 わが友に贈る
歴史を残す人生を!
建設とは死闘なり
わが生命を発火させ
不滅の価値を築け
四条金吾御書 P1176
『又御をととどもには常はふびんのよしあるべし、つねにゆせにざうりのあたいなんど心あるべし』
◇希望の明日へ
仏道修行は、自分自身の果てしなき連続闘争といえる。もちろん、大聖人の仏法では、爾前の諸経で説くような歴劫修行は必要ではない。しかし、成仏のためには、弛みなく信心の歩みを進めなくてはならない。自分自身への挑戦の道を歩みゆかねばならない。そう決めた人生には、もはや愚痴や嘆きはない。
☆随筆 我らの勝利の大道No.49 人間世紀の母の曲
四月、東北の被災地でも、東日本大震災後初の創価家族の座談会が開催された。
宮城県のある座談会──参加者が皆、ありったけの思いを語った最後に、壮年リーダーが、鞄からそっと小さな包みを取り出した。
ハーモニカだった。
「婦人部の皆さんのために感謝を込めて、演奏させていただきます」
ハーモニカから流れ始めたのは「母」の曲であった。
彼自身も、お母さんの吹くハーモニカに励まされてきたのだという。
ハーモニカが奏でる「母」の清らかな調べは、優しく、懐かしく、座談会場を包んだ。
頷きながら耳を傾ける友、小声で口ずさむ友、聴き入るうちに涙ぐむ友……やがて、何ものにも負けぬ尊き母の心を思い、皆の目が明るく輝いていった。
「母の人生は苦労の多い人生だったけれど、とても勇敢で、喜んで他人のために尽くす人だった。いまわたしたちはその母のために生きなければならない」
これは、『若草物語』で有名なアメリカの作家オルコットの言葉である。
日蓮大聖人は、千日尼に『此の度大願を立て後生を願はせ給へ』(P1308)と仰せになられた。
荒れ狂う濁世にあって、地域の友を抱きかかえて悪戦苦闘する女性リーダーを励まされた御聖訓である。
広宣流布の大願を立て、自他共に未来永遠の幸福境涯を勝ち開いていく──この御本仏が示された道を、婦人部は晴れ晴れと進んでいる。
2011年6月29日水曜日
2011.06.29 わが友に贈る
仏縁を結びゆこう!
心に植えた妙法の種は
必ずや花開く!
勇気と誠実が根本!
佐渡御書 P958
『心は法華経を信ずる故に梵天帝釈をも猶恐しと思はず』
◇希望の明日へ
大目的に向かって懸命に行動しゆく人生ほど、気高いものはない。また強いものはない。いわんや、強盛な信心を貫く「信念の人」には、梵天・帝釈をはじめ、諸天善神の守護があることは間違いない。信心の大道も、広布の正道も長い。その途上には、さまざまな苦難があることも必定である。しかし、苦難や障害に、決して屈することなく、信心を持続し抜いていただきたい。その不退転の行動があるかぎり、諸天の加護によって、加速度的に回転を速め、常識では思いもよらない大勝利の"証"を築いていくことができる。
☆随筆 我らの勝利の大道No.49 人間世紀の母の曲
♪母よ あなたは
なんと不思議な
豊富な力を
もっているのか……
過日の婦人部幹部会(本部幹部会)の席上、男女青年部の「しなの合唱団」「富士合唱団」が、偉大な母たちへの感謝を込めて、美しいハーモニーで「母」の歌を捧げてくれた。
婦人部「白ゆり合唱団」による、愛唱歌「今日も元気で」等のコーラスも本当に美事であった。
来る日も来る日も、生き抜く力、負けない力を示して母たちは進んだ。民衆勝利の創価の大前進は、まさしく母の「不思議な豊富な力」のお陰であった。
母よ! あまりにも尊き母だちよ、ありがとう!
私が長編詩「母」を発表したのは、婦人部結成二十周年にあたる昭和四十六年の十月四日、大阪市で行われた関西婦人部幹部会である。
この長編詩から抜粋して、曲がつき、「母」の歌が誕生したのは、その五年後のことであった。
このたび結成六十周年を記念し、「母」の歌碑が創価世界女性会館に設置され、新たな、そして大きな喜びが広がっている。
2011年6月28日火曜日
2011.06.28 わが友に贈る
会合や打ち合わせは
目的をはっきりさせ
価値的に時間厳守で!
賢明な一日一日を!
崇峻天皇御書 P1172
『義経はいかにも平家をばせめおとしがたかりしかども成良をかたらひて平家をほろぼし』
◇希望の明日へ
御本尊を持つとは、生涯、永遠に持ちきることである。何があっても、ひとたび決めた信仰の誓いを貫くことである。因果倶時で、その一念に、いっさいの価値が、すでに含まれている。すなわち、持つとは、正法を持つ、自分自身の信念を持つ、英知を持つ、幸福を持つ、三世永遠への原動力を持つ、宇宙のあらゆる珍宝を持つ、崩れざる大境涯を持つ、揺るぎない福運の軌道を持つ−−というように、かぎりなく広がっていく。妙法を持ち、信・行・学を実践し、広宣流布のために生き、活躍することによって、こうしたすべてを包み、勝利することになる。
☆随筆 我らの勝利の大道No.49 人間世紀の母の曲
婦人部結成の時、戸田城聖先生は詠まれた。
白ゆりの
香りも高き
集いかな
心の清き
友どちなれぱ
創価の「白ゆり」と咲き出た婦人部を、恩師は最大に慈しまれていた。
五十五年前(昭和三十一年)の六月、歴史に燦たる"大阪の戦い"の大前進のなか、戸田先生と私は、中之島の中央公会堂で意気高く行われた大阪・堺支部合同の婦人部総会に出席した。
戸田先生は、広宣流布という正義の前進には、大難の嵐のあることを示され、こう指導を結ばれた。
「たとえどのような三障四魔が起ころうとも、われわれは断じて信仰をやりとげ、おたがいに助けあい、迷うことなく幸福な生活を一日一日と築きあげていこうではないか」
どんな難が襲いかかってこようとも「負けたらあかん」という関西魂の炎を、恩師はいち早く婦人部の心に灯されていたのである。
この日、私は申し上げた。
「大阪中の市民からも慕われるような立派な信心を貫いて、花にも負けず、美しく咲き誇る活動を!」
これが、恩師と私の二人で出席した、忘れ得ぬ婦人部総会となった。
2011年6月27日月曜日
2011.06.27 わが友に贈る
響かして声を顕す」
友を思う心あらば
言葉は必ず胸に響く。
希望の声を届けよ!
種種御振舞御書 P919
『此の国の亡びん事疑いなかるべけれども且く禁をなして国をたすけ給へと日蓮がひかうればこそ今までは安穏にありつれどもはうに過ぐれば罰あたりぬるなり』
◇今週のことば
わが男女学生部は
青年学会の先駆!
世界広布の後継者!
行学の二道に励み
勝利の歴史を創れ!
2011年06月27日
◇希望の明日へ
一生涯、磨きに磨かねばならない。信心の心を鍛えに鍛えた分だけ、三世永遠に崩れない自分ができる。
☆随筆 我らの勝利の大道No.49 人間世紀の母の曲
新生の太陽が昇った。
世界第一の平和と幸福のスクラムである、わが婦人部の結成六十周年の六月。
『年は・わかうなり福はかさなり候べし』(P1215)との御聖訓の通り、創価の母たちは、いよいよ若々しく、ますます福運に満ち満ちて、前進している。
全国、全世界で、婦人部総会が活発だ。毎日のように歓喜と決意に弾ける報告を頂戴している。
東日本大震災の被災地域でも、母たちは健気に、また「負げでたまっか!」「負げでらんね」と励まし合って集っておられる。
私と妻は合掌する思いで伺い、皆様のご多幸を懸命に祈っている。
アフリカのケニアからも、婦人部の記念の大会が明るく有意義に行われた様子を伝えていただいた。
会場は、名門ナイロビ大学の会議場である。多くの来賓や友人が賑やかに集われ、二人の婦人部の方の感動的な体験発表に続き「母」の歌の合唱、ダンスが披露された。
さらに、高名な国際弁護士が"アフリカにおける女性の人権"について講演され、SGIの草の根の運動に深い期待を寄せてくださった。
いずこの天地でも、妙法の女性は確かな平和と幸福の調べを奏でつつ、「最善の喜び」を創り広げている。
その生命の歓喜の光は、向こう三軒両隣の地域や、身近な市町村から、大きくは人類社会まで、生き生きと照らしていくのだ。
◎昨日の文化セミナーは大成功でした!
芸術的な講演の萩原画伯、素晴らしい演奏の鈴村さんと住村さん、そして運営を陰で支えてくださった役員の皆様、有難うごございましたm(__)m
2011年6月26日日曜日
2011.06.26 わが友に贈る
いつも若々しい!
会って語れば
喜びが広がる!
わが境涯も広がる!
