2011年4月1日金曜日

2011.04.01 わが友に贈る

さあ 4月が到来!
希望に向かって
心一つに出発しよう!
対話の春風で
わが地域を包め!

聖愚問答抄上 P491
知恩をもて最とし報恩をもて前とす世に四恩あり之を知るを人倫となづけ知らざるを畜生とす

◇希望の明日へ
声仏事を為す』(P708)である。しゃべらなければならない。声で、言論で戦っていかねばならない。民衆が心から納得し、心から語り始める時、時代は音をたてて変わり始める。胸を配り、頭を上げて、朗らかに、何物をも恐れず、語っていかねばならない。その時に知恵が出る。その時に、境涯も開ける。目の前に広々と道も開けてくる。

☆随筆 我らの勝利の大道 「不撓不屈の民衆城」青葉の森に 誓いたる
我等の誇り 忘れまじ
いかに護らん果たさなん
同志の城に 月冴えて
ああ東北の功徳の山々よ


大好きな「青葉の誓い」(東北の歌)の歌声が私の胸に響かぬ日は、一日たりともない。
愛する東北の同志たちと心を一つに、幾たび一緒に歌ったことであろうか。
健気な東北の友の『心の財』が積まれた「功徳の山々」は、絶対に壊されない。
今回の東日本大震災で、東北また関東をはじめ、大切な御家族を亡くされた方々に、私は重ねて心からの哀悼の意を表します。朝な夕な懇ろに追善回向をさせていただいております。南条時光の一家は、働き盛りの父に先立たれた。頼もしき弟も、16歳の若さで急逝した。
その母(上野尼)の悲しみに寄り添われて、日蓮大聖人は『ゆめか・まぼろしか・いまだわきまへがたく候、まして母のいかんがなけかれ候らむ』(P1567)等と、繰り返し哀惜しておられる。
こうも仰せくださった。
同じ妙法蓮華経の種を心に・はらませ給いなば・同じ妙法蓮華経の国へ生れさせ給うべし、三人面をならべさせ給はん時・御悦びいかが・うれ(嬉)しくおぼしめすべきや』(P1570)
いかに不慮の別れであったとしても、妙法に縁した生命は、仏天に厳として擁護され、守護されながら、成仏の軌道を悠々と進まれゆくことは間違いない。
妙法で結ばれた家族の絆は何ものにも切られない。ひとたび離れても、また必ず同じ妙法の国に生まれ合わせ、常楽我浄の不滅の旅を一緒に歩める。これは、御本仏の約束であられる。
ともあれ後継の御家族は、つらいでしょうけれども、すべてを信心の眼で深く見つめ、毅然と前へ進んでいかれることを祈念してやみません。そこに、御一家の永遠の幸福境涯が必ず開かれるからであります。