曾谷殿御返事 P1056
『うるし千ばいに蟹の足一つ入れたらんが如し』
◇希望の明日へ
善と悪との壮絶なせめぎ合い。これが、この世の永遠の劇である。宇宙はつねに、善と悪との闘争の舞台である。広宣流布が進んでいけば、組織が大きくなれば、戦いは楽になってくるだろう。そう錯覚したとしたら、それ自体が、すでに悪に敗れつつある姿である。また、自分はこれだけ信心したから、もう心配はないだろう。だれにも、そんなことは言えない。仏法、信心は、永遠に前進であり、永遠に闘争である。その前進が即安穏なのである。朗らかに、堂々と戦い続ける姿が、そのまま「勝利」の生命である。飛行機も、飛びたった以上、懸命に飛んでいるときこそ、もっとも安定している。エンジンの回転をゆるめれば、失速し、やがて墜落する以外ない。
▽本当の文化は下から上へ起こる-イギリス作家。民衆の時代を開く我らの対話運動
☆青年たちよ!もっと夢を持て(2005.03.16 千葉日報)
千葉県が掲げる教育長期ビジョン「夢・未来2025」では、二十年後の社会の一つの展望として「責任ある『地球市民』社会」を想定されている。私も十年程前、米国コロンビア大学ティーチャーズ・カレッジで「地球市民教育」をテーマに講演し、「知慧」と「勇気」と「慈悲」の三点に言及した。
先日、ベラルーシ共和国のミンスク国立言語大学のバラノヴァ総長一行が、私の創立した創価学園を訪問して下さった。その時、生徒の質問に答えて、総長は言われた。
「世界平和を愛する心は、お父さん、お母さんを愛する心から始まります」
その通りと思う。故郷・安房をこよなく愛された古の大哲人の教えにも、「親孝行が出来ない時は一日に二、三度、笑顔を見せてあげなさい」とある。
「地球市民」と言っても、遠くの話ではない。身近な人を大事にし、暴力やいじめを絶対に許さない事が、戦争を無くす為の第一歩となる。人を妬んだり、嘘を付いたりせず、友情と信頼を大切にする事が、平和の文化を創る出発である。
中国文学の巨人・郭沫若先生は、一九二八年から十年間、市川市に住まわれた。郭先生の戯曲の一節に「諸君は、新しい太陽をお望みですか、それなら御自分で創って下さい」と。
青年こそ、新しい太陽だ。希望がなければ、自分で希望を創ればよい。闇が深い程、自分が光り輝いて、人々を照らし、社会を照らし世界を照らしていく事だ。
千葉県は、日本で真っ先に朝日が昇る天地である。太陽の若人が続々と躍り出る「千葉青年の世紀」の未来を、私は胸を弾ませながら見つめている。
◎きょう、根木内支部の文化セミナー 13:30 松戸池田講堂。
「伝わる・繋がる心と心 Heart To Heart」
世界的な一流のアーティスト(芸術家)の講演とプロの音楽家が奏でるハーモニー♪
2011年6月25日土曜日
2011.06.25 わが友に贈る
一切の勝利の源泉!
策ではなく祈りだ。
はち切れるような
生命力で勝ち開け!
聖人御難事 P1191
『をくびやう物をぼへずよくふかくうたがい多き者どもはぬれるうるしに水をかけそらをきりたるやうに候ぞ』
◇希望の明日へ
一生成仏のための信心である。ゆえに、絶対に焦る必要はない。着実に、弛みなく、持続していくことが大事なのである。長い目で見ていけば、たとえ途中で、苦難の山や嵐があったとしても、必ず幸福の軌道に入っていくことは間違いない。それを確信して、自分らしく堅実な前進をお願いしたい。
☆青年たちよ!もっと夢を持て(2005.03.16 千葉日報)
現在、私は、パグウォシュ会議の名誉会長でノーベル平和賞を受賞されたロートブラット博士とも、対話を重ねている。博士は、アインシュタイン博士等の心を受け継ぎ、戦争と核兵器の廃絶の為に戦い抜いてこられた。今年、九十七歳になられる。
この博士が、少年の日のかけがえのない思い出として振り返っておられた事がある。それは「読書」の喜びである。
博士はポーランドの工場主の家に生まれた。第一次世界大戦が勃発したのは、五歳の時である。一家は家財を全て奪われ、没落。一日にパンが二切れだけと言う、どん底の生活を強いられた。そんな悲惨な時代だからこそ、若き博士は良書を次々に読破して、「夢」を広げていったと言う。そして、働きながら苦学を続け、世界的な科学者となっていかれた。
学ぶ事は、青年としても最も崇高な権利であり、喜びである。強い心があればどんな厳しい現実にも押し潰されない。新たな理想の世界に向かって、自分自身を跳躍させる事が出来る。そのバネとなるのが、読書であり、勉学である。
千葉県は、「朝の読書運動」の発祥の地である。十七年前、生徒の心の荒れに胸を痛めた高校の先生方が「学ぶ意欲」を取り戻してもらいたいと始められたと伺っている。
それが、今日では、全国の二万近くの小中高校で実地される広がりとなった。各地で、「朝の読書があるから、学校が楽しい」等の嬉しい声が聞かれる。良き活字文化の興隆こそ野蛮な暴力の蔓延を食い止める砦となる。その意味において、千葉日報社が主催される「千葉児童文学賞」や「千葉ジュニア文学賞」も、誠に貴重な取り組みであると、私は注目する一人である。
2011年6月24日金曜日
2011.06.24 わが友に贈る
ここから人材は育つ。
リーダーは喜び勇んで
青年の弘教の応援を!
未来部の育成を!
撰時抄 P266
『日蓮は閻浮第一の法華経の行者なり此れをそしり此れをあだむ人を結構せん人は閻浮第一の大難にあうべし』
◇希望の明日へ
人間の心は微妙である。常識から冷静に考えると、あたりまえの事件であっても、ふとしたことから動揺する。その意味で、やはり知性を鍛えておかなければならない。知性が弱いと信仰を一生涯、持続していくことも難しくなる。
☆青年たちよ!もっと夢を持て(2005.03.16 千葉日報)
十代は、人間の「根っこ」を作る時である。
野菜の生産高が「連続日本一」の千葉県。その豊かな大地で活躍する農村の青年から、キャベツの「苗作り」の苦心を聞いた事がある。
例えば、与える水は出来るだけ少なくすると言う。それは、何故か。その方が、自分の力で土から水分を吸収しようと、しっかり「根っこ」を張っていくからである。また、冬でも苗にビニールなどは張らない。目の粗い寒冷紗を二枚かけるだけ。冷気にさらされてこそ実の締まったキャベツが育つからだ。
人間も同じであろう。何もかも恵まれ、甘やかされていては、人格の芯は鍛えられない。青春時代、貧しい事は、むしろ誇りである。労苦こそが、宝なのである。
それは、終戦後間もなく、私が十七歳の時であった。食料の不足が深刻で、人々が買い出しに奔走した時代である。私も満員電車に乗って、美しい田園と青い海が広がる幕張へ行った。そこで、お会いした農家の婦人が、実に親切な方であった。肺結核で痩せていた私を案じ、サツマイモを六貫目(約22.5Kg)も、快く分けて下さったのである。
このお宅でも、戦地へ行ったまま帰らぬ息子さんを待っておられるように見えた。我が家も長兄が戦死である。母達の悲しみは、余りにも深かった。
戦争ほど残酷なものはない。けなげな庶民が、幸福に、そして平和に暮らしていける世界を必ず創らねばならないと、若き私は深く心に刻んだ。
2011年6月23日木曜日
2011.06.23 わが友に贈る
「私が道を開く!」
この一念から
勝利の歴史が始まる。
題目根本で進め!
新池御書 P1443
『相構へていかにしても此の度此の経を能く信じて命終の時千仏の迎いに預り霊山浄土に走りまいり自受法楽すべし、信心弱くして成仏ののびん時某をうらみさせ給ふな』
◇希望の明日へ
人知れず、人一倍の努力をする。最善を尽くしたうえで、さらに努力する。いずこの世界であれ、これこそが大成への鉄則であり、法則である。反対に、"もうこの辺でいいだろう"と努力をやめる。それは慢心であり、成長が止まってしまう。必ず行き詰まってしまう。いわんや、信心の世界は、もっと厳しい。謙虚な求道心を忘れ、自分をたいした存在と思ったとたんに堕ちてしまう。幹部も、地位を得た人間も、皆そうである。
☆青年たちよ!もっと夢を持て(2005.03.16 千葉日報)
我が家のルーツも千葉県である。東京に移ってからは、大森で大規模に海苔を作っていた。しかし私の少年時代は父が病に伏し、働き手であった四人の兄達は次々に戦争にとられ、生活は困窮するばかりであった。それでも、母は「うちは貧乏の横綱だよ」と朗らかだった。
私は少しでも家計を楽にしたいと、小学六年生から三年間、新聞配達をした。冬の朝などは辛かった。手の指が痛い程、かじかみ、息も凍える。途中でイヤになる時も「次の一軒までは頑張ろう」そしてまた「次の一軒まで」と、自分で自分を励ましながら、懸命に配った。終える頃には、体も温まり「今日も一日やりきった」と、気分は爽快であった。
配達先に親切な若夫婦が居て、いつも、労いの声を掛けてくれた。夕刊の配達の後、食事に招いて下さった事もある。
「発明王エジソンも、少年時代に新聞の売り子をしながら勉強したんだ。若い時に苦労した人が幸せなんだよ」との激励は、今もって心から離れない。
元々体は強くなかった私が、世界を掛け巡れるようになったのも、この新聞配達で鍛えたお蔭であろう。一つの仕事をやり通す中で、私は多くの事を学び、掴んだ。
「今、自分が何をしたらいいか、分からない」と言う人はまず何か一つ、「やり切った」と言えるものを作ったらどうだろうか。朝、登校したら「おはよう」と声を掛ける。昼休みに十分でも本を読む。夕食の後片づけを手伝う等々、身近に出来る事からでもいいと思う。
人と比べる必要はない。昨日の自分と比べてどうかだ一歩でも、一ミリでも前へ踏み出した人は、もう勝っているのである。
2011年6月22日水曜日
2011.06.22 わが友に贈る
冠水・土砂崩れなど
危険な場所に注意!
配達も無事故第一で。
安全と健康を祈る!
四条金吾殿御返事 P1136
『大難来れども憶持不忘の人は希なるなり、受くるはやすく持つはかたしさる間成仏は持つにあり』
◇希望の明日へ
みずみずしい求道心−−そこに仏法の源流があり、信心の原点がある。また創価学会の大道がある。"求道の人"は、いつも若々しい。喜びをもっている。すがすがしい。謙虚に自分を見つめ、謙虚に自分をつくりあげている。だから、偉大な自分ができあがる。いつまでも生き生きと、どこまでも求道の人生を進んでいく−−この人が本物の仏法者であり、創価学会の同志である
。
☆青年たちよ!もっと夢を持て(2005.03.16 千葉日報)
私と妻の大切な友人にローザ・パークスさんと言う女性がいる。二月の四日で九十二歳になられた。パークスさんは、アフリカ系アメリカ人。若き日から、理不尽な人種差別と戦い抜いてこられた「人権の闘志」である。かつて、アメリカ南部の町では、レストランも、待合室も、バスの座席も、映画を観るのも、子供達の水飲み場さえも「白人用と黒人用」に分けられ、黒人はいつも一段下に置かれてきたのである。抗議をすれば、袋叩きにあう事も珍しくなかった。「お前なんか、何をやっても無駄さ」「どうせ、出来っこない」「逆らうと、ためにならいぞ」どこへ行ってもやる気を奪われ、劣等感を抱かせられる現実ばかりであった。しかし、パークスさんは、お母さんが常に励ましてくれたと言う。「人間は苦しみに甘んじなければならないと言う法律はないんだよ。自尊心を持ちなさい。人から尊敬される人間になりなさい。そして、人を尊敬していきなさい」
この母から学んだ勇気と誇りを胸に、パークスさんは信念の道を進んだ。一九五五年の十二月、仕事からの帰り道の事である。バスで「白人に座席を譲れ」と強要された彼女は、毅然として拒否した。待っていたのは不当な逮捕である。
しかし彼女は怯まないその勇気に続けと、町全体でバスのボイコット運動が起こった。抗議の波は、盟友キング博士らを先頭に25万人が参加した「ワシントン大行進」へと広がっていった。そして、遂に差別撤廃を勝ち取る日を迎えたのである特別な人ではない。デパートの店員をしていた平凡な女性である。だが、その勇敢なる一人の「ノー」の一言が人々の心を変え、世界を揺り動かしたのだ。パークスさんは、私に語っておられた。「私達は、人種差別はきっと無くなると信じていました。そして、必ず、そうなると望んだが為に、現実に変化を起こす事が出来たのです」
心の力は無限大である。世界は広く大きい宇宙は更に広く大きい。しかし人間の心は、更に広くて大きいのだ。人に何と言われようと「必ず自分は出来るんだ!」と信じる事である。「決意のあるところ道あり」。勇気を出して、自分が変われば周りも変わる。全てが変わる。勝利の道は、必ず開かれる。
2011年6月21日火曜日
2011.06.21 わが友に贈る
爽やかな挨拶が
友好の第一歩だ。
足元から信頼を!
振る舞いで勝て!
三三蔵祈雨事 P1468
『されば仏は善知識に値う事をば一眼のかめの浮木に入り梵天よりいとを下て大地のはりのめに入るにたとへ給へり』
◇希望の明日へ
倣慢といい、謙虚といっても、対象によって、善悪は変わってくる。悪に対しては、倣慢に見えるくらいの強さで、御書に仰せの通り、過ちを正し、攻撃し、追撃しなければならない。それが正義であり勇者であり、そこに本当の謙虚さもある。根本は法と真理に対する謙虚さである。信仰の道については、どこまでも謙虚に、いよいよの求道心で進んだほうが得である。求めれば求めるほど、自分が福運をつける。強くなる。幸福になる。
▽真剣に御本尊に願い切れ一番、確実な早道−恩師。法華経の兵法で突破せよ
☆青年たちよ!もっと夢を持て(2005.03.16 千葉日報)
今、若い世代に「何をやっていいのか分からない」「やりたい事がない」と言う悩みが多いと聞く。先日、胸をえぐられる調査結果があった。晴れて成人式を迎える人に「今の自分をお金に換算すると幾らか」と尋ねたものだ。一番多かったのは「ゼロ円」13,5%を占めた。勿論、この数字だけで、今の若者の自己評価を決める事は出来まい。「ゼロ円」の答えには、人間の価値をお金で計る事への抗議を込めた人もいるかも知れない。それはそれとして、私が言いたいのは、決して「自分で自分を卑下してはいけない」と言う事である。
「自分は駄目な人間だ」等と、絶対に思ってはいけないし思う必要もない。13世紀、千葉県に誕生した大哲学者は「例え一日でも生きる事は、千万両の黄金よりも価値がある」と示された。一人の生命は、全宇宙の財宝よりも尊い存在なのである。以前、私は、モスクワ大学前総長のログノフ博士と対談集を発刊した。その中で博士は「人間の脳が織り成すネットワークの組み合わせは、宇宙の中の物質を作る粒子の総数より大きい」と指摘された。若き頭脳には、宇宙大の創造力が秘められている。
2011年6月20日月曜日
2011.06.20 わが友に贈る
地道な学会活動こそ
人生勝利の直道!
「心の財」を積みゆく
信心の大長者たれ!
撰時抄 P256
『夫れ仏法を学せん法は必ず先づ時をならうべし』
◇今週のことば
「妙とは蘇生の義」
真剣な勤行唱題で
満々たる生命力を!
きょうも油断なく
生き抜け!勝ち抜け!
2011年06月20日
◇希望の明日へ
人生も、総仕上げが大切である。どんなに、これまで完璧でも着陸に失敗すれば悲劇である。何にもならない。せっかく重ねてきた仏道修行も、最後に退いてしまったならば、いっさいが無意味である。火炎の苦しみのごとき境涯となってしまう。最後が大事である。広宣流布と一生成仏の目的地まで、慎重に、油断なく、最後まで、みずみずしい求道心をもって進んでいきたい。
☆青年たちよ!もっと夢を持て(2005.03.16 千葉日報)
〔希望の見えない現代若者達よ、夢を持て。太陽の光が見えないのなら自らが、その光となれ。二十一世紀を担う千葉の若人達に、未来を切り開く勇気を与える人生の達人からの特別寄稿〕
「夢を持つ事を忘れないで!」
こう呼び掛けるのは、2001年、日本で二人目の「女性宇宙飛行士」に認定された山崎直子さんである。千葉県の出身だ。宇宙飛行士を目指したのは、中学三年生の時と言う。アメリカのスペースシャトル・チャレンジャー号の打ち上げをテレビで見ていたところが発射直後に、爆発—。尊き犠牲となった宇宙飛行士に、一人の女性教師がいた。宇宙から授業する事が大きな夢だった。それを知った山崎さんは「私が、その夢を受け継ごう!」と思い立った心に熱い火が点った。
その後、猛勉強にも厳しい訓練にも耐え抜いた。大いなる夢に生きゆく青春は、千葉の大地から大宇宙の高みへ羽ばたいて行ったのである。
私の人生の師もよく「青年は、夢が大き過ぎるくらいでいい初めから望みが小さくては、何も出来ないからだ」と語っていた。夢を大きく持って、走れる所まで走る。その分だけ、自身の世界を大きく広げる事が出来る。
★勇気の泉 No.28 自身の心を"折伏"しよう!
この日、伸一が、最も力を込めて訴えたのは、「自身の心を折伏せよ」ということであった。
広宣流布の前進を阻むものは、外にあるのではなく、自身の内にこそあるからだ。
臆病や弱さは、あきらめを生み、「もう、だめだ!」「これ以上はできない」と、自分の壁をつくり出してしまう。また、慢心は、油断と安逸を生み、敗北の墓穴を掘る。
その心を打ち破り、自らを折伏するのだ。壁を破るには、腹を決めることだ。断じて成し遂げてみせると、一念を定め、御本尊に誓願の題日を唱え抜くのだ。
そして、勇猛果敢に行動せよ。走りだせば加速度がつく。勢いを増す。
◎創価グロリア吹奏楽団のファミリーコンサート2011 in MATSUDO、最高でした(^^♪、勿論、娘も友人(外部)と参加しましたよ!
2011年6月19日日曜日
2011.06.19 わが友に贈る
その不屈の一念に
明日の勝利が!
不死鳥の心で
共に希望の空へ!
四条金吾殿御返事 P1163
『一生はゆめの上明日をごせずいかなる乞食にはなるとも法華経にきずをつけ給うべからず』
◇希望の明日へ
大聖人を求め、大聖人の仰せのままに、大聖人とともに型きて生き抜いていこう−−この信心が、即、一人一人を仏界へ、成仏へと導いていく幸福の翼となる。否、その強盛なる無二の信心が、そのまま仏界の顕現なのである。その人が幸福にならないはずはない。
▽各地で「未来部の日」の集い。鳳雛たちよ大きく育て。各部一体で大声援
▽きょう父の日。広布と社会で奮闘する壮年部に皆感謝。黄金柱ここにあり
☆方面長協議会でのスピーチ(2005.02.16)
同志の中には、病と闘っておられる方もいる。ご家族が病気の方もおられるに違いない。
御書を拝し、「病をどうとらえるべきか」、信心の根本姿勢をあらためて確認しておきたい。
日蓮大聖人は、夫の病気について報告した妙心尼に、こう教えておられる。
「この病は仏のお計らいだろうか。そのわけは、浄名経、涅槃経には病がある人は仏になると説かれている。病によって仏道を求める心は起こるものである」(P1480、通解)
病があるからこそ仏になれる。偉大な人間になれるのだ——まことに深い仏法の生命観である。
またある時、大聖人は、富木常忍から、夫人の富木尼御前の病気について聞かれた。
大聖人は、側でやさしく語りかけるかのような、慈愛あふれる励ましの御手紙を、富木常忍に託しておられる。
「あなた(富木尼御前)もまた法華経の行者であり、御信心は月が満ち、潮が満ちるように強盛であるから、どうして病が癒えず、寿命の延びないことがありましょうか。こう強く確信して、御身を大切にして、心の中で、あれこれ嘆かないことです」(P975、通解)
そして、青年門下の南条時光が重病に倒れたと聞くや、御自身も重い病の身であられながら、厳愛の励ましを綴られた。
「(あなたは)上下万人から諫められたり、脅されたりしながらも、ついに信仰を捨てる心がなく、もはや成仏しそうになったので、天魔・外道が病気にさせて脅そうとしているのであろう。命にはかぎりがあるものだから、少しも驚いてはならない」(P1587、通解)
妙法は、生老病死の「四苦」を根本的に克服しゆく、絶対の勝利の法則である。妙法に生き抜く人は、幸福の境涯を三世にわたって楽しんでいけるのである。
信心が深まったからこそ、病魔をはじめ、三障四魔が競い起こる。病もむしろ「仏の境涯を開くチャンス」ととらえて、毅然と闘っていただきたい。そう御本仏は教えておられる。
私は、全同志の健康と長寿と勝利を、来る日も来る日も、懸命に祈っている。
2011年6月18日土曜日
2011.06.18 わが友に贈る
「誠実」「根性」
「賢さ」「忍耐強さ」
この労作業ありて
勝利の花は爛漫と!
上野尼御前御返事 P1580
『経に云く「若し法を聞くこと有らん者は一として成仏せざること無し」云云、文の心は此の経を持つ人は百人は百人ながら千人は千人ながら一人もかけず仏に成ると申す文なり』
◇希望の明日へ
信心しているからといって、安閑としていては、一生成仏の大道を進むことはできない。名ばかりの信心では、真の功徳はない。そればかりか、もっとも大切な死を大苦悩の中に迎えてしまう場合もある。それでは信心したかいがない。ひとたび正法に巡りあえた以上、悔いなき求道の人生に徹していく、そして信心の喜びにあふれ、勇んで法を弘めゆくことこそ、正法を受持しえた学会員の使命であり、権利である。
☆第16会全国婦人部幹部会でのスピーチ(2007.01.06)
まず、50年前の19577年、年頭の言葉である。
「おのれも大地に足を踏みしめ、はなやかな希望に生きるとともに、世の人たちをも同じく大地に足を踏みしめさせて、人生に晴れやかな希望をもたせようではないか」
こうした先生のご指導を、私は大切に記録してきた。
また戸田先生は、婦人部に対して言われた。
「真剣に、御本尊に願い切りなさい。この簡単な原理が、皆、分からない。これが一番、遠いようで、確実な早道になっていくからである」
遺言とも言うべきご指導である。
先生は「大病を患った人は人生の深さを知っている」とも語られた。
その通りである。
いわんや、私たちには妙法がある。妙法を唱えている人は、どんなに大変な立場であったとしても、深い、深い、大哲学者であり、大勝利者である。宿命を、必ず転換していける。
生きていく上で、「生老病死」は避けられない。
大事なことは、負けないことである。
2011年6月17日金曜日
2011.06.17 わが友に贈る
心から感謝を!
夜間は私語を慎み、
節電、駐輪にも注意。
広布の宝城を護れ!
十如是事 P411
『秋のいねには早と中と晩との三のいね有れども一年が内に収むるが如く、此れも上中下の差別ある人なれども同じく一生の内に諸仏如来と一体不二に思い合せてあるべき事なり』
◇希望の明日へ
信仰は権利であり、義務ではない。退転だけは絶対にしてはならない。少しでも信心の息吹に触れようという求道心は失ってはならない。信心の心を失えば、歓喜がなくなり、生き生きした生命の躍動がなくなる。福運が途絶えてしまう。功徳を消してしまう。それでは、自分自身はもとより、家族や一族の方々がかわいそうである。
☆第16会全国婦人部幹部会でのスピーチ(2007.01.06)
戸田先生は、よくおっしゃっておられた。
──勝つことは、明るく楽しい。笑顔が美しい。負けることは、暗く苦しい。
ゆえに人生は、断じて勝たなければならない。
負けたものは、哀れだ。負けてはならない。勝ちゆくための信心であり、仏法だ──と。
我々は勝ちましょう!
すべてに!
日蓮大聖人いわく、「仏法は勝負」である。
これには、深い深い現実の意味がある。永遠の法則がある。
学会は、毎年、勝ち進んできた。
「勝ち負けは 人の生命の 常なれど 最後の勝をば 仏にぞ祈らむ」
戸田先生が私にくださった最後の和歌である。
勝つこと、負けること。人生にはいろいろある。もしも負けたときには"負けるが勝ち"で笑い飛ばして前へ進んでいけばよい。きゅうくつになってはいけない。
しかし最後は、断じて勝つのだ。御本尊に祈りに祈って、最後は勝たなくてはならない。
2011年6月16日木曜日
2011.06.16 わが友に贈る
リーダーの生命線だ。
一人一人の心に
誠実に迅速に応える
行動の人であれ!
崇峻天皇御書 P1174
『一代の肝心は法華経法華経の修行の肝心は不軽品にて候なり、不軽菩薩の人を敬いしはいかなる事ぞ教主釈尊の出世の本懐は人の振舞にて候けるぞ』
◇希望の明日へ
時を超え、国を超えて、大仏法を伝え、広げていく"原動力"となるものは何か。それは、正しき原点への求道である。正しき法、正しき師を謙虚に求め、絶えず原点から自己を見つめ直していくことが大切である。原点を失えば、必ずや信心に重大な狂いが生じる。
☆婦人部・女子部最高協議会でのスピーチ(2005.03.13)
『一華(いっけ)を見て春を推せよ』(P222)
「開目抄」の一節である。
たとえ一輪であっても、寒風のなかに、凛と咲き誇る花があれば、天下の春の到来を知ることができる。
そして、けなげな女性が、一人、真剣に立ち上がるところ、そこには必ず、爽やかな「希望の春風」が吹き薫り、「歓喜の春」「勝利の春」が広がっていくのである。
全国、全世界で、さっそうと活躍される婦人部・女子部の皆さま方を讃え、心からの感謝を込めて、きょうも少々、語り残したい。
2011年6月15日水曜日
2011.06.15 わが友に贈る
「今」の決意が
必ず「未来」を開く。
さあ、これからだ!
新しい前進だ!
妙法尼御前御返事 P1404
『日蓮幼少の時より仏法を学び候しが念願すらく人の寿命は無常なり、出る気は入る気を待つ事なし風の前の露尚譬えにあらず、かしこきもはかなきも老いたるも若きも定め無き習いなり、されば先臨終の事を習うて後に他事を習うべし』
◇希望の明日へ
人間の織りなす世界には、年齢や立場など、さまざまな違いがある。問題は、その違いを生かしながら、絶妙な調和の世界とするか、反対に、複雑で感情的な、葛藤の世界としてしまうか、である。その分かれ目は、やはり一人一人の心、一念の姿勢にある。つねに、多くの人々から学び、成長していこうとの、みずみずしい"求道の心"をもっているかどうかにある。その意味において学会員は、どこまでも大聖人の仰せのごとく、御本尊を根本に、法のため、広布のため、ともに学びあい、尊重しあい、守り合いながら、真撃に生き抜いていきたい。
▽社会で勝負せよ。それが本当の仏法の闘争−恩師。青年よ自分の足場で光れ
☆勇気の泉 No.27
「大聖人は、『譬えば鎌倉より京へは十二日の道なり、それを十一日余り歩をはこ(運)びて今一日に成りて歩をさしをきては何として都の月をば詠め候べき』(P1440)と仰せです。
自身の一生成仏のためには、最後の最後の瞬間まで、絶対に信心の歩みを止めてはならないとの御指導です。
地涌の菩薩である私たちが、この世に生を受けた意味は、広宣流布のため、人びとの幸福と社会の繁栄のために、行動し続けるためなんです。
牧口先生は、高齢の身で、牢獄にあっても戦い続け、仏法の正義を叫び抜かれました。
私も、牧口先生のように、七十になろうが、八十になろうが、命ある限り、動きに動きます。語りに語ります。書きに書き、叫びに叫びます。戦って、戦って、戦って、戦い抜いていきます。私は、その決意です。
見ていてください。そこに、仏道が、わが人生の完勝があるからです」
『新・人間革命』第16巻「入魂」の章
2011年6月14日火曜日
2011.06.14 わが友に贈る
雨でぬれた道に注意。
携帯電話・傘は厳禁。
会合での呼び掛けなど
先手、先手で防げ!
大白牛車御消息 P1584
『法性の空に自在にとびゆく車をこそ大白牛車とは申すなれ、我より後に来り給はん人人は此の車にめされて霊山へ御出で有るべく候、日蓮も同じ車に乗りて御迎いにまかり向ふべく候』
◇希望の明日へ
"自分のほうが信心歴が古い""役職が高い"とか、"立場が上である"といった考えに陥るならば、そこにはもはや、みずみずしい求道心はない。これは、今までの退転者や反逆者に多く共通した姿でもあった。心は、不思議である。また怖いものである。求道の一念を失うならば、それまでどんなに信心に励み、功労があっても、どんどん"後れ"をとり、いつしか信心がわからなくなってしまう。
☆新時代第49回本部幹部会へのメッセージ
ここで、勇躍の出陣をした、わが青年部の友に、四条金吾への御聖訓を贈りたい。
「昔、中国の李広将軍という武将は、虎に母を殺されてしまった。その虎に似た石を、母の仇と思い定めて弓を射ると、矢は羽の部分まで石に突き刺さった」「あなた(四条金吾)のことを、敵は狙っているのだろうが、法華経の信心が強盛であるので、大難も、事の起こる前に消えたのであろうか。これにつけても、よくよく信心に励んでいきなさい」(P1186、通解)
人間にとって、母を思う一念がいかに強いか。母を思い、母のために立ち上がれば、人間は、最も強く、最も正しくなれるのであります。
尊き母たちを断固として守り抜いてみせる。母たちを侮辱したり、いじめたりする者は断じて許さない。そして、母たちの幸福な笑顔が輝く平和の世界を絶対に築いてみせる──。これが、牧口先生、戸田先生のお心を心として、三類の強敵と戦い抜いてきた、私の19歳からの岩をも通す決心であります。
今や、世界一なる創価の母の城が築かれました。
この城を厳護し、さらに勝ち栄えさせていくことを、私は若き後継の君たちに託したいのであります。
愛する東北をはじめ、全世界の大切な大切な同志が、一人ももれなく健康で、すべてを変毒為薬しながら、大勝利の人生を飾りゆかれることを、心からお祈り申し上げ、私のメッセージとさせていただきます。
世界一の婦人部、万歳!
世界一の青年学会、万歳!
2011年6月13日月曜日
2011.06.13 わが友に贈る
祈祷抄 P1345
『天は必ず戒を持ち善を修する者を守る』
◇希望の明日へ
大学者であれ、有名人であれ、財力、権力の人であれ、自身の生命の因果に通じているとはいえない。しかし、とかく心おごれるあまり、この根本の重大事については、真剣に、また謙虚に求めていこうとはしない。それは、あまりにも愚かであり、残念なことである。この錯誤は、永遠にわたる生命の軌道に決定的ともいえる狂いを生じさせていくことになるのである。
☆新時代第49回本部幹部会へのメッセージ
私と妻は、毎日、日本中、世界中の広布の母たちから、尊いお便りをいただきます。
つい先日も、ブラジルのリオデジャネイロのお母様から、ありがたい報告をいただきました。
35年前に、経済苦、家庭不和、さらに命に及ぶ難病に苦しみ悩んで、仏法に巡りあった母です。
このブラジルの母は「病魔に必ず勝って、わが身を使い、命を捧げて広宣流布します」と誓願の祈りを重ねて、病を克服することができました。
以来、「毎日、誰かに喜びを贈ろう」と決めて、80歳を超える今も、地区の最前線で仏法対話を繰り広げています。
これまで、じつに「640世帯」を超える弘教を成し遂げてこられたのであります。
「仏壇の扉を開けば、いかなる勝利の扉も開いていける」とは、この朗らかな題目第一の母の確信です。
お子さん方も、お孫さん方も、皆、「母の信心」を喜々として継承しております。「今、わが家として千世帯の折伏を目標に、皆で対話を広げています」と決意の報告を寄せてくださいました。
このお母さんは福運に満ちた笑顔で語っておられます。
「本当の幸せは、妙法を弘める中にあります。誰かを幸せにすると全部、自分に返ってくるんですよ」と。
ともあれ、女性の弟子への御聖訓には『法華経を耳にふれぬれば是を種として必ず仏になるなり』(P552)と仰せであります。
時代は、いよいよ正しく力ある哲学を求めています。
『力あらば一文一句なりともかたらせ給うべし』(P1361)と仰せの通り、妙法を今こそ語り抜いて、新たな地涌の菩薩の陣列を『二人・三人・百人』と広げてまいりたい。
2011年6月12日日曜日
2011.06.12 わが友に贈る
仏法を語った分だけ
自他共の幸福が広がる。
粘り強く 自分らしく
師子の心で挑め!
御義口伝巻上 P718
『疵を蔵くし徳を揚ぐは上慢を釈す、自ら省ること能わざるは我慢を釈す』
◇今週のことば
広宣流布の前進は
わが足もとから!
縁する友を大切に。
太陽の婦人部総会で
友情の花また華を!
2011年06月12日
◇希望の明日へ
学会を愛し、学会を守っていこうという一念が強い人は、結局、家庭のことも、仕事のことも、自分自身の悩みを、すべて解決できる。最後は必ず所願満足になっていく。一念ほど大切なものはない。「一心の妙用(不思議な働き)」である。
反対に、自分の悩みや忙しさに負けて、広宣流布を従にし、あと回しにした場合は、その分、自分が、あとで苦しむことになる。仏法は厳しい。
☆新時代第49回本部幹部会へのメッセージ
この6月6日は、私たちの「創立の父」であられる牧口常三郎先生の生誕140周年であります。
この牧口先生が格別に大切にされていた御金言があります。
それは──『悲母の恩を報ぜんために此の経の題目を一切の女人に唱えさせんと願す』(P1312)という一節であります。
牧口先生は、暗い戦乱の時代にあって、宿命に泣く母たちの幸を願われ、労苦をいとわず、ただ、ひたすらに妙法を弘め抜いていかれました。
ご自身が遠路、足を運んで折伏された、ある地方の一粒種のお母さんには、「諸法実相抄」を拝読されながら、こう語りかけておられます。
「あなたが一人、妙法を唱えて幸福になれば、地涌の義によって、この地方にも、必ず『二人・三人・百人』と妙法を持つ人が現れ、不幸から救われることになるのです」と。
それは、人間の尊厳を残酷に踏みにじる権力の魔性に立ち向かう、師子王の戦いでもありました。
牧口先生は、私の妻の実家での座談会にも来られました。その手を引いてご案内した幼き日の妻は、牧口先生が、特高警察の監視のもとでも、悠然と堂々と仏法の正義を師子吼されるお姿を生命に刻みつけております。
一人一人の幸福のために恐れなく戦う、この初代の勇気ある学会精神、折伏精神は、今や全世界の婦人部にまで烈々と流れ通っているのであります。
一人の人間が、どれだけ勇敢に忍耐強く、自分自身の生命の花を咲かせていけるか。
そのために、正しき信仰があります。
東北出身の青年詩人・宮沢賢治は、けなげに野に咲く花を、こよなく慈しんだ一人であります。
彼は物語に描きました。それは、ある小さな野に咲く花が、たとえ誰が見なくとも、また、どんな嵐があっても、自らの命を自分らしく立派に咲かせていった。その強く美しき魂を貫き通したがゆえに、やがて「花の王」と讃えられる、最も光り輝く存在へ生まれ変わったというのであります。
創価の女性たちは、いかなる試練にも負けず、今いるその場所で、皆に勇気と希望を贈る「野の花」を、凛として咲かせ切っておられる。
この方々こそ、永遠に常楽我浄の「花の王」と仰がれゆくことは絶対に間違いないと、私は心から讃嘆したいのであります。
2011年6月11日土曜日
2011.06.11 わが友に贈る
宝城会に心から感謝!
戸締まりや節電等
会館厳護の労苦に
妙法の福徳は燦然!
最蓮房御返事 P1343
『我等が居住して一乗を修行せんの処は何れの処にても候へ常寂光の都為るべし、我等が弟子檀那とならん人は一歩を行かずして天竺の霊山を見本有の寂光土へ昼夜に往復し給ふ』
◇希望の明日へ
人を若くするもの。それは信念である。確固として信ずる、念ずる−−その一念が生命の力を強める。"正しきもの"を信じ、"正しき方向"へと念ずるゆえに、正しき、幸福への信念となる。正法を実践する学会員こそ、最高の「信念の人」である。ゆえに若い。ゆえに、はつらつとしている。
▽「身命もおしまず修行して此の度仏法を心みよ」。青年よ師弟道を堂々進め
☆新時代第49回本部幹部会へのメッセージ
新しい人材が躍り出る息吹に満ちて、前進また前進を続けゆく、わが創価家族の全同志のご健闘を心から讃えつつ、メッセージを贈らせていただきます。
「平和」と「幸福」の太陽である婦人部の皆様方! 結成60周年、誠に誠に、おめでとうございます。
あまりにも尊貴な皆様方に、私たちは最大の感謝と敬意を込めて、お祝い申し上げようではありませんか!
尊き尊き「一閻浮提広宣流布」のリーダーの皆様方、本当にようこそ、お越しくださいました。
南アジア婦人部の首脳の皆様方、ニュージーランドの皆様方、中米の皆様方、欧州の皆様方、そして韓国の皆様方!
それぞれの誓願の天地で、『月月・日日につより給へ』(P1190)との御聖訓のまま、どれほど力強く社会に貢献し、発展しておられるか。
御本仏は、すべてを御照覧であられます。
さらに、今日は、被災地で戦い続けておられる偉大なる東北婦人部の代表も出席してくださいました。
仏様に等しい、毎日毎日の勇気と慈悲、智慧と忍耐の奮闘、本当に本当にご苦労さまでございます。
日蓮大聖人は宣言なされました。
『法華経の中には女人成仏第一なり』(P1311)と。
一切経の肝要たる法華経の教えの中にあっても、女人成仏を「第一」とされております。その通り、わが創価学会は、婦人部と女子部の皆様方の幸福勝利を、永遠に「第一」としていくのであります。
女子部の皆様も、明るい明るい「世界池田華陽会の日」(6月4日)、おめでとうございます。
わが女子部の清々しい新出発を、私も妻と共に、心から喜んでおります。
2011年6月10日金曜日
2011.06.10 わが友に贈る
「きて良かった!」
「よし、やろう!」と
歓喜あふれる集いを。
皆で勢いよく出発だ。
千日尼御前御返事 P1316
『法華経の師子王を持つ女人は一切の地獄餓鬼畜生等の百獣に恐るる事なし』
◇希望の明日へ
人生の勝敗を決めるものは、すべて自分の一念である。心のもち方である。この一念の勝利者こそ真の勝利者である。
▽輝く婦人部結成60周年。世界一の平和へのスクラム。創価の母たち、大万歳
☆全国総県長会議へのメッセージ
きょうは、東北の皆様方も、本当にご苦労さまです。
東北の同志を中心とする創価の人間主義のスクラムに、多くの方々が深い信頼を寄せ、「心の復興」への大いなる希望を託されております。
「真の友を得た以上は、自分の幸福はかの百万の富にも比する事が出来ぬ」(『啄木全集第7巻』)とは、東北の青春詩人・石川啄木の言葉でありました。
真の友情を広げゆく喜びに勝るものはありません。創価の友情の連帯は今、全世界に広がっております。
一昨日(1日)、「文化功労勲章グロリアーアルティス金章」を授与くださったポーランドでも、わが同志が、良き国民、良き市民として社会貢献をされています。
17年前、有意義な出会いを結んだワレサ大統領の言葉を、私は、わが青年部に贈りたい。
「人間が人間に話す、これがいちばんだ」(グダンスク〔海洋出版所〕編・工藤幸雄監修『ワレサは叫ぶ』)
「勝利とは友だちをたくさん作ることです」(筑紫哲也・水谷驍訳『ワレサ自伝』)
終わりに、戸田先生のご指導を申し上げます。
「広宣流布のための御本尊であられる。広宣流布に通ずる大願は、必ず何でも聞いてくださる」と。
この大確信で、今再び、私たちは広宣流布の拡大を祈り、総決起しようではありませんか!
大切な大切な全同志の健康とご多幸を心からお祈り申し上げて、私のメッセージとさせていただきます。
皆様、お元気で! いつまでも、お元気で!
2011年6月9日木曜日
2011.06.09 わが友に贈る
婦人部総会、万歳!
母の笑顔あるところ
平和と幸福の花は
爛漫と咲き薫る!
本尊供養御書 P1536
『法華経を持ちまいらせぬれば八寒地獄の水にもぬれず八熱地獄の大火にも焼けず』
◇希望の明日へ
何があろうとも、すべて、良い方向へ、元気が出る方向へ、変毒為薬の方向へ、朗らかに、強く受け止めていくことである。そうできるのが、信心である。この微妙な心のもち方、一念の方向性によって、幸・不幸は大きく左右されてしまう。どうせ生きるならば、すべてを前向きに、楽しく、とらえて生きたほうが幸せである。その、たくましき、喜びの一念が、宿命転換を急速に実現していくのである。
☆全国総県長会議へのメッセージ
おかけさまで、アメリカ創価大学(SUA)も、晴れ晴れと開学10周年を飾ることができました。創価の人間教育に、アメリカでも深い期待が寄せられております。
アメリカの偉大な「教育の母」であるメアリー・ベスーン(1875〜1955年)は、青年への真情をこう語りました。
「世界は青年たちのものだ。青年たちが未来を担っていくのだから。わが青年たちは、よりよい世界を築く情熱をなくしてはならない。偉大な人になろうとする心を砕かれてはならない。若い人たちこそが、未来の指導者なのだから」
わが青年部も希望に燃え、決意に燃えて新出発しました。これほど嬉しいことはない。皆で最大に応援し、激励し、育成してまいりたい。
私か対談を重ねてきた、中国文化界の指導者・高占祥先生も、しみじみと言われていました。
「青年は、"まだ磨かれていない玉の原石"のようなものです。ゆえに最大の誠意をもって彫刻し、磨かなければなりません」
2011年6月8日水曜日
2011.06.08 わが友に贈る
広布発展の要。
温かな家庭のように
讃え励まし合おう。
仲良き大前進を!
生死一大事血脈抄 P1337
『日蓮が弟子の中に異体異心の者之有れば例せば城者として城を破るが如し』
◇希望の明日へ
境涯の力は不思議である。一念の力は無限である。同じ環境、同じ状況にあっても、わが境涯と一念しだいで、百八十度、違う結果となり、人生となろう。
▽歓喜に燃えて弘教する人が本当の信仰者だ−恩師。人間革命の直道がここに
☆全国総県長会議へのメッセージ
今、創価文化センターの建設が進められている周辺は、日本の憲政史上に名高い犬養毅首相が住まわれていたゆかりの場所です。犬養首相は、牧口先生と親交を結び、「創価教育学支援会」の一員でありました。
雄弁で知られる犬養首相でしたが、「精神が旺盛なれば言語は訥でも(なめらかでなくても=編集部注)、聴衆は必ず感応する」(犬養毅・鵜崎熊吉著『犬養毅の世界』)と語っておりました。
広宣流布のリーダーにとっても、大事なことは、学会精神、折伏精神を旺盛に漲らせ、真心を込めて、祈りを込めて、明るく誠実に語ることです。
皆が「そうだ! よし、やろう!」と心から納得して喜び勇んで、朗らかに前進していける力を贈ることです。
古代ギリシャの劇作家アリストパネースも、「あなたは城壁を高く築き上げるように、声を高く発しなさい」(脇本由佳訳、「アリストパネース断片」、『ギリシア喜劇全集4』)と叫びました。
声は力です。指導者は、声の力で戦うのです。どうか、勇気凛々たる励ましの声の力で、「人材の城」「福運の城」「勝利の城」を築き上げていただきたい。
2011年6月7日火曜日
2011.06.07 わが友に贈る
桜は桜 梅は梅。
一人一人が尊き存在!
自分にしかない
使命の道を進め!
御講聞書 P819
『今日蓮等の類い南無妙法蓮華経と唱え奉る者、無上宝聚不求自得の長者に非ずや』
◇希望の明日へ
境涯の力は不思議である。一念の力は無限である。同じ環境、同じ状況にあっても、わが境涯と一念しだいで、百八十度、違う結果となり、人生となろう。
▽青年よ誠実であれ。策や要領ではいけない−恩師。信心根本の人こそ勝利者
▽皆で「会合革命」に挑戦。会議も幹部の話も要所を押さえて。価値的に進め
☆全国総県長会議へのメッセージ
「撰時抄」の一節には、こう仰せであります。
「法華経を経の通りに持つ人は、梵天にも優れ、帝釈をも超えているのである。修羅を従えるので須弥山をも担げる。竜を使いこなして大海をも汲み干せる」(P291、通解)
創価の三代の師弟が、喧々囂々たる悪口罵詈のなかで、三類の強敵を打ち破り、壮大な一閻浮提広宣流布を切り開くことができたのも、大聖人の御精神を胸に、「法華経を経のごとくに持つ」(P291)ゆえにほかなりません。如説修行の実践者は、まさに梵天・帝釈よりも偉大なのであります。
リーダー一人一人が、もう一度、自分自身の大いなる地涌の使命を自覚し、学会精神の初心に立ち返って、率先垂範で仏法対話に挑んでまいりたい。
私か忘れ得ぬ交友を結んだ、20世紀最高峰の音楽家であるメニューイン氏は語っておられました。
「模範を示すことである。命令ではなく、立派な模範のみが人類を導き向上させることができる」
2011年6月6日月曜日
2011.06.06 わが友に贈る
聡明な言葉の力!
英知の学生部よ
縦横無尽に語れ!
世紀の先頭を走れ!
開目抄下 P237
『教主釈尊の一切の外道に大悪人と罵詈せられさせ給い天台大師の南北並びに得一に三寸の舌もつて五尺の身をたつと伝教大師の南京の諸人に「最澄未だ唐都を見ず」等といはれさせ給いし皆法華経のゆへなればはぢならず愚人にほめられたるは第一のはぢなり』
◇今週のことば
我ら広布の闘士は
牧口先生の如く!
率先の行動を
勇気の座談を
人材の育成を!
2011年06月06日
◇希望の明日へ
一人の小さな声でもマイクを通せば広く伝わる。一人の一念、祈りでも、"題目の大音"に入れば、三千世間(如是)へと展開し、宇宙にとどろく大音声となる。信心の力は、全宇宙をも包み、味方にしていくことができる。また信心の微妙な一念は、善かれ悪しかれ宇宙大に拡大されていくことを知らねばならない。
▽牧口先生の生誕140周年。初代、2代をSGI会長が世界に宣揚。池田門下よ続け
▽「関東婦人部の日」万歳!尊き母よ、希望と勇気の対話で平和のスクラムを築け
☆全国総県長会議へのメッセージ
毎日また毎月、「日進月歩」の勢いで、広宣流布の道を堂々と開きゆかれる、大切な大切な総県長会議の皆様方に、私は、心からなる感謝を捧げ、真心込めて御礼申し上げる次第です。
日蓮大聖人は仰せになられました。
「総じて、日蓮の弟子といって法華経を修行する人々は、日蓮のようにしなさい。そうするならば、釈迦仏、多宝仏、十方分身の諸仏、十羅刹女も必ず守護されるであろう」(P989、通解)
わが創価学会が、日本中、世界中が驚くほどの広宣流布の大発展を遂げ、心ある識者の方々が感動をもって賞讃してくださるのは、一体なぜか。
それは、御聖訓の通り、尊き会員の皆様方が、仏の歩みと同じ歩みをもった日々の前進を続けているからであります。
学会は勝ちました!
大切な大切な皆様方は勝ちました!
創価の師弟は、永遠の広宣流布のために断固として勝ちました!
大聖人のお喜びは、いかばかりでありましょうか。
この6月6日は、「殉教の父」であられる牧口常三郎先生の生誕140周年の記念日であります。
また今年は、「大法弘通の師」であられる戸田城聖先生の第2代会長就任より、60周年の佳節であります。
牧口・戸田両先生の大勝利の晴れ姿は、万代に輝きわたっていくことでありましょう。
同志の皆様方、本当にありがとうございます! 私は感謝にたえません。
なかんずく、創価の太陽である婦人部の皆様方に、あつくあつく、御礼を申し上げるものであります。
きょうは「母」の歌碑の除幕、おめでとうございます!
2011年6月5日日曜日
2011.06.05 わが友に贈る
大きな夢を持て!
理想に向かって進め!
未来への若き挑戦を
皆で応援しよう!
善無畏三蔵抄 P883
『日輪東方の空に出でさせ給へば南浮の空皆明かなり大光を備へ給へる故なり』
◇希望の明日へ
すべては心の強弱で決まる。信心の厚薄で決定する。強き心、強き信心の一念に諸天もかぎりなく集い、いっさいを良い方向へと回転させていく−−これが大聖人の仏法である。
☆随筆 我らの勝利の大道No.47 青年の新たな陣列
私は、恩師に見出され、「嵐に負けずに伸びよ」と、師弟の大地に植えられた一本の若木であった。
わが心に原点の大地を持つゆえに、私はいかなる苦難も耐えられる。絶対に負けない。恐れない。
一日一日、青年の心をもって、胸中で師匠・戸田先生と対話しながら、新たな決意を燃やして生き抜き、戦い抜いてきた。
だから勝った。だから、全民衆を護りゆく「大樹」の創価学会を築くことができた。一点の後悔もない。
そして、わが愛する青年諸君こそ、私か生命を注いで鍛え磨いた、正義の宝剣である。私か未来の世界に贈る、希望の大樹なのだ! 共に歌ってきた「紅の歌」に私は詠んだ。
「子(きみ)よ大樹と仰ぎ見む」
私は君たちを信ずる!
君たちの成長と勝利を、悔いなき人生を、私はひたすらに祈り待っている!
さあ、広布を担い、世界を担い立つ青年の大樹を、いよいよ壮大に晴れ晴れと、この地球上に林立させていこうではないか!
偉大なる
広宣流布の
仕上げをば
君らに頼まむ
君よ指揮執れ
2011年6月4日土曜日
2011.06.04 わが友に贈る
これが学会の伝統だ。
女性を尊重すれば
家庭も組織も
永続的に発展する
四条金吾殿御返事 P1143
『遊楽とは我等が色心依正ともに一念三千自受用身の仏にあらずや、法華経を持ち奉るより外に遊楽はなし』
◇希望の明日へ
豊かになれば、地位を得れば、そして権力を握れば、人間は知らない間に人間としての基本を見失う。そこから、崩壊が始まる。すべては人間から出発している。仏法では一念三千と説くが、人間の心、一念で決まる。そのわずかな狂いも、後には一国をも左右する。特に指導者の一念が決定的である。
▽「世界池田華陽会の日」華の如く太陽の如く。朗らかに師弟勝利の門開け
▽全国の「新聞長」の奮闘に感謝!創価の正義を広げる言論闘士に福徳燦然
☆随筆 我らの勝利の大道No.47 青年の新たな陣列
南米アルゼンチンの青年たちも、この五月三日を、堂々たる前進と拡大で飾ってくれた。
記念の幹部会には、私が対談集を発刊したエスキペル博士ご夫妻はじめ多くの来賓も出席くださった。
エスキベル博士は、東日本大震災へのお見舞いとともに、「創価の青年たちがいる限り、未来は明るい。さらに素晴らしい日本を、希望に満ちた世界を、必ずや築き上げてくれると確信してやみません」と呼びかけてくださったのである。
会合では、「青年よ広布の山を登れ」の大合唱や、アルゼンチン音楽隊・鼓笛隊の友による。"大楠公"などの演奏も披露された。
♪青葉茂れる桜井の……
この曲に託された父から子への後継の誓い、そして師弟の魂を、全世界の青年が受け継いでくれている。
戸田先生は、どれほど喜ばれるであろうか。
◇
先生が大好きであられた"大楠公"の詩は、明治時代の著名な国文学者・落合直文の傑作である。
現在の宮城県気仙沼市の出身であり、今年は生誕百五十周年に当たっている。生家は、仙台藩伊達家の筆頭家老の名門であった。
"大楠公"の詩には、後継ぎの若武者が生きて生き抜き、一日も早く成長して大業を果たしゆくことを願ってやまぬ、厳父の心があふれている。
次のような場面もある。
──父・正成は子・正行に一振りの刀を、今世の形見として授ける。そして粛然と言い渡す。
「行けよ正行故郷へ老いたる母の待ちまさん」
父から子へ、使命の太刀は渡る。その子は、郷里の母を護り、時を待ち、力をつける。そして、偉大な母のもとから、必ず立ち上がるのだ!
父子の誓いの劇は、また母子の正義の劇でもある。
"大楠公"の詩の底流には、「父の恩、母の愛」への思いが流れ通っていたに違いない。
──心に故郷を抱き、父母を思えば、いかなる労苦にも耐えられる。生き抜く勇気が湧いてくる。
この名詩を詠んだ落合直文の故郷──東北の天地でも、今、多くの青年が、父の心を受け継ぎ、母の心を護り抜いて、勇敢に忍耐強く奮闘してくれている。
救援・復興に尊き金の汗を流す青年たちと、私の心も一体である。
2011年6月3日金曜日
2011.06.03 わが友に贈る
体調管理が大切だ。
食中毒にも注意し
手洗いの励行を!
「前前の用心」こそ。
曾谷殿御返事 P1055
『法華経の大海の智慧の水を受けたる根源の師を忘れて余へ心をうつさば必ず輪廻生死のわざはいなるべし』
◇希望の明日へ
"信心の一念"の力こそ、世界のいかなる武器よりも優れた最高の力である。ゆえに自分自身もまた、日々、月々、年々に、わが"生命の弓"を満々と引き絞り、あらゆる障害を突き破る"勝利の矢"を勢いよく放っていきたい。
▽突破口を開く青年がいる限り永遠に磐石−恩師。師に応える拡大の証しを
☆随筆 我らの勝利の大道No.47 青年の新たな陣列
青春は、思うようにいかない現実との戦いでもある。地道な努力が実らず、もどかしさや悔しさにかられる時もあるに違いない。
しかし、人生の勝負は、目先ではなく、長い目で見なければわからない。
御聖訓には──
「釈尊の弟子の須梨槃特は、三年間に十四文字の経文すら暗唱できなかったけれども、仏になれた。
しかし、提婆達多は六万蔵の経典を暗唱したけれども、無間地獄に堕ちた。
このことは、ひとえに末代の今の世のことを表しているのである。決して他人のことと思ってはならない」(P1472、通解)と厳しく仰せである。
名聞名利に流され、増上慢に狂った恩知らずの末路は、あまりにも無残だ。
あのトインビー博士も、傲慢こそ「他のいっさいの罪がはいりこんでくる門戸」と鋭く喝破していた。
真面目に仏道修行に励み、師弟の道に生き抜いた人は、最後に必ず勝つ。多宝の先輩方の勝利の人生が、何よりの証明である。
くよくよすることはない。惑うこともない。悩みがあるからこそ、わが生命は強く大きく鍛えられる。
「勇敢に、誠実に耐え抜くものにのみ、幸運は微笑みかける」とは、大文豪ゲーテの知恵の言葉である。
苦難に遭っても、嘆かず屈しない。頭を上げて、使命の道をまっしぐらに進み抜いていくのだ。その人にこそ、「変毒為薬」の時は必ず来る。栄光の朝が晴れわたるのだ。
2011年6月2日木曜日
2011.06.02 わが友に贈る
「声」の力で進む。
さあ勇気凛々と語れ!
飾らず気取らず
真実を叫び抜け!
土篭御書 P1213
『法華経を余人のよみ候は口ばかりことばばかりはよめども心はよまず心はよめども身によまず、色心二法共にあそばされたるこそ貴く候へ』
◇希望の明日へ
同じ現象でも、どうとらえるかによって、その意味はまったく違ってくる。その意味で、信心は、すべてを前向きに受け止めていく心の"バネ"とも言えまいか。とともに、どんなに変化に満ちた道程も、一念の"ハンドル"によって、正しき方向へ、歓喜と満足の方向へ、そして幸福の方向へと、力強く回転させていく。これが妙法である。世間体や表面的な次元にとらわれた生き方では、どこまでも安心感は得られない。いつも何かに左右され、"残念だ、残念だ""困った、困った"と愚痴の絶えない場合が、あまりにも多いものだ。正しき信心の軌道に、不幸への逆コースはない。必ず前へ前へ、成仏の方向へと進んでいくことができる。
▽自分が成長し自分が責任を持てば一切に勝利する−恩師。敢然と一人立て
☆随筆 我らの勝利の大道No.47 青年の新たな陣列
「一対一の対話」がいかに大事か──。
法華経には、その深き意義が明らかにされている。
「若し是の善男子・善女人は、我が滅度の後、能く(ひそ)かに一人の為めにも、法華経の乃至一句を説かば、当に知るべし、是の人は則ち如来の使にして、如来に遣わされて、如来の事を行ず」(創価学会版法華経P357)
法師品の有名な一節だ。
師匠の後を受け継ぐ、弟子の「実践論」が凝縮された仰せである。
人生は千差万別である。
悩みを抱えている友がいる。夢に向かって一生懸命な友もいる。道に迷っている友もいよう。その目の前の「一人」と向き合い、誠実に、対話を重ねていく。
すべては、ここから始まる。
勇気を奮って、たった一言「この仏法はすごいよ」と語るのが、精一杯の時もあろう。それも、立派な折伏である。
相手がまともに聞いてくれない時もあるかもしれない。それでも、友の胸中に具わる仏性には必ず届き、響いている。深き生命の次元から見れば、仏の種子は蒔かれ、やがて必ず芽吹く春がやってくるのだ。
これが聞法下種である。
誰が見ていようがいまいが、粘り強く、対話を貫くことだ。その人こそが、一切衆生を救済するという「仏の仕事」を、現実の上
で行っている最高に尊い「仏の使い」なのである。
2011年6月1日水曜日
2011.06.01 わが友に贈る
現証にはすぎず」
さあ躍進の6月だ!
絶対勝利の信心で
わが黄金日記を綴れ!
千日尼御前御返事 P1314
『あわれあわれふしぎなる事かな、此れもかまくらも此の方の者は此の病にて死ぬる人はすくなく候、同じ船にて候へばいづれもたすかるべしともをぼへず候いつるにふねやぶれてたすけぶねに値えるか、又竜神のたすけにて事なく岸へつけるかとこそ不思議がり候へ』
◇希望の明日へ
法といっても、決して遠くにあるわけではない。わが一念こそ、一念三千−−生命の三千の広がりを包含した、妙法の当体なのである。人がいかなる人生を歩んでいくのか。すべては自身の一念の中にある。その意味で、わが胸中の妙法を湧現しつつ歩む人生こそ最高に尊い。決定した信心の一念に貫かれた人の幸福は計り知れないのである。
▽世界一の婦人部が60周年記念月間をスタート。偉大な母の勝利こそ創価の勝利
▽リーダーは学会の興廃双肩にありと先陣を切れ−恩師。必死の一人は万軍に勝る
☆随筆 我らの勝利の大道No.47 青年の新たな陣列
世界中の創価の青年が、それぞれの使命の舞台で、日々、奮闘している。その報告を聞くことが、私の何よりの喜びである。
先日、一人の男子部の地区リーダーからいただいた手紙には、勤務先で営業成績の日本一を獲得し、最年少でプロダクトマネジャーに抜擢されるなど、大いに信頼を広げている様子が綴られていた。多忙の中で、仕事と学会活動の両立に懸命に挑み、時間をやりくりしながら創価班の任務にも着さ、週末には、地区の友と勇んで活動に励んでいるという。
私は伝言を託した。
「一生懸命、仕事をすること、それも仏法だから、悔いなく仕事をしていきなさい。学会活動をしようという思いは忘れず、焦らずに前進を! 大勝利の人生を待っているよ」と。
生活は即、信心であり、仏法は即、社会である。
一人の青年として、持てる力を最大に出し切って、職場で、なくてはならぬ存在として光っていくのだ。そこに信仰の本領がある。
同志の中には、今は仕事が忙し過ぎて、なかなか活動には参加できないメンバーもいるであろう。リーダーは、大きく包容しながらの励ましをお願いしたい。
日蓮大聖人は、ある地域の広布の中心者(高橋入道殿)に仰せになられた。
『一日も我がかたとて心よせなる人人はいかでかをろかなるべき』(P1460)
──たとえ一日であろうと、わが味方として心を寄せてくれる人びとを、どうして粗略にできようか。
御本仏の御心は限りなく深く、大きい。
広宣流布の陣列に、たとえわずかでも連なり、味方をしてくれる人、心を向けてくれる人は、大聖人との仏縁を結ぶことになる。
だからこそ、勇気を出して対話を重ね、友情のスクラムを大きくしていくことだ。そのうねりのなかで、地涌の菩薩を、一人また一人と呼び出していくのだ